個人事業主が名刺を作る際のポイントは?肩書き・屋号はどうする?

フリーランス・個人事業主

個人事業主は1人で仕事をするのが基本のため、本来の業務のみならず営業活動も自分で行わなければなりません。

その際に必須となるのが「名刺」です。個人事業主が名刺を利用することは、「社会的信頼を得られる」「自己紹介になる」など様々なメリットがあります。

そこで今回の記事では、「個人事業主の名刺に記載するべき内容」や「名刺を作成する際の注意点」などについてご紹介します。

【今回の記事でわかること】
・個人事業主・フリーランスも名刺が必要?
・個人事業主の名刺に記載するべき内容
・名刺を作成する際の注意点

「そもそも個人事業主とは?」「会社員で副業をしているけど個人事業主として開業をする必要があるの?」という疑問を抱えている方は以下の関連記事をご一読ください。
【関連記事】個人事業主とは?副業をしている会社員は個人事業主としての開業が必要?

個人事業主・フリーランスも名刺が必要?

個人事業主として働く場合でも、名刺を作っておいた方が有利になります。以下にその理由をご紹介します。

個人事業主にも名刺が必要な理由

自己紹介になる

名刺そのものの目的とも言えますが、名刺があれば「自己紹介」代わりになります。さらに、ビジネスシーンでは、名刺交換はもはや必要不可欠なツールだと言えます。

社会的信用が上がる

名刺を作っていることで、相手からの信用が上がることが期待できます。特に、個人事業主の方はどこかの会社に所属しているわけでもなく、無名であることがほとんどのため、経歴や住所、屋号などを記した名刺を提示することで相手からの信頼を得る足がかりになります。

アイスブレイクになる

名刺交換をすることで、事業内容について質問をするなどして、初対面でも空気を和らげることが期待できます。

個人事業主の名刺に記載するべき内容

個人事業主の名刺に記載するべき内容について細かくご紹介していきます。個人事業主の名刺に記載すると良い内容は、主に以下の9項目です。

・氏名
・屋号
・肩書き(役職・職種)
・住所
・電話番号
・メールアドレス
・ホームページ
・SNS
・(事業内容・実績・資格)

氏名

氏名は最も重要な情報です。一番目立つようにデザインするのがおすすめです。漢字が難しいという方は振り仮名をふるのを忘れないようにしましょう。漢字と一緒にローマ字を併記するのも、ポピュラーな方法です。

屋号

個人事業主として屋号がある場合には、屋号を氏名に併記しましょう。屋号の例としては、「〇〇事務所」「〇〇デザイン」「〇〇企画」などが挙げられます。ロゴがある場合は、屋号と一緒に乗せることで印象付けることが期待できます。

【関連記事】個人事業主・フリーランスの屋号とは?必ずつけなければいけないの?

肩書き(役職・職種)

肩書きとは、自分がおこなっている役職や職種を表すものです。「代表」、「CEO(最高経営責任者)」、「店長・所長」、「チーフ・ディレクター」、「デザイナー」、「〇〇アドバイザー」などが当たります。氏名の近くにデザインすると良いでしょう。

住所

住所は事務所の住所を記載します。名刺の裏に事務所周辺の簡単な地図などを載せておくのも効果的です。しっかりと住所を記載することで、相手からの信頼を得やすくなることが期待できます。

自宅を事務所にしている場合で、名刺に住所を記載したくない場合は、無理に記載する必要がありませんが、その旨を相手に伝えておくと親切でしょう。

電話番号

電話番号は個人の携帯電話に繋がるものではなく、事業用の電話番号を作り、その番号を記載するようにしましょう。

メールアドレス

メールアドレスは個人事業主にとって、仕事を受注する際や、取引先との連絡手段として欠かせないものです。必ず名刺に記載するようにしましょう。

記載するメールアドレスは仕事専用のものにし、職種や、屋号が含まれている仕事用のメールアドレスを取得しておくと良いでしょう。

ホームページ

自分のホームページがある場合には、そのURLを必ず名刺に乗せるようにしましょう。

例えば、デザイナーとして個人事業をおこなっている個人事業主のホームページは、ポートフォリオの代わりとなっている場合も多いため、ホームページの情報を名刺に載せることで仕事を受注しやすくなる可能性があります。

ホームページには自身の経歴や、具体的な実績などを載せると良いでしょう。

SNS

個人事業用のTwitter、Facebook、Instagramなどがある場合は、名刺に記載するようにしましょう。

SNSは個人事業主が仕事を獲得する際に非常に重要なツールであり、仕事専用のSNSがあるのはもはや当たり前となっています。無い場合は、名刺作成を期に作成してみるのもおすすめです。

事業内容・実績・資格

名刺に載せたい実績や、資格などがある場合は、名刺に載せることも可能です。ただし、名刺の表面は氏名や住所、メールアドレスなど重要な情報で埋まってしまう場合がほとんどのため、実績や資格などは名刺の裏面に記載するのがおすすめです。

名刺を作成する際の注意点

サイズに気をつける

名刺のサイズは、一般的な名刺4号(55mm×91mm)にすると良いでしょう。
目立たせるために、大きいサイズにしたり奇抜なサイズにしてしまうと、名刺入れに入らないなど相手が管理しにくくなってしまい、かえって悪印象を与えてしまいます。

デザインにこだわる

名刺によって、その人の印象が左右すると言っても過言ではありません。デザインは奇抜なものにするのではなく、事業のイメージに合っていて印象が良いものにしましょう。

イラストや写真を載せることも可能なので、相手に覚えてもらいやすいデザインを心がけましょう。

内容を詰め込みすぎない

小さな名刺に、何でもかんでも情報を載せようとすると、文字が小さくなるばかりが、一番大事な氏名や連絡先などの情報が目立たなくなってしまいます。

地図や資格などのサブ情報を載せたい場合は、名刺の裏面に載せるなどの工夫をしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回の記事では、個人事業主が名刺を作る際のポイントなどをご紹介しました。

個人事業主の場合、自分で営業をして仕事を受注する場合も珍しくないため、相手にわかりやすく情報が伝わる名刺の作成は、事業の成功にも繋がります!

地図を裏面にデザインしてみたり、ロゴを配置するなど名刺における工夫は様々です。ぜひ、自分が納得できる名刺を作成してくださいね。その際に、本記事が参考になれば幸いです。

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この記事の監修者SOKKIN MATCH事業責任者/坂口 綾太
SOKKIN 人材支援統括本部/本部統括:坂口綾太 株式会社SOKKIN 執行役員

2019年に株式会社サイバーエージェントに新卒で入社し、歴代最速でシニアアカウントプランナーに昇格。人材・不動産業界マーケを経験し、株式会社サイバーエージェントTOP3顧客になる不動産企業様にて責任者を担当していた実績を持つ。2024年、株式会社SOKKIN入社後、SOKKIN 人材支援統括本部/本部統括に従事。

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