プログラマーにとって、副業は収入を増やすだけでなく、新しいスキルを習得する絶好のチャンスです。
しかし、「何から始めればよいのか分からない」「副業に適したプログラミング言語を知りたい」「どのような案件が副業に向いているのか分からない」といった疑問を抱える方も多いでしょう。
この記事では、プログラマーの副業について詳しく解説します。必要なプログラミング言語や収入を得るコツ、注意すべきポイントに加え、稼ぎやすい案件の種類や効果的な案件の探し方も紹介します。副業を始めたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
プログラマー副業の実態とは?
まずはプログラマー副業の実態について見ていきましょう。
近年では副業を許可する企業が増えていますので、プログラマー副業に取り組む人も増えています。
プログラマー副業の人気が高い要因として、プログラム言語のスキルがあれば事前準備なしで気軽に始められること、
在宅ワークに向いていること、週1〜2日のみ・土日のみの短時間でも作業できることなどが挙げられるでしょう。
また、下記で具体的に解説しますが、たくさんの種類がある副業の中でも、プログラミングの副業は特に報酬単価が高いという特徴があります。
プログラミングの副業は実務経験が必要ではありますが、スキルや経験さえあれば誰でも簡単に始められます。本業がプログラマーの人はもちろんですが、本業が別の職業の人も、多くの人がプログラマーの副業に取り組んでいます。
プログラミングの副業は稼げないと言われる理由
先ほど、プログラミングの副業は特に報酬単価が高いという特徴があるという風にお伝えしましたが、中にはプログラミングの副業はあまり稼げないという意見もあるようです。
なぜ稼げないと言われるのか、その原因について紹介しながら、実際はどの程度稼げるのかという点について見ていきましょう。
未経験からのプログラミング副業は難しいから
プログラミングの副業が稼げないと言われる理由は、未経験からのプログラミング副業は難しいからという要因があります。
プログラミングのスキルはすぐに身に付かない場合が多く、費用をかけてスクールに通ったり、独学の場合は長い学習期間が必要です。その分報酬は高くなりますが、これからスキルを身に付ける人にとっては準備にコストがかかります。
プログラミングの副業案件は即戦力を募集する案件が多いため、未経験者では応募できる案件が限られてしまいます。クラウドソーシングなどで未経験者向けの案件を探すこともできますが、実務経験がないと案件単価が低くなるため、稼げる金額は小さくなります。
また、プログラミングの案件はチームでの共同作業が求められることも未経験者が高単価案件を獲得しにくくなっている要因です。
上記のような注意点はあるものの、経験を積んでスキルを身に付ければ大きく稼ぐことは可能です。
プログラミングは時給単価が最も高い副業!
実際のところは、プログラミングは副業の中でも時給単価が最も高い部類です。
大手オンラインプログラミングスクールが行った調査によると、プログラミングの副業の時給相場は約2,300円程度という結果があり、この調査ではランキング1位となっています。副業で最低賃金の二倍の収入を見込めるため、色々な副業がある中でも稼ぎやすい副業であると言えることができるでしょう。
プログラマーが副業で稼ぐコツ
ここでは、プログラマーが副業で効率的に稼ぐための4つのコツを紹介します。
・案件を重ねて経験値を上げる
・メジャーなプログラミング言語を学ぶ
・コミュニケーションを大切にする
ポートフォリオを見直す
プログラマーが副業で大きく稼ぐには、ポートフォリオを見直すことが重要です。
副業案件は個人で受注するものなので、発注者に自分の実績やスキルをしっかりアピールする必要があります。実際に自分が制作した成果物を見てもらうことで、言葉で説明するよりも正確に自分の能力をアピールできます。
案件探しの方法は副業エージェントやクラウドソーシングなど様々ですが、いずれも充実したポートフォリオを準備することで案件を獲得しやすくなるでしょう。
案件を重ねて経験値を上げる
ポートフォリオが完成したら、案件を重ねて経験値を上げていくようにしましょう。
プログラミングの初心者でも、クラウドソーシングを利用すれば初心者向けの小規模な案件を探すことができます。案件をこなす量を増やせば経験が身に付くスピードも早くなるため、徐々に稼げる金額も増えていきます。
少しずつプログラマーとしての市場価値も高くなり、稼げる金額も増えていきます。
メジャーなプログラミング言語を学ぶ
これからプログラミング言語を学ぶときは、できる限りメジャーな言語を選ぶのが大きく稼ぐコツです。メジャーな言語は需要が高いため募集が多く、案件獲得のチャンスも広がります。
たとえば、JavaScriptやPython、PHP、HTMLやCSSなどが案件数の多いメジャーな言語の代表例です。
逆に、マイナーな言語だとせっかくスキルを身に付けても募集があまりなく、期待するほど稼げないということになりがちです。
もちろん楽しみながら習得可能な興味のある言語ということも重要ですが、あまりにマイナーな言語は避けた方がよいでしょう。
コミュニケーションを大切にする
副業案件を獲得できたら、成果物の質を高めることも大切ですが、クライアントやチーム内でのコミュニケーションも大切にしましょう。
必要な業務連絡はこまめに行い、素早いレスポンスを心がけることが大切です。不明点があれば曖昧にせず質問することで業務がスムーズに進むようになるでしょう。
コミュニケーションを大切にして業務を行うことで、同じクライアントからの継続案件を受注しやすくなります。報酬に直接関わるところではありませんが、間接的に大きく稼げるようになるでしょう。
▼副業で稼ぐコツをもっと詳しく知りたい方はこちら!


プログラマーが副業案件を探す方法
次に、プログラマーが副業案件を探す3つの方法について解説します。
以下で紹介する3つの方法を併せて行うことで、自分に合ったプログラミング案件を獲得しやすくなるでしょう。
・紹介してもらう
・クラウドソーシングで探す
副業エージェントを使う
プログラマーが副業案件を探す方法としておすすめなのが、副業エージェントです。
副業エージェントとは、コーディネーターが案件探しや発注者との条件交渉などをサポートしてくれるサービスです。ITプロパートナーズやレバテックフリーランスなどIT系に特化したエージェントもありますので、プログラミングの副業に興味がある人は登録しておいて損はないでしょう。
紹介してもらう
知人や友人などの人脈やSNSを通じて案件を紹介してもらうのもおすすめの方法です。
プログラマーの副業を探していることを知人に伝えておけば、自分に合った案件があるときに紹介してもらえる場合があります。自分で行う案件探しと並行して紹介経由でも案件が受注できれば仕事が途切れにくくなります。
紹介してもらった案件ではクライアントとの信頼関係が築きやすく、継続案件に繋がりやすいというメリットもあります。スキルや実績が積み上がってきたら、紹介経由での案件獲得も増やしていくとよいでしょう。
クラウドソーシングで探す
クラウドソーシングを使った案件探しもおすすめです。
副業エージェントは、企業と副業希望者をマッチングするサービスで、エージェントが適した案件を紹介してくれるのに対し、クラウドソーシングは、企業や個人がインターネット上で仕事を募集し、フリーランスや副業希望者が応募・受注できるサービスです。
クラウドソーシングの特徴は個人の発注者も多いため、小規模や単発の案件も探しやすいという点です。もちろん、企業の発注者も多数利用しているため、長期継続の大型案件も探せます。
また、クラウドワークスやランサーズなどのサイトではアカウントのプロフィールページに発注者からの評価が蓄積されるため、利用するほど案件を受注しやすくなるというメリットもあります。
クラウドソーシングと副業エージェントの両方を利用するのもよいでしょう。
▼副業の探し方について詳しく知りたい方はこちら

プログラマーにおすすめの副業
プログラマーが副業で取り組める案件には様々な種類があります。
以下で紹介する6種類は、案件を獲得しやすく、在宅で業務ができたり短時間で勤務できるため、副業に適しています。
Webサイト制作
Webサイト制作の副業は需要が高く、難易度も低いためこれからプログラミングの副業を本格的に始めたい人にもおすすめです。
たとえば、企業などのホームページ制作やワードプレスブログの制作やカスタマイズ、ECサイトの構築などが主な業務内容です。近年では個人でも自分のホームページやブログを簡単に作成できるようになっていますので、クラウドソーシングを通じて個人から案件を受注することもできます。
必要なスキルはHTMLやCSS、Javascriptなどの言語で比較的難易度が低いため、独学で習得することも問題なくできるでしょう。
Webサイト制作関連は書籍やネット情報など、教材が豊富にあるのもメリットです。
モバイルアプリ開発
モバイルアプリ開発は、スマホやタブレット向けのアプリを開発する仕事です。
近年では若い世代のほぼすべての人がスマホを利用しているため、アプリ開発の需要も非常に高く、安定しています。企業からの発注も多いため、質の高い作業を行えば継続案件に発展する可能性が高まります。
アプリ案件は比較的報酬単価が高いため、実績を積み上げることで効率よく稼げるのがメリットです。自作アプリを制作してポートフォリオに掲載するなどしてスキルをアピールしやすいのもよいところです。
モバイルアプリ開発のスキルを身に付けることができれば、小規模の単発案件から高単価の長期案件まで、大小様々な副業案件を獲得できるでしょう。
システム開発
システム開発は、業務システムや業務ツール、ブラウザで動作するWebアプリなどの開発を行う案件です。
モバイルアプリと同様に安定した需要があり、企業からの発注も多いため、スキルを身に付けておけば案件獲得のチャンスが広がるでしょう。
副業案件では比較的小規模のシステム開発や機能追加、運用の改善を行うことが多く、本業を続けながら短時間の作業でもこなせる副業に向いた案件があります。
ゲーム開発
ゲーム開発の案件は、コンシューマーゲームの開発を行う案件です。Unityを活用した案件が多く、副業案件ではインディーゲームやスマホ向けのゲームアプリ開発を担当する案件が多いです。特に、近年ではスマホゲーム開発の需要が高くなっています。
将来はゲームクリエイターとしてのキャリアに興味がある人は、実績を積みながらポートフォリオを充実させることができますので、大きなメリットが得られるでしょう。
その他に、副業案件でゲーム開発のスキルを身に付けて、個人でスマホゲームを開発してアプリストアで配信するといった稼ぎ方もできるようになります。
プログラミング講師
プログラミングスクールやオンライン学習プラットフォームで、プログラミング講座の講師としてレッスンを行う副業もおすすめです。
自宅でビデオ通話を通じてレッスンを行うオンライン講師と、スクールの教室でレッスンを行うオフライン講師の2種類があります。時給目安は1,500円〜2,000円程度で、1コマ60分〜90分程度の講座が多いため、短時間で働けるのがメリットです。
ただし、生徒に知識を教えることや人前で話すことが苦手な人にはあまり向いていないため注意が必要です。
本業がプログラマーの人や、プログラミング案件の実務経験が豊富な人で、人前で話すことに抵抗がないならば、スキルを活かして効率よく稼げるでしょう。
プログラミング関連の記事制作
プログラミング関連の記事制作は、IT系のWebメディアやブログなどに掲載する情報記事や解説記事を制作する仕事です。クラウドソーシングで案件を受注して在宅ワークとして取り組めますので、初期費用をかけずに気軽に始められるのがメリットです。
本業で長時間プログラミングの作業を行っていて、副業でもプログラミングを行うと疲れが溜まるので別の仕事をしたいという人におすすめです。持っているスキルや知識を活かして文章を作成するだけなので、副収入を稼ぎながら気分転換にもなるでしょう。
Webライティングの場合、プログラマー経験者限定の案件を受注できれば1文字あたり1.5円〜3円程度の報酬が得られます。短時間の作業でも月に5万円〜10万円程度は稼げるでしょう。
▼在宅ワークのエンジニアについて詳しく知りたい方はこちら

プログラマーが副業で案件獲得できるサイト
次に、上記で紹介したようなプログラマーの副業をどのように探せばよいのか見ていきましょう。
近年では、副業案件を探している人材と仕事を発注したいクライアントを、インターネット上でマッチングしてくれるサービスが充実しています。
以下でプログラマーが副業案件を獲得できるおすすめのサイトを6つ紹介しますので参考にしてください。
クラウドワークス
クラウドワークスは、クラウドソーシングとして国内最大級のサービスです。
多数のジャンルの案件を扱う総合的なサイトですが、IT系やプログラミング関連の募集も多く、企業や個人の発注者から大小様々な案件を受注できます。掲載案件数や発注者数が国内トップクラスのため、初めてクラウドソーシングを利用する人におすすめです。
クラウドソーシングの案件はオンラインで完結するものがほとんどで、面談や出社が不要な案件が多いというメリットがあります。
また、未経験でも受注できる案件もあるため、初心者の実績作りにもおすすめです。ただし、報酬単価は低めとなりますので、経験者はエージェントサービスの利用も検討するとよいでしょう。
ランサーズ
ランサーズはクラウドワークスと並んで国内最大級のクラウドソーシングサービスです。日本初のクラウドソーシングでもありますので、運営の歴史が長く安心して利用できるでしょう。
掲載案件の種類や単価などの傾向はクラウドワークスとよく似ていますが、システム利用手数料がクラウドワークスと比較して若干低く設定されているなど、差別化されている点があります。
また、ランサーズには自分のスキルを出品する形式のパッケージというサービスもあります。対応可能な業務範囲や報酬単価を自分で決められるため、上手く活用すれば案件獲得の確率がアップするでしょう。
ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは、IT系に特化したエージェント型のマッチングサービスです。経験者向けの高単価案件が多いのが特徴で、リモートワークや週2〜3日稼働が可能な案件も多く、副業の案件探しでも利用できます。
エージェントサービスのメリットは、担当者から案件の紹介を受けたり、案件探しのサポートが受けられる点です。確定申告など税務関連のサポートや福利厚生も充実していますので、初めてプログラマーの副業を行う人も安心して取り組めるでしょう。
ただし、クラウドソーシングとは異なり、個人発注者の小規模案件は掲載されておらず、未経験者向けの案件もほとんどありません。プログラマーとしての実務経験があり、高単価の継続案件を探したい人におすすめです。
Workship
Workshipは副業人材やフリーランス人材と企業をマッチングするエージェントサービスです。主にエンジニア案件とクリエイティブ案件を扱っているため、プログラマーの副業探しに適しています。
Workshipの特徴として、週1〜3日稼働で応募できる副業向けの案件が豊富に掲載されている点があります。スケジュールの柔軟な調整がしやすいため、本業が忙しく副業に使える時間が少ない人におすすめです。
また、エージェント型だけでなくクラウドソーシングのようなサービスも利用できるという特徴もあります。たとえば、プログラミング関連のWebライティングに挑戦してみたい人は、クラウドワークスなどとあわせて利用してみるとよいでしょう。
シューマツワーカー
シューマツワーカーは主に週末の土日を活用して副業をしたい人におすすめのマッチングサービスです。
週10時間からの短時間稼働や、週1日稼働で働ける案件が多く掲載されていますので、本業に支障が出ないか心配な人におすすめです。また、掲載案件の99%がリモート案件という特徴もあり、住んでいる場所に関わらず在宅で働くことができます。
ただし、経験者向けの案件がほとんどで、即戦力になれる人材が求められるという点には注意が必要です。
エージェント型のサービスなので、クライアント企業との条件交渉や税金面でのサポートが受けられるというメリットもあります。
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスはIT系に特化したエージェント型のマッチングサービスです。
案件数の豊富さが特徴で、5,000社以上の企業による4万件を超える案件が掲載されています。得意なプログラミング言語や稼働日数などで絞り込み検索をして、自分に合った案件を探しやすいのがメリットです。
2〜3年以上のプログラミング経験がある人向けの高単価案件が多く、経験を活かして大きく稼ぎたい人におすすめです。
プログラマーの副業におすすめの言語と案件例
プログラマーの副業を始めるにあたって、どのプログラミング言語が稼ぎやすいのか知りたいという人も多いでしょう。
以下で、副業に適したおすすめの言語を4種類紹介します。
Java
Javaは企業や官公庁のシステム開発で利用されることが多いプログラミング言語です。
また、「Google三大言語」の1つと呼ばれることもあり、Google関連でよく使われることも安定した需要に繋がっています。
Java案件は企業の発注が多いことから、報酬単価が比較的高めなのが特徴です。長期継続する案件も多いため、安定して長く働ける案件を獲得しやすい言語です。
案件例
Javaを活用した副業案件として、Webアプリのバックエンド処理、ECサイトの売上集計や取引データの連携処理を行う案件があります。また、Javaを活用したAndroidアプリの開発案件にも需要があります。
Javaは人気のプログラミング言語のため、プログラミング講師の需要も高い言語です。Javaの深い専門知識を持っている人は、オンライン講師で効率よく稼ぐ副業もおすすめです。
Python
Pythonはデータ分析やWeb開発、機械学習などで使われるプログラミング言語です。
近年注目されているAIシステム開発にも使われることから、今後も高い需要が見込まれる人気の言語です。
AI関連は長期的なトレンドでもあり、高単価な案件が多い傾向があります。高いスキルを持つ即戦力の人材になれれば、副業でも大きく稼げるでしょう。
案件例
Pythonを活用する案件のうち、データ分析は比較的難易度が低く、初心者におすすめです。
Pythonの上級スキルを身に付けている人は、高単価案件が多いAIシステム開発がおすすめです。AIシステム開発は案件の難易度は高いものの、月100万円を超える高報酬の案件もあるのが特徴です。
Pythonの副業案件はスキルのレベルによって報酬が大きく変わるため、自身のスキルに磨きをかける姿勢を持ちつづければ徐々に報酬アップを目指せるでしょう。
PHP
PHPはWeb関連で活用されることが多い汎用性の高い言語です。
Web開発やWebアプリ開発には安定して高い需要があるため、案件数が多いのが特徴です。
PHPは構文がシンプルで習得しやすいという特徴もあります。ネット上にも情報がたくさんあるため、初心者でも学びやすいのが魅力です。
案件例
PHPを用いたWordPressサイトの制作やカスタマイズ、ECサイト構築は特に豊富な案件があり、副業に向いています。
WordPress案件では、テーマやプラグインの開発やカスタマイズの案件が豊富にあります。企業の公式サイトやブログの構築案件を受注できれば、高報酬の継続案件になるチャンスがあります。
ECプラットフォームとして有名なShopifyやWooCommerceもPHPを活用しています。クラウドソーシングなどを経由して個人のECサイト運営者からカスタマイズの案件を請けることもできるでしょう。
JavaScript
JavaScriptはWebサイトに動的な動きを実装するためのプログラミング言語です。
Web開発では必須の言語と言われるほど広く使われており、高い将来性もあります。
JavaScriptも、プログラミング初心者でも習得しやすく、短期間で対応できる案件が多いため副業に向いている言語です。
案件例
JavaScriptの案件として多いのが、企業のWebサイトのUI改善です。UI(ユーザーインターフェイス)はユーザーが製品やサービスを使用する際の接点のことを指します。具体的にはWebサイトのイラスト、フォーム、ボタン、文字などがUIに含まれます。UI改善では、既存のサイトに動的な要素を追加する作業をJavaScriptを活用して行います。
JavaScriptとHTML、CSSのスキルをセットで身に付けておくことで、Web開発やWebアプリ、スマホアプリ開発の案件を獲得しやすくなります。
JavaScriptとHTMLのスキルでブラウザゲームの開発を行う案件もあります。自分でオリジナルのブラウザゲームやアプリを開発して販売するという副業も考えられるでしょう。
プログラマーが副業をする際の注意点
ここからは、プログラマーが副業をする際の注意点を解説します。
以下の5つの注意点に気を付けておけば、トラブルを避けつつ安心して副業に取り組めるでしょう。
本業先が副業を禁止していないかの確認をする
副業を始める前に、勤務先が副業を禁止していないかの確認を行いましょう。
無許可で副業を行った場合、懲戒処分の対象になる可能性もあります。副業を突然辞めなければならなくなり、クライアントにも迷惑をかけることになってしまいます。
勤務先で副業ができるかの確認は、就業規則を読んで副業に関する規定を調べるのが確実です。企業によっては、事前申請を行い許可を得る必要がある場合もあります。正式な許可が得られれば安心して取り組めるため、モチベーションも維持しやすくなるでしょう。
現状では日本の企業の約53%が副業を許可しているというデータがあります。現在も副業を禁止している企業は多いため、トラブルを避けるために会社のルールを確認し、不明点は上司や担当部署に相談するようにしましょう。
副業をする際は確定申告が必要になる可能性がある
副業をすることでこれまで不要だった確定申告が必要になる可能性があるという点にも注意しておきましょう。プログラミングの副業は高単価の案件が多く、経費はほとんどかからないため、確定申告が必要になるケースがほとんどです。
企業に雇われるプログラマーや会社員など給与所得者の場合、収入が本業の給与だけなら確定申告をする必要はありません。しかし、本業の給与以外に年間20万円を超える所得が発生すると、税務署で確定申告をする義務が発生します。
確定申告を怠ると税務署から指摘を受け、延滞税や無申告加算税などのペナルティの対象となる場合があります。税金の延滞期間が長くなると高額な税金が加算されるため、確定申告や税金の知識も身に付けるようにしましょう。
本業やプライベートと両立できるようにする
副業を本業やプライベートと両立できるようにすることも大切です。
副業に時間を使いすぎることで、本業のパフォーマンスが低下したり、プライベートで家族や友人との時間が減ったりする場合があります。職場での評価が下がったり、人間関係で居心地が悪くなることもあり、長期的なキャリアに悪影響が出る可能性もあるため注意が必要です。
「とにかく収入を増やしたい」「早くスキルを身に付けたい」といった理由で副業の業務量を増やしたくなることもありますが、全体のバランスを考えて、無理なく続けられる範囲で取り組みましょう。
契約内容をしっかり確認する
副業の案件を受注する際に、契約内容をしっかり確認するよう徹底しましょう。
特に、報酬の金額や支払条件、支払期日、業務範囲、納期はどのような案件でも必ず確認すべきポイントです。また、秘密保持についてのルールや成果物の権利、納品物をポートフォリオに掲載しても問題ないかといった点も確認しておきましょう。
契約内容の確認が不十分のまま業務を行うと、報酬未払いなどのトラブルに発展する可能性もあります。不明点があれば正式に契約を結ぶ前に発注者に確認しておきましょう。
クラウドソーシングやエージェントを利用する場合、万が一のトラブル時にサポートが受けられる場合もあります。利用する案件プラットフォームの利用規約などもあわせて確認しておきましょう。
適切な単価で案件を受注する
プログラマーの副業を始めた当初は実績作りのために低単価の案件を受注しがちですが、案件を重ねて副業に慣れてきたら、適切な単価で案件を受注するよう心がけましょう。
低単価の仕事ばかり受注すると報酬が労力に見合わず、モチベーションが下がったり、本業に影響が出やすくなってしまいます。自分のスキルや能力を過小評価せず客観的に把握し、適切な単価の案件に取り組むことで、前向きな気持ちで楽しみながら本業と両立できるようになります。
また、友人や知人など人脈を通じて案件を受注する場合も、報酬単価が適切かどうかは妥協せずしっかりと確認しましょう。お互いに適切な条件で納得して仕事を行うことで、良好な人脈を築くことができます。
まとめ
この記事ではプログラマーにおすすめの副業の種類や案件の探し方、稼ぐコツ、注意点などを解説しました。
プログラミングの仕事は在宅で取り組みやすく、報酬単価も高いため人気の副業です。特に、Webサイト制作やアプリ開発、ゲーム開発の案件は募集が多いため、クラウドソーシングや副業エージェントでも受注しやすいでしょう。
副業に適したプログラミング言語として、JavaやPython、PHP、Javascriptがおすすめです。メジャーな言語で将来性も高いため、これからスキルを習得しても遅くはありません。
注意点として、副業を始めるにあたって、事前に就業規則で副業が禁止されていないかの確認を行いましょう。本業やプライベートの時間とのバランスを考えながら、余裕を持って取り組むことが長く続けるコツです。
ぜひこの記事でまとめたことを参考にしていただき、副業を通じて収入アップやスキルアップを目指してください。
副業探しにおすすめのSOKKIN MATCHとは
世の中にはたくさんの副業があるため、自分に合った副業を選ぶのが大変という方も多いのではないでしょうか?副業選びに困っているという方は、副業マッチングサービスのSOKKIN MATCHがおすすめです!ぜひ副業探しにお役立てください。
SOKKIN MATCHは企業の人材課題に対して厳選したマーケター/クリエイターをマッチングし、企業の事業課題を解決するサービスです。
SOKKIN MATCHの運営事務局は、元大手WEB代理店のプロマーケターが運営しているため厳選されたスキル診断によりミスマッチなく最適な案件へのアサインができます。
また、定期的なフィードバック面談や皆様の案件対応へのサポートにより安定したプロジェクト進行が見込め、皆様の持続的な収益拡大へのサポートが可能となります。
そして、スキル診断の結果・稼働条件・企業側からの評価などによって、SOKKIN MATCH事務局より企業側へ報酬単価アップの交渉を行います。
報酬単価アップの交渉を行うことで持続的に案件に取り組んでいただき、皆様のモチベーションアップと市場価値最大化に貢献して参ります。