副業で月20万円を稼ぐことは決して容易ではありません。本業の職種・雇用形態などにもよりますが、同等レベルかそれ以上の稼ぎを目指していると考えて良いでしょう。
副業の枠を超えていると感じる人もいるかもしれませんが、働き方や仕事を選べば月20万円を達成することは可能です。
ここでは副業で月20万円を目指す人におすすめの副業やコツ・注意点などを確定申告も含めて解説します。本気で副業で稼ぎたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
副業を選ぶコツ
月20万円の目標を達成するには、副業を選ぶ際に以下のような工夫やコツが必要です。
- オンライン完結
- 得意・特技の発揮が可能
- 新しいスキル・知識の習得可能な分野
それぞれのコツについてみていきましょう。
オンラインで完結する副業を選ぶ
副業で月20万円をクリアするためには、限りある時間をフルに活用しなくてはなりません。そのためには、オンラインで完結する副業を選ぶと良いでしょう。オンラインならスキマ時間を活用できるからです。
例えばオンラインで仕事探しや契約締結ができれば、通勤時間や休憩時間に完結させられます。仕事が終わった後や休日は仕事をこなすことにすべての時間が活用できるため、効率よく稼げるでしょう。
交渉・面談などで先方まで出向かないといけない仕事は時間の無駄になるため、おすすめしません。副業での月20万円は時間の使い方が重要になって来ることから、オンラインで完結するものを選びましょう。
特技や得意なことが発揮できる職種を選ぶ
特技や得意分野が発揮できる職種を選ぶことも、月20万円を達成するための重要なポイントです。
副業で月20万円を目指す場合、単価の安い案件を受注していては達成できません。高単価の案件を受注して効率よく仕事をこなさなければ、達成は難しいでしょう。
しかし高単価の案件は一定レベル以上のスキルや知識を求められるため、初心者・未経験者は応募すらできないケースが多く見られます。
特技や得意分野が発揮できる職種を選べば実力が認められ、高額案件への応募も可能になり、月20万円も達成しやすくなるでしょう。
新しいスキルや知識の習得をしたいと思える分野を選ぶ
新しいスキル・知識の習得を目指した分野を選ぶことも、一つの方法です。
月20万円を稼ぐことは容易ではなく、なかなか目標が達成できないことからジレンマなどを抱えて途中でやめたいと思うこともあるかもしれません。
新しいスキル・知識を得たいと思える分野なら、たとえ月20万円達成が遠いと感じても高いモチベーションを保ちやすいでしょう。
ただしこの方法は特技・得意分野を活かす方法に比べてかなり遠回りであるため、目標達成までに時間を要することが予想されます。新しいスキル・知識を求めて副業を選ぶ場合は、覚悟を決めて行ってください。
月20万稼げる!おすすめの副業9選
月20万円を稼ぐためには副業選びが欠かせません。主なおすすめの副業は以下の9つです。
- SNS運用代行
- ブログ運用
- ライター
- Webデザイナー
- Webサイト制作
- 動画編集
- アフィリエイト
- 不動産投資
- エンジニア
各副業の内容・必要なスキルなどについて解説するので、仕事選びの際の参考にしてください。
①SNS運用代行
SNS運用代行とは、SNSアカウント制作者に代わってさまざまな情報発信をしたりフォロワーを増やしたりする仕事です。
クライアントは企業・個人など幅広く、依頼内容に合わせて運用を行います。一定数のフォロワーやインプレッション数が増加すれば報酬が支払われたり、広告収入の何パーセントかが報酬としてもらえたりするケースが多いでしょう。
ただしこれらを増やすためにはトレンド・市場の調査・分析が必要です。特別な資格は必要ありませんが、営業やマーケティングのスキルがあると便利でしょう。
基本的には成果報酬であることが多いため、高い成果があげられれば報酬・案件ともに増加する可能性は高いといえます。
またSNSといってもX・インスタグラムなどその種類によって利用層が異なるため、このあたりの知識や慣れもあったほうが良いでしょう。
②ブログ運用
ブログ運用は、自分でブログを開設して運用する方法です。
例えばブログで稼ぐ方法を公開する際、一部だけ無料で提供して残りの重要度の高い部分は有料化しておけば収入が得られるでしょう。
ブログサービスのなかには無料で利用できるものもあり、そのなかには一部だけ有料化に設定できるサービスを展開しているところもあります。このようなブログを利用すれば、初期費用はかかりません。
ただし多くの読者を集める必要があり、そのためには読者が有益だと感じる質の高い内容を提供しなければなりません。また、このようなブログは口コミで広がる傾向があるため、多くの読者が登録するまで時間がかかるでしょう。
③ライター
ライターは、クライアントから依頼された内容の記事を作成する仕事です。副業でライターの仕事を受注する場合は、Webライターが多いでしょう。
ライターの仕事を受注するために必要な資格はありません。しかし、Webライターとして仕事を受注する際には、検索サイトで上位を狙うなどの観点からSEO対策の知識・スキルは保有しておくことをおすすめします。
ライターの案件は基本的には文字単価制となっており、作成した記事の文字数に文字単価をかけた金額が支払われることが一般的です。ただし、充分な実績がない場合は1文字0.1円になることが多く、思うように稼げません。文字単価の高い案件を受注したい場合はライティングスキルをあげたり、実績数を増やしたりといった工夫が必要です。
④Webデザイナー
Webデザイナーとは、Webサイトに掲載するバナーやロゴを作成したり、サイトの構成を考えたりする仕事です。
PhotoshopやIllustratorなどの専用ツールを使用した作成が求められる傾向が多いため、これらのツールはあらかじめ準備しておいたほうが良いでしょう。
またこれらのツールは特殊であることから、独学で学習したりオンラインスクールを活用したりといったスキルアップも必要です。
オリジナリティやデザイン性の高さと同時に、実績数が注目されることが多いでしょう。高額案件を狙う場合は、専門性を高めるとともにさまざまな案件に応募して実績数も増やしてください。
⑤Webサイト制作
Webサイト制作は、インターネット上で公開されるWebサイトの制作を担当する仕事です。
Webサイトを制作するにはHTMLやCSSの知識は必要不可欠であるため、独学やスクールを活用して基礎力を身につけておかなければなりません。また、これらとあわせて近年ではWordPressを利用した案件も増加傾向にあることから、WordPressの基礎知識も身につけておくと仕事の幅が広がるでしょう。
ただし実際は基礎知識だけでは不十分であり、応用力なども求められる仕事です。高額案件になると高いスキルレベルが求められることも多く、ポートフォリオの提出も必要となるでしょう。
未経験・初心者の場合は単価の比較的低い案件から受注して経験と実績を積み、少しずつレベルアップしていくことをおすすめします。
⑥動画編集
動画編集とは、依頼される動画にテロップや音楽を追加するといった編集を行う仕事です。
インターネットやSNSなどの普及に伴い、YouTubeをはじめとする動画サイトの利用が増加傾向にあります。これを受けてこのようなサイトに公開するための動画の編集依頼も増えつつあるのが現状です。
仕事を受注するためには動画編集ソフトが必要であることから、使いこなせるスキルは身につけておきましょう。独学で身につけることもできますが、専門性を高める際にはオンライン講座などの活用をおすすめします。
1案件の単価には差がありますが、在宅で完結する業務内容であることが多いため、在宅ワークを希望する人にもおすすめの仕事です。
⑦アフェリエイト
アフィリエイトとは、サイトに広告を掲載して紹介料などを得る方法です。
自分でブログを開設し、企業・商品を紹介する広告を掲載すると興味を持った読者が広告をクリックしたり紹介された商品を購入したりすると、収入が得られます。前述で紹介したブログ運用と併用することで、得られる金額も増加するでしょう。
アフィリエイトは成果報酬であることから、購入したくなるような記事を作成したり広告クリックへ誘導したりする工夫をすれば、月20万円以上が目指せる副業です。
ただし一定数以上の読者を集める必要があり、収入につなげるには時間がかかるでしょう。結果を急がず、長期的に月20万円を目指してください。
⑧不動産投資
不動産投資とは、不動産を運用・管理して家賃収入や売却益を得る方法です。
購入した不動産に入居者がいれば毎月家賃が得られることから、安定した収入が期待できます。
ただし不動産投資を行うためには不動産と投資の両面からの知識が必要であり、多くの入居者が見込まれる場所の不動産を購入するために不動産会社と良好な関係を築くことも重要です。また購入したあともリフォームなども必要となるケースもあるため、家賃収入を得るまでには時間がかかるでしょう。
不動産投資は代行で行ってくれるところもあり、購入・運営などの相談にも乗ってくれます。投資・不動産の知識が皆無の場合は、このような代行業者を利用することも一つの方法です。
⑨エンジニア
エンジニアとは、プログラム言語を使用して依頼されるシステムのプログラムを構築する仕事です。
副業のなかでは高額案件が期待できる仕事ですが、スキル・知識と同時に経験値も重視されます。求められるスキル・知識はレベルが高いため、独学で勉強したくらいでは到底足りないかもしれません。
エンジニアの仕事を副業にする場合は、本業でもエンジニアをしている人がおすすめです。本業での実績があるため、案件に応募した際には経験値があると判断される可能性があります。副業を始めたばかりでも、高額案件が受注できるかもしれません。
経験者なら早い段階で月20万円も達成できるでしょう。初心者や実績があまり多くない場合は、受注数をあげて実績を増やしながらスキルアップを目指すと良いでしょう。
【副業は大変?】副業の実態と成功への道、本業との両立方法と厳選された副業リストを紹介します。
副業で20万円稼げる人の特徴3つ
副業で月20万円が稼げる人には、以下のような共通した特徴がみられます。
- スケジュール管理ができる
- 持続力がある
- ポジティブな思考をしている
それぞれの特徴について解説しましょう。
スケジュール管理ができる人
副業で月20万円を稼げる人はスケジュール管理が得意であり、この能力は副業をするうえで欠かせません。本業と副業を両立させることで、タスクが複雑になるからです。
副業は本業あってのことであり、本業をこなしつつ副業で受注した仕事も完成させなければなりません。どちらか一方に集中すると片方がおろそかになり、納期やクオリティが落ちるため、高いスケジュール管理能力が必要なのです。
さらに月20万円を稼ぐためには副業での仕事量が増えるため、より徹底したスケジュール管理が求められます。
持続的に働ける人
持続的に働ける人も、副業で月20万円が稼げる特徴の一つとしてあげられるでしょう。単発的な仕事だけでは、月20万円の達成は難しいからです。
副業での仕事の種類や働き方にもよりますが、継続して月20万円を稼ぐとなると高額案件の獲得が必要不可欠となるでしょう。しかし、一時的な働き方ではこのような高額案件の獲得は難しく、継続して働くことで実績・経験を積む必要があります。
言い換えるなら持続的に副業をこなせる人は定期的な高額案件が可能であり、月20万円の達成も可能といえるでしょう。
ポジティブ思考な人
ポジティブ思考な人も、月20万円を稼ぐことが比較的容易といえるかもしれません。副業は本業以上に困難が多いからです。
例えばスキル・知識・経験のすべてが充分だと思っていても、必ず高額案件が獲得できるとは限りません。またクライアントによっては納品した成果物に対して、辛辣なコメントや意見を投げかけてくる人もいるでしょう。
このような事態は副業で仕事・案件を得るためには避けられず、落ち込んでいては次の案件が獲得できません。
「そういうこともある」「次からはこのような点に気をつけよう」などのように、成長の糧と受け止めてポジティブに考えられる人は、月20万円を稼ぐことが容易になります。
副業で20万円稼げない人の特徴3つ
副業で月20万円が稼げない人の特徴としては、以下のような点があげられるでしょう。
- 短期間での成果を期待する
- 手を広げすぎる
- 自己投資を怠る
各特徴について解説するので、参考にしてください。
短期間で成果を期待する人
短期間で成果を期待する人は、副業で20万円を稼ぐことは困難といえるでしょう。副業は本業以上に目に見える成果・結果が得にくいことが多いからです。
副業は本業とのバランスが難しく、達成金額が高くなればなるほど時間がかかることが予想されます。持っているスキル・能力に見合った案件・仕事の確保の仕方や、効率よい仕事のこなし方などは短期間で身につくものではありません。
短期間で成果・結果を期待すると裏切られる可能性が高く、途中で嫌になる可能性も高まるでしょう。
複数のことに手を広げすぎる人
複数のことに手を広げすぎる人も、月20万円を稼ぐことは難しいかもしれません。高額収入を得るために必要な成長が見込めないからです。
副業で月20万円を稼ぐためには、高額案件の受注が欠かせませんが、そのためにはスキル・経験面で成長する必要があります。
例えばプログラマーの案件を受注し続ければ、プログラマーとしてのスキル・経験は増加していき、それに関する高額案件の受注も可能になるでしょう。
しかし単価が高いからという理由でWebライターやデータ収集といったさまざまな種類の仕事・案件に応募しているとスキル・経験面での実績量が増加せず、成長スピードも落ちてしまいます。
その結果、高額案件への募集が難しくなるため、月20万円も達成しにくくなるのです。
自己投資を怠る人
自己投資を怠る人も、月20万円の達成は困難でしょう。
本業とは別に副業でも多く稼ごうと思うなら、スキル・知識のレベルアップは必要不可欠です。これらを高めるためには、必要な資格を取得したり関連する書籍を読んだりすることが重要といえます。
インターネットでも情報やコツは得られますがそれらは入口に過ぎず、本格的に伸ばすには自己投資が欠かせません。これを怠ると思うように仕事が得られず、副業での収入も減少するでしょう。
副業で月5万円稼げるおすすめの在宅ワーク17選!コツや注意点も解説します
副業で月20万稼ぐコツ
副業で月20万円を稼ぐコツとして、以下のようなポイントがあげられます。
- 一つの副業に専念
- 副業仲間
- 一定期間の収入アップ
それぞれのコツについて詳しくみていきましょう。
一つの副業に専念する
副業で月20万円を稼ぎたいなら、一つの副業に専念することです。
副業で仕事・案件を獲得するためには、スキルアップと同時に実績数も増やさなければなりません。依頼する側は、実績数がその人のスキルや知識の保険になると考える傾向が強いからです。
例えば動画編集で稼ぐと決めたのなら、その案件のみに専念して応募したり受注したりしましょう。動画編集としての実績数が伸びればスキル・知識の高さを示すアピールポイントにもなるため、高額案件も獲得しやすくなります。
発注者側が見ているのはスキル・知識のレベルの高さですが、それを証明するためにはポートフォリオだけではなく、実績数の多さや評価の高さも必要です。これらを上げるためにも一つの副業に専念しましょう。
副業仲間を作る
副業仲間を作ることも、月20万円を稼ぐコツの一つです。
副業は会社勤めのように先輩・後輩・同僚がいるわけではなく、単独で行動することがほとんどでしょう。相談したり愚痴をいい合ったりする仲間がいないことがストレスになり、心が折れる人も少なくありません。
副業仲間を作れば悩みや不安を抱えた際には相談できますし、モチベーションの維持にも役立ちます。
SNSなどを活用したオンライン上でのサークルやグループを利用することで副業仲間を作ることは可能なので、このようなところに参加して仲間を作ってみてください。
徐々に収入アップを目指す
副業で月20万円を稼ぎたいなら、徐々に収入アップを目指しましょう。月20万円は一長一短で達成できる金額ではないからです。
例えばクラウドソーシングサイトの場合、1案件の単価は極端に低いものから高いものまで幅がありますが、実績も経験もない人が単価の高いものに応募しても獲得できる確率は低いでしょう。単価の高いものは一定以上のスキル・知識レベルを必要としており、経験・実績数が少ない人が応募しても選考時で落とされる可能性が高いからです。
副業で月20万円を稼ぐ場合は実績・経験数の多さも重要であるため、最初は相場程度の案件を受注して数を増やし、少しずつ収入アップを目指してください。
スキルを磨く
副業で月20万円を目指す際は、スキルを磨くことも重要です。
副業のなかにはスキルを必要としない仕事もありますが、これらは単価が低いことから月20万円を達成することは困難でしょう。
限られた時間内で月20万円を目指す際には何らかのスキルが必要であり、一定レベル以上まで引き上げることで少ない案件・仕事数でも高収入が得られるようになります。
仕事をしながらでもスキルアップは可能ですが、より効率的にアップさせるためには資格を取得したり関連書籍を読んだりする方法がおすすめです。
インターネットなどを活用して仕事に必要なスキルを調べ、着実にレベルアップをしていきましょう。
副業で月20万円って大変?実際に稼ぐ人のスケジュールを紹介
稼げる副業やコツはわかったけど、実際に自分が本業をしながら副業をしていくイメージがつかない。と考えている人も多いのではないでしょうか?
月に20万円稼ぎたいと思う人はどのくらい稼働が必要なのか。
ここでは、SOKKIN MATCHで副業を行っているARさんのスケジュールを紹介します。
―本業では何をやっていますか?
私は会社に勤めているわけではなく、フリーランスでいろいろな仕事をしています。
―なるほど!では、副業は何をしていますか?
会社のマーケティング部と広告代理店の橋渡しやプロジェクトの進捗管理をしています。
―専門知識を活かした副業をしているんですね。次に、副業歴と副業の月収を教えてください。
副業歴は1年、副業の月収は24万円です。
―副業だけで24万円!それなりに稼働時間も多いんですか?
そんなに多くないと思います。
週に3日、大体週の稼働時間は8時間程度だと思います。
―そうなんですね。勤務形態も教えていただけますか?
完全リモートで行っています。そのため本業とも両立しやすく続けられています。
―ご協力ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。
専門性の高い副業を選択することで、ARさんはわずか1年で副業月収24万円を達成しています。
副業のイメージがつかみにくかった方々の具体的な目標設定や計画立案の参考になったのではないでしょうか。
副業で20万を稼ぐときの注意点
副業で20万円を稼ぐ際には以下のような点に注意してください。
- 条件に適さない案件は選ばない
- 苦手な分野は引き受けない
- 睡眠時間を確保する
それぞれの注意点について解説するので、参考にしてください。
自分の条件に適した案件を選ぶ
副業で月20万円を目指す場合は、自分の条件に適さない案件は選ばないことが大切です。例えば以下のようなことが確認できる案件・クライアントは避けたほうが良いでしょう。
- 低単価
- 複数回にわたる修正依頼
- コミュニケーション問題
これらはすべて仕事を受注する前のすり合わせで確認が可能です。事前に受注する仕事の相場などを調べたうえで単価を交渉したり、修正依頼は何回までになるのかの確認もしておくと良いでしょう。
自分の苦手な分野の仕事は引き受けない
苦手な分野の仕事は、引き受けないでください。副業として長続きしないだけではなく、クライアントにも迷惑がかかるからです。
例えばプログラミングの仕事が苦手なのに、単価が高いからという理由でこのような仕事を受注してしまうと、負担が大きくなります。また、クライアントが求めるクオリティの成果物が納品できずに迷惑がかかり、今後の仕事の受注に悪影響を及ぼすかもしれません。
副業での仕事は自由に選ぶことが可能なので、得意な仕事を選んでこなしていきましょう。
睡眠時間はしっかり確保する
睡眠時間の確保も重要です。寝不足になると思考力が低下し、副業だけではなく本業にも支障をきたします。
副業での仕事量が多くなると睡眠時間を削って取り組むことになり、寝不足が原因で成果物のクオリティが落ちる可能性は高くなるでしょう。クライアントが求めていたレベル以下の成果物を納品すると、今後仕事を依頼してもらえないなどの悪影響をもたらす可能性も否定できません。
本業とのバランスを考え、睡眠時間が確保できるスケジュール管理をして副業の仕事を引き受けてください。
月20万稼ぐのが難しい副業
副業としての仕事・職種は多種多様であり、働き方の選択肢は豊富にあります。しかし月20万円を稼ぐ場合には不向きなものがあり、そのような仕事は避けたほうが良いでしょう。
ここでは月20万円を稼ぐことが難しい副業を紹介します。
フードデリバリー
フードデリバリーは、さまざまな飲食店からの依頼を受けて注文者に商品を届ける仕事です。自転車での配達が可能なところもあり、特別なスキル・経験は必要ありません。実系経験者・初心者でもスタートできる副業のひとつです。
ただし地域・時間帯によっては単価が低く、依頼の取り合いになることもあります。
休日や深夜帯を狙ったり独自ルートを開拓したりするなどの工夫をすれば、ある程度は稼げるかもしれません。しかし月20万円となると睡眠時間や休息を削ることになる可能性が高く、これだけで達成を目指すことは困難でしょう。
ポイ活
ポイ活とは、スマホやパソコンなどのデバイスを利用してさまざまなポイントサイトに登録し、クリックやアンケート回答でポイントを稼ぐ方法です。
インターネットにつながるスマホさえあれば誰でも簡単にスタートできることから、スキマ時間を活用して稼ぎたい人にはおすすめです。
しかしクリックやアンケート回答で得られるポイント数は少なく、スキマ時間のみを活用して月20万円を稼ぐことは困難でしょう。
また始めるためのスキル・経験値は不要ですが、ポイ活で得られるスキル・経験値もありません。月20万円を稼ぐためには何らかのスキルを身につけて磨いたほうが短期間で達成できるため、副業で役立つスキルが得られないポイ活はおすすめしません。
データ入力
データ入力とは、クライアントから渡されるさまざまなデータを指定のシステムやファイルに入力する仕事です。
入力先として指定されるシステムやファイルのなかには、スマホからでもアクセス可能なものもあり、自宅にパソコンがなくても受注できる案件も多数あります。特別なスキルや経験・実績が不要である点も、初心者・未経験者にとっては嬉しい副業といえるでしょう。
ただし多くの案件では単価が低く、作業量はかなり多い傾向があります。またミスをすると報酬からマイナスされることもあるため、月20万円を稼ぐことは難しいでしょう。
データ入力に必要なスキルはありませんが、この仕事を続けて得られるスキルもありません。月20万円を目指す場合は特別なスキルを身につけておく必要があり、それが得られないこの仕事は避けたほうが良いでしょう。
副業の所得がいくらから確定申告が必要か
副業で年間所得が20万円を超えると、確定申告をしなければなりません。
ただし、目安となる金額は所得であって収入ではない点に注意してください。所得とは収入から経費を差し引いた金額であり、収入と所得は別物です。例えば副業での年間収入が30万円であったとしても、経費が15万円であれば30万円から15万円を差し引いた15万円が年間所得となるため、20万円を超えていないことから確定申告は必要ありません。
なお、経費として計上できるものとして以下のような例があげられます。
- 消耗品費(文具、ガソリン代など)
- 接待交際費(取引先との会食、茶菓子代など)
- 通信費(電話代、インターネット接続料など)
- 光熱費
例えば副業で在宅ワークをする場合、必要となるパソコン・インターネット接続料・仕事用のデスク・椅子などは経費として計上できます。また、自宅のコンセントの一部を仕事用に決めておくことで電気代も経費計上可能です。
上記であげた種類は一部であり、ほかにも旅費交通費・荷造り運賃などがあります。ただし経費として計上しすぎると脱税の恐れがあると税務署が判断する可能性もあるので、確定申告で計上する前にどれが経費計上できるのか調べておいてください。
副業収入が年間20万を超えていなくても確定申告が必要な場合はどんな時?
確定申告の目安は年間所得20万円ですが、この金額を超えていなくても確定申告が必要なケースがあります。その主なケースは以下の通りです。
- 源泉徴収されている
- 住宅ローン控除を初めて受ける
例えば源泉徴収は、在宅ワークでの業務委託契約時にも契約した報酬から源泉徴収されて支払われるケースがあります。このようなケースでは本来支払うべき金額よりも多く徴収されていることが多く、超過分は確定申告をしなければ還付されません。
初めて住宅ローン控除を受ける場合も同様です。住宅ローン控除とは住宅ローンを利用して住宅を新築・取得したり増改築などをした場合に税負担の軽減が受けられる制度で、確定申告をすることで納めすぎていた所得税が還付されます。
副業での年間所得が20万円を超えていないからといって確定申告をしないでおくと、上記のような納めすぎていた所得税は還付されないので注意してください。
なおこれを還付申告といいますが、確定申告が必要ない場合に限り還付申告する年分の翌年1月1日から5年間はさかのぼって申告できます。還付金があるのに確定申告を忘れていた場合には、5年以内ならさかのぼることが可能なので申告をしましょう。
在宅ワークや内職に確定申告は必要?経費や税金、特例についても解説!
副業の住民税申請について
基本的には年間所得が20万円を超えなければ所得税における確定申告の必要はありません。しかし住民税については所得税のような年間所得に対する特例がなく、確定申告が不要であっても別途申告が必要です。
確定申告は所得税の納税額を計算するために行うものですが、このデータをもとに役所が住民税を計算してくれます。
しかし副業の年間所得額が20万円を超えていないなどの理由で確定申告をしない場合は役所で年間所得などのデータが入手できず計算できないため、市役所の窓口で申告を行わなければなりません。
なお住民税の支払い方法は「普通徴収」と「特別徴収」の2通りがあり、申告時に選択が可能です。「特別徴収」は勤務している会社・企業の給与から差し引かれる方法で、副業がバレてしまう可能性があります。
「普通徴収」は自宅に納付書が届き、コンビニなどを利用して自分で納付する方法であり、会社・企業に副業がバレるリスクは少ないでしょう。副業を知られたくない場合は、普通徴収を選択することをおすすめします。
まとめ
月20万円を稼ぐ際におすすめする副業を紹介しました。
副業での月20万円達成は、高いスキル・知識が必要なことが多い点から継続力・持続力が必要です。
会社・企業のなかには副業を禁止しているところもあるので就業規則の確認をするとともに、所得税・住民税といった税金関係の手続きなども忘れず行ってください。
副業で月30万円稼ごう!おすすめの副業やコツ、税金についても紹介
副業探しにおすすめのSOKKIN MATCHとは
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