ITコンサルの副業ってどうなの?仕事内容や単価、注意点などを解説!案件獲得サイトや役立つ資格も紹介!

副業

さまざまな職種・業界が選択できる副業のなかで、ITの知識・スキルが豊富なITコンサルに挑戦してみたいと思う人もいるでしょう。クライアントが抱える課題・問題点の解決のサポートができるため、やりがいも感じられる仕事です。

しかしその一方で「ITコンサルの副業案件はあるの」「副業でITコンサルをした場合、どれくらい稼げるの」といった不安・疑問を抱いている人も少なくありません。

本記事では、ITコンサルの副業事情について解説します。ITコンサルの需要・案件の獲得方法・おすすめのサイトなども含めて網羅的に紹介するので、ぜひ参考にしてください。

▼ 副業について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!

  1. ITコンサルの副業案件を受ける上で抑えるポイント
    1. 副業OKかどうか確認する
    2. 本業に配慮する
  2. ITコンサルは副業の需要が高まっている?
    1. DXを支える人材のニーズ拡大
    2. IT業界の人材不足
    3. ITを基盤としたサービスの増加
  3. ITコンサルの副業をするメリット
    1. 収入の増加
    2. スキルの向上
    3. 土日やスキマ時間の有効活用
    4. 独立の準備
  4. ITコンサルにおすすめの案件の種類
    1. データの集計・処理・分析
    2. 人材・組織マネジメントのコンサルティング
    3. IT関連記事の執筆・SNSの情報発信
    4. 講師
  5. ITコンサルの副業案件を獲得する方法
    1. エージェントサイトの活用
    2. クラウドソーシングサイトの活用
    3. SNSでの呼びかけ
    4. 友人・知人からの紹介
  6. ITコンサルにおすすめの案件獲得サイト【10選】
    1. エージェントサイト【5選】
    2. クラウドソーシングサイト【5選】
  7. ITコンサルの副業案件の単価目安
    1. 副業月収【〜20万円】
    2. 副業月収【30〜40万円】
    3. 副業月収【50万円〜】
  8. ITコンサルの高単価の副業案件を取る条件
    1. コンサルタントとしての実務経験を積む
    2. 専門領域に特化する
    3. 資格を取得する
  9. 【ITスキルを証明できる】ITコンサル向けの資格6選
    1. 基本情報技術者試験
    2. 応用情報処理技術
    3. ITストラテジスト試験
    4. CCNA
    5. LPIC
    6. ITコーディネータ
  10. ITコンサルの副業を始める際の留意点
    1. 体調管理に気をつける
    2. 案件を受けすぎない
    3. 必要に応じて確定申告を行う
  11. ITコンサルの副業に関するQ&A
    1. IT未経験でもITコンサルの副業はできる?
    2. ITコンサルは平日のみ・土日のみの稼働でも可能?
  12. まとめ

ITコンサルの副業案件を受ける上で抑えるポイント

ITコンサルの副業を始めるうえで、抑えておくべきポイントを紹介します。

副業OKかどうか確認する

副業を始める前に、本業に確認をしてください。副業を禁止している企業・会社があるからです。

情報漏洩・労働環境などの観点から、就業規則にて副業を禁止したり制限を設けたりしているところも少なくありません。

就業規則で禁止しているにもかかわらず副業をして、その事実を知られてしまうと、減給・懲戒解雇といった処分を受ける可能性があります。

副業に関するルールについては、基本的には就業規則に明記されているので、事前に確認しておきましょう。就業規則をチェックしても不明点が明確にならない場合は、勤務先に直接確認してください。

本業に配慮する

本業に配慮することも忘れてはいけません。ITコンサルはその仕事柄、本業に影響を及ぼす可能性があるからです。

例えば副業ITコンサルとして、クライアントから相談を受けたとしましょう。クライアントが抱える課題が本業の勤務先と似ていた場合、そのノウハウをクライアントに伝えてしまうということは考えられるケースです。このような行為は、利益相反や守秘義務違反にあたります。

また勤務先がITコンサル系だった場合、競業避止に反する可能性があるので注意してください。

このようにITコンサルの副業をする際にはターゲットの規模を変えるなど、本業への配慮を怠らないようにしましょう。

ITコンサルは副業の需要が高まっている?

ITコンサルの副業にチャレンジしようと考えている人のなかには、需要が気になる人もいるかもしれません。

そこでITコンサルの副業の需要について解説します。

DXを支える人材のニーズ拡大

DXとはデジタルトランスフォーメーションの略であり、企業がデジタル技術を活用して業務の効率化やビジネスモデルの変革をすることです。

国は、各企業・会社に対してDX推進に取り組むよう積極的に働きかけています。その理由として、高齢化・少子化を背景にした人材不足があげられるでしょう。単純作業やルーチンワークをDX化することで、深刻な人材不足の解消が狙いです。

しかしDX化は簡単なことではなく、専門的な知識・スキルが求められます。これらの専門的なスキルを要したITコンサルに注目が集まっているため、副業であっても需要が高いジャンルといえるでしょう。

IT業界の人材不足

IT業界の人材不足も、ITコンサルの需要を引き上げている原因のひとつです。

国はDX推進に取り組むように積極的に働きかけていますが、そのためにはIT関連の高い知識・スキルが欠かせません。アナログからデジタルへの移行は容易なことではなく、自社の力だけではなしえることが難しいのが現状です。

IT関連の人材育成には時間やコストがかかるという背景から、ITコンサルタントのニーズは高まっています。専業・副業にかかわらず、ITコンサルタントの業務に従事できる人材は、重宝されるのです。

ITを基盤としたサービスの増加

ITを基盤としたサービスが増加している点も、ITコンサルの需要を高めている理由としてあげられるでしょう。IT業界の人材が活躍する場が拡大しているからです。

ITを基盤としたサービスは、IT業界に限ったことではありません。製造業・小売業をはじめとするITとは無縁に思える業界でも、IT関連のサービス・事業が増えつつあります。

業界の垣根を飛び越えてITを活用したサービス・事業が拡大すれば、それに伴ってIT関連の事案・案件も増加するため、副業でもITコンサルの需要は高まっているのです。

ITコンサルの副業をするメリット

ITコンサルの副業をするメリット・利点を紹介します。

収入の増加

収入の増加は、ITコンサルの副業をする利点のひとつです。

厚生労働省が運営するjob tagによると、ITコンサルタントの短時間労働者における平均時給は約2,300円と公表されています。この金額は、副業の時給では高めです。

時給が高めであるため、多少稼働時間が少なくてもある程度の副業収入が期待できます。

スキルの向上

スキルの向上も、ITコンサルの副業における利点としてあげられるでしょう。IT関連スキルは、業界の垣根を超えて利用価値が高いからです。

さまざまな職種・業界でIT化が進められています。しかしその一方で、高い知識・スキルを要した人材は少ないのが現状です。

ITコンサルの副業をすれば、案件をこなしながらスキルの向上が期待できます。スキルの向上は案件の獲得率を上昇させるとともに、さまざまな職種・業界でも応用できるため、メリットは大きいといえるでしょう。

土日やスキマ時間の有効活用

土日・スキマ時間の有効活用が可能な点も、ITコンサルの副業の利点です。

ITコンサルの副業は、リモートワーク・在宅ワークが可能な案件が多い傾向にあります。場所を選ばずに仕事ができるため、スキマ時間を有効活用できる点はメリットといえるでしょう。

またITコンサル関連の案件を豊富に取り扱っているサービスの場合、土日などの休日のみの対応が可能な仕事も少なくありません。

休日・スキマ時間を活用して別の収入が得られる点は、メリットといえます。

独立の準備

独立の準備になる点も、ITコンサルの副業の利点でしょう。

ITコンサルは単価が高いだけではなく、人脈の拡大も期待できます。独立に必要な資金を貯めつつ、開業後の事業活動に重要な人脈作りも行えるのです。

副業から独立を目指している人にとって、重要な2大要素をすすめられる点は利点としてあげられます。

ITコンサルにおすすめの案件の種類

ITコンサルにおすすめの案件の種類を紹介するので、参考にしてください。

データの集計・処理・分析

データの集計・処理・分析とは、クライアントから依頼されたデータをわかりやすく加工してまとめる仕事です。

ITコンサルの仕事とは分析力が必要不可欠であるため、馴染みやすく始めやすい副業といえるでしょう。この種類の案件は業界を問わず需要が高いため、IT分野の未経験者でも参入しやすい副業です。

ただしITコンサルとして本業で活動している場合は、競業避止義務に違反しないように注意してください。特にコンサルティングにまで業務範囲がおよぶ場合は、本業とクライアントが重なるケースも少なくありません。

副業案件を探す場合はデータの集計・処理・分析に絞りましょう。

人材・組織マネジメントのコンサルティング

人材・組織マネジメントのコンサルティングもおすすめです。

業界の垣根を超えて多数の企業・会社で、IT関連の人材不足問題を抱えています。この問題を解決するためにはITコンサルの存在が欠かせず、支援を求める声が高まっているのが現状です。

業務内容は、ITを駆使した業務フロー支援・IT人材育成の研修制度支援など多岐にわたります。得意な分野・ジャンルに絞って探せば取り組みやすいので、おすすめです。

IT関連記事の執筆・SNSの情報発信

関連記事作成・SNSでの情報発信も、おすすめの副業としてあげられます。

IT技術の導入にあたって検索エンジンで関連する記事・コンテンツを検索して調べようとする人は少なくありません。専門用語があまり使われておらず、わかりやすく解説されているコンテンツならより多くの顧客確保が期待できるでしょう。

ITコンサルは高い専門性と伝達能力を有していることから、関連する記事作成・SNS情報発信は得意ジャンルといえます。専門性の高いコンテンツは高額報酬も期待できるので、安定した副業収入を得たい人にもおすすめです。

講師

ITコンサルは、講師の副業にも向いているでしょう。コンサル業務では、説明力・解説力が必要不可欠だからです。

ITコンサルは、クライアントに課題点・問題点とあわせて具体的な解決策の説明をしなければなりません。クライアントのなかにはIT関連にあまり詳しくないケースもあるため、わかりやすい説明を求められます。

日常的にITコンサルの業務に携わっている場合、説明力・解説力が培われているので講師に最適です。

専門学校・イベントなどはもちろん、企業・会社での研修講師の仕事も見つかります。

ITコンサルの副業案件を獲得する方法

ITコンサルの副業案件を獲得する方法を紹介するので、参考にしてください。

エージェントサイトの活用

ITコンサルの実務経験がある場合は、エージェントサイトの活用をおすすめします。

エージェントサイトとは事前にスキル・経験・希望などの登録を行い、担当者からの案件・仕事の紹介を受けるスタイルのサービスです。

自分で仕事・案件を探す必要がないため、仕事に集中したい人や営業活動に時間を取りにくい人に向いています。

ただし一定レベル以上の経験・スキルが求められるケースが多いので、未経験者・初心者には向いていません。

すでにITコンサルとして業務に携わった経験がある場合は、活用してみてください。

クラウドソーシングサイトの活用

ITコンサルとしての経験が少ない、または未経験の場合はクラウドソーシングサイトの活用をおすすめします。

クラウドソーシングサイトとは、仕事を依頼したい側と受注したい側を結び付けるマッチングプラットフォームです。

クラウドソーシングサイトはさまざまなレベルの案件を取り扱っており、初心者・未経験者でも応募可能なものが多数掲載されています。ITコンサルとしての実績・経験を増やす際には、このサービスを利用するとよいでしょう。

SNSでの呼びかけ

SNSでの呼びかけも、ITコンサルの案件探しに有効な方法としてあげられます。SNSを活用して募集を行っている企業・法人があるからです。

ハッシュタグなどを活用してITコンサルの案件・仕事を探している旨を配信すれば、それを見た企業・法人からの直接オファーが舞い込むかもしれません。

ただしSNSは顔が見えないクライアントとの取引です。なかには仕事だけを依頼して報酬を支払わないといった悪質なところもあるので、注意しましょう。

友人・知人からの紹介

友人・知人からの紹介で、ITコンサルの案件を見つける方法もあります。

ITコンサルとしての案件を探していることを身近な人に伝えておけば、依頼が舞い込んだりクライアントを紹介してもらえたりするかもしれません。

ただし本業でITコンサルをしている場合は、競業避止や利益相反に反する可能性があります。そのため、すでに退職した同僚やフリーランスとして活動している知人に限定しておきましょう。

ITコンサルにおすすめの案件獲得サイト【10選】

ITコンサルにおすすめの案件獲得サイトを紹介します。

エージェントサイトとクラウドソーシングサイトにわけて紹介するので、経験・スキルレベル等にあわせて使い分けてみてください。

エージェントサイト【5選】

エージェントサイトは、すでに実務経験がある人におすすめのサービスです。

自分で営業活動をする手間が省けるので、仕事に集中したい人に向いているでしょう。

SOKKIN MATCH

運営会社 株式会社 SOKKIN
特徴 ・事前のスキル診断で最適な案件獲得が可能
・定期的なフィードバック面談あり
・報酬アップに関する交渉をサポート
・スキルアップが可能なセミナーを実施
取り扱いジャンル マーケター・クリエイター・エンジニアなど
取り扱い案件数 非公開
リモートワーク率 非公開
登録料 無料
向いている人 ・定期的なフィードバックが欲しい人
・スキルアップ支援も受けたい人
・オンラインで面談を受けたい人
注意点 ・登録しなければ案件詳細は不明
・スキルアップセミナーは有償サービス
公式サイト https://sokkin-match.me/partner_talent/

レバテックフリーランス

運営会社 レバテック株式会社
特徴 ・オファーと応募の両方からアプローチが可能
・自身の市場価値がわかる市場分析ダッシュボードあり
取り扱いジャンル ITコンサルタント、エンジニア、データサイエンティストなど
取り扱い案件数 10万件以上(2025年5月現在)
リモートワーク率 91%以上
登録料 無料
向いている人 ・自分の市場価値を知りたい人
・オファーと応募の両方で案件を見つけたい人
注意点 ・Web上で確認可能な案件は一部
・リモート不可や一部リモート化の案件あり
公式サイト https://freelance.levtech.jp/

ITプロパートナーズ

運営会社 株式会社Hajimari
特徴 ・週2日からの案件紹介が可能
・専属エージェントによるサポートあり
取り扱いジャンル コンサルタント、エンジニア、マーケターなど
取り扱い案件数 約7,000件
リモートワーク率 不明
登録料 無料
向いている人 ・少ない稼働時間で副業収入を得たい人
・専属エージェントによるサポートが欲しい人
注意点 ・基本出社や一部リモートの案件あり
公式サイト https://itpropartners.com/

フリーコンサルタント.jp

運営会社 株式会社みらいワークス
特徴 ・案件紹介と応募の両方が可能
・稼働中も営業担当者がサポート
取り扱いジャンル ITコンサルタント、エンジニア、マーケターなど
取り扱い案件数 約5,700件(2025年5月時点)
リモートワーク率 不明
登録料 無料
向いている人 ・営業担当者からの手厚いサポートを得たい人
・評価フィードバックを受けたい人
注意点 ・出社案件が多め
公式サイト https://freeconsultant.jp/

Midworks

運営会社 株式会社 Branding Engineer
特徴 ・最短1日で参画決定
・案件が途切れた場合の報酬保障制度あり
取り扱いジャンル コンサル、エンジニア、デザイナーなど
取り扱い案件数 約12,000件(2025年5月時点)
リモートワーク率 フルリモート率:65%
リモート勤務あり:22%
登録料 無料
向いている人 ・将来フリーランスを目指している人
・手厚いサポートプランを受けたい人
注意点 ・報酬保障サービスは審査が必要
公式サイト https://mid-works.com/

クラウドソーシングサイト【5選】

クラウドソーシングサイトは、さまざまなレベルの案件を取り扱っているサービスです。

未経験・初心者など、実務経験に不安がある場合に利用するとよいでしょう。

CrowdWorks

運営会社 株式会社クラウドワークス
特徴 ・応募から報酬受取までオンラインで完結
・報酬未払いを防ぐ仮払い方式を採用
取り扱いジャンル コンサルティング、システム開発、デザイナーなど
取り扱い案件数 40万件以上(2025年5月時点)
向いている人 ・実務経験が少ない人
・さまざまなジャンルに挑戦したい人
注意点 ・報酬が相場よりも低い場合あり
・サイト外での取引は原則禁止
公式サイト rref=topppage_1

ランサーズ

運営会社 ランサーズ株式会社
特徴 ・仕事カテゴリ300種類以上
・仕事の受注スタイル多数
取り扱いジャンル コンサルティング、マーケティング、デザインなど
取り扱い案件数 約19,000件(2025年5月時点)
向いている人 ・さまざまなスタイルで仕事の依頼を受けたい人
・ランク制度を活用して受注率を上げたい人
注意点 ・初心者や未経験者関連の案件は少なめ
公式サイト https://www.lancers.jp/l

ココナラ

運営会社 株式会社ココナラ
特徴 ・スキルや経験の販売が可能
・サービス提供はすべてオンライン上で完結
取り扱いジャンル コンサルティング、マーケティング、プログラミングなど
取り扱い案件数 25万件以上(2025年5月時点)
向いている人 ・報酬額を自分で設定したい人
・発注と受注の両方で案件を探したい人
注意点 ・設定報酬額を高くし過ぎると依頼がこない可能性あり
公式サイト https://coconala.com/

ビザスク

運営会社 株式会社ビザスク
特徴 ・多彩な案件とクライアント
・フレキシブルな時間の活用が可能
取り扱いジャンル コンサルタント
取り扱い案件数 不明
向いている人 ・さまざまな業界での経験を積みたい人
・コンサル経験は浅いが専門知識が豊富な人
注意点 ・登録内容によってはオファーがない可能性あり
公式サイト https://expert.visasq.com/

MENTA

運営会社 MENTA株式会社
特徴 ・教えたい人と学びたい人をつなぐプラットフォーム
・報酬額は自由設定
取り扱いジャンル ビジネス、エンジニア、マーケターなど
取り扱い案件数 不明
向いている人 ・ITコンサルの知識や経験をさまざまな人に教えたい人
・教えたり伝えたりすることが得意な人
注意点 ・報酬が高すぎると学びたい人が集まらない可能性あり
公式サイト https://menta.work/

ITコンサルの副業案件の単価目安

ITコンサルの副業案件の単価目安を紹介するので、参考にしてください。

副業月収【〜20万円】

月20万円以下の副業収入を得たい場合は、月10~15時間程度の稼働を目指したスポットコンサルの案件がおすすめです。

スポットコンサルとは継続ではなく一時的にITコンサルの業務を引き受ける仕事であり、以下のような特徴があります。

・報酬は時給制
・オンラインや電話での対応案件多め
・相談内容のハードルは低め
なお時給は相談内容や利用するサービスによって報酬は異なりますが、たとえばクラウドワークスでは時給5,000円からのスポットコンサル案件が見受けられます。

主な仕事内容は、以下の通りです。

・週1回2~3時間程度のミーティング
・資料作成

スポット的な依頼であることから、業務内容はあまり広くありません。

副業月収【30〜40万円】

月30〜40万円程度の副業収入を得たい場合は、月20〜30時間程度の稼働を想定した中規模プロジェクトをメインにするとよいでしょう。

土日のみなど、週1〜2日程度の稼働案件であれば40万円程度に収まります。ただし、業務内容によって報酬は変動するので注意してください。

主な業務内容は以下の通りです。

・週2回2~3時間程度のミーティング
・システム開発のリード
・要件定義

期間・依頼内容によっては30万円を下回ることも少なくありません。その場合は、ITコンサルタントの経験・スキルを活かせるWebライティングなどの案件を受注するとよいでしょう。

副業月収【50万円〜】

月50万円以上の副業収入を得たい場合は、大規模プロジェクトを中心にした案件探しをおすすめします。1案件で高額報酬が狙える可能性が高いからです。

プロジェクトの規模・コンサルティングの業務内容・期間などにもよるので、必ずしも50万円以上得られるとは限りません。クラウドワークスで確認してみると、大規模プロジェクトの場合の報酬額は100万円からの案件が多めです。

ただし担当する業務内容は幅が広く、担当する期間も長めなものが多いでしょう。1カ月あたりの稼働時間は40時間を超える可能性が高いので、注意してください。

ITコンサルの高単価の副業案件を取る条件

ITコンサルで高単価の副業案件を獲得するための条件を紹介します。

コンサルタントとしての実務経験を積む

高単価の副業案件を獲得したいのなら、コンサルタントとしての実務経験を積むことです。

コンサルタント業務は実績・経験が重視されるジャンルの仕事なので、ある程度の実務経験がなければ高単価の副業案件は獲得できません。

クラウドソーシングサイトを利用して初心者・未経験者でも可能な案件に応募して実績数を増やし、実務経験を積みましょう。

専門領域に特化する

高単価の副業案件を獲得する際には、専門領域に特化することも重要です。

ITコンサルを求める声は、業界の垣根を超えて高まっています。さまざまな業界にチャレンジできるという見方もできますが、言い換えるなら業界の選択肢が複数あるといえるでしょう。ひとつの業界に特化してスキル・知識を磨けば、優位性の構築が可能です。

例えば医療専門・製造業専門・建築業専門のように業界を絞り込んで副業案件を受注し、専門性を高めましょう。専門領域に特化すれば希少性という点でも付加価値がつき、高単価案件が狙いやすくなります。

資格を取得する

資格を取得することも、高額案件を獲得する際の効果的な方法といえるでしょう。資格はコンサルタントとしての知識・スキルの証明になるからです。

特に初心者・未経験者の場合は、資格を取得しておくことをおすすめします。初心者・未経験者でも応募可能な案件であっても、資格の有無によって受注率に大きな影響を及ぼすからです。

ただしITコンサルタントと関連性の低い資格は、取得しても高く評価されません。次の項目でITコンサル向けの資格を紹介するので、参考にしてください。

【ITスキルを証明できる】ITコンサル向けの資格6選

ITコンサル向けの資格を取得しておいたほうが、案件受注の際に有利に働く可能性があります。

おすすめの資格を紹介するので、参考にしてください。

基本情報技術者試験

主催者 IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
資格の内容・特徴 ・ITエンジニアの登竜門
・IT関連の基礎的知識および技能と実践的な活用能力の証明
・自らソフトウエア設計やプログラム作成が可能
受験料(税込) 7,500円
受験日 随時
公式サイト https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/fe.html

応用情報処理技術

主催者 IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
資格の内容・特徴 ・ITエンジニアとしてレベルアップを図る際に有効な資格
・IT関連の応用的知識および技能の証明
・システムの設計や保守において自ら技術的問題点の解決が可能
受験料(税込) 7,500円
受験日 4月、10月(年2回)
公式サイト https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/ap

ITストラテジスト試験

主催者 IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
資格の内容・特徴 ・経営とITを結びつける仕事をしている人向けの資格
・ITを活用した基本戦略の提案等を行うための知識や実践能力の証明
・高度IT人材として企業や事業活動への提案や策定が可能
受験料(税込) 7,500円
受験日 4月(年1回)
公式サイト https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/st.

CCNA

主催者 シスコシステムズ社
資格の内容・特徴 ・ネットワークエンジニアとしての基礎知識とスキルを証明
・ネットワークの基礎知識やトラブルシューティングに関する知識
・ネットワークの最適化や管理が可能
受験料(税込) 42,900円
受験日 随時
公式サイト https://www.cisco.com/c/ja_jp

LPIC

主催者 非営利団体LPI
資格の内容・特徴 ・Linux技術者認定試験
・Linuxの知識とスキルを証明
・LPIC-1~LPIC-3の3段階あり
受験料(税込) ・LPIC-1:18,150円
・LPIC-2、LPIC-3:19,800円
受験日 随時(日曜日と祝日を除く)
公式サイト https://www.lpi.org/ja/

ITコーディネータ

主催者 特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会(ITCA)
資格の内容・特徴 ・ITを利活用したDX推進の役割を担う人向けの資格
・実践スキルとコンサルタントの基礎知識と技術力の証明
・立案から評価改善まで一気通貫で担当可能
受験料(税込) 19,800円
受験日 公式サイトにて要確認
公式サイト https://itc-shikaku.itc.or.jp/exam/

ITコンサルの副業を始める際の留意点

ITコンサルの副業を始める際の留意点を紹介します。

体調管理に気をつける

体調管理には注意してください。ITコンサルの副業案件は、内容によって多忙になる可能性があるからです。

副業案件が多忙になっても、本業はおろそかにできません。副業案件には納期が定められていることが多く、遅れるとクライアントに迷惑をかけてしまいます。そのため、休息時間を返上して業務にあたるケースも少なくありません。

その結果、体調を崩すリスクが高くなるので、体調管理にも注意を払いましょう。

案件を受けすぎない

案件を受けすぎないようにしてください。案件を受けすぎると、本業に悪影響を及ぼす可能性が高くなるからです。

本業あっての副業であることを忘れてはなりません。副業案件が本業を圧迫し、クオリティ・パフォーマンスが落ちてしまっては本末転倒です。

本業がメインであることを忘れず、副業案件の受注件数を抑えるように意識しましょう。

必要に応じて確定申告を行う

副業での年間所得額が20万円を超えると、確定申告が必要です。

確定申告が必要であるにもかかわらず、申告・納税を行わなかった場合、無申告加算税などの罰金が科せられます。

▼ なお副業の確定申告については、以下のサイトで詳しく解説しています。こちらもあわせて参考にしてください。

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ITコンサルの副業に関するQ&A

ITコンサルの副業に関するQ&Aを紹介します。

IT未経験でもITコンサルの副業はできる?

IT未経験でもITコンサルの副業ができるかどうか、気になる人もいるかもしれません。まったくできないわけではありませんが、相応の努力と準備が必要です。

ITコンサルは、実務経験・実績が重視される職種です。そのため、未経験・初心者の場合は応募できる案件は限られてしまう可能性があります。

クラウドソーシングサイトでは、初心者・未経験者でも応募可能な案件もあります。しかし、受注できたとしても苦労する可能性が高いでしょう。

ITコンサルは平日のみ・土日のみの稼働でも可能?

平日のみ・土日のみのように限定的な稼働は可能です。

ITコンサルの案件のなかには、週1日や土日祝のみに限定したものも多数あります。希望する働き方に限定した案件に応募すれば、稼働可能です。

ただし限定的な条件の案件の場合は、副業収入は限られてしまう可能性があるので注意してください。本業並みの副業収入を得たい場合は、稼働時間を限定せずに案件を受注したほうがよいでしょう。

まとめ

ITコンサルの副業事情について解説しました。

国主導のもと、業界・職種を問わずDX推進が活発化しています。このような背景からITコンサルを求める声は高まっており、副業案件も受注しやすいのが現状です。

ただし業務内容によっては、両立が難しいケースも少なくありません。あくまで副業で活動するのか、将来の独立を見据えているのかを明確にして受注したほうがよいでしょう。また、本業に悪影響を及ぼさないように注意することも重要です。

 

本記事で紹介した副業案件を獲得する方法・おすすめの資格なども参考にして、ITコンサルの副業にチャレンジしてみてください。

 

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この記事の監修者SOKKIN MATCH事業責任者/倉田 裕貴
SOKKIN MATCH事業責任者:倉田裕貴 株式会社SOKKIN 人材事業責任者

株式会社サイバーエージェント、シニアアカウントプレイヤーとして大手企業のコンサルに従事。WEB・アプリ問わず、運用ディレクションをメインに幅広い業種のお客様の課題へ対応してきた実績を持つ。また、マネージャーとして育成業務にも従事。
2022年、株式会社SOKKIN入社後、SOKKIN MATCH事業責任者に従事。

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