IT系のエンジニアは案件も豊富で報酬も高く、パソコンとネット環境があれば受注できますので、副業としても人気です。
スキルを活かしてエンジニアの副業で稼ぎたいという人は多いのではないでしょうか。
しかし、エンジニア案件に強い副業エージェントはたくさんの種類があります。自分に合ったサービスがどれなのか、どのように案件を見つければよいのか分かりにくいということもあるでしょう。
この記事ではエンジニアの副業におすすめのサービスや案件の探し方について詳しく解説します。
エンジニアの副業で稼ぐコツや注意点などもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
エンジニアの副業案件例一覧
まず、エンジニア向けの副業エージェントでどのような案件が掲載されているのか紹介します。
以下に例を挙げるように、週1日から、土日のみ、単発、スキルのレベルに合わせてなど、自分の都合に応じて探せるのがエンジニア副業のメリットです。
【週1稼働】の副業案件
引用:ITプロパートナーズ
週1日〜の稼働で勤務可能な案件は、本業が忙しくてもチャレンジしやすい副業です。
本業と両立できるか不安という人に向いています。
稼働日数が少ないので、本業と副業を行いながら、週に1日は完全に休みの日を確保できるのがメリットです。
週1日のエンジニア副業の多くは、
・若手エンジニアが行った業務のレビューやアドバイスを行う
といったものになります。
ただし、稼働が少ない分、収入金額も控えめになります。
高収入を目指すなら週3日以上の案件にするか、慣れてきたら徐々に稼働を増やすことを視野に入れるとよいでしょう。
【週2稼働】の副業案件
引用:ITプロパートナーズ
稼働日数の条件を週2日以上の条件で稼働できるエンジニア副業も多数あります。
幅広くありますが、ほとんどが即戦力になる実務経験者を想定した募集です。
自分の得意とする分野、実務経験の長い分野で応募することで、空き時間を活用した効率のよい副業になるでしょう。
一部リモートの案件は首都圏や大都市での募集が多いですが、ネットで完結できる副業エージェントでも週2日のフルリモート案件がいくつか掲載されています。
フルリモートで条件のよい案件は応募者が多くなると思われますので、根気よく探すことが大切です。
【土日だけOK】の副業案件
引用:ITプロパートナーズ
週2日〜OKの案件で先方と稼働曜日を相談することで、土日だけ勤務の副業とすることもできます。
ただし、チームメンバーと業務上のコミュニケーションが平日に必須となる場合など、個別のケースにより異なります。
土日のみの稼働で支障がないか、事前にしっかり確認するようにしましょう。
土日のみでエンジニア副業をする場合も、稼働日数は週2日程度となりますので、即戦力となる実務経験が必要です。
実務経験が不足する場合は、クラウドソーシングで未経験可の単発案件を納期に余裕を持って受注し、土日に作業を行うという方法もおすすめです。
【完全リモート】の副業案件
引用:ITプロパートナーズ
完全リモートの副業案件は、オフィス出社が不要なので時間と場所が自由なのがメリットです。
フルリモート案件と呼ばれることもあります。
地方在住の人や、家庭の事情で休日にオフィス出社できない人、自由時間が限られている人におすすめです。
完全リモート案件ではオフラインの面談がないため、自分の能力やスキル、人柄が発注者に伝わりにくいという注意点があります。
副業エージェントを利用する場合はプロフィールや経歴をしっかりと入力して、ポートフォリオの作成もしておきましょう。
ビデオ通話でのオンラインミーティングの準備をしておくことも重要です。
副業エージェントで条件に合う完全リモートの仕事がなかなか見つからないときは、クラウドソーシングで探してみると選択肢が広がります。
【スキルに見合う】副業案件
引用:ITプロパートナーズ
副業エージェントの案件検索機能を利用すれば、自分が持っている知識やスキル、実務経験に見合う案件を探すことができます。
自分の得意なプログラミング言語や実務経験のある領域で案件の絞り込み検索をすることで、該当する案件のみを検索。また、募集要項で求められる実務経験年数を確認することで、自分のスキルに見合う高単価の案件を探すことができます。
上記の画像のように実務経験が5年以上など経験豊富なエンジニアはスキルに見合う高額の案件があります。
また、利用するエージェントによっては専門的なスキル診断が受けられることがあります。
スキル診断を利用すれば、より客観的に自分のスキルを知ることができますので、自分のスキルに見合う高報酬の案件を探しやすくなるでしょう。
【単発・短期】の副業案件
引用:クラウドワークス
単発・短期のエンジニア案件は、プロジェクトの一部だけなど小さな単位の業務を行い、タスクが完了すればそれで契約も終了する案件です。
短期間で終わる業務は負担も小さいので、本業をしながら行う副業に向いています。
特にエンジニアとしての経験が少ないうちは、単発・短期の案件を少しずつこなして実績を作るのがおすすめです。
業務をひとつ終えるごとに自信につながりますし、ポートフォリオを少しずつ充実させることができます。
ただし、業務量が少なく報酬は低いのでその点は注意が必要です。
まずは単発案件をこなして実績を積み、少しずつ高単価の案件を受注するとよいでしょう。
【小規模】の副業案件
引用:クラウドワークス
小規模の副業案件は作業量が少なく短時間で完了できますので、報酬は低いものの負担が少ないのがメリットです。
本業が忙しく副業に時間をかけられない人、エンジニア業務がほぼ未経験で初期の実績を作りたい人などにおすすめです。
小規模の案件はクラウドソーシングで募集が多いので、副業エージェントと併せて利用するとよいでしょう。
クラウドソーシングでは個人の発注者からも業務を受注することができます。
応募したその当日に業務が開始して数時間~数日で完了するような案件もありますので、興味のある分野で小規模の案件を探してみるとよいでしょう。
エンジニアの副業をする人の体験談
エンジニアの案件例をご紹介しましたが、本当に稼げるのか不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
SOKKIN MATCHでエンジニアとして副業をしているSKさんに、実際の稼働状況について聞いてみました。
―副業としてエンジニアをしていると思うんですが、本業は何をしているんですか?
本業もエンジニアをしています。
―本業、副業ともにエンジニアなんですね。副職ではどんな案件を受けていますか?
PythonでのWeb開発やサーバー運用、データベース管理などをしています。
―そうなんですね。副業は始めてどれくらいですか?
5年くらいです。
フルリモートなので本職とも両立しやすく長く続けられています。
―フルリモートであれば、融通が利きますよね。週でどのくらい稼働しているんですか?
週に2日で、合わせて5時間くらい仕事しています。
―1週間に5時間ほどで月どれくらい稼いでいますか?
月収32万円程度です。
―すごいですね。ご協力ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。
エンジニアの専門知識を活かした副業で月20時間ほどの短時間でも、高収入を得られています。
SKさんの経験は、エンジニアの副業に興味を持つ方々にとって、具体的な目標設定や働き方のイメージ作りに役立つのではないでしょうか。
エンジニア副業の探し方
エンジニアの副業は具体的にどのような場所で探せばよいのか解説します。
クラウドソーシングを活用する
クラウドソーシングとは、インターネット上で業務委託の仕事を受注したり発注したりできるサービスのことで、クラウドワークスやランサーズなどが人気です。
・エンジニアの副業が未経験の人
・これから実績を積みたい人
・ブランクがある人
経験に不安がある人はクラウドソーシングでの案件探しがおすすめです。
未経験可能から高額案件まで、幅広い案件から自分に合った副業を探せます。有名な大企業の募集は少ないものの、中小法人の案件は多数あります。
エンジニアとしての経験が浅い人は、まずクラウドソーシングで単発の案件や低単価の案件を受注し、経験と実績を作ってから徐々にステップアップしていくとよいでしょう。
本業が忙しく、副業に時間を多く割けない人にもおすすめです。
副業エージェントを活用する
すでにエンジニアとしてある程度のスキルがあるなら、副業エージェントを利用するのがおすすめです。
有名企業のプロジェクトに参加できれば、将来の案件探しにプラスになるでしょう。
企業とのマッチングに向けてカウンセリングを受けたり、希望に合った案件を紹介してもらえるのも利点です。
本業が忙しくクライアントとの条件交渉に時間をかけられない人にもおすすめです。
SNSを活用する
ある程度のエンジニアのスキルを持っていて、実務経験もあるなら、SNSを活用してエンジニアの副業を探す方法もあります。
SNSをきっかけに興味を持ってもらい、直接契約をしたりクラウドソーシングを通して案件を受注するという流れに持っていくことができます。
SNSの活用とクラウドソーシングや副業エージェントでの応募を並行して同時に行えば、案件を受注できる確率が高まります。
知人から紹介してもらう
知人や以前勤めていた会社の同僚、友人などを通して案件を紹介してもらうということもあります。
信頼できる知人からの紹介なら、案件の条件も比較的よいことが多く、業務内容などもある程度事前に知ることができます。
紹介された案件で質の高い仕事を行うことで、新しい人脈が広がる可能性があるのもメリットです。
エンジニアの副業探しにおすすめのプラットフォーム16選
ここからは、エンジニアの副業を探すのにおすすめのプラットフォーム16選を紹介します。
Webでエンジニアの案件を受注できるプラットフォームはさまざまなものがありますので、自分と相性のよいものを選びましょう。
SOKKIN MATCH
SOKKIN MATCH(ソッキンマッチ)は、株式会社SOKKINが運営するプロ人材マッチングサービスです。
エンジニア領域では、アプリ開発のプロジェクトマネージャーやシステム設計、LPのコーディング、コードレビューなどの業務で実績があります。
SOKKIN MATCHは自分のスキルに見合った報酬を受け取りたい、スキルアップして報酬単価を上げていきたいなど、副業で高収入を得ることを目指しているエンジニアにおすすめです。
・各人材が業務に専念できるように、案件が決まった後のサポート体制もしっかりしているのも特徴です。
たとえば、企業側とエンジニア人材側の双方で月次面談が実施され、課題発見や解決に導きます。
・エージェントによる報酬単価アップの交渉があるのもメリットです。
経歴やスキル、企業からの評価、稼働条件などさまざまな要素を考慮して企業側への報酬単価交渉が行われますので、モチベーションを維持できるでしょう。
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは業界での認知度や掲載案件数がNo.1のエンジニア向け案件募集サイトです。
幅広い言語や単価の仕事が探せますので、細かい条件にこだわって自分に合った案件を探したい人におすすめです。
ただし、完全未経験の場合は応募できる案件が限られますので、中級者や上級者におすすめのエージェントです。
ITプロパートナーズ
自分のスキルにある程度の自信があり、高単価な案件を探したいならITプロパートナーズがおすすめです。
週3日からの案件が多いですが、中には土日のみ・週1日からの案件もありますので、副業での案件探しに適しています。
その他に、税理士による確定申告の相談が利用できるのもメリットです。
一方で、エンジニア未経験向けの案件はほぼありませんので、すでに多くの実務経験を積んでいる人向けになります。
HiPro Tech
HiPro Tech(ハイプロテック)は、 業務委託契約を企業と直接結ぶことができるため、中間マージンが0なのが特徴のエージェントです。
その分受け取れる報酬が多くなりますので、限られた稼働時間の中で大きく稼ぐチャンスがあります。
応募後の面談のサポートや契約後のアフターサポートもしてくれますので、案件が決まった後も安心して業務に集中できるようになります。
エンジニアスタイル
エンジニアスタイルはフリーランスのエンジニア案件に特化したエージェントです。
詳細なスキルや実績を登録した上でAI検索などを利用できますので、他のエージェントで自分に合った案件が見つからなかった人にもおすすめです。
面談に応募することでAmazonギフトカードがもらえる特典もありますので、自分に合った案件があるか探してみるとよいでしょう。
テクフリ
テクフリはITエンジニアやWebクリエイターに特化したフリーランス向けエージェントです。
大企業のプロジェクトに参画することは簡単ではありませんが、関わることができればポートフォリオが充実しますので、その後の副業の活動にも大きなメリットがあります。
シューマツワーカー
シューマツワーカーはリモートワーク案件が多く、スキマ時間の副業探しに適したエージェントです。
登録ユーザー数は5万人以上と実績があり、独自に掲載する案件や非公開案件も多数あります。
他のエージェントと同時に利用して、案件探しの候補を広げるという使い方もおすすめです。
クラウドテック
クラウドテックは、リモートワークの掲載率が高いエージェントです。
「フリーランスが柔軟に働ける社会」というビジョンをもとに運営されており、サービス開始以来リモートワークの紹介に注力しています。
案件の紹介を受けたり、契約の締結までオンラインで完結できます。
希望する職種や報酬額、自分のスキルなどを専属のスタッフに伝えることで、案件探しのサポートを受けられるのもメリットです。
フリエン
フリエンは、エンド直請け案件が多いため、高単価の副業を探している人におすすめです。
3万件以上の掲載案件から希望に合わせたものを探すことができます。
たとえば、週2日程度から働ける案件、最新技術に関する案件など、細かい条件を相談することで適したクライアントを紹介してもらうことができます。
Offers
Offers(オファーズ)は副業案件のマッチングや転職を得意としたスカウト型のサービスです。
得意のプログラミング言語などのスキルを活かして短期の副業をしたい人におすすめです。
登録したプロフィールから企業側からのオファーが入るスカウト型なので、案件探しに時間をかけられない人におすすめです。
また、副業や転職希望者向けの契約書や税金関係のサポートも提供しているというメリットもあります。
Findy Freelance
Findy Freelance(ファインディフリーランス)は、主にスタートアップ企業の案件を紹介しているエージェントです。
IT系ベンチャーの自社開発案件に参加できる機会がありますので、最新トレンドに興味のあるエンジニアにおすすめです。
稼働開始後の請求書作成や単価などの条件交渉のサポートがあるのもよいところです。
フューチャリズム
フューチャリズム(Futurizm)は、もともとはポ―トエンジニアリング株式会社によるエージェントサービスでしたが、現在はスキルマッチングサービスで有名なココナラの子会社として運営されています。
テクスカ
テクスカはエンジニアに特化したスカウト型の転職サービスです。
企業側の採用意欲が高いことが多く、経歴などを見た上でスカウトを送りますので、ミスマッチのリスクが低いのがメリットです。
ただし、間にエージェントの仲介がないため、条件交渉などは自分で行う必要があります。
SOKUDAN
SOKUDAN(ソクダン)はフリーランスや副業をしたい人材と企業をマッチングするサービスで、エンジニアやマーケター、営業などの職種の募集を探すことができます。
クラウドワークス
クラウドワークスは業務を発注したい企業や個人とネットで仕事を探したいフリーランスをマッチングする総合的なサービスです。
デザインや動画編集、ライティングなどさまざまな仕事が募集されていますが、その中でエンジニアの仕事も取り扱われています。上記で紹介したクラウドテックと同じ運営会社のサービスです。
発注者と相談することで、完全未経験で受注できる仕事もありますので、はじめてエンジニアの副業をする人におすすめです。
テックゲート フリーランス
テックゲート フリーランスは、
プラットフォームの選び方
上記のようにエンジニアを対象とした副業エージェントやクラウドソーシングにはさまざまなサービスがあります。
その中から自分に合ったプラットフォームをどのように探せばよいのか、サービスの選び方について解説します。
報酬や働き方で選ぶ
まずは副業でどの程度の収入を得たいのか、どのようにエンジニアの仕事がしたいのかをイメージしてみましょう。
自分の希望の報酬や働き方がはっきり決まれば、そのイメージに合った案件が見つかりやすいプラットフォームを選びましょう。
たとえば、本業が忙しいので土日のみ、または週1〜2日のみを希望の人には、短時間でこなせる案件が合っています。
スキルを活かしてできるだけ報酬の高い案件を受注したいということもあるでしょう。
それぞれのプラットフォームの案件を調べて、希望の報酬や働き方にマッチするサービスを選ぶことで探しやすくなります。
スキルや経験で選ぶ
自分のスキルや経験によってプラットフォームを選ぶのも効果的な方法です。
エンジニアとしての経験が浅かったり未経験だったりすると、受注できる案件の範囲も自ずと決まってきます。
この場合はクラウドソーシングを利用するか、または未経験可の案件が多いエージェントを利用するのがおすすめです。
経験豊富で自分のスキルに自信があるなら、幅広い選択肢の中から自分に合った案件に応募できます。
報酬が高額な案件や有名企業の案件が見つかりやすい副業エージェントを選べば高収入を目指せるでしょう。
信頼度や安全度で選ぶ
フリーランスの仕事では、利用するプラットフォームの信頼度や安全度は重要なポイントです。
SNSなどで実際に利用した人の口コミを検索して、悪い評判がないか調べるという方法もあります。
最初は少額の案件からはじめると安心して取り組むことができます。
特に、クラウドソーシングでは個人の発注者も含まれますので、慣れるまでは注意が必要です。
案件がイレギュラーな形で中断したり、発注者とのコミュニケーションで行き違いがあると、収入にも影響が出てしまいますので注意しましょう。
エンジニアが副業を始めるときの注意点
ここからは、エンジニアが副業を始めるときに気をつけるべき注意点について解説します。
プラットフォームの利用方法やクライアントとの取引、税金関係などの注意点を見ていきましょう。
就業規則を確認する
最初に注意すべきことは、本業の会社の就業規則です。
企業によっては副業を禁止していることもあり、ルールに反して副業を行い問題に発展すると処分の対象になる可能性もあります。
就業規則で禁止されていなければ副業は可能と考えられますが、本業の会社では積極的に話さないほうが無難です。
また、本業に支障の出ないよう注意しながら、余裕を持って取り組むようにしましょう。
確定申告を忘れない
副業の所得が年間20万円を超えると翌年の2月から3月にかけて確定申告をする必要があります。
確定申告を忘れると所得税の未納が発生する場合がありますので注意しましょう。
エンジニアの副業は比較的報酬が高いので、年間を通して副業を行えばほぼ確実に確定申告が必要になります。
仕事用のパソコンや事務机などの出費は経費にできる場合がありますので、領収書の保管なども忘れないようにしましょう。
副業で確定申告は20万円から?手続きの流れやポイントも解説
スケジュールをしっかり管理する
本業と副業の両方をこなす必要がありますので、スケジュール管理はとても重要です。
高収入を目指すあまりに副業の仕事を抱えすぎると、本業に影響が出てしまう場合もありますので注意しましょう。
また、業務をこなすことができても、スケジュールに無理があると体調を崩してしまい、結局両立が難しくなるということも考えられます。
あくまで本業を一番に考え、副業の業務量は余裕を持って決めましょう。
利用規約やプライバシーポリシーを確認する
利用規約やプライバシーポリシーの確認もしっかりと行いましょう。
利用規約はそのプラットフォームを利用するためのルールが記載されています。
特に、登録するための条件や報酬の受け取り方法、禁止事項などを入念に確認しましょう。知らずにルール違反をすると取引先に迷惑をかけてしまう可能性があります。
また、プラットフォームに登録したり求人に応募したりするときに、個人情報を提供することになります。
Webで入力した個人情報がどのように扱われるのかがプライバシーポリシーに明記されています。
レビューや口コミを確認する
興味のあるプラットフォームが見つかったら、実際に利用したユーザーのレビューや口コミを確認してみましょう。
案件の傾向や隠れたデメリットなどが口コミ情報から得られる場合があります。
ただし、どんなプラットフォームにも良い口コミと悪い口コミがあります。個々のレビューに過度にとらわれず、全体像を把握するよう心がけましょう。
また、興味のある案件を見つけたら、募集している企業の評判も調べると安心です。
特に、高額報酬や長期の案件に応募するときは、信頼できる発注者か確認することが大切です。
自分と相性の良いサービスを選ぶ
プラットフォームによって案件の傾向が違いますので、自分と相性の良いサービスを選びましょう。
副業エージェントの中でも傾向の違いがあり、有名企業の案件を多く扱っているサービスもあれば、スタートアップ企業の案件が多いこともあります。
クラウドソーシングでは単発の案件や即戦力が求められる案件が多くなるのが特徴です。
自分のスキルや副業に使える時間などを考慮して相性を考えることが大切です。
利用してみないと分からないことも多いので、複数のプラットフォームに登録するのもおすすめです。
興味のあるプラットフォームをいくつか利用してみて、相性が良いものをメインで使うという方法がよいでしょう。
エンジニア副業のデメリット
副業でエンジニアの仕事を受注することで想定されるデメリットについても解説します。
副業を行うことで達成したいことと、考えられるデメリットの両方を理解して、副業を行うかどうかを検討しましょう。
プライベートの時間が減る
副業は本業の退勤後か休日に行いますので、副業を増やすほどプライベートの時間が減っていきます。
特に、エンジニアとしての経験が浅い人はスキル習得も必要なので、本業以外の時間のほとんどを副業に使うということにもなりかねません。
リラックスしたり趣味を楽しんだり、家族や人付き合いのために使う時間も必要なので、副業の時間を取りすぎないように注意しましょう。
稼げない可能性もある
エンジニアの案件は高単価のものが多いですが、応募すれば必ず稼げるというものではありません。
特に、エンジニアの仕事をはじめたばかりの人は、自分のスキルで受注可能な案件が見つからないこともあるからです。
このようなときは、未経験可の案件が多いエージェントやクラウドソーシングを活用するなど、仕事の探し方を見直さなければならないこともあります。
専門知識を得るために書籍を読んだり動画教材を視聴したりなどでスキルを身に付けることも必要になるでしょう。
高単価な案件が多いエンジニアの仕事でも、本格的に稼げるようになるためには数ヶ月などある程度の期間が必要になる場合があります。
エンジニア副業のメリット
エンジニアの副業を行うことで得られるメリットについて解説します。
金銭的な収入だけでなく、エンジニアとしてのキャリアに対してのメリットもあります。
副収入で収入アップ
エンジニア副業のメリットは、高収入案件を見つけやすく収入アップにつながりやすいところです。
リモートワークとも相性が良く、土日だけなど都合に合わせて働くこともできますので、一度スキルを身に付ければ長く稼げます。
自分の得意分野でこれまで培ってきたスキルを活かし、副収入で生活にゆとりを持たせたり、独立・起業の資金を貯めたりなど、それぞれの希望を叶えることができます。
経験を積んでスキルアップ
エンジニアの副業を行うことで経験を積み、スキルアップにつながるのも大きなメリットです。
普段からエンジニアの仕事をしている人は、副業を通して本業とは違う環境や役割でプロジェクトに参加できます。
副収入が得られるという高いモチベーションがある状態で新たな経験を積むことで、スキルに磨きをかけることができるでしょう。
これからエンジニアとして活躍したい人にとっては、たとえ低単価でも実務を経験することで将来の単価アップに繋げることができます。
最新のトレンドを知れる
副業を行うことでIT関連の最新トレンドについて知ることができます。
たとえば、モバイルアプリでは現在どんなニーズがあるのか、AIが業界にどのような影響を与えているかなど、肌で感じることができるでしょう。
実際に業務を受注しなくても、各プラットフォームで案件の募集を見ているだけで最新トレンドについて詳しくなれます。
このようにして得た知識を本業で活かすことができます。
人脈が広がる
副業を通して新たな人脈が広がるのもメリットです。
基本的に副業で関わる人は本業とは関係のない人が多いので、普段とは違った人間関係の中で仕事をすることができます。
フリーランスの仕事ではクライアントと直接やり取りするようになるのも社内エンジニアとの違いです。
副業で知り合った新しい人脈を通して、将来別の案件を受注できる可能性も出てくるでしょう。
エンジニアの副業で稼ぐ3つのコツ
エンジニアの副業で実績を作り未経験の状態を脱したら、次に重要なポイントはいかに収入を増やしていくかという点です。
以下でエンジニアの副業で稼ぐ3つのコツを紹介しますので参考にしてください。
実績をアピールする
エンジニアの副業で稼ぐコツは、実績のアピールを効果的に行うことです。
エンジニアの仕事にはフロントエンドやバックエンド、モバイルアプリ開発、データベースなどさまざまな領域があります。
自分はエンジニアとして何ができるのか、どのような業務をこなした実績があるのかなどを応募先にしっかりと伝えましょう。
もしエンジニアの仕事を始めたばかりで実績がないときは、低単価の単発案件で経験を積むことから始めましょう。
未経験可の案件が多いエージェントを利用するか、クラウドソーシングで単発の案件を探すのがおすすめです。
高単価案件を狙う
エンジニアの仕事に慣れてきたら、高単価の案件を狙って応募することで収入アップにつなげることができます。
一般的に、長期の大規模のプロジェクトは報酬単価も高い傾向があり、単発や短期の案件は低単価のことが多いです。
複数のエージェントに登録してそれぞれの募集に目を通し、高単価の案件を探すという方法もおすすめです。
固定報酬案件を選ぶ
固定報酬の案件を選ぶのも副業で高収入を得るコツです。
固定報酬とは、決められたタスクを完了することで「1件あたり何円」と報酬が固定で決まっている案件のことです。
固定報酬以外の案件は時給制のことが多いですが、副業では稼ぎにくいので注意が必要です。
本業の勤務終了後と休日の作業なので、確保できる作業時間は1日平均で3〜4時間前後になるでしょう。作業時間が多く確保できないと稼ぎも少なくなってしまいます。
固定報酬なら、作業に何時間かかったかは関係ありませんので、作業効率を上げればその分だけ収入アップになります。
スキルを活かして大きく稼ぐには、固定報酬の案件を選びましょう。
自分のスキルを活かしてエンジニア講師としてはじめてみる
プログラミングのスキルを活かして、エンジニア講師の副業をするのもおすすめの稼ぎ方です。
エンジニア講師とは、プログラミングスクールで授業に出席する受講生にプログラミングなどのスキルを教える講師の仕事です。オンラインのプログラミングスクールでは講師もリモートで授業を行うことができますので、空き時間を使った副業に適しています。
エンジニア講師になるためには、自分が使えるプログラム言語の実務経験が目安として2年程度必要です。
複数の言語を教えられる人は掛け持ちも可能な場合が多いので、収入アップを目指せます。
また、社会人経験が1年程度求められることもあります。
プログラミング講師の時給はレッスン内容やレベルによって変わりますが、目安として時給2,000円前後が一般的です。
以下でプログラミング講師の求人を選ぶポイントや、おすすめのスクールなどを紹介します。
プログラミング講師の求人募集を選ぶポイント
プログラミング講師の求人募集は以下のようなポイントをもとに選びましょう。
・オンラインのリモート型か教室のオフライン型か
・募集条件に満足できるか
まずは求人内容を見て、自分がイメージしている条件に合うのか事前に確認しましょう。
たとえば、エンジニアを対象にした教室や子供向けのプログラミング教室など、スクールによってレッスン内容が異なります。
短時間でできるアルバイトのこともあれば、フルタイムの業務になるスクールもありますので、イメージと違う仕事内容だと後から気づかないようしっかりと確認しておくことが大切です。
また、オンラインのリモート型なのか、教室のオフライン型なのかという点も必ず確認しておくことが重要です。
本業をしながら副業で講師をするなら、通勤の必要がなくスキマ時間で勤務できるオンラインの講師が適しています。
オフライン型では自宅との通勤距離や終電の時間など条件がありますし、通勤できる範囲にスクールが多数ある場合を除くと、応募先として選べる選択肢が少なくなります。
興味のあるスクールがオンライン講師を募集しているのか、オフラインのみなのかは事前にしっかりと確認しましょう。
また、募集対象のプログラミング言語や時給などの募集条件もしっかりと確認しましょう。
どのプログラミング言語を対象としているのか、求められる実務経験はどのくらいか、1つの言語だけで応募できるのか、給与はいくらなのかなど細かいところまで確認してから選びましょう。
副業でプログラミング講師ができるスクール
副業でプログラミング講師ができるおすすめのスクールを4つ紹介します。
SAMURAI ENGINEER(株式会社SAMURAI)
SAMURAI ENGINEERはリモートワークで週1から勤務できるプログラミング講師を募集しています。都合のよい時間に業務が可能で、副業としての就業も推奨されていますので、安心して応募できます。
Code Camp(コードキャンプ株式会社)
Code Campではリモートで講師ができるのはもちろん、副業形態での採用がありますので、育児などと並行してプログラミング講師ができます。
応募から報酬の申請はオンラインで完結しますので、副業に適しています。
TechAcademy(キラメックス株式会社)
TechAcademyはオンラインに特化したスクールで、本業が終わった後の時間や土日のみでプログラミング講師として働けます。
受講生の質疑応答を行ったり、課題の評価などを行う業務が空き時間を活かした副業に最適です。
TECH I.S.(株式会社テックアイエス)
TECH I.S.は愛媛県の企業が運営し、海外にも展開しているスクールです。
国際的なレベルに適う受講プログラムの講師として勤務することで、自らのスキルのブラッシュアップにもつながるのがメリットです。
未経験でもプログラミング講師になれるスクール
次に、未経験でもプログラミング講師になれるおすすめのスクールを紹介します。
リスキルテクノロジー(株式会社リカレント)
リスキルテクノロジーは、主にIT企業で行われる新入社員向けの研修を請け負っているスクールです。
エンジニア業務の実務経験が浅い人でも、アシスタント講師として応募することができます。
学校法人角川ドワンゴ学園
学校法人角川ドワンゴ学園で運営されている小学生から高校生までの子供を対象としたスクールでプログラミング講師の募集があります。
有名企業関連のスクールで、レッスン内容や教材などがしっかりと用意されており、未経験の人でも意欲があれば講師として採用される可能性があります。
やる気スイッチプログラミング教室(株式会社やる気スイッチグループ)
やる気スイッチプログラミング教室は、学習塾や英会話教室などで有名なやる気スイッチグループの子供向けプログラミングスクールです。
ゲームを通じて楽しみながら学べる授業など独自のカリキュラムが特徴で、子供と一緒に楽しみながらレッスンをするのが好きな人に向いています。
エンジニアの副業に関してよくある質問
最後に、エンジニアの副業に関してよくある質問とその回答をまとめました。
Q1.副業は会社にバレる?
副業のことを会社に知られたくないということもあるでしょう。
しかし、副業のことを自ら話したりしない限りは、通常はバレない可能性が高いです。
副業で使うアカウントやポートフォリオで本名を使わなければ、案件受注で利用するプラットフォームやSNSからバレることはないでしょう。
プラットフォームや取引先の企業から本業の会社に情報が開示されることはありませんので、本業に支障が出ないようスケジュール管理を徹底すればバレにくくなります。
ただし、副業をして所得が増えることで所得税や住民税の金額が増えますので、税額の通知が本業の会社に届いてバレる可能性があります。
副業の確定申告をするときに、住民税を自分で納付するよう申告することで、本業の会社への税額変更の通知が届かなくなり、バレにくくなります。
副業が会社にバレない方法とは?住民税の申告方法やバレた後の対処法なども併せて解説 | SOKKIN MATCH
Q2.副業で稼いだら確定申告は必要?
エンジニアの副業で稼ぐと確定申告は基本的に必要となる場合が多いです。
副業で確定申告が必要になるのは副業で得た年間の所得が20万円を超えた場合です。
所得とは、収入から経費を引いて残った金額のことです。エンジニアの場合は、クライアントから受け取った報酬から、業務で支出した経費を引いた金額が所得です。
エンジニアの業務ではスキルや専門知識が求められますので、比較的高額な案件が多くなります。
また、自宅でパソコンとネット環境があればできますので、経費の支出も少ないという特徴があります。
年間を通してエンジニアの副業を行うと年間20万円を超える可能性が高いため、毎年確定申告が必要になると考えておきましょう。
Q3.プログラミングの副業は稼げる?
プログラミングは専門知識が必要で需要も高いため稼ぎやすい副業です。
自社でプログラマーを採用する企業は多いですが、社内の人材だけでは突発的な業務の増減に対応できないことがあるため、即戦力になるフリーランスを募集するケースは多くあります。
また、プログラミングは簡単なテキストエディタがあれば作業できますので、時間や場所を選ばずどこでも副業に取り組めるというメリットもあります。
ノートパソコンを使ってスキマ時間に業務ができますので、スキルが身に付けば稼ぎやすい副業です。
Q4.平日の夜だけでも副業できる?
平日の夜だけの副業で稼ぐこともできます。
フリーランスの仕事は業務委託で受注しますので、決められた納期を守ることができれば、いつ業務を行っても差し支えありません。
同様に土日のみや週1日のみだけの副業も可能です。
ただし、本業の仕事で予想外の時間外勤務や休日出勤、飲み会などの用事が発生することもあります。
副業の案件を多くかかえすぎると納期に間に合わなくなったり、本業に支障が出たりする可能性がありますので注意しましょう。
平日の夜だけなど副業に使える時間が短いときは、スケジュール管理を徹底し、対応可能な業務量の見極めをしっかり行いましょう。
まとめ
この記事では、エンジニアの副業におすすめのプラットフォームや案件例、案件の探し方や副業で稼ぐコツなどを詳しく解説しました。
副業のエンジニアの仕事を探すには、この記事で紹介したようなエンジニアに特化した副業エージェントを利用するのがおすすめです。
そのほかに、クラウドソーシングで単発の案件を探したり、SNSで案件を探したり、リモートのエンジニア講師の副業をするのもおすすめです。
エンジニアの副業では、空き時間を活かして副収入が得られるのはもちろん、新しいスキルや人脈が得られたり、最新のトレンドにも詳しくなれたりしますので、本業にも役立つ収穫があるでしょう。
ただし、スケジュール管理を徹底し、プライベートの時間も確保しつつ、本業に支障が出ないよう注意してください。
また、本業の会社の副業に関する就業規則のルールを確認することや、副収入が発生した際は確定申告が必要という点も忘れないようにしましょう。
ぜひこの記事で紹介した内容を参考にしていただき、エンジニアの副業探しに役立ててください。
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