イラストを描くことが好きで、「副業として挑戦してみたい」と考える方は多いのではないでしょうか。しかし、「初心者でも本当に副業イラストレーターになれるの?」「そもそもどうやって仕事を見つけるの?」と不安を感じる方は少なくありません。
そこで本記事では、副業イラストレーターの始め方をわかりやすく解説します。仕事内容や案件の見つけ方、収入アップの方法はもちろん、注意点やおすすめサービスまでまとめました。
これから副業を始めたい方や、イラストスキルを活かした働き方に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。


イラストレーターを副業にするには
イラストレーターとして活躍したい方は増えています。
その一方で、実際にイラストレーターを本業にして食べていけるほど、甘い世界ではないのが実情です。そこで考えたいのが、イラストレーターを副業にするという考え方です。
現在、本業がある場合、いきなり独立してイラストレーターになるにはリスクが高いでしょう。そのため、まずは副業としてイラストレーターを行い、その中で、実績を積み上げていき、徐々に本業へとシフトしていく方法がおすすめです。また、本業にはせず、副業として継続的に活動していくスタイルもあります。
まずは、イラストレーターの副業に、どんな仕事があるのかを確認することが大切です。
次の章では、副業イラストレーターの仕事内容について解説していきます。

イラストレーターを副業でやる際の仕事内容10選

イラストレーターを副業でやる際、どんな仕事内容があるのでしょうか。
ここでは、副業でやる場合の代表的な仕事内容をまとめてみました。
副業として活動する前に、どんな仕事があるのかを確認しておきましょう。
ネットショップで出品
すでに完成したイラストがある場合は、ネットショップでの出品がおすすめです。
自分のイラストをネットショップで発売することで、副業としての収益を得られます。また、自分で値段を決められるので、副業の売り上げ目標などを立てやすいです。
ただし、ネットショップは、すでにファンなどの集客ができている方向けの副業といえます。ネット上での知名度がない場合、仮に出品しても売り上げにつながりにくいです。
この場合は、まずSNSなどでファンを作る土台づくりから始めてください。活動するなかで一定のファンが生まれれば、安定した収益を稼げるきっかけになります。
ネットショップでの出品は、イラストの完成度以上にネットでの戦略が重要です。
YouTubeで使う挿絵を販売
イラストレーターの活動範囲は、インターネットの発達により広がっています。
YouTubeに使う挿絵の販売などは、新たなイラストレーターの仕事のひとつといっていいでしょう。
YouTubeでは、図解動画や解説動画、VTuberなどの需要によって、それに関わるイラストの需要も増えています。図解や解説のためのわかりやすいイラストを描ける能力は、副業として収益を稼ぐために大切なスキルです。
また、YouTubeで使う挿絵の販売はメリットが豊富です。特に動画がバズった場合、必然的にあなたの挿絵も注目されるため、今後の仕事につながるかもしれません。
求められる基準は高いですが、それ以上に結果も得られる仕事といえます。
イラストを作成
自分のペースでイラストを販売したい方は、ストック型のサービスがおすすめです。
こうしたサービスでは、登録したイラストがダウンロードされることで、作者に収益が入る仕組みです。イラストを一度登録しておけば、その後はダウンロードのたびに自動的に収益が発生します。
ただし、通常の依頼とは違って、登録後に必ず収益が入るわけではありません。もちろん、ダウンロード数によっては収益が高くなりますが、頻繁に需要のあるイラストを生み出すことは難しいです。
基本的には、長い目で見て収益が発生する仕事です。いますぐに副業で収益を得たいという方は、別の仕事を検討しましょう。
イラストをコンテストに応募
コンテストへの応募も副業として稼げる手段のひとつです。
多くのコンテストは参加条件が不問のため、テーマが適していればイラストを応募できます。その結果、何らかの賞に入選できれば、賞金が手に入るかもしれません。入選の場合は、賞金とともに名誉や名声も手に入ります。
しかし、だれもが簡単に入選できるほど、コンテストは甘くありません。安定した副業をしたい方には、向いていない選択肢といえるでしょう。一方、イラストを通じて有名になりたいなら、賞金目的でなくてもコンテストは重要です。
イラストをコンテストに応募する場合は、自分がどんな目的を達成したいのかをよく考えたうえで活用してみましょう。
作品のグッズを販売
あなたのイラストにすでにファンがいるなら、グッズ展開もおすすめの副業です。
イラストに使ったキャラクターなどをグッズ化することで、ストック的に収益が入ってきます。また、イベントなどで、限定的にグッズを販売するのもいいでしょう。
ただし、グッズの販売にはいくつかの注意が必要です。
たとえば、イラストのキャラクターデザインによっては、著作権に抵触するかもしれません。完全オリジナル以外の場合は、グッズとしての販売が難しい可能性があります。
アイコン・似顔絵の作成
手軽に始められる副業としておすすめなのが、アイコンや似顔絵の作成です。
SNSの普及により、アイコンや似顔絵の需要が高まっています。常にニーズのあるイラスト作成なので、自分から依頼を探すことも可能です。
ただし、依頼の多くは一般の方からなので、ほかの副業に比べると収益が高くなりにくい点には注意が必要です。また、イラストの使用範囲や著作権に関する規約も同時に決めなければいけません。
アイコン・似顔絵の作成は気楽な反面、直接取引を行うため、金銭や契約のトラブルが発生しやすいです。こうしたデメリットも知ったうえで、挑戦するかどうかを考えてみてください。
LINEスタンプを制作して販売
継続的な収益を求めているなら、LINEスタンプの制作がおすすめです。
スタンプが人気になれば、ダウンロード数が増えて、それだけ多くの収益につながります。すでにある程度のファンがいる方であれば、ストック型の収益として魅力があります。
ただし、LINEスタンプはイラストを描いて終わりではありません。LINEスタンプの登録には形式の指定や審査などがあり、準備に一定の時間がかかります。そのため、副業としてすぐに稼ぎたい方には向いていないでしょう。
NFTを活用したデジタルアートを販売
近年、NFTを活用したアートが注目を集めています。
NFTは、仮想通貨のブロックチェーン技術を応用した仕組みのひとつです。
この技術を用いてアートを発売することで、デジタル上の画像ながら、実物と同じように複製不可能な価値を持つことができます。そのため、NFTのアートは本物のアートと同じ水準で発売されることもあり、思わぬ高値で売れることも考えられます。
ただし、NFTの仕組みやブロックチェーン技術に明るい必要があるため、ほかの副業に比べて参入する難易度は高いです。もし、NFTをはじめとする次世代技術に興味のある方はぜひ検討してみてください。
エージェントで案件受注
今後、イラストレーターの仕事を本業にもしたいなら、エージェントでの受注がおすすめです。
エージェントでは、あなたの状況や希望をもとに、最適な案件を紹介してくれます。特に副業から始めて、何をすればいいのかわからない方に適しています。
ただし、イラストレーターの案件は常にあるわけではないので、定期的な収入が得られるとは限りません。そのため、仕事の内容と報酬のバランスを取るのが難しいです。
とはいえ、少しでも興味があるなら、まずは各種エージェントへの登録をおすすめします。自分の現在地を確認する意味でも、エージェントの利用は役に立つでしょう。
イラスト講師として活動
イラストレーターには描く仕事だけではなく、イラストを教える仕事も存在します。
イラストを描くスキルとは違うスキルが求められるため、すべての人に適した副業ではありません。どれだけ上手に伝えられるかなどのコミュニケーションスキルが試されます。
また、イラスト講師として活動するためには、一定の実績が必要です。何らかの実績がなければ、スクールなどからオファーをもらうことは難しいです。
ただし、最近ではYouTubeなどで解説動画を出すという方法も考えられます。この方法なら実績は関係ないので、今すぐにでも講師として活動可能です。
副業としての収益はすぐに得られませんが、動画の再生数次第では、一般的な講師業よりも稼げる可能性が高いです。

イラストレーターの副業の見つけ方
イラストレーターの副業は、自らやってくるものではありません。
自分から副業を見つけることで、仕事の幅を徐々に増やしていけます。
ここでは、イラストレーターの副業の見つけ方を3つ解説していきます。
SNSを使う
「X(旧Twitter)」や「Facebook」「Instagram」などのSNSには、イラストの依頼を出している方が少なくありません。
こうした依頼者の多くは、プロ以外の方に安価で依頼したいと考えているため、経験が浅くても仕事を受注できる可能性が高まります。上手に活用すれば、依頼者が自分のアカウントで宣伝してくれるケースもあるので、一気に知名度を上げることも可能です。
案件サイトを利用する
副業を能動的に見つけるなら、案件サイトの利用がおすすめです。
代表的な「ランサーズ」や「クラウドワークス」「ココナラ」では、個人から企業まで多くの人が案件を依頼しています。このなかで、自分ができる内容のものを探せば、すぐに副業として仕事を始めることができます。
また、こうした案件サイトでは、サイト側が仲介者となってくれるため、個人間の取引に比べてトラブルが少なくなります。そのため、安心してイラスト制作に集中できます。
ただし、各案件は高待遇であるほど、多くの応募が集中するため、満足のいく仕事が取れない可能性があります。また、サイト内での実績も採用基準となるので、はじめたての頃は厳しい状況が続くでしょう。
少しでも不安がある方は、より自分に適した案件を紹介してくれるエージェントサイトなどがおすすめです。
ポートフォリオサイトを使う
イラストレーターには、ポートフォリオサイトが必須です。
活動初期には、自主制作のイラストを載せたポートフォリオサイトを作りましょう。
案件を提案するとき、ポートフォリオサイトを提示すると受注率が高まります。実績が少なくても、サイトの有無で信頼度が変わるため、作っておくことをおすすめします。
将来的に知名度が上がれば、ポートフォリオサイトが案件の窓口になるため、長期的にみても損はありません。まずは既存サービスに登録するか、自分でシンプルなサイトを作ってみましょう。

副業でイラストレーターをするメリット

副業でイラストレーターとして活動する際に、気になるのはどんなメリットがあるのか、という点です。
ここでは、副業でイラストレーターをする3つのメリットを解説していきます。
副業には本業と違って、どのようなメリットがあるのかを確認していきましょう。
収入を上げることができる
副業でイラストレーターをやるメリットのひとつが、収入の増加です。
本業で安定した収入を稼ぎながら、副業を行うことで、現在よりも収入を上げることが可能です。
特に副業のなかでも、高単価な案件に着手すれば、効率よく収入アップが目指せます。また、副業の単価が少なくても、スキマ時間に複数の案件をこなすことで、収入アップが実現できます。
まずは、複数の副業をこなしながら、本業とのバランスを見極めることが大切です。負担の大きな案件や複数の案件を受けるのは、ある程度副業に慣れてからがおすすめです。
自分のスキルを磨くことができる
「イラストレーターとして食べていきたいけど自信がなくてできない」という方にも副業はおすすめです。
副業なら実際に対価をもらいながら、本業と似たようなシチュエーションでスキルを磨くことができます。
案件のたびに、きちんとクライアントの要望を満たす成果物を納品していけば、自分自身のスキルを磨くことが可能です。
一方で、副業だからといって手を抜けば、継続的な仕事にはつながりません。また、自分自身のスキル向上も停滞してしまい、副業として成り立つことは難しいでしょう。
本業でも副業でも、仕事との向き合い方によって、今後のキャリアプランに影響が出る点は同じです。
本業への選択肢も広がる
副業を続けていくなかで、ときに本業の収入を上回るケースが存在します。
副業である程度手応えを感じてきたら、本業へ切り替えを検討しましょう。特に副業の収入が本業を超える期間が長く続いた場合は、検討する価値があります。
副業のまま続けていくか、それともデメリットを受け入れて独立するか、現在の仕事のバランスをもとに納得のいく選択をしてください。

副業のイラストレーターで収入を上げるには
副業のイラストレーターで収入を上げるためには、戦略が大切です。
特に副業から本業へ移行するなら、イラストをどう売っていくのかという戦略が大切です。
ここでは、副業のイラストレーターで収入を上げる方法を解説していきます。
商品のブランド化を考える
イラストレーターとして大切なのは、自分のイラストがブランドになることです。
イラストのブランド化により、根強いファンが形成されれば、それだけ安定した収入が実現できます。イラストの依頼はもちろん、スタンプやグッズ、サブスクなど、あらゆる販売戦略を行ううえでファンの存在は重要です。
特別なファンがいれば、必然的に売れるサイクルを実現できます。
ただし、「ブランド化=イラストが上手」というわけではありません。あなたのイラストに何らかの付加価値がなければ、ブランド化することは難しいです。こうした付加価値に正解はなく、初めからコンセプチュアルに展開する人もいれば、創意工夫のなかで個性を見つける人もいます。
あらためて自分のイラストの魅力は何なのか?そして、ファンにどんな付加価値を感じて欲しいのか考えることが大切です。
ライバルとの差別化を図る
インターネットの世界には、多くのイラストレーターが存在します。
イラストレーターになるということは、こうしたライバルたちと競争するということにもつながります。ただ、イラストを描いているだけでは、ライバルたちに埋もれてしまう可能性が高いでしょう。
そこで考えたいのが、ライバルとの差別化です。差別化には、色々な方法があり、何を武器にするのかによってやり方が変わります。
代表的な差別化は、価格やサービス内容などです。また、特殊な例としてイラストレーターの人間性に惹かれる人もいます。
副業を始める前には、自分に似たイラストレーターの競合調査を行うことが大切です。そのうえで、どの部分で差別化するのかをよく考えて、戦略を練っていきましょう。
商業の仕事をする
副業で収入を上げる方法として、商業の仕事があります。
商業といっても、必ずしも有名な作品ではありません。副業として狙うなら、本業のイラストレーターが対応できない案件がおすすめです。
たとえば、納期が迫っていたり、特殊な絵柄だったり、スポット的な内容だったりと、プロからあふれた案件は高単価なケースが多いです。
ただし、商業的な仕事なので、条件や納期、リテイクが厳しい場合があります。本業との兼ね合いもあり、無理のない範囲で取り組むことが大切です。
それでも、こうした案件に挑戦すれば、通常の10倍以上の収入が得られることも珍しくありません。そもそも高単価案件と出会うのは難しいですが、一度でも能力が認められれば、安定した収入が手に入るきっかけにもなります。

イラストレーターの副業に向いてる人

ここでは、イラストレーターの副業に向いている人の特徴を紹介していきます。
各特徴には、イラスト関連のものはもちろん、それ以外にも向いている特性があります。
副業として依頼を受ける場合、大切なのは意外にもイラストではない部分が多いです。
さっそく、副業に向いている人を確認していきましょう。
締め切りを守れる
あらゆる仕事における大前提が、締切厳守です。
副業だとしても締め切りを守ることは大前提です。本業が忙しいからといって、副業の締め切りが遅れた場合、信頼を失うことにつながります。依頼者側から、プロ意識の欠如と捉えられて、リピート依頼が来なくなるかもしれません。
また、クラウドソーシングサイトなどで、こうした遅延が多発すれば、それだけ評価や口コミが悪くなります。
いずれにせよ、締め切りを守ることは社会人として当然です。もし遅れる場合は、締め切りよりも前に、依頼者に事情を伝えなければいけません。
締め切りは信頼の始まりです。締め切りに間に合わない案件は受けない、締め切りを設定できるなら余裕を持った期日にする、といった工夫で必ず締め切りを守ってください。
コミュニケーション能力が高い
副業のイラストを描く場合、コミュニケーション能力も重要です。
副業では、依頼者がいて初めて仕事が成り立ちます。依頼者のなかには、依頼内容が曖昧なケースもあり、予算や納期をイラストレーターが主導して決める場面も少なくありません。この際、十分なコミュニケーションが取れないと、後のトラブルにつながる可能性も出てきます。
もちろん、ある程度の実績があれば、自由な裁量のなかでイラストを描くことも可能です。しかし、副業の立場では、依頼者の要望に沿う必要があり、自由に描くことは難しいでしょう。
そのため、少しでも自由に描けるように、自らのコミュニケーション能力で依頼内容をまとめることが大切です。より良い副業のためにも、常日頃からコミュニケーション能力を磨いておくといいでしょう。
色彩感覚が優れている
色彩感覚が優れている人もイラストレーターの副業に向いています。
副業は、本業と違って限られた時間のなかで成果物を仕上げなければいけません。依頼者の要望を的確にまとめ上げ、作品に落とし込む必要があります。その際、色彩感覚が優れていると、色選びで悩む時間が減り、結果的に作業効率がアップします。
こうしたセンスは、副業の時短につながるため、向いている特徴のひとつといえるでしょう。
また、持ち前の色彩感覚を使って、デザイン性の高さをウリにするのもおすすめです。緻密な色彩のイラストは、VTuber関連で需要が高く、高単価案件につながることも少なくありません。
副業でイラストレーターをやるなら、時短の工夫は必須です。色彩感覚以外にも、自分が得意な工程があれば、その部分の時間を短縮して作業効率を上げていきましょう。

イラストレーターの副業にどんな案件があるのか
イラストレーターとして副業を始めたい方に向けて、主な案件例をまとめました。
架空の内容ですが、報酬目安や業務内容、どんな人に向いているかも解説しているので、自分に合った案件を見つける際の参考になるはずです。
それでは、イラストレーターの副業にはどのような案件があるのか、順に見ていきましょう。
【報酬目安:中水準】デザインアイテム制作
スマホゲームやアプリで使われるアイテムをデザインする仕事です。
キャラクターや衣装、背景など、幅広いデザインを描き分ける能力が求められます。
「Photoshop」や「Illustrator」が必須となるケースが多く、イラストスキルに加えて、実務でのツール活用スキルも必要です。
繊細な表現やバリエーション豊かな描き分けが得意な方に向いている副業です。
【報酬目安:中水準】グッズデザイン
キャラクターグッズや雑貨の企画・デザインを手がける仕事です。
イラストのみならず、ぬいぐるみなど立体物の知識や経験があると有利です。
主に「Photoshop」や「Illustrator」を使用するため、基本的な操作スキルは必須条件となります。また、クライアントとの調整や意見交換を行う場面も多いため、コミュニケーション能力も重要です。
副業から始めて、将来的にグッズデザイナーとしてキャリアを広げたい方におすすめです。
【報酬目安:中〜高水準】2Dアートディレクション
イラスト制作の進行管理や外部クリエイターへの指示、修正などを行う仕事です。
単なる管理業務ではなく、イラストレーターとしての実務スキルも求められます。そのため、経験やスキルが不足している方には向いていない仕事といえるでしょう。
アートディレクションの経験を積んでおり、裁量を持ってプロジェクトを進めたい方におすすめです。
【報酬目安:高水準】絵コンテ制作
映像や演出の設計図である絵コンテを制作する仕事です。
単なるイラストスキルにとどまらず、映像的な表現や演出の工夫が求められる高度な業務です。そのため、未経験から副業として受注するのは難しいでしょう。
これまでに絵コンテ制作や映像関連の実績があり、さらに専門性を磨きたい方におすすめです。
【報酬目安:高水準】アニメーション演出
アニメーション作品の演出を担当する仕事です。
演出を用いて世界観を表現する重要な役割のため、豊富な制作経験や高い専門性が求められます。
副業として取り組むにはハードルが高いですが、そのぶん専門スキルがあればある程度の報酬を期待できます。
アニメーション演出に関する実務経験や演出スキルに自信のある方におすすめです。

イラストレーターを副業でやる上で注意すべき点

イラストレーターを副業でやるうえで注意すべき点が存在します。
特に注意したいのは「著作権リスク」と「スケジュール管理」です。
ここでは、それぞれ注意すべき点を詳しく解説していきます。
著作権のリスク管理
イラストレーターを目指すなら、著作権関連の知識は必須です。
著作権の理解を深めておけば、誰かの権利を侵害することを未然に防いだり、誰かに権利を侵害されたときに正当な訴えを起こしたりできます。こうした著作権の知識の有無は、イラストレーターとしての信頼にもつながります。
また今後、あなたの作品が誰かに無断使用される可能性があります。こうした事態でも著作権の知識を持っていれば、落ち着いて対処できます。
スケジュールを管理する
スケジュール管理は、イラストレーターで副業をやるうえで重要です。
成果物の納品が遅れれば、それだけ依頼者の信頼低下につながります。依頼者のなかには、一度の納期の遅れで依頼をストップするケースも少なくありません。だからこそ、常にスケジュール管理を意識する必要があります。
副業を始めた当初はできるだけ余裕を持ったスケジュールを決めましょう。早く納品したほうが評価が上がるように感じるかもしれませんが、実力以上に作業しすぎると時間がかかり、収益とのバランスが取れなくなります。
依頼者が求めているのは、納期通りの納品です。少しずつスケジュール管理を最適化して、自分なりのペースをつかんでいきましょう。

イラストレーターの副業で案件を獲得するには
イラストレーターの副業に初めて挑戦する人がつまずくのが案件の獲得です。
副業開始直後は、なかなか案件が見つからずに苦戦する人は少なくありません。
ここでは案件を獲得するための方法を解説していきます。
ポートフォリオで宣伝活動をする
イラストレーターにとって、ポートフォリオサイトは生命線です。
しかし、副業開始直後にポートフォリオサイトを作っても、なかなか人を集めることができません。そこで、まずはクラウドソーシングなどで実績を積むことをおすすめします。こうしたサイトは、単価が低いですが、実績と割り切って仕事を受けましょう。
ある程度、作品が溜まってきたらポートフォリオを作ってください。ポートフォリオ作成サービスを使うと、Webサイト制作の知識がなくても簡単に作れます。
あとは案件の際に、ポートフォリオを添付してアピールしましょう。また仕事を受注する際、なるべく作品掲載の許可をもらって、実績を増やしていくことが大切です。
Photoshopも使う
副業のイラストレーターの案件には、条件を課している場合があります。
たとえば、PhotoshopやIllustratorなどのAdobe製品のスキルを必須条件にしている案件も少なくありません。こうしたスキルの有無は、イラストレーターの品質に直結するため、選考の意味も込めて条件にする依頼者が増えています。
特に依頼者が個人ではなく、企業の場合、あらかじめ条件を設定しているケースが多いです。そのため、Adobe製品を一定レベルまで使いこなせるようにしておくと、高単価の案件を受けやすくなります。
Adobe製品は、イラストやデザイン業界ではスタンダードなソフトなので、もし余裕があればこれらのスキルを高めておきましょう。書籍による独学はもちろん、スクールなどで学ぶのもおすすめです。初期投資はかかりますが、高単価案件を受注できれば、こうした費用を回収できます。
イラストレーターの副業探しに使うべきサービス
最後に、イラストレーターの副業探しに使うべきサービスをご紹介します。
ここでは、代表的なクラウドワークスやランサーズ、ココナラなど、それぞれの違いや特徴を紹介していきます。
これから副業探しを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
SOKKIN MATCH
SOKKIN MATCHは、安定した副業を探したい方に適したサービスです。
パートナーになるには、スキル診断と面談が必要です。これをクリアすると、あなたの適正にあった企業とマッチングしてくれます。
自分のスキルに合った案件を受注できる点が魅力で、事務局が常に間に入るため、金銭面などのトラブルも回避できます。できるだけ安定した環境で副業を受注したい方におすすめのサービスです。
クラウドワークス
クラウドワークスは、初心者におすすめの副業探しサービスです。
幅広い案件が用意されており、依頼者は個人から企業までさまざまです。比較的初心者でも受けやすい案件がそろっているので、競争率は高いですが、応募してみる価値があります。
また、コンペ形式の案件もあり、自分自身の実力を試すのもおすすめです。クラウドワークス内で実績を積み重ねることで、より良い案件を受注できるようになります。イラストレーターの副業を初めてやる方は、ぜひクラウドワークスの利用を考えてみてください。
ランサーズ
ランサーズは、一定のスキルがある場合に役立つ副業探しサービスです。
クラウドワークスと同じく、基本は案件に対して応募し、選ばれた場合に仕事を受注できます。主な依頼者は、個人よりも企業が多く、納期をはじめ基本的なビジネスマナーが求められます。副業といえど、本業と同じクオリティが必要です。
また、自分の条件に合わせたスキルを出品し、依頼を待つことも可能です。応募型に比べて、価格などの条件を設定できるので、実績が伴ってくればわざわざ案件を探さずに済みます。
ランサーズの場合、自分から案件に応募して実績を積み重ねながら、スキルを出品し、リピート依頼を増やすやり方がおすすめです。いずれにせよ、一定のスキルがある場合、スムーズに進みやすい副業探しサービスです。
ココナラ
ココナラは、よりスキルのある方におすすめの副業探しサービスです。
サービスのメインは、自分自身のスキルを出品する機能です。そのため、自分で条件を決めて、スキルを出品できます。購入者が現れれば、案件が発生し、自分が設定した条件の報酬が発生します。継続的にスキルが売れるようになれば、わざわざ自分から案件を探す手間を省くことが可能です。
ただし、スキルを売るためには、一定の集客が必要です。当然ですが、ほかにもイラストレーターの方がいるため、戦略的にスキルを売らなければ依頼がきません。こうした特徴から、すでにスキルがある方に向いている副業探しサービスといえます。

まとめ
ここまで、副業イラストレーターについて解説してきました。
副業イラストレーターの仕事内容は多岐にわたります。自身のスキルに合わせて、ぜひ最適な仕事を選んでください。さらに、副業の見つけ方や、本業へと転換するために大切な副業で収入を上げる方法も紹介しました。
最後に、イラストレーターの副業探しに使うべきサービスもまとめたので、ぜひこれらのサイトを活用して最適な仕事を見つけてください。
本記事をきっかけに、副業イラストレータとしての第一歩を踏み出してみましょう。

▼ その他の副業に興味のある方はこちらも合わせてご覧ください。

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