税金をクレジットカードで支払おう!対象の税金や納付方法など徹底解説!

税制・控除

税金の支払い方法としてクレジットカード決済が利用できることをご存知でしょうか?

クレジットカードは普段のお買い物や光熱費の支払いなどでポイントが貯まるお得な支払い方法ですが、税金の支払いをカード決済にしてポイントを貯めることができます。

この記事では、クレジットカード払いが可能な税金の種類や支払い方法などを詳しく解説します。税金をクレジットカードで支払うメリットや注意点なども解説しますので、ぜひ参考にしてください。

クレジット払いできる税金

まずは、クレジットカードで支払いができる税金にはどんな種類があるのか、一覧で見ていきましょう。

税金の種類は2種類に分けることができ、ひとつは国に支払う「国税」で、もうひとつは住んでいる自治体に支払う「地方税」があります。

国税の支払い方法はすべての納税者に共通しますが、地方税の支払い方法は各自治体によって異なります。

以下で国税と地方税に分けて、それぞれクレジットカード払いできる税金の種類を一覧で紹介します。

クレジット払いできる国税

国税は税務署に対して納税する税金です。

クレジットカード払いができる国税を表にまとめると以下のようになります。

クレジットカード払いできる税目 税金を支払う人
所得税・復興特別所得税 一定の所得がある人
消費税 商品を購入したりサービスを利用する人
法人税 営利目的の法人
相続税 遺産を相続した人
贈与税 贈与を受けた人
登録免許税 不動産や会社設立を行う人
酒税 お酒を購入する人
たばこ税 煙草を購入する人
石油ガス税 石油ガスを扱う事業者
石油税 原油を扱う事業者
石油石炭税 石油や石炭を扱う事業者
航空機燃料税 航空機を運用する事業者
自動車重量税 自動車を所有している人
印紙税 課税文書を作成する人
国際観光旅客税 日本から海外に出国する人
電源開発促進税 電気料金を支払う人
揮発油税 ガソリンを扱う事業者

国税庁ホームページをもとに作成

国税の場合は、日本全国共通で、「国税お支払いサイト」を通じて上記の税金をクレジットカード払いできます。

クレジット払いできる地方税

地方税は市区町村など各地域の自治体に納税する税金です。

クレジットカード払いができる地方税を表にまとめると以下のようになります。

クレジットカード払いできる税目 税金を支払う人
住民税 一定以上の所得がある人
固定資産税 固定資産を所有している人
都市計画税 都市計画区域内で固定資産を所有している人
個人事業税 個人事業を営んでいる人
自動車税 自動車を所有している人
軽自動車税 軽自動車を所有している人
不動産取得税 不動産を取得した人
ただし、すべての自治体でクレジットカード払いができるわけではなく、自治体によってはクレジットカードでは納税できない税目もあります。

具体的な詳細は自治体のホームページなどで確認しましょう。

▼ 税金についての記事

クレジット払いするメリット

税金の支払い方法は様々な方法から選ぶことができますが、クレジット払いにするとどのようなメリットがあるのでしょうか?

以下で税金をクレジットカードで支払う5つのメリットを解説します。

・ポイントが貯まる
・いつでもどこでも納付できる
・利用明細で出費を確認できる
・後払いが可能になる
・分割払いやリボ払いなどの支払い方法を選択できる

ポイントが貯まる

クレジットカードで税金を支払う第一のメリットは、納税額に応じたポイントやマイルを貯められることです。

支払いの対象が税金であっても普段のお買い物と全く同じようにポイントが付与されますので、お得に納税することができます。

税金や社会保険料の支払いは高額になることもありますので、ポイント還元率の高いクレジットカードを持っている人は特にメリットが大きくなるでしょう。

この記事の最後で、税金の支払いにおすすめなポイントが貯まりやすいクレジットカードを紹介しますので、ぜひそちらも参考にしてください。

いつでもどこでも納付できる

税金のクレジットカード払いは、時間や場所に縛られることなく、いつでもどこでも納税できるのもメリットです。

パソコンのブラウザやスマホアプリを利用してインターネット上で決済できますので、コンビニや金融機関、窓口に行く必要がなく、自宅から手軽に納付手続きができます。

仕事の合間や外出先でも納付できますので、忙しい毎日を送る個人事業主やフリーランスにとってはメリットの大きい支払い方法です。

利用明細で出費を確認できる

利用明細で後日支払い内容を確認できるのもメリットです。

納付書で現金払いをする場合は、領収印が押された控えを明細として受け取ります。この紙の控えを保存しておくか、写真を撮ってデータとして保存する手間がかかりますし、紛失してしまうリスクもあります。

クレジットカードの場合は、決済するだけで利用明細に支払い先と金額、日付などが記録されますので、明細を紛失する心配もありません。

クレジットカードの会員サイトにログインすれば、いつでも過去の利用明細を確認できます。いつ、どの税金をいくら支払ったのか管理しやすくなるというメリットがあります。

後払いが可能になる

後払いが可能になるのもクレジットカードならではのメリットです。

クレジットカードで決済した利用額は、決済日の翌月または翌々月にカード会社から請求されるのが一般的です。支払い日と口座からの引き落とし日が異なるため、後払いとして支払いを遅らせることができます

キャッシュフローに気を遣う個人事業主にとっては、手元の資金に余裕が出ますので、急な出費が重なってしまった場合にはクレジットカード決済が役に立ちます。

税金の納税は期限に遅れることなく行い、クレジットカード会社からの請求日までに資金を準備すればよいため、より柔軟な対応ができるようになります

分割払いやリボ払いなど支払い方法を選択できる

分割払いやリボ払いなど、好みの支払い方法を選択できるのもメリットです。

クレジットカードのサービスとして、家電製品など比較的高額な商品を購入するときに、分割払いやリボ払いを設定できる機能があります。

税金の支払いでも普段のお買い物と同じように分割払いやリボ払いが利用できますので、必要に応じて月々の支払いを軽減できるのは大きなメリットとなります。

ただし、分割払いやリボ払いを利用するには手数料がかかるため、支払う総額は大きくなる点に注意が必要です。
高額な税金をリボ払いにする際には、全額を支払うまでに要する月数や手数料の総額を確認し、計画的に利用するようにしましょう。

国税のクレジットカードでの支払方法

ここからは、実際に税金をクレジットカードで支払うための手続き方法を見ていきましょう。

まず、国税のクレジットカード払いについて解説します。

国税は所得税や法人税など国に納める税金のことで、納税先は税務署となります。そのため、住んでいる地域に関係なく全国共通で同じ支払い方法で納税できます。

クレジットカード払い以外の方法も含めて国税の納付方法を表にまとめると以下のようになります。

キャッシュレス納付
振替納税 銀行口座などからの自動引落
ダイレクト納付 e-Taxを経由して口座引落で納付
インターネットバンキング インターネットバンキングで納付
クレジットカード納付 クレジットカード決済で納付
スマホアプリ納付 スマホ決済アプリで納付
キャッシュレス納付以外の納付方法
コンビニ納付(QRコード決済) コンビニ端末でQRコードを利用して納付
コンビニ納付(バーコード決済) 税務署が発行するバーコード納付書を使用してコンビニで納付
窓口納付 金融機関や税務署の窓口で納付

出典:国税庁ホームページ

このように様々な支払い方法が選べますので、どの方法がベストなのか一度検討してみましょう。

上記のうちからクレジットカード払いを選ぶときは、以下で解説する手続き方法で支払いを行いましょう。

「国税クレジットカードお支払いサイト」

国税のクレジットカード払いは専用の「国税クレジットカードお支払いサイト」から行います。

国税のクレジットカード払いは上記のサイトからのみ可能です。たとえば、税務署や金融機関の窓口に納付書とクレジットカードを持参しても、窓口ではカード決済はできません。

「国税クレジットカードお支払いサイト」での決済手順は以下のとおりです。

1.注意事項を確認する
2.
納付情報を入力する
3.
クレジットカード情報を入力する
4.手続き内容を確認する
5.決済を完了する

1. 注意事項を確認

まずは国税お支払いサイトに記載されている「ご利用に当たっての注意事項」を確認しましょう。

たとえば、クレジットカード決済では領収書が発行されないことや、一度決済を行うとキャンセルはできないことなどが記載されています。

重要な注意事項として納付日についての項目があります。国税お支払いサイトでクレジットカード決済を行った日が納付日として扱われますので、法定納期限日以内にサイト上で決済が完了していれば延滞税などは発生しないと考えられます。

ただし、納付手続きが納期限後になった場合は、決済日を納付日として延滞税などの対象となると考えられますので注意が必要です。

また、クレジットカード決済では納付額に応じて以下の手数料がかかります。

納付額 決済手数料(税込)
〜10,000円 83円
10,001円〜20,000円 167円
20,001円〜30,000円 250円
30,001円〜40,000円 334円
40,001円〜50,000円 418円
以降も同様に納付額10,000円を超えるごとに約83円ずつ加算

注意事項が確認できたら、「上記の注意事項を確認しました」の横にあるチェックボックスにチェックを入れてから決済情報の入力に進みます。

2.納付情報を入力

次に、納付情報の入力を行います。

納税者の氏名や住所、納付する税目や金額、納付番号などを入力します。

3.クレジットカード情報の入力

次に、決済に使うクレジットカード情報の入力を行います。

カード番号や名義、有効期限などを入力しましょう。

4.手続き内容の確認

実際に決済を行う前に、手続き内容をもう一度確認しましょう

支払う税金の金額やクレジットカード情報に間違いがないか確認を行います。

5.納付手続きの完了

手続き内容に問題ないか確認し、決済を実行すればクレジットカードでの国税の納付手続きが完了します。

地方税のクレジットカードでの支払方法

次に、住民税や固定資産税などの地方税をクレジットカードで支払う手続き方法について見ていきましょう。

クレジット払いに対応しているか確認しよう

地方税のクレジットカードでの支払い方法には以下の2種類の方法があります。

・モバイルレジ
・地方税お支払サイト

モバイルレジについては、2023年4月から全国すべての地方公共団体の税金が支払えるようになっています。ただし、クレジットカードでの支払いができるかは自治体によって変わりますので確認が必要です。

地方税お支払サイトの対応状況についても、自治体によって異なりますので確認する必要があります。

利用可能な支払い方法を調べるには、納付書や納税通知書が手元にあればそこに記載されている案内を確認するのが確実です。

もうひとつの方法として「全国自治体マップ」で調べるという方法があります。

全国自治体マップで納税先の自治体をクリックして選択すると、その自治体のホームページに移動しますので、税金の納付方法についての案内を確認しましょう。

モバイルレジ

モバイルレジは納付書や請求書に印刷されているバーコードをスマホや携帯電話でスキャンしてその場で支払いができるサービスです。
税金に限らず民間企業の請求書も含めて幅広い請求に使うことができます。

モバイルレジでは以下の支払い方法に対応しています。

・クレジットカード
・ネットバンキング(都度引き落とし)
・口座振替(自動引き落とし)

ネットバンキングによる銀行口座からの引き落としは全自治体が対応していますが、クレジットカードや口座振替の申込みができるかは自治体によって異なりますので事前に確認を行いましょう。

モバイルレジでの地方税の支払いは以下の手順で行います。

1.アプリをダウンロードする
2.QRコードの読み取りをする
3. 支払い方法の選択をする
4.支払いの情報を入力する
5.手続き完了

以下で各手順を具体的に解説します。

1. アプリのダウンロード

まず、スマートフォンのアプリストアからモバイルレジのアプリをダウンロードします。

App StoreやGoogleプレイストアで検索するか、以下のURLからダウンロードできます。

モバイルレジダウンロードページ

2. eL-QRの読み取り

アプリがインストールできたら納付書を準備してeL-QRコードの読み取りを行います。

eL-QRコードとは、税金の納付書の番号や納付金額などの情報が含まれるQRコードのことで、見た目は一般的なQRコードと同じです。

納付書にeL-QRコードが印字されていますので、スマホのカメラで読み取りを行いましょう。

3. 支払方法の選択

QRコードの読み取りが完了すると、アプリの画面が支払い方法の選択画面に切り替わります。

クレジットカード、モバイルバンキング、口座振替申し込みの3種類がありますので、クレジットカードを選択します。

4. 情報の入力

次に、選択した支払い方法に応じた支払い情報を入力します。

ここではクレジットカード払いを行いますので、クレジットカード番号や名義人、有効期限などを入力します。

5. 手続き完了

決済が完了すればアプリに決済手続き完了の画面が表示されます。

決済できていることを確認すれば、手続き完了です。

地方税お支払サイト

次に、地方税お支払サイトの利用方法を見ていきましょう。

もともとは各自治体のWebサイトでクレジットカード払いができていましたが、地方税お支払サイトができてからは各自治体独自の決済ページから地方税お支払サイトに移行している自治体が多くなっています。

地方税お支払サイトでは以下の支払い方法が使えます。

・クレジットカード
・インターネットバンキング
・口座振替
・ペイジー
・スマホ決済

また、複数の納付書がある場合、eL-QRコードを連続で読み取ることで複数の支払いを1回にまとめて支払いができるのも特徴です。

また、地方税お支払サイトにログインすることで手元にある納付書がすでに納付済かどうか確認することもできます。

▼地方税お支払サイトのログイン方法

1. 利用者登録
2. eL-QRの読み取り
3.
納付額の確認
4. 支払方法の選択
5. 手続き完了

1. 利用者登録

地方税お支払サイトを利用する際には、まず利用者登録をするかどうかを決めましょう。

利用者登録をしなくても納付することはできますが、登録を行えば以下のメリットがあります。

・支払時の入力が簡単になる
・納付済かどうか支払い履歴の確認
・自動口座振替の申し込みが可能になる

ただし、利用者登録を行うには電子証明書の準備と、eLTAXポータルシステムの利用届出手続きをする必要があります。

利用者登録は今後も継続して利用する予定の人におすすめです。急いで納付したいときは、利用者登録なしで支払いをした方が早くなります。

2. eL-QRの読み取り

地方税お支払サイトのトップページにある「eL-QR読取」を選択すると、画面に読み取り方法の案内が表示されます。画面の案内に従って読み取りを行いましょう。

パソコンからの支払いでカメラがない場合などは、eL番号を入力することでも支払いが可能です。

3. 納付額の確認

eL-QRコードの読み取りが正しく完了すると、画面に納付額が表示されます。

金額に問題がなければ「お支払いへ」を選択すれば次に進みます。

ほかに納付する納付書があれば、この段階で追加することで、1回にまとめて支払うことができます。一度に最大2,000枚の納付書の支払いが可能です。

4. 支払方法の選択

次に、支払い方法の候補が画面に表示されますので、クレジットカード払いを選択します。必要な決済手数料の金額が表示されますので確認しましょう。

続いて、支払いの実行にはメールでの認証が必要なので、認証メールを受信するメールアドレスを入力します。

なお、地方税お支払サイトの利用者登録をすればメールでの認証を省略できます。継続的に利用する予定の人は、時間に余裕があるときに利用者登録を行っておきましょう。

5. 手続き完了

クレジットカードを選択した場合は、外部の決済サイトに移動します。移動先のページで決済を完了させましょう。

決済が完了すると決済時に入力したメールアドレスか、または利用者登録時に登録したメールアドレスに決済完了の通知メールが届きます。

通知メールを確認して決済ができていれば、支払い手続きが完了しています。

クレジットカード払いの注意点

上記で紹介したように便利でポイントも貯まるクレジットカード払いですが、いくつか注意点もあります。

以下で税金をクレジットカードで払うときに気をつけたいポイントを解説します。

手数料がかかる

税金をクレジットカードで支払うと決済手数料がかかるという注意点があります。

たとえば、納付額3万円の支払いをする場合、「国税クレジットカードお支払いサイト」では250円「地方税お支払サイト」では205円「モバイルレジ」では270円の決済手数料がかかります。

これは、決済システムを提供しているVISAやJCBなどのブランドが、加盟店に対して決済手数料を請求しているからです。一般のお店では店舗側が負担するケースが多いですが、国税や地方税の支払いにおいては決済手数料は納税者負担となっています。

そのため、納付する金額に加えて、決済手数料が加算された金額がクレジットカード会社から請求されることになります。

決済手数料はクレジットカードのポイント還元で相殺できることが多いですが、還元率の低いカードの場合は決済手数料の方が高くなることもありますので注意が必要です。

領収書が発行されない

クレジットカードで税金を支払うと領収書が発行されないというデメリットがあります。

カード払いは専用サイトでオンラインで行いますので、クレジットカードの利用明細は残りますが、紙の領収書は受け取れません。

また、納付書を窓口に持ち込んで、その場でクレジットカードで支払うということもできません。

領収書が必要な場合は、納付書を持参して窓口で現金で支払う必要があります。

クレジットカードで支払いを行い、紙で納税した証明が必要な場合は、対処方法として納税証明書の発行を申請することができます

納税証明書の発行に時間を要する

上記で説明したように、クレジットカード払いをして納税した証明を受けるには、納税証明書の発行が必要です。

この納税証明書の発行には時間がかかり、通常は1ヶ月程度を要します。

これは、納税先の税務署や自治体がカード決済で税金が納付されたことを確認してから納税証明書を発行するからです。

納付書での現金払いの場合はその場ですぐに領収書がもらえます。それと比較すると納税証明書の発行には大幅に長い時間を要しますので、急ぎで納税した証明が必要なときは注意が必要です。

都度支払い手続きが必要

クレジットカード払いでは、口座振替とは異なり、納付日が来るたびに自動で決済するという支払い方法はできません

納付書に記載されたQRコードをスキャンしたり、記載された番号を決済用のサイトに入力することで決済しますので、都度支払い手続きが必要です。

たとえば、年に4回に分けて支払う税金の場合、1期〜4期までの納付時期が来るたびに自分で都度支払い手続きをする必要があります

納付手続きを忘れてしまいそうで不安という人は、自動で引き落とししてくれる口座振替の方が向いているかもしれません。

利用可能枠を超えないようにする

クレジットカードは利用可能枠の範囲内で後払いの決済ができるサービスです。高額な税金を支払う際は、利用限度額を超えないように注意が必要です。

利用可能枠を超える支払いをしようとすると、決済に失敗してしまい、支払いをしたつもりでも実はできていなかったというケースが考えられます。

そのまま納期限を過ぎると税金を滞納したことになるため、延滞税や延滞金が発生する可能性があります。

カードの利用可能枠がいくら残っているのか定期的に確認して、決済時のトラブルが起こらないよう注意しましょう。

ふるさと納税をクレジット払いしよう

ふるさと納税とは自分が選んだ自治体に寄付を行うことで、自己負担分の2,000円を超える部分の金額に応じた控除が受けられる制度です。
好きな自治体を応援しながら返礼品を受け取れるためメリットの多い制度です。

このふるさと納税の支払いについても、クレジットカード決済で行うことができます。

たとえば、人気の高いふるさと納税サイトの「さとふる」では、VISA、JCB、MasterCardなど5大国際ブランドのクレジットカード決済で支払いが可能です。

クレジットカード払いでふるさと納税の支払いを行うことで、すでに紹介したようにポイント還元や後払いでの支払い、明細が残るなどのメリットがあります。

クレジットカード以外の方法としては、コンビニ払いやスマホ決済、キャリア決済、ペイジー支払いも選べます。自分に合った方法でふるさと納税の支払いを行いましょう。

▼ ふるさと納税の他の記事はこちら

国民年金や国民健康保険もクレジット払いが可能

ここまでは国税や地方税のクレジットカード払いについて紹介してきましたが、国民年金や国民健康保険料もクレジット決済で支払うことができます

国民年金保険料のクレジットカード払いは、日本年金機構に支払い方法としてカード番号などを登録することで、保険料の支払い日に定期的にカード決済で支払うことができます。一定期間の保険料を一括で前納(前払い)することも可能です。VISAやJCBなど5大ブランドのカードが利用可能です。

ただし、国民年金の保険料が一部免除となっている場合はクレジットカード払いができませんので注意してください。

国民健康保険料については住んでいる地域の自治体によって異なる場合がありますが、クレジットカード払いが可能なことが多いです。たとえば、東京都世田谷区の場合は支払い用のアプリをダウンロードし、モバイルレジを利用してクレジットカード決済が可能です。

住んでいる地域の国民健康保険料がクレジットカードで支払い可能かどうかは、自治体のホームページで確認するか、窓口に問い合わせを行って確認しましょう。

納税時におすすめのクレジットカード

上記でお伝えしたとおり、税金をクレジットカードで支払うと、納税額に応じた決済手数料が発生します。

そこで、決済額に応じてポイントがもらえるクレジットカードを使うことで、決済手数料分をポイント還元でカバーすることができます

さらに、決済手数料以上のポイントがもらえる還元率の高いクレジットカードを利用すれば、お得に納税することも可能です。

以下で納税時におすすめのクレジットカードを厳選して5つ紹介します。

JCB CARD W

名称 JCB CARD W
発行会社 JCB
ブランド JCB
ポイント還元率 1%
特徴 年会費永年無料でいつでもポイント2倍

JCB CARD Wは、年会費が永年無料でポイント還元率の高いクレジットカードです。国内、海外ともに通常のJCBカードと比較して2倍のポイント(決済額の1%)が貯まりますので、税金の支払いもお得になります。

ナンバーレスでの発行も可能で、アプリでの利用状況通知など便利な機能も充実しています。

申し込み可能な対象者は18歳〜39歳までの人ですが、カード発行後に40歳以上になっても同じ条件で利用できます。

リクルートカード

名称 リクルートカード
発行会社 リクルート
ブランド VISA、JCB、MasterCard
ポイント還元率 1.2%
特徴 高いポイント還元率、貯まったポイントの使い道が豊富

リクルートカードは、おなじみのリクルートが発行するクレジットカードです。

ポイント還元率が1.2%と高いのが特徴で、たとえば30,000円の決済を行うと360円相当分のリクルートポイントが貯まります。

貯まったポイントはPontaポイントやdポイントに交換したり、Amazonでのお買い物に使えるなど、魅力的な使い道が用意されています。税金のクレジットカード決済手数料分の元が取りやすいのが特徴です。

また、高いポイント還元率でありながら年会費も永年無料で利用できるのもメリットです。

dカード

名称 dカード
発行会社 NTTドコモ
ブランド VISA、MasterCard
ポイント還元率 1%〜
特徴 ドコモケータイとの連携がお得

dカードは、携帯電話キャリアでおなじみのドコモが発行するクレジットカードです。

カードのグレードとして、年会費無料の「dカード特典が豪華になる「dカードGOLD最上位の「dカードPLATINUMの3種類が選べます。

スマホや携帯電話でドコモを利用しているユーザーは、dカードと連携させることでお得な特典を利用できるのが特徴です。

たとえば、dカードGOLDではドコモのケータイ料金の10%相当分のポイント還元があります。特典でもらったポイントを税金の支払いに充当することもできます。

ラグジュアリーカード チタンカード

名称 ラグジュアリーカード チタンカード
発行会社 APLUS
ブランド MasterCard
ポイント還元率 1%
特徴 MasterCardブランド内で最上位ステータス、ホテル優待や空港ラウンジなどの特典

ラグジュアリーカード チタンカードは、MasterCardブランドの最上位に位置づけられるクレジットカードです。

年会費は55,000円と比較的高額ながら、リッツ・カールトンやハイアットなど一流ホテルでの優待や空港ラウンジなど豪華な特典が付帯するのが特徴です。

仕事で出張の多い個人事業主やフリーランスや、海外旅行に行く機会の多い人におすすめのクレジットカードです。

セゾンプラチナビジネス

名称 セゾンプラチナビジネス
発行会社 クレディセゾン
ブランド American Express
ポイント還元率 0.5%相当
特徴 ホテル優待や空港ラウンジなどの充実した特典

セゾンプラチナビジネスは人気のAmerican Expressブランドのビジネスパーソン向けのクレジットカードです。

ステータスの高いアメックスブランドですが、入会資格として安定収入があれば個人事業主や経営者でも申込みが可能で、事業に伴う税金の支払いにも利用できます。

国内・海外の空港ラウンジや国内・海外の旅行傷害保険も充実していますので、海外出張や海外旅行でもメリットの多いカードです。

まとめ

この記事では、税金のクレジットカード払いについて詳しく解説しました。

所得税や法人税、贈与税などの国税は、インターネットで「国税クレジットカードお支払いサイト」にアクセスして手続きを行えば、クレジットカード決済で納税できます。

住民税や固定資産税などの地方税については、自治体によってカード払いができる地域とそうでない地域があります。同じ自治体でも税金の種類によって対応可否が変わる場合がありますので、市区町村のホームページを確認するか、窓口に問い合わせを行いましょう。

その他に、返礼品を受け取りながら税金の控除が受けられるふるさと納税や、国民健康保険料などもクレジットカード払いにすることができます。

クレジットカード払いは時間や場所の制限なくオンラインで納税できて、ポイントも貯まるなどメリットがあります。特に、ポイント還元率の高いクレジットカードを持っている人はメリットが大きくなるでしょう

ぜひこの記事でまとめたことを参考にしていただき、ご自身に合った税金の支払い方法を見つけてください。

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この記事の監修者SOKKIN MATCH事業責任者/倉田 裕貴
SOKKIN MATCH事業責任者:倉田裕貴 株式会社SOKKIN 人材事業責任者

株式会社サイバーエージェントでは、シニアアカウントプレイヤーとして大手企業のコンサルに従事。WEB・アプリ問わず、運用ディレクションをメインに幅広い業種のお客様の課題へ対応してきた実績を持つ。また、マネージャーとして育成業務にも従事。
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