副業はさまざまな職種・業界が選択できる働き方です。そのなかで整体師に興味があり、副業で挑戦してみたいと思う人もいるでしょう。
しかしその一方で「副業整体師としての仕事があるのか」「向いているのかどうかわからない」といった不安・疑問を抱いている人もいるかもしれません。

本記事では、副業整体師の実態について紹介します。主な働き方やメリット、向いている人の特徴・取得しておきたい資格などを網羅的に取り上げるので、ぜひ参考にしてください。
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副業としての整体師の仕事とは
副業整体師の主な活躍の場として、以下のようなものがあげられます。
・出張・訪問マッサージ
・スクール講師
・整体師として開業
上記の活動の場のなかには、ピンとこないものもあるでしょう。それぞれの仕事について副業整体師としての観点から解説するので、参考にしてください。
整体師のアルバイトやパート
副業整体師として仕事をする場合、アルバイト・パートは王道の活躍の場といえます。このような雇用スタイルで募集しているところが多いからです。
求人サイト・求人広告などを確認してみてください。アルバイト・パート契約で整体師の募集をしているクリニック・医院が多いことに気付くでしょう。またサイト・広告費のコスト削減の一環として、クリニック・医院でアルバイト・パートの募集告知を貼り出しているところもあります。
整体師に関連した資格を持っていれば未経験者でも採用してくれるところもあり、必ずしも経験が重視されるわけではありません。
出張・訪問マッサージ
出張・訪問マッサージも、副業整体師の活躍の場のひとつです。
マッサージを必要としている人のすべてが、医院・クリニックに自主的に通院できるわけではありません。なかには痛みなどの症状がひどくて、思うように通院できない人もいます。
そのようなケースで重宝されるのが出張・訪問マッサージです。自宅・施設などに直接訪問してマッサージをするので、外出が困難な人でも手軽に施術が受けられます。
副業整体師として出張・訪問マッサージを担当すれば、雇用する側も既存の整体師への負担をかけずにサービスが展開できるので重宝されるでしょう。
スクール講師
副業整体師の活躍の場として、スクール講師もあげられます。
講師と聞くと、養成所などに通学して授業を担当する形態をイメージする人もいるかもしれません。そのような活躍の場もありますが、具体的にはさらに幅広い場所での活躍が可能です。
・サロン等での店舗研修
・オンラインを活用した独自レッスン
個人でスクール講師をする場合は、ある程度の知名度がなければ生徒が集まらないかもしれません。SNSなどをうまく活用して、幅広い層から生徒を集める工夫が必要です。
整体師として開業
整体師として開業する方法もあります。
また開業する際には、店舗などの初期費用・運営資金を準備していなければなりません。スペースに関しては自宅の一部・レンタルスペースなどを利用すれば、コスト削減が可能です。しかし施術用ベッドなどの設備投資にも、ある程度の費用がかかります。
このように開業は簡単ではないことから、副業整体師の活躍の場としての選択肢に含めることはおすすめしません。副業開業師としてほかの方法である程度の実績・資金を集めてから、次の段階に進む際のキャリアパスとして考えるとよいでしょう。
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整体師を副業にするメリットとは
整体師を副業にするメリットを紹介します。
土日の合間を縫って働ける
土日祝を活用して稼働できる点は、副業整体師のメリットといえるでしょう。副業整体師は正社員で働く場合とは異なり、勤務する時間・曜日などの選択が比較的自由だからです。
マッサージなどの施術を専門とする大型クリニックの場合、土日祝でも開院しているところがあります。この背景には土日祝でしか施術を受けられない人が多数存在することが関係しており、利用者からすれば嬉しいサービスです。
しかしその一方で運営者側は勤務時間などの関係上、既存の整体師だけでは足りません。そのため、土日祝のみアルバイト・パートなどを雇用しているところも少なくないのです。
平日のみ稼働の本業をしている場合、このような土日祝のみのアルバイト・パートを選択して副業整体師として活躍すれば、雇用先からも重宝されるでしょう。土日祝は整体の予約が入りやすいので、経験数・実績数の増加にも役立ちます。
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収入アップを目指せる
収入アップが目指せる点も、副業整体師のメリットです。
副業整体師としてパート・アルバイトをする場合、時給に換算すると1,100円程度が相場となっています。しかしこれは全体的な相場であり、勤務する場所・契約内容によってはこの金額を上回ることも少なくありません。
1カ月にどれくらいかどうするのかで副業収入には差が出ますが、本業の収入にプラスされるので、生活にゆとりが生まれるなどのメリットは大きいといえます。貯蓄をして将来に備えたり、旅行・外食といった遊興費にあてたりすることで本業・副業へのモチベーションが高まるといったメリットも生まれるでしょう。
挑戦し甲斐がある
挑戦し甲斐がある点も、副業整体師のメリットといえるかもしれません。
整体師として活動すれば、施術した人から直接お礼の言葉を受け取る機会が増えます。施術を担当した人の調子が良くなるなど、その効果が目視できる点もモチベーションを維持する際の役に立ってくれるでしょう。
このようにさまざまな面から挑戦し甲斐がある点は、副業整体師のメリットとしてあげられます。
副業としての整体師に向いている人
整体師の副業に向いている人を確認していきましょう。
人と接するのが得意な人
人と接することが好きな人は、副業整体師に向いています。副業整体師の仕事は、施術を受ける人とのコミュニケーションが欠かせません。
施術をする際には、どの部分にどのような症状があるのか正確に把握しなければなりません。なかには感じている箇所・痛みなどを、的確に説明できない人もいるでしょう。そのようなケースでも効果的な施術を行うために症状の情報を引き出す必要があり、巧みな話術が欠かせないのです。
施術前のカウンセリングおよび施術中においても、顧客との信頼関係を築ける高いコミュニケーション能力が求められます。人と接することが得意な人はコミュニケーション能力も高めであることが多いので、副業整体師に向いているといえるでしょう。
責任感のある人
責任感のある人も、副業整体師をおすすめします。整体師では安全性・衛生面を徹底しなければならないからです。
整体師の役目は顧客の健康の回復・維持であり、そのためには安全面・衛生面での配慮が欠かせません。顧客ファーストで考えて行動できなければ、施術後に痛みが強くなるなどの悪影響を及ぼしてしまう可能性もあります。

整体師は顧客の施術をすることが仕事であるため、常に健康面に配慮しなければなりません。「顧客の痛みを取り除く」「顧客の健康をサポートする」といった責任感を持ち続けられる人は、整体師に向いているといえるでしょう。
忍耐力のある人
忍耐力のある人も、副業整体師をおすすめします。
・顧客のカウンセリング
・顧客との信頼関係の構築
・顧客の回復と健康維持
上記は、整体師として活動する際に忍耐力が求められる場面の一例です。
整体師は有益な資格を取得する段階から、努力・時間を必要とします。さらに施術をしてからもスキルアップをするために、多くの時間・経験が求められます。
顧客に対して的確な施術をするためには丁寧なカウンセリングが必要であり、そのために信頼関係を築く際にも忍耐強さが試されるでしょう。
施術を受ける人の目に見えない痛み・症状の回復を目的とする整体師は、ありとあらゆる場面で根気強さ・一生懸命さを必要とします。忍耐力がなければ、副業整体師は務まらないといっても過言ではないのです。
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副業として整体師を行うのにおすすめな資格9選
副業整体師として活躍するためにおすすめの資格を紹介します。
民間資格・国家資格の2パターンにわけて紹介するので、資格取得を考えている人は参考にしてください。
おすすめの民間資格6選
整体師として活躍する際に有益な資格のなかでも、民間資格にフォーカスして紹介しましょう。
整体セラピスト
資格名
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整体セラピスト検定 |
主催者
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NPO法人 日本セラピスト認定協会(R) |
特徴
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・各流派の施術法にとらわれない知識やスキルの取得 ・メンタル面も意識したアプローチ ・資格は検定員から1級免許まで6種類あり |
受験資格
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・検定員:検定員カリキュラム受講または検定実施店オーナーもしくは店舗責任者 ・教職員:1級取得かつ実務経験1年以上 ・準教職員:2級取得かつ実務経験1年以上 ・1級免許:店舗オーナーかつ店舗責任者(スタッフ1名以上) ・2級免許:3級取得かつ実務経験1年以上 ・3級免許:日本セラピスト認定協会が指定するカリキュラム修了または各種スクール卒業 |
検定実施日
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協会に要確認 |
受験料(税込)
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・検定員/教職員/準教職員:21,000円 ・1級免許:18,000円 ・2級免許:15,000円 ・3級免許:12,000円 |
整体ボディケアセラピスト®
資格名
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整体ボディケアセラピスト® |
主催者
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一般財団法人 日本能力開発推進協会 |
特徴
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・筋肉の仕組みや原因把握の分析法などの知識の証明 ・施術テクニックなどを証明する資格 ・リラクゼーション業界や福祉関係でも推奨 |
受験資格
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日本能力開発推進協会指定の教育訓練において、全カリキュラムを修了 |
検定実施日
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随時(カリキュラム修了を条件に在宅受験) |
受験料(税込)
|
5,600円 |
一般社団法人国際ホリスティックセラピー協会認定整体師
資格名
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国際ホリスティックセラピー協会認定整体師 |
主催者
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一般社団法人国際ホリスティックセラピー協会(IHTA) |
特徴
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・整体師の知識や技術とあわせて心身のバランスなどもケア ・世界的に認められている民間資格 ・IHTA認定スクールと連携している施設等への就職紹介あり ・IHTA会員限定の賠償保障制度あり ・資格の種類はリラクゼーションセラピストやケアセラピストなど多数 |
受験資格
|
IHTAが認定するスクールで指定講座を受講および修了 |
検定実施日
|
要問い合わせ |
受験料(税込)
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要問い合わせ |
リラクゼーション整体ボディケアセラピスト
資格名
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リラクゼーション整体ボディケアセラピスト® |
主催者
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一般財団法人 日本能力開発推進協会 |
特徴
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・リラクゼーションについての知識および施術業務に関する技能の程度を審査 ・骨格や筋肉の構造に関する知識とリラクゼーション技術に関する職業能力が審査対象 ・心と癒しの知識 ・癒しを与える雰囲気づくり ・リラクゼーション業界や医療福祉業界も推奨 |
受験資格
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日本能力開発推進協会指定の教育訓練にて、全カリキュラムを修了 |
検定実施日
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随時(カリキュラム修了後に在宅受験) |
受験料(税込)
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5,600円 |
ゆがみ矯正インストラクター
資格名
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ゆがみ矯正インストラクター |
主催者
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日本インストラクター技術協会(JIA) |
特徴
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・整体のテクニックに関する知識を認定 ・人体の構造や東洋医学などに関する知識と理解が必要 ・資格取得後は講師活動も可能 ・合格基準は正答率70%以上 |
受験資格
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特になし |
検定実施日
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偶数月(期限までに答案を提出) |
受験料(税込)
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10,000円 |
メディカルトレーナー
資格名
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メディカルトレーナー |
主催者
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一般社団法人国際ホリスティックセラピー協会(IHTA) |
特徴
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・整体師の知識や技術とあわせて心身のバランスなどもケア ・世界的に認められている民間資格 ・IHTA認定スクールと連携している施設等への就職紹介あり ・IHTA会員限定の賠償保障制度あり ・メディカルトレーナーアドバンスなど複数の種類あり |
受験資格
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IHTAが認定するスクールで指定講座を受講および修了 |
検定実施日
|
要問い合わせ |
受験料(税込)
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要問い合わせ |
おすすめの国家資格3選
整体師として活躍する場合、国家資格を取得しておくとそれだけで注目度が高くなるので副業としての仕事・案件探しにも役立つでしょう。
鍼灸師
資格名
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はり師、きゅう師 |
主催者
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厚生労働省 |
特徴
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・はり師ときゅう師の両方の国家資格が必要 ・東洋医学に基づいた治療を行うための知識とスキルを証明 ・はり師は特殊なはりを使用してい体調不良を改善 ・きゅう師は、もぐさを用いた体温上昇などの施術が目的 |
受験資格
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・高等学校以上を卒業 ・鍼灸師養成学校にて3年以上の課程を修了 |
検定実施日
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毎年2月下旬 |
受験料(税込)
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19,500円 |
柔道整復師
資格名
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柔道整復師 |
主催者
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公益財団法人 柔道整復研修試験財団 |
特徴
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・厚生労働省指定機関が主催する国家資格 ・骨折や脱臼などのケガの施術が可能 ・運動療法や指導の分野でも活躍可能 ・必修問題80%かつ科目別問題60%以上での正答率で合格 |
受験資格
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・高等学校以上を卒業 ・柔道整復師の養成学校や施設にて必要な単位数を取得 |
検定実施日
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厚生労働省が運営する「資格・試験情報」を要確認 |
受験料(税込)
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23,900円 |
▼ 柔道整復師の副業を始めたい方はこちら

あん摩マッサージ指圧師
資格名
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あん摩マッサージ指圧師 |
主催者
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公益財団法人 東洋療法研修試験財団 |
特徴
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・厚生労働省認定の国家資格 ・指圧の理論や技術などの知識と技能を証明 ・合格時にあん摩マッサージ指圧師として登録および免許交付 |
受験資格
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・高等学校以上を卒業 ・認定養成施設で3年以上の課程を修了 |
検定実施日
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厚生労働省が運営する「資格・試験情報」を要確認 |
受験料(税込)
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19,500円 |
整体師を副業にする注意すべきこと
副業整体師として活動する際の注意点を紹介します。
本業の社内規定を確かめる
副業をする際には、事前に本業の就業規則を確認してください。会社・企業によっては就業規則にて、副業を禁じているケースがあるからです。
厚生労働省が公開している副業・兼業に関するガイドラインでは、雇用主側に対して従業員の副業を推奨するように明記されています。しかしその一方で本業に悪影響を及ぼすと判断できる場合には、就業規則にて副業の禁止が可能です。
これを受けて企業・会社は情報漏えいなどの観点から、副業を禁止にしているケースも少なくありません。禁止している場合には就業規則にペナルティも明記されており、隠れて副業を行った場合には対象になります。
求人サイトには注意が必要
副業としての案件・仕事を探す際には、求人情報に注意してください。求人を掲載して人材を募集している広告のなかには、実態が詐欺まがいのケースもあるからです。
副業をする人が増加傾向にあるなかで、案件・仕事を依頼できる人材を募集する広告・情報も増えてきています。しかしこれらすべてが、信頼できる相手であるとは限りません。なかには労働に対して支払われる報酬が相場以下だったり、報酬を支払わなかったりするケースも多く確認されています。
整体に関する副業も同様に、受注したら報酬が支払われなかったといったトラブルも後を絶ちません。
・条件に明記されている報酬が相場よりも高額
・運営元の明記なし
・業務内容や労働条件の記載なしまたは「要相談」
募集内容が上記のようなケースに当てはまる場合は、くれぐれも注意して契約を締結する前に徹底的に確認しましょう。
初期費用がかかる
初期費用がかかる点にも注意が必要です。
副業として整体師を選択する場合、何らかの関連資格を取得しておかないと仕事・案件探しで不利でしょう。資格獲得には、講座の受講料や受験料といったコストが発生します。
また開業する際にも、設備費・スペース費用といったコストが必要です。
体力的に負担がかかる
整体師は体力勝負の仕事です。これは副業として活動する際にも同じことがいえるため、体力に自信がない場合は、副業として整体師を始める前に、ある程度の体力作りも必要でしょう。
例えば整体師は、立ったまま施術を行わなければなりません。稼働時間の大半が立ち仕事になるため、身体への負担は大きいといえます。
また「身体が思うように動かせない」「痛みがひどくて歩行が困難」といった顧客の場合、施術する側の整体師が支えなければならないこともあるでしょう。
このように整体師は体力を必要とする仕事であるため、日頃からの体力作りも重要な仕事のひとつといえます。
税金や確定申告について
副業で整体師を行う場合、確定申告のことも考慮してください。
副業整体師として年間所得額が20万円を超えた場合、確定申告が必要です。確定申告は原則として毎年2月16日〜3月15日の間で行われており、この間に申告および納税の両方を完了させなければなりません。
なお副業の確定申告については、以下のサイトで詳しく解説しています。こちらもあわせて参考にしてください。
▼ 副業はいくらまで稼いでいいのかはこちらで解説しています!

まとめ
副業として整体師を行う場合について、網羅的に解説しました。
整体師は施術を受けた顧客から直接感謝されることが多く、高いモチベーションの維持がしやすい仕事です。副業として選択した場合には、本業では味わえない達成感・満足感が得られるでしょう。
ただしその一方で体力面での負担が大きいなど、さまざまなデメリットもあるので注意が必要です。

本記事で紹介したメリットやおすすめの資格なども参考にしながら、自分に合った形で副業整体師に挑戦してみてください。
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