フリーランスとは?メリット・デメリット、向いている人の特徴も徹底解説!

フリーランス・個人事業主

近年、メジャーになりつつある「フリーランス」という働き方。言葉はよく耳にするけど、実際どのような意味なのかはっきりと理解している方は多くないでしょう

フリーランスになると、「自由な働き方ができる」・「スキルを活かして高収入を得ることができる」等のメリットがあります。

一方で、フリーランスは安定的ではない、自分とは関係のない話と思っている方も多いのではないでしょうか。

フリーランス、私でもなれるの?

そこで今回の記事では、フリーランスの定義やメリット・デメリット、向いている人の特徴などについて徹底解説していきます。

【今回の記事でわかること】
1:フリーランスとは
2:フリーランスになる3つのメリット
3:フリーランスになる5つのデメリット
4:フリーランスに向いている・向いていない人の特徴

本記事を読めばフリーランスの基礎がわかります。「フリーランスってそもそもどんな仕事?」「フリーランスになるメリットって?」という疑問を抱えている方は最後までご覧ください。

フリーランスとは

そもそもフリーランスとは、どのような人のことを指すのでしょうか?以下に詳しくご紹介します。

フリーランスの定義

フリーランスとは簡単にいうと、業務委託契約を結んで個人で仕事をする人のことを指します。

会社員と大きく違う点は、雇用契約ではなく業務委託契約を結ぶ点にあります。企業との雇用契約が存在しないため、勤務場所や労働時間に縛られず柔軟性のある働き方ができます。

おもにデザイナー・編集者・Webライター・プログラマー等の職種をしている場合が多いです。

【フリーランスの語源】
フリーランス(Freelance)は、「Free(自由)」「Lance(槍)」を組み合わせた言葉です。中世ヨーロッパ時代に、個人で雇われた兵士(兵士=槍を持って戦う人)がフリーランスと呼ばれていたことが起源とされています。

個人事業主とフリーランスの違いは?

フリーランスと個人事業主の大きな違いは、「開業届」を出しているかどうかです。開業届を出した場合は、個人事業主とされます。

また、根本的な違いとして個人事業主は税務上の言葉であり、フリーランスとは働き方を指す言葉であるという違いがあります。

【関連記事】個人事業主とは?副業をしている会社員は個人事業主としての開業が必要?

フリーターとフリーランスの違いは?

フリーターとは、アルバイトやパートをすることによって給与所得を得ている人たちのことを指します。つまり、フリーターは正社員以外の雇用形態ではありますが、企業に雇用されています。フリーターとフリーランスの大きな違いは、フリーターが企業に雇用されているのに対し、フリーランスは個人で業務委託契約を結んで仕事をしているかの違いになります。

副業とフリーランスの違いは?

副業とフリーランスの大きな違いは、雇用契約を結んでいる本業が存在するかしないかの違いになります。副業は、雇用契約を結んでいる本業の傍ら行う仕事のことであるのに対し、フリーランスは企業と雇用契約を結ばずに自由に仕事をすることを言います。

フリーランスになる3つのメリット

個人事業主になると様々なメリットがあるので、確認しておきましょう。

メリット①:とにかく自由に働くことができる
メリット②:スキルによって高い報酬が得られる
メリット③:様々な知見や経験を得られる

メリット①:とにかく自由に働くことができる

フリーランスは、服装・勤務場所・仕事量も全て自由という環境で働くことができます。
会社員であれば、上司に割り当てられた仕事は当然ながらこなさなければならず、出勤時間・退勤時間等も決まっています。一方で、フリーランスであれば、業務内容によってその仕事を受けるかどうかを自由に決めることができます。「自分が本当にやりたい案件」を仕事にすることができるので、仕事のやりがいにもつながるでしょう。

また、個々のライフステージにあった働き方ができることも大きなメリットと言えます。特に女性の方は結婚・出産などライフイベントが多く、自分の理想とする働き方ができないと感じる方も少なくないです。

フリーランスという働き方を選択することによって、出産した後も子育てをしながら、空いた時間を有効活用して在宅で仕事をこなすことができます。

メリット②:スキルによって高い報酬が得られる

フリーランスは、案件を自由に選べる分報酬の金額も自分次第です。サラリーマンであれば、ノルマの何倍も頑張ったとしても大したご褒美ももらえず、給料も上がらないことが多いです。

フリーランスは自分のスキルやキャリアに合わせて、報酬の高い案件にも挑戦できるので自分の努力次第では大きく稼ぐこともできます。

メリット③:様々な知見や経験を得られる

フリーランスは、会社の看板がなく自分の身1つでスタートするため、試行錯誤の過程を通じてお金の知識や・人脈の広がりが必然的に得られます。

また、趣味で身につけたスキルを仕事にすることもできるので、いつの間にかそれがメイン業務となり、仕事の幅の広がりやスキルアップにもつなげることができます。好きなことを活かしたり、あらゆる知識をつけたりとフリーランスの仕事は自己成長の機会ともなります。

フリーランスになる5つのデメリット

フリーランスになるにはもちろんデメリットもあるので、確認しておきましょう。

デメリット①:収入が不安定
デメリット②:社会的信用が低い
デメリット③:仕事仲間がいない
デメリット④:やらないといけない業務の幅が広い
デメリット⑤:お金関係の事務作業が面倒

デメリット①:収入が不安定

自由に働けるというメリットの裏返しとして、収入が不安定というデメリットがあります。会社員であれば毎月安定した給料を得ることができますが、フリーランスの場合、収入が極端に少ない月が発生する場合も珍しくありません。

報酬の高い案件をこなして大きく稼げる月がある一方、仕事が急に獲得できなくなることもあるため、月によって収入に差が出ます。「来月は仕事をちゃんと依頼されるかな…」と不安になり、眠れない夜があるフリーランスの方も少なくありません。

デメリット②:社会的信用が低い

フリーランスは、一般的にはサラリーマンに比べて社会的信用が低いです。信用が低いということは、以下のようなことが起きやすいと言えます。

クレジットカードの審査が通らない
ローンを組めない
家を借りれない
上記のことはサラリーマンならば当たり前にできることかもしれませんが、独立初期のフリーランスの方は、できることが限られる傾向があります。
ただし、仕事が軌道に乗りキャリが積み上がっていけば、社会的信用も少しずつ積み上がっていくでしょう。

デメリット③:仕事仲間がいない

フリーランスは「1人社長」と呼ばれることもあるように、上司も部下もいません。そのため、仕事仲間がいないことに寂しさを感じる方もいるでしょう。会社員であれば、本来受けられたはずのフィードバックなど受ける機会がないため周りの評価を得ることもできません。また、仕事のことを相談できる相手がいないのは大きなデメリットとも言えます。

プロジェクトが終わった後の、打ち上げや1年の終わりの忘年会なども当然ながらありません。ただしどうしても寂しいという方は、フリーランスの仕事を通じて知り合った人やフリーランス仲間同士で集まると良いでしょう。

デメリット④:やらないといけない業務の幅が広い

サラリーマンは会社内で様々な業務を各々が分担して働いているため、マーケティング担当であれば経理関連の仕事をする必要はありません。しかし、フリーランスであれば全ての役割を自分でこなす必要があります。

営業はもちろん、契約書の制約や帳簿付けなどの経理関連のことも担う必要があります。フリーランスのライターであっても、文章を書く以外にも様々な業務があるのです。

また、働く時間や量を自由に決めることができる反面セルフマネジメントも必要となってきます。ギリギリにならないとやらないタイプの人などは、締め切りを確認し前倒しで作業をする癖をつけるようにするのがおすすめです。

デメリット⑤:お金関係の事務作業が面倒

フリーランスは、給与から税金が特別徴収される会社員に対し、自分で直接税金や社会保険料を納めなければなりません。所得税や住民税、国民年金など様々な税金を納める必要があり、当然年に1回確定申告もしなければなりません。

こういったお金関係の事務作業が面倒に感じるフリーランスの方も少なくないです。

フリーランスに向いている人・向いていない人の特徴

フリーランスという働き方を選択する上で向き・不向きも少なからず存在します。どのような人がフリーランスに向いているといえるのでしょうか。

フリーランスに向いている人

フリーランスのメリット・デメリットをご紹介してきましたが、フリーランスに向いている人とはどのような人なのでしょうか。以下がフリーランスに向いている人の特徴として挙げられます。

【フリーランスに向いている人の特徴】
・職場の人間関係に煩わしさを感じている人
・出産&育児と仕事を両立したい人
・安定よりも挑戦・変化を求める人
・スケジュール管理能力が高い人
・特定の分野のスキルに長けている人
フリーランスの魅力は何よりも自由に働けるところです。自由であることが大きなメリットに感じ、上記のような特徴に当てはまる人は、フリーランスのメリット・デメリットを鑑みた上でフリーランスという働き方を検討してみてはいかがでしょう。

フリーランスに向いていない人

一方で、フリーランスに向いていない人とはどのような人なのでしょうか。以下がフリーランスに向いていない人の特徴として挙げられます。

【フリーランスに向いていない人の特徴】
・時間の管理が苦手な人
・安定した収入が欲しい人
・事務仕事を自分でしたくない人
・仲間と協力して働きたい人
特に、仲間と協力しながら仕事がしたいという方にはフリーランスはあまりお勧めできません。また、成長よりも安定を求める方にはサラリーマンとして働く方が向いているといえるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事では、フリーランスの定義やメリット・デメリットについてご紹介しました。以下に今回のポイントをまとめました。

フリーランスとは、業務委託契約を結んで個人で仕事をする人のこと
語源は英語の”FreeLance“で、「Free(自由)」と「Lance(槍)」を組み合わせた言葉
自由に働ける・スキルを活かして高収入も期待できる等のメリットがある一方、収入が不安定・社会的信用が低い・仕事仲間がいない・業務の幅が広いなどのデメリットがある

興味がある方は、フリーランスのメリット・デメリットを鑑みた上でフリーランスという働き方を検討してみてはいかがでしょう。

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この記事の監修者SOKKIN MATCH事業責任者/坂口 綾太
SOKKIN 人材支援統括本部/本部統括:坂口綾太 株式会社SOKKIN 執行役員

2019年に株式会社サイバーエージェントに新卒で入社し、歴代最速でシニアアカウントプランナーに昇格。人材・不動産業界マーケを経験し、株式会社サイバーエージェントTOP3顧客になる不動産企業様にて責任者を担当していた実績を持つ。2024年、株式会社SOKKIN入社後、SOKKIN 人材支援統括本部/本部統括に従事。

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