宅建士は副業できる?おすすめ副業10選と収入アップのコツを徹底解説!

副業

不動産取引の専門家として活躍できる国家資格の宅建士。資格は取得したけれど、活かしきれていない人もいるようです。そのような背景を抱えた人の選択肢のひとつが副業。

しかしその一方で「宅建士は副業として成り立つのか」「宅建士の仕事内容や報酬を事前に知っておきたい」といった不安・疑問を抱いている人も少なくありません。

本記事では宅建士の副業事情について解説します。副業宅建士のメリット・おすすめの仕事・収入なども含めて網羅的に紹介するので、ぜひ参考にしてください。

▼ 副業について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!

宅建資格を活かして副業はできる?

結論から申し上げますと、宅建士の資格を活かして副業はできます。

宅建士は不動産取引関連の国家資格であるため、取得した際には活かしたいと思う人も多いでしょう。しかしなかには資格を取得したけれど異なる業界で仕事をしており、活かしきれていない人もいます。

近年、パート・アルバイト形態での宅建士の求人が増加中です。いずれも短時間勤務なので本業との両立が可能であり、副業には最適といえるでしょう。

宅建士が副業をするメリット

宅建士が副業をするメリットを紹介します。

副業の相場が安定している

宅建士が副業をするメリットのひとつは、副業相場が安定している点です。

宅建士の仕事は本業・副業に限らず独占業務であり、有資格者でなければ対応できません。誰でも容易に参入できる市場ではないため、ほかの業種と比較して案件の取り合いになるリスクは少ないといえます。

副業相場の変動があまりなく、時期・タイミングを問わず安定して効率よく副業収入が得られる点はメリットでしょう。

在宅勤務ができる

在宅ワークが可能な点も、副業宅建士のメリットとしてあげられます。

宅建士の業務は、リモートで対応可能なものが増加中です。クライアントと直接会ってミーティングをしたり、指定の場所へ赴いたりする必要はほぼありません。

本業と両立させる場合、副業に活用できる時間は限られているため、可能な限りすべてのスキマ時間を副業にあてたいと思う人は多いでしょう。その際に便利なのが、在宅勤務です。在宅ワークなら、時間や勤務場所を自由に選択できる点も大きなメリットです。

このような在宅ワークが可能な点は、副業宅建士のメリットでしょう。

資格を実際に使える

資格が活用できる点は、副業宅建士のメリットです。

副業ではさまざまな業界・職種の選択が可能ですが、資格が活かせるものはあまり多くありません。そのなかで宅建士は独占業務であることから、むしろ資格がなければ副業できないという特徴があります。

宅建士は国家資格であるため、取得までに時間・労力をかけた人もいるでしょう。そのように苦労して取得した宅建士を副業で実際に活用して、収入が得られる点はメリットとしてあげられます。

副業から法人化できるかも

法人化の可能性がある点も宅建士の副業のメリットの一つです。

宅建士は副業相場が安定しているため、継続しやすい職種です。副業での収入増加の重要なポイントは継続であり、比較的継続しやすい宅建士の副業は順調に収入も上昇していく可能性を秘めています。

副業収入が大きくなれば、やがて本業を上回ることもあるでしょう。収入が本業を上回れば副業から本業に切り替え、法人化として本格的な事業展開も可能です。

宅建士では、法人を設立して業務委託を専門に請け負うケースも少なくありません。将来の道が広がる点は、副業で宅建士をするメリットといえます。

宅建士におすすめの副業10選をご紹介!

宅建士におすすめの副業を紹介するので、参考にしてください。

不動産の売買の仲介業

不動産売買の仲介業とは、不動産を売却したい売主と購入したい買主に立ってスムーズな取引をするためのサポートをする仕事です。

主な業務内容として以下のようなものがあげられます。

・物件の紹介
・価格および契約交渉
・契約書類の作成
・手続きの代行

不動産売買の仲介業は独占業務であり、宅建士の資格がなければできません。資格を活かしたい場合には、向いているといえるでしょう。

ただし、個人で行う際には事務所を構えなければなりません。副業の仕事として選択する場合は、不動産会社と業務委託契約を締結することをおすすめします。

不動産テック企業での副業(業務委託)

不動産テック企業での副業とは、プロダクト開発チームなどで監修・フィードバックを提供する仕事です。

特にスタートアップ業では経験・知識が不足しているため、有資格者からの意見を求めるケースが少なくありません。宅建士の資格保有者なら基礎知識があるので、専門家としての目線でサポートできるでしょう。

副業として稼働する際は、クライアント先と業務委託契約を締結する方法が一般的です。個人で行う際に事務所などを必要としないので、準備などの初期投資が多くかからない副業といえるでしょう。

インバウンド向け賃貸・不動産ガイド

インバウンド向けの賃貸・不動産ガイドとは、訪日外国人向けに展開する物件紹介の仕事です。

留学・就労目的で訪日する外国人は増加傾向にあります。しかしその一方で外国人が部屋を探す際のハードルは高く、マッチング率の高い物件と出会う確率はかなり低いでしょう。

このような訪日外国人を対象に希望に沿った物件を探して紹介するのが、インバウンド向け賃貸・不動産ガイドです。

宅建士のなかでも外国語対応が可能な人は、決して多くありません。そのためニーズが高く、安定した副業収入が期待できます。

英語などの外国語が得意な人や多文化とかかわりたい人には、おすすめの副業です。

ブロガー

ブロガーとは、独自にWebサイト・ブログなどを運営して広告収入を得ている人のことです。

宅建士の場合、知識・資格を活かしたコンテンツを作成して運営することで収益化が期待できるでしょう。多くのユーザー・閲覧者が集まれば、安定した副業収入を得ることが可能です。

ただし報酬を得るためには、作成したコンテンツを多くの人に見てもらうとともに広告のクリック・サービスの利用といった特定のアクションを起こしてもらわなければなりません。Webサイト・ブログを立ち上げた初期段階では思うように閲覧者が集まらず、報酬が発生しないケースも多々あります。

ブロガーとして活動する際は、稼げるようになるまで時間がかかることを考慮して、根気よくコンテンツを作成して増やしていきましょう。

YouTuber

YouTuberとは、動画配信サイトYouTubeに動画コンテンツを公開して広告収入を得ている人のことです。

宅建士YouTuberの主な活動例として、以下のようなコンテンツがあげられます。

・試験対策
・不動産の選び方
・不動産会社の選び方
・宅建士の選び方

特に試験対策は国家試験を目指す人にとっては有益な情報であるため、高額な収入を得ている人もいるようです。

ただし前述したブロガー同様、一定数以上の閲覧者を集めなければ収益化は期待できません。動画の再生回数・フォロワー数によっては、収入がゼロのこともあります。

閲覧者にとって有益な内容の動画コンテンツを作成・配信するとともに、再生回数などを増やす工夫もしましょう。

資格スクール講師

宅建士の場合、資格スクール講師の副業もあります。

宅建士の講座を開講しているスクールで、有資格者として受講生に基礎知識・合格のためのコツなどを教える仕事です。

近年、本業をこなしながら宅建士の資格取得を目指す人も増えつつあります。このような背景からオンラインでの講座開講をしているところも多く、副業としての両立がしやすい環境です。

オンライン講座なら学校に赴く必要はないので、自宅からでも対応できます。時間・勤務場所を自由に選択できるので、副業に向いているといえるでしょう。

Webライター

Webライターとは、クライアントが指定するWeb上に公開する記事を作成する仕事です。

宅建士の資格があれば、不動産・住宅といった専門知識を要する特定の内容の記事作成ができます。

Webライターは誰でも手軽に始められる副業であるため、競争率は高めです。また初心者・未経験者の場合は、相場以下で記事作成を依頼されることも少なくありません。

しかしその一方で宅建士の場合、有資格者であるとともに特殊な内容の記事作成を依頼されるケースは多いでしょう。一定レベル以上の知識を持ち合わせていなければ作成できない案件は、報酬が相場より高めに設定されているケースも多々あります。

Webライターを副業として選択する場合は、宅建士の資格が活かせるジャンルに絞って案件を探してみてください。

独占業務の代行

独占業務の代行とは、宅建士でなければ対応できない業務を請け負う仕事です。

宅建士の独占業務には、以下のようなものがあります。

独占業務 主な内容
重要事項の説明 宅地建物取引業者が契約を成立させる前に、買主や借主に対して取引の対象となる物件に関する重要事項を口頭かつ書面交付で説明
重要事項説明書への記名押印 重要事項説明の際に交付された書面に宅建士が記名押印
契約内容記載書面への記名押印 不動産売買の契約成立時に交付される書面に、宅建士が記名押印

不動産会社は従業員5人に対して1人以上の宅建士を配置しなければなりません。会社の規模によっては義務付けられた人数しか在籍していないこともあり、繁忙期には上記のような業務を委託することがあります。

不動産投資

不動産投資とは、自己名義の不動産を活用して家賃収入を得る副業です。

宅建士は不動産に関する専門的な知識が豊富なので、不動産投資では有利性を高められるでしょう。

アパートなどの住居施設なら入居者、駐車場なら利用者が決まれば、安定した家賃収入が得られます。

ただし不動産を持っていない場合は、不動産購入の初期費用が必要です。また修繕・メンテナンスといった維持費も発生するので、注意しましょう。

記事の監修

記事の監修とは、すでに他者が作成したWebコンテンツ用の記事を監修する仕事です。具体的には以下のような業務を担当します。

・ファクトチェック
・専門性の高い付加価値の提供
・表現の適切性と品質管理

不動産・金融といった専門知識を要する記事の場合、専門家に監修してもらうことで信ぴょう性・信頼性が増すでしょう。このような観点から、宅建士に記事監修の依頼をするケースは少なくありません。

資格保有者を前提として募集されていることも多く、報酬もWebライターとしての単価よりも高めに設定されています。

宅建士の副業の見つけ方は?

宅建士の副業の見つけ方を紹介するので、参考にしてください。

求人サイトで探してみる

宅建士の資格をフルに活かした副業をしたい場合は、求人サイトがおすすめです。

求人サイトでは宅建士の求人について、業務委託で募集しているケースが多くみられます。不動産会社が求人を出していることも多く、宅建士としての資格が発揮できるでしょう。

求人サイトで宅建士の副業を探す際は、「宅建士」にプラスしてパート・アルバイト・副業・業務委託のキーワードで検索してみてください。

ただし検索結果には、常勤案件が含まれていることもあります。時給などを確認して、本業と両立できるかどうかのチェックも行いましょう。

クラウドソーシングサイトで探してみる

Webライター・記事監修などの仕事を副業としてしたい場合は、クラウドソーシングサイトがおすすめです。

クラウドソーシングサイトとは仕事を依頼した人と受注したい人を結び付けるプラットフォームで、さまざまな種類の案件を取り扱っています。

未経験・初心者でも応募可能なものも多く、宅建士の資格保有者なら案件の受注率は資格未取得者と比較して高めでしょう。

案件を探す際は、「不動産」「金融」といったキーワードをおすすめします。「宅建士」のキーワードよりもより多くの案件がヒットするでしょう。

宅建士の副業はいくら稼げるの?

宅建士の副業をした場合、どれくらい稼げるのか気になるところです。

大手クラウドソーシングサイトのクラウドワークスにて、「宅建士」のキーワードで検索してみたところ、1案件につき5,000円~1万円程度が多めでした。これは固定報酬額であり、時給制では1,000~3,000円程度のようです。

副業の稼働時間・業務内容・プラットフォームによって副業収入は大きく変動するため、一概にはいえません。

ただ副業でも本格的に稼働している場合は、10万円以上稼いでいるケースあります。月どれくらいの時間を副業に費やすのかが、副業収入のポイントといえるでしょう。

宅建士の副業の収入アップのコツ

宅建士の副業収入アップのコツは、徐々に案件の内容レベルを上げていくことです。

宅建士の資格はあっても実務経験がない、または少ない場合は受注してもこなせない場合があります。

副業は本業がメインであることから、本業のスキマ時間を活用してどれくらいの仕事量をこなせるのかを確かめなければなりません。慣れてくれば業務効率も上がるので、より高額で多くの案件の受注が可能です。

副業の収入が安定して本業を超えた時点で、個人事業主として事業活動をしていく道も考慮してみてください。本格的に活動すれば、より多くの収入が得られるでしょう。

宅建資格を副業に活用する際の注意点5点

宅建資格を副業に活用する際の注意点を紹介します。

宅建資格の登録が完了しているかを確認!

宅建資格の登録が完了しているか、必ず確認してください。副業であっても宅建士の資格・肩書を活用して利益を得る場合は、自治体に資格登録をしておかなければなりません。

宅建士として自治体に登録をすると、宅建士証が交付されます。証明書が交付されていない限り、副業であっても事業活動をすれば違法です。

宅建資格を活かす仕事に従事していない場合、登録をしていない可能性が高いので、事前に確認して登録しておきましょう。

本業となる会社の規定を確認しよう

本業となる勤務先の就業規則も確認してください。就業規則にて副業を禁止・制限している可能性があるからです。

禁止・制限されているにもかかわらず副業を行い、その事実を本業の勤務先に知られてしまうと減給などのペナルティの対象になるかもしれません。

副業をする前に、本業の勤務先の就業規則を忘れず確認しましょう。

副業での所得が20万円を超える場合は確定申告が必要

副業での年間所得が20万円を超えた場合は、確定申告が必要です。

確定申告は原則として、毎年2月16日~3月15日の1カ月間行われています。確定申告が必要な場合は、この期間に申告および納税を行ってください。

▼ なお副業の確定申告については、以下のサイトで詳しく解説しています。こちらもあわせて参考にしてください。

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名義貸しは絶対にダメ!

名義貸しとは、従業員として在籍していない企業・会社などに宅建士としての明記を貸すことです。

不動産会社は、従業員5人に対して1人の宅建士を在籍させることが義務付けられています。この決まりをクリアするだけのために、宅建士としての名義だけ貸してほしいと依頼されるケースもあるのが現状です。

宅建士の名義貸しは宅建法にて禁じられており、違反すれば免許取り消しや懲役刑、罰金が科せられる可能性があります。

利益相反の可能性がある副業は避けよう

利益相反の可能性がある副業は避けてください。

例えば本業で取り扱っている不動産物件を、副業の取引先であるクライアントに進める行為は、利益相反にあたります。

宅建士としての倫理・信頼性などの観点から、利益相反行為には重い罰則が科せられる可能性が高いので注意しましょう。

よくある質問

よくある質問を紹介します。

宅建士の副業は未経験でもできる?

宅建士の副業は、未経験でもできます。

・講師
・Webライター
・記事監修
・ブロガー
・不動産投資

上記は、未経験でも宅建士としての知識を活用して始められる副業です。スキマ時間を活用してできるものが多いので、やりやすい副業から挑戦してみてください。

土日に宅建士の副業はできる?

宅建士の副業は土日限定でも稼働できます。

不動産業界では、土日関係なく対応を迫られることも少なくありません。平日は在籍している従業員が対応しますが、土日祝は多くの従業員を確保できないことが多く、その際の補充要因として土日のみ募集をかけているところがあります。

求人サイトで検索すると、土日のみの稼働が可能な宅建士の求人が見つかるでしょう。

宅建士の副業はアルバイトでもできる?

宅建士の副業はアルバイトでもできます。

宅建士におすすめの副業として紹介した独占業務代行は、アルバイトに最適です。繁忙期のみ募集をかけているところもあるので、探してみるとよいでしょう。

まとめ

宅建士の副業事情について解説しました。

宅建士は国家資格かつ独占業務の観点から、副業として稼働しても安定した収入が期待できます。

ただし副業は本業と両立させることから、プライベートの時間が減少するといったデメリットもあるので注意してください。

本記事で紹介したおすすめの副業・見つけ方などを参考にして、ライフスタイルにあった宅建の副業案件から始めましょう。

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この記事の監修者SOKKIN MATCH事業責任者/倉田 裕貴
SOKKIN MATCH事業責任者:倉田裕貴 株式会社SOKKIN 人材事業責任者

株式会社サイバーエージェント、シニアアカウントプレイヤーとして大手企業のコンサルに従事。WEB・アプリ問わず、運用ディレクションをメインに幅広い業種のお客様の課題へ対応してきた実績を持つ。また、マネージャーとして育成業務にも従事。
2022年、株式会社SOKKIN入社後、SOKKIN MATCH事業責任者に従事。

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