業務委託の面接で落ちる原因とは?事前準備から注意点まで、幅広く解説します!

フリーランス・個人事業主

業務委託の面接で聞かれることは?

業務委託の面接では、正社員・パート・アルバイトなどのような他の雇用形態とは、そもそもの目的が異なるため、重視される点が違います。

業務委託の場合

業務委託の場合、即戦力になるかどうかを重視されます。そのため、職歴や実績、持っている資格やスキル、稼働できる時間や期間、今までの業務経験などを聞かれます。また、業務委託をする上で円滑なコミュニケーションが取れるか、業務を遂行できるかどうかなど、質問を通して確認される可能性もあります。

正社員・パート・アルバイトの場合

正社員・パート・アルバイトの場合、人柄が会社と合っているかが重視されます。業務委託とは違い、組織に属して働くため、組織に馴染めるかどうかを大事にしています。スキルに関しては、会社で育てることができますが、会社に合って居ない人柄を変えるのは難しいです。もちろん、職種によってはスキルが求められる場合もあります。

業務委託について詳しく知りたい方は、次の記事で紹介しています。興味がある方はぜひご一読ください。業務委託とは?メリット・デメリットを解説

 

業務委託の面接の流れ

直接契約の場合

クライアントと直接面接する場合は、以下のような流れで進むことが多いです。

  • 企業の概要
  • プロジェクトの説明
  • 経歴・実績などの質問
  • その他の質疑応答

まず、クライアントについては、よく調べておきましょう。企業について事前に理解しておくことで、聞かれることが予測できたり、予め質問を考えたりできるでしょう。結果的に、面接での対応力が上がります。

基本的に、面接をする側が司会進行を行いますが、面接を受ける側が司会進行を行うように指示される可能性もあります。営業をかけるイメージで、自分のことプレゼンできるように準備しておくとよいでしょう。

エージェントを介して契約する場合

エージェントを介して面接を行う場合は、以下のような流れで進むことが多いです。

  • エージェントとの面談
  • 企業とのマッチング
  • 企業との面接

まず、エージェントとの面談を先に行います。履歴書や職務履歴書などの、必要書類を足すことで、自身のスキルや条件に適した企業を探してくれます。面談日程はエージェントが調整してくれるので、正式に決まったら企業について調べはじめましょう。

面接当日はエージェントが同席してくれる場合もあります。司会進行をしてくれたり、交渉の補佐をしてくれたりします。エージェントは力強い味方になってくれるでしょう。

 

業務委託の面接で準備すること

 

業務委託の面接で準備した方が良いことは5つあります。

  • 自身のスキルや実績を確認する
  • エピソードトークを用意する
  • 稼働時間を確認する
  • 聞かれることを予測して回答を考える
  • 質問を考える

1つ1つ詳しく解説していきます。

自身のスキルや実績を確認する

即戦力として雇われる業務委託では、スキルや実績がもっとも重要だと言えるでしょう。これが上手く伝わらないと、契約成立の可能性が下がってしまいます。自己PRを上手く伝えるために、自身のスキル状態や過去にやってきたことや振り返り、自分の得意なことを見つけておきましょう。契約に繋げるためにもきちんと確認して、資料として用意するか、話せるようにしておきましょう。

エピソードトークを用意する

自身のスキルや実績を語る際に、具体的なエピソードを交えて伝えると効果的です。過去のプロジェクトで苦労したこと、どう乗り越えたか、成果が良かったプロジェクトなどを思い出しましょう。結果だけでは分からない実状や、成功への流れを話すことで、より分かりやすく、より具体的に伝えることができます。

稼働時間を確認する

実際にどのくらい稼働できるのか、確認しておきましょう。自分のライフスタイルやタスクを整理し、何時間稼働できるのか、何曜日に稼働できるのか、面接で聞かれてもすぐに答えられるようにしておきましょう。企業としても、プロジェクトをスムーズに進行するために知っておきたい情報になります。詳細に伝えられるようにましょう。

聞かれることを予測して回答を考える

企業について調べて、聞かれそうなことをシミュレーションしておきましょう。過去のプロジェクトでの経験や、困難にどう打ち勝ったか、仕事で自分が注意していることなど。聞かれた質問に対して、スマートに答えられるようにすることで、良い印象を与えることができます。予測できる質問を予めピックアップしておき、回答を用意しておきましょう。

企業は、その人の人なりや考え方を知るために質問をしてきます。自分の考えや芯がブレないように、しっかりと固めておきましょう。

質問を予め考える

確認したい情報を聞き忘れないように、事前に知りたいことをピックアップしておきましょう。企業から語られなかった部分を質問することで、コミュニケーションエラーやミスマッチを減らすことができます。特に、この5点は確認するようにしましょう。

  • プロジェクトの概要や企業の課題
  • 自身のポジション
  • 稼働時間と稼働期間
  • 報酬の内容や支払いについて
  • 使用している技術

調べても分からなかったことや、もっと詳しく知りたいことなど、直接話せる機会なので、聞けることは聞いておきましょう。

 

採用されやすい人の特徴

業務委託の面接で採用されやすい人の特徴は6つあります。

  • 提案力がある人
  • 経験や実績がある人
  • 分からないことをすぐに確認する人
  • 主体的に行動できる人
  • コミュニケーションを円滑に取れる人
  • メモを取る人

1つ1つ詳しく解説していきます。

提案力がある人

多くのクライアントは、自社には問題解決をできる人がいないので、業務委託を活用します。

問題をどうすれば解決できるのか悩んでいるけど、自分たちで考えても分からない状況です。そんな不安の中に提案を持っていければ、社内に差し込む一筋の光になれること間違いありません。

提案力があることをアピールするために、面接の時点で提案をするのも良いと思います。提案が具体的なほど効果的になります。

経験や実績がある人

業務委託では即戦力が求められるので、経験や実績は多ければ多いほど採用に繋がりやすいです。

厚生労働省が調査した「業務委託契約従事者との契約締結 ・更新時の項目別重視度【これまでの職務経歴】」によると、大いに重視したと回答した人が25.5%、ある程度重視したと回答した人が39.7%
合わせると65.2% の人たちが重視していると回答していることが分かります。

また、現在進行形で他の案件も受け持っていれば、なお良いでしょう。マルチタスクができる人だなと思われて、採用率がグンッと上がること間違いなしでしょう。

出典:厚生労働省「業務委託契約従事者との契約締結 ・更新時の項目別重視度【これまでの職務経歴】

分からないことをすぐに確認する人

分からないことを分からないままにして、曖昧にしてはいけません。依頼された業務と全然違う業務をやっていたと後々分かれば、とりかえしのつかない問題になりかねないからです。一度そうなってしまえば、信用はガタ落ちでしょう。そうならないためにも、少しでも疑問を持ったことには必ず質問しましょう。自分の中で答えがでた場合でも「この解釈であっていますか?」と聞き返すことで、円滑にコミュニケーションを行うことができます。質問をすることで、クライアントから見てもちゃんと伝わっていることが分かるので、安心できるでしょう。

主体的に行動できる人

即戦力が求められる業務委託では、主体性も求められます。新入社員のように、指示を待って行動するのではなく、即戦力として自分から行動して問題解決に導きましょう。

厚生労働省が調査した「業務委託契約従事者との契約締結 ・更新時の項目別重視度【熱意・意欲】」によると、大いに重視したと回答した人が59.7%、ある程度重視したと回答した人が33.5%
合わせると93.2% の人たちが重視していると回答していることが分かります。

会社からは、自分から行動するくらいの熱意と意欲を持って働くことが求められています。それだけではなく、立派な社会人として、遅刻はしない、納期は守る、報連相をしっかりするなど、責任感を持って行動しましょう。

出典:厚生労働省「業務委託契約従事者との契約締結 ・更新時の項目別重視度【熱意・意欲】

 

コミュニケーションを円滑に取れる人

個人で作業する場合でも、チームで作業する場合でも、業務委託では円滑なコミュニケーションが求められます。コミュニケーションが不足してしまった場合、業務が円滑に進まなくなってしまうので、気になることができたら気軽に相談しましょう。会社のチームに所属して作業を行う可能性もあります。チームの一員として働き、円滑にコミュニケーションが取れるように、明るく笑顔で元気よく。壁を作らないようにしましょう。厚生労働省が調査した「採用時に調査する能力(全体)」でも、コミュケーション能力が一番求められていることが示されています。

出典:厚生労働省「採用時に調査する能力(全体)

メモを取る人

業務委託の面接では、クライアントから会社の説明や業務の説明などが話されます。耳で聞いているだけでは、後から思い出そうとした時に忘れてしまう可能性があるので、メモを取っておきましょう。メモを取ることで重要なことを忘れなくなり、情報を整理することもできるので脳に定着させることができます。仕事中でも、同じ質問を何度も繰り返すことがなくなるため、両者にとって効率が良くなるでしょう。また、メモを取るだけでも、会社には本気度が伝わります。形だけでも良いので、取り組みましょう。

 

面接で落ちる原因

業務委託の面接で落ちてしまう原因は大きく3つあります。

  • スキルや実績が不足している
  • 条件とマッチしていない
  • 自己アピールが不足している

1つ1つ詳しく解説していきます。

スキルや実績が不足している

クライアント側が求めているスキルに達していなかったり、実績が少なくて信用されなかったりして、面接に落ちてしまうことがあります。即戦力を求めるクライアントは、多くの実績を積んでいる人や、見るからにスキルが高い人を採用したいと考えています。一般的に、社内で解決できないことを解決するために業務委託を雇います。この2点が不足していると、この人の提案では解決できないのではないか?と不安を持たれてしまうので、採用される可能性は極めて低くなるでしょう。

条件とマッチしていない

スキルや実績があっても、クライアントが提示する条件と合致していなければ、面接に落ちる可能性があります。例えば、稼働できる時間が平日の昼間に限られている、ミーティングが平日の夜にしかできないなど。日時によってコミュニケーションが妨げられるとなると、速く返信が欲しい場合や相談したいことがある場合に、作業が止まってしまいます。効率をあげるためにも、クライアントは稼働時間が一致している人を選ぶでしょう。時間以外の条件では、報酬や納期の不一致なども挙げられます。

自己アピールが不足している

スキルや実績があって条件もマッチしているのに採用されない場合は、自己アピールが不足している可能性が高いです。クライアントが求める人物像にいくら一致していても、伝わらなければ一致していないのと何も変わりません。業務委託の面接で自分が最適な人材だと伝えるためにも、自己アピールはしっかり行いましょう。相手にしっかり伝えるために、過去の案件のデータを見せたり、経験を話したりして、自分を売り込むつもりで面接に挑みましょう。

 

業務委託が向いている人の特徴

業務委託が向いている人の特徴は3つあります。

  • 自己管理ができる人
  • 実務経験が豊富な人
  • 自分で答えに辿りつける人

この特徴に当てはまらない人でも何の問題もありません。向いている人の特徴を参考にして、まずは面接に合格し、これからの業務委託ライフに役立てましょう。

自己管理ができる人

業務委託では、自分の働きたい時間に働けるパターンが多いです。クライアント側が個人に委託している業務なので、納期に間に合えば問題なかったり、どこで作業をしても良かったりします。業務委託によっては、正社員のように会社に勤めることになる場合もあるので、条件はちゃんと確認しましょう。

自由に働ける分、自己管理ができないと苦労することになります。例えば、夏休みの宿題を最終日にやる子どもたちのように、仕事を最後まで残してしまうと、大変なことになることが想像できますよね。会社と連絡が取れなければ不信感も募るでしょう。スケジュール管理と体調管理の両立を心がける必要があります。

自己管理が苦手な人は、家で仕事をする時は服を着替えたり、仕事部屋を作ったりすると良いでしょう。人が周りにいた方がよければ、機密情報の取り扱いには気をつけて、カフェでの作業も捗るかもしれません。環境を変えることを意識すれば、仕事に手が付きやすくなります。だらだらと作業はせず、メリハリをつけて仕事を行うようにしましょう。

実務経験が豊富な人

業務委託は、実務経験が豊富な人が向いています。今まで積み重ねてきた経験を駆使して働くことで、即戦力としてクライアントに貢献できるでしょう。逆に言えば、実務経験が少ないと、対応力も限られるため、貢献できる可能性は低くなります。

まだ経験が少ないという方は、簡単な業務委託から始めて、数をこなして行きましょう。経験を積み重ねることで、豊富な実務経験はいずれ手に入れることができます。

フリーランスについても次の記事で紹介しています。これから業務委託を始めたい方や、興味がある方はぜひご一読ください。フリーランスとは?メリット・デメリット、向いている人の特徴も徹底解説!

 

自分で答えに辿りつける人

業務委託では、周りに頼れる仲間がいないことがほとんどです。クライアントに相談はできても、自力で答えを導きだす必要が出てきます。なので、自分で考えることが好きで、答えに辿り着くことができる人は業務委託に向いています。

業務委託では、自分が解決の糸口になることができます。自主性が求められるとも言えるので、自分から行動できる人ほど向いていると言えるでしょう。考えるのがあまり得意ではないという方は、トレーニングをしてみましょう。インターネットを見れば、さまざまな問題が転がっています。その問題がどうやって解決されたのかを分析し、未解決の問題に当てはめて考えてみましょう。こうすることで、自分で考える力が少しずつ身についていくでしょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。これまで、業務委託の面接の流れから必要な準備、採用されやすい人の特徴や落ちる原因など、幅広く解説してきました。

・スキルと実績をエピソードと交えて伝える
・条件が合致しているかチェックする
・事前に質問や回答を考えておく

面接で採用されるポイントとしては、この辺が挙げられると思います。業務委託面接の参考になれば幸いです。

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この記事の監修者SOKKIN MATCH事業責任者/坂口 綾太
SOKKIN 人材支援統括本部/本部統括:坂口綾太 株式会社SOKKIN 執行役員

2019年に株式会社サイバーエージェントに新卒で入社し、歴代最速でシニアアカウントプランナーに昇格。人材・不動産業界マーケを経験し、株式会社サイバーエージェントTOP3顧客になる不動産企業様にて責任者を担当していた実績を持つ。2024年、株式会社SOKKIN入社後、SOKKIN 人材支援統括本部/本部統括に従事。

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