経理の副業とは?未経験でも在宅で稼げる方法や始め方を徹底解説!

副業

経理はお金の流れの全体像を把握して処理する仕事を担っていることから、業界を問わずさまざまな企業・会社で重宝される人材です。

しかしなかには「経理のスキルをもっと活かしたい」「経理の経験を活用して副業したい」と考える人もいるでしょう。

本記事では経理における副業全般について解説します。副業としての仕事の種類・メリット・デメリット・案件獲得までの流れを網羅的に紹介するので、ぜひ参考にしてください。

▼ 副業について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!

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経理の副業とは?平均給与や仕事内容について!

経理の副業にはどのようなものがあるのでしょうか?経理の仕事内容は幅が広く、副業としての種類は多岐にわたります。また副業としての給与も仕事の種類によって異なるため、一律ではありません。

経理の副業の主な仕事内容および給与について、確認していきましょう。

仕事内容

経理とは、一般的に会社・企業のお金の流れ全体を把握したうえで適切に管理・処理する仕事です。そのため仕事の内容は細かく分かれており、副業案件では細分化された内容で募集されることが多くあります。

・記帳業務
・月次・年次決算
・確定申告
・決算書作成
・申告書作成
・給与計算

上記は、経理の副業として募集される案件の一部です。一般企業で経理として勤務する際には上記全般を担当することになりますが、副業ではこれらを細分化して一部分のみ担当するケースが多いでしょう。

そのため例えば経理の日常業務の経験はあるけれど、決算手続きはしたことがない場合には、記帳業務のみ募集している副業案件に応募すれば受注できます。

平均給与

経理の副業案件の場合、平均給与はどのような業務をどこまで担当するかによって異なるため、一概にはいえません

例えば手書き出納帳の中身を会計ソフトに正確に入力する案件の場合、取引期間20日ほどで3万円~4万円程度です。

その一方で会計ソフトに日々の経費入力・確認・修正をする場合、10カ月分で2万円~3万円程度に下がります。

ただし確定申告関連の業務を担当する場合には、10万円程度の報酬が発生する案件もあるのが現状です。

このように仕事の内容・範囲によって発生する報酬額は異なります。確定申告までの全般を担当する場合は税務の専門知識も必要とするため、高額報酬が期待できるでしょう。しかし会計ソフトに入力する程度の仕事内容の場合は特別な知識・スキルを必要としないことも多く、高額報酬は期待できません。
▼ 副業でいくらまで稼いでいいのかはこちらで解説。

経理の副業には一体どんな仕事の種類がある?

経理の副業にはどのような仕事の種類があるのでしょう。前述で軽く触れましたが、詳しい仕事内容までは解説していませんでした。

そこで経理の副業案件における仕事の種類・内容・目安となる報酬について確認していきましょう。

記帳業務

記帳業務とは、経理のなかでも日常業務を担当する仕事のことです。

業務内容
・記帳に関する業務全般を担当
・会計ソフトへの入力
・帳簿作成(出納帳、残高一覧表、試算表など)
・取引の記帳(売掛、買掛など)
・会計帳簿チェック
必要なスキル
・会計ソフトの使用スキル
・簿記の基礎的な知識
募集内容の傾向
・経理経験者優遇
・完全リモートワークあり
・クオリティによって継続あり
報酬の目安
1万円~3万円

記帳業務は、お金にまつわる日々の取引を専用ソフトに入力する案件が多い傾向があります。

入力時にはクライアントによって異なる勘定科目に沿って正確に入力しなければならず、借方・貸方などの知識も必要です。そのため副業案件の多くは、経験者が優遇されています。未経験で受注可能な場合もありますが、その際は簿記などの専門知識を保有していることの証明が求められるでしょう。

月次決算・年次決算

月次決算とは月ごとの単位で行う決算業務のことであり、年次決算は1年間の事業結果をまとめる業務のことです。

業務内容
月次
・月単位および1年間の決算業務
・集計された仕訳内容と帳簿の整合性チェック
・残高確認
・期末時の確定費用の計上
年次
・1年間分の会計処理の精査
・財務諸表の作成
・節税対策への配慮
必要なスキル
・会計ソフトの使用スキル
・簿記または会計に関する上級者の知識
募集内容の傾向
・経験者優遇
・スピード重視
・継続依頼あり
・フルリモート案件あり
報酬の目安
5万円~9万円

月次決算および年次決算は単発での依頼もありますが、どちらかというと前述した記帳業務を含めた案件が多くみられます。その理由として、いずれも日常業務の流れで処理を行ったほうが正確かつスピーディーな業務が期待できるからです。

また前述した記帳業務と比較すると高度な簿記・会計の専門知識が必要なことから、報酬も高額なものが目立つ傾向にあります。

確定申告

確定申告とは、毎年2月16日~3月15日の1カ月間実施される所得税および法人税の申告・納税の手続きのことです。

業務内容
・個人事業主の場合は年間所得額および所得税の計算
・法人の場合は会計期間の所得額および法人税の計算
・必要書類の作成から申告までを一気通貫
必要なスキル
・税理士の資格が必要
・確定申告書作成ソフトの使用スキル
・会計ソフトの使用スキル
・会計や経理における専門的な知識
・確定申告における専門的な知識
募集内容の傾向
・継続依頼あり
・経験者優遇
報酬の目安
4万円程度

確定申告の案件はクライアントによって業務の内容・幅などが異なります。個人事業主と法人では業務量に違いがあるからです。

契約期間についても個人事業主の場合は、業務内容・幅に限りがあるので単発案件が多いでしょう。一方の法人の場合は全体像を把握したうえで確定申告業務も担当する傾向があるので、継続依頼による長期契約になりがちです。そのため、個人事業主よりも法人のほうが高額報酬が期待できます。

決算書作成

決算書作成とは、会社・企業の会計年度における財務などの状態を示す書類を作成する仕事です。

業務内容
・損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の作成
・会計年度が終了した帳簿の確認
・試算表の作成
必要なスキル
・税理士の資格必須
・簿記や会計の知識
・会計ソフトの使用スキル
・正確な計算能力
募集内容の傾向
・経験者優遇
・フルリモート案件あり
・スピード重視
・継続依頼あり
報酬の目安
1万円~5万円

決算書は確定申告および株主総会などにも使用される重要な資料であることから、経験者が求められます。決算書を作成したことがない未経験者の場合、案件の受注は困難でしょう。

取引期間は1ヶ月が多く、クオリティによっては継続依頼も期待できます。

申告書作成

申告書作成とは、確定申告に必要な書類のみを作成する仕事です。

業務内容
・確定申告書、貸借対照表、損益計算書などの作成
・所得税および消費税の両方を担当する場合あり
・法人の場合は法人住民税および法人事業税も含む
必要なスキル
・税理士の資格必須
・会計ソフトおよび確定申告ソフトの使用スキル
募集内容の傾向
・経験者優遇
・継続依頼あり
報酬の目安
1万円~9万円

申告書作成で担当する税金は、所得税だけではありません。クライアントが法人の場合は消費税・法人住民税・法人事業税なども含めて依頼される可能性があります。

担当する税金が多くなれば業務量も増加するため、高額案件が期待できるでしょう。

給与計算代行

給与計算代行とは、企業・会社の従業員の給与などの計算を行う仕事です。

業務内容
・給与および賞与の計算
・従業員の勤怠管理を含む場合あり
・年末調整、住民税の計算など
必要なスキル
・簿記や経理の知識
・正確さと注意力
募集内容の傾向
・経験者優遇
・長期案件あり
・リモートワーク案件あり
報酬の目安
1万円~2万円

給与計算代行は、クライアントの企業・会社によって使用しているソフトが異なることから、システムそのものに慣れなければなりません。給与計算代行に関する副業案件を複数受注していた場合、システムの使用方法で混乱しないように注意しましょう。

また給与の計算方法も企業・会社によって異なる場合があるので、一度受注すると長期案件として安定した収入が期待できます。

経営コンサルティング

経営コンサルタントとは、企業・会社が抱える問題点・課題点を明確にして的確な解決策を提案する仕事です。

業務内容
・課題点や問題点の洗い出し
・具体的な解決策の複数提案
・決定した解決策の実行と検証
必要なスキル
・経理や会計の知識全般
・会社経営に関する知識
・担当する業界の専門知識
募集内容の傾向
・経営者優遇
・フルリモート案件あり
・継続案件あり
報酬の目安
5万円程度

会社・企業の経営にはお金の流れも重要であることから、経理の知識・経験を活かした経営コンサルタントとしても活躍できるでしょう。

ただし経営コンサルタントは結果が重視される職業であることから、一定以上の経験・知識が求められます。その分、副業としての報酬は高めなので、副業でしっかり稼ぎたい人におすすめです。

経理の副業のメリットについて

経理の副業における主なメリットとして、以下のような点があげられます。

・在宅ワークが可能
・本業で活かせるスキル
・高単価案件の受注が可能

それぞれのメリットについて、詳しく確認していきましょう。

在宅ワークができる!

経理副業のメリットとして、在宅ワークが可能な点があげられます。必要なデータさえ共有してもらえれば、業務に大きな支障はないからです。

例えばコンサルティングの場合、クライアントの意見・考えなどのすり合わせが必要不可欠であり、そのためには直接会ってコミュニケーションを取らなければなりません。会議ツールなどの使用も可能ですが、相手の都合にあわせなければならないので苦痛に感じる人もいるでしょう。

経理の副業は取引内容・金額などのデータを共有してもらえば、専用システムに入力するだけです。納期が設定されることもありますが、それさえ守れば稼働時間に縛りはありません。

好きな時間・場所で業務が遂行できる点は在宅ワークの醍醐味であり、このような働き方ができる点は経理副業のメリットとしてあげられるでしょう。

得られるスキルは本業でも活かせる!

副業で得られるスキルが本業で活かせる点も、経理副業のメリットといえます。経理は本業・副業のいずれも経験が重視されるからです。

経理関連の代表的なものとして簿記があげられますが、本業・副業ともに重視されるのは資格ではありません。実務では使用する会計ソフトによって操作方法が異なったり、企業・会社によって計上方法に違いがあったりします。

副業として経理の案件を受注しておけば、その実績を武器にさらなる経理の副業案件への応募が可能です。また、繰り返し実績を増やしていけばスキルの向上が認められて高額案件への応募もできるようになるでしょう。
本業で経理の仕事をしている場合は、効率化などの点でのスキルアップが期待できます。副業は短時間で正確にこなすことで収入につながります。以下に素早く的確に処理するかを重視することで、本業でも身につけたスキルが役に立つでしょう。

専門知識があれば高単価な案件も受注できる!

専門知識があれば高単価案件が受注できる点も、経理副業のメリットです。

経理は日常業務でさえも、複式簿記といった特殊かつ専門的な知識を必要とします。副業案件に応募する際、経理の日常業務で複式簿記による記帳の経験ありと伝えれば専門知識として認められ、高額案件への受注も可能です。

さらに経理に関する資格として、税理士・会計士などレベルの高いものが多数存在します。実務経験を積みながらこれらの勉強を行い、資格を取得すればさらなる高額案件への応募もできるでしょう。

税理士・会計士といった資格は容易に取得できるものではないため、このような資格を武器に副業案件を受注すれば継続的な契約締結につながり、安定した副業収入が得られる可能性も高まります。

経理の副業のデメリットについて

経理の副業で発生するのはメリットだけではありません。以下のようなデメリットも考慮しておいたほうがよいでしょう。

・クライアントとの円滑なコミュニケーション必須
・専門知識が必要
・繁忙期あり
・多大な責任の発生

それぞれのデメリットについて解説するので、参考にしてください。

クライアントとの円滑なコミュニケーションが必要

経理の副業案件では、クライアントとの円滑なコミュニケーションが必要です。

経理の副業案件業務を進める際、クライアントによって使用する勘定科目・システムなどが異なっているケースは多々あります。経理に関連した処理方法は、独自ルールに則って行われているケースが多いからです。

クライアント側は副業案件として経理業務を依頼する際、自社のルールに則って行って欲しいと思っています。お互いにスムーズな業務を進めるためには、綿密かつ円滑なコミュニケーションが欠かせません

またリモートワークの場合、コミュニケーションツールなどを使用することがあり、互いの意思の疎通が取りにくいと感じることもあるでしょう。

このようなことがないように、事前に細かな打ち合わせ・話し合いをしておかなければなりません。業務に慣れるまではこまめに連絡を取り、勘違い・思い込みで業務を進めないようにしましょう。

専門知識が必須

専門知識が必要な点も、経理副業のデメリットといえるでしょう。

経理は業務全般において、勘定科目・記帳方法などの専門的な知識が必要です。取引ひとつにおいても明確な会計ルールがあるため、それに則って記帳・管理・処理しなければなりません。これらをスムーズに進めるためにも、事前にある程度の基礎知識を身につけておくことが重要です。

また、経理の副業案件として申告書等の書類作成代行があります。これは税理士の専業業務であることから、税理士の有資格者でなければ受注できません。
このように経理は会社・企業にとって必要不可欠な職種であり、副業案件も豊富ですが、いずれにおいても専門知識が必須です。この点は、ほかの副業と比較してデメリットといえます。

繁忙期がある

繁忙期がある点も、経理の副業案件としてのデメリットでしょう。

経理には決算期・確定申告など、日常業務とは別の作業が発生する時期があります。その時期に突入すると日常業務にプラスして仕事が増えるため、こなさすべき業務量は格段に増加して多忙を極めるのが一般的です。

経理の副業案件のなかには、日常業務から決算業務までを一手に依頼するものもあります。このような案件を受注すると、決算期には日常業務とプラスして決算業務が追加されるので稼働時間が増加するでしょう。

繁忙期は自分のペースで仕事ができなくなるので、副業案件としてデメリットを感じる人もいるかもしれません。

責任が大きい

責任が大きい点も、経理の副業におけるデメリットです。

経理業務は会社・企業の基盤ともいえる重要な部分であり、ミスが許されません。例えば確定申告において誤りがあった場合、過少申告加算税などの追徴課税が発生する可能性があります。

このように経理は法律にも直結する重要な役目を担っているため、小さなミスでクライアントに大損害を与えてしまうリスクがあるのです。

副業は、気軽に挑戦できる働き方と感じる人もいるかもしれません。しかし経理の場合、副業であったとしてもその責任は正社員として勤務する際のそれと等価です。ほかの副業としての職種と比較して責任が大きくなりがちな点は、デメリットとしてあげられるでしょう。
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未経験者が経理の副業案件を獲得するまでの流れ

未経験者が経理の副業案件を獲得するまでの主な流れは、以下の通りです。

1.経理スキル・資格の獲得
2.案件獲得までの準備
3.案件獲得と実務

上記の流れの解説とあわせて未経験者におすすめの経理関連の資格も紹介するので、参考にしてください。

経理スキルや資格の獲得

経理の副業案件を獲得するとためには、スキル・資格が欠かせません。

お金をかけずに経理スキルを身につけたい場合は、未経験でも可能な経理関連の職場に就職・転職しましょう。就職・転職先のなかにはExcelなどのオフィスソフトのスキルがあれば受け入れ可能な案件があります。毎月決まった収入を得ながら経理スキルが身につくので、おすすめです。

しかし本業がすでに別にあり、転職する予定がない場合は資格を取得するしかありません。資格取得にはコストがかかりますが、必要経費だと挑戦しましょう。資格試験に合格するには勉強が必要です。

未経験者におすすめの資格とともに学習方法などもあわせて、次の項目で紹介するので参考にしてください。

未経験者におすすめの資格3選!

経理未経験者におすすめの資格として、主に以下の3つがあげられます。

資格名
概要
日商簿記検定3級 ・経理の基礎である簿記の基本が学べる試験
・全商もあるがレベルが高いのは日商
・3級は借方と貸方がわかる程度のレベル
・経理スキルを証明する際には2級まで取得
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト) ・Microsoft Officeツールのスキルレベルの証明
・Excel、Word、PowerPointなど種類あり
・経理では主にExcelを使用
ビジネス会計検定3級 ・基本財務諸表の学習レベルを証明
・各財務諸表の項目と計算構造がわかるレベル
上記で紹介した3つは、経理の基礎を学習するとともにさらなるレベルアップを図るための登竜門のような資格です。これらを取得したからといって、高額案件が獲得できるわけではないので注意してください。

案件獲得までの準備

前述で紹介した経理に必要とされるスキル・資格が獲得できたあとは、案件を獲得するための準備です。具体的には、経理の副業案件が獲得できるサイト・プラットフォームなどに登録をします。

経理未経験者の場合、初心者・未経験者でも応募可能な案件が豊富なサイト・サービスを利用したほうが獲得できる確率は上がるでしょう。

・クラウドソーシングサイト
・副業専門のプラットフォーム
・求人サイト

上記のようなサービスに登録して、プロフィールを作成してください。このとき、経理としてどのような資格・スキルを保有しているのか、どのような経験をしたのかなどは丁寧に明記しましょう。

案件獲得と実務

案件獲得の準備ができたら、実際に獲得するための行動を起こします。

クラウドソーシングサイト・副業専門のプラットフォームでは、日商簿記のような経理としてのスキルが証明できる資格があれば未経験でも応募可能な案件があるので、積極的に応募してください。

ただし未経験者・初心者可能の案件であっても、経理経験者にはかないません。そのため、応募しても案件獲得につながらないこともあるでしょう。

大切なことは実績数を増やすことです。実績数を増やすためには案件獲得が必須なので、まずは単価の低いものに応募して獲得を狙ってみてください。

▼ おすすめな副業サイトをこちらで解説。

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経理の副業を始める上で”絶対に”注意すべきこと!

経理の副業を始める際、特に注意したほうがよい点は以下の3つです。

1.本業の就業規則
2.副業のクオリティ
3.副業の稼働時間の確認

上記3つの注意点について、確認していきましょう。

まずは本業の就業規則をチェック!

副業を始める前に、本業の就業規則を確認してください。会社・企業によっては、副業を禁止している可能性があるからです。

法律上では、本業と並行して副業・兼業をすることに問題はなく、罰則もありません。むしろ国は副業・兼業を推進する方向に動いています。

しかし会社・企業のなかには情報漏洩などの観点から、就業規則にて副業を禁止しているところもあるので注意が必要です。

仮に、就業規則で副業が禁止されているにもかかわらず、副業を行なって、バレてしまった場合には減給などの処分が下されるリスクが高まります。

国自体が推奨しているからといって、すべての会社・企業で副業ができるとは限りません。就業規則は誰でも好きなときに閲覧可能な状態になっているので、始める前に確認しておきましょう。

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副業が会社にバレない方法とは?住民税の申告方法やバレた後の対処法なども併せて解説
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”副業=手を抜いていい” ではない!

副業と聞くと「手軽にできる」「気分転換的な働き方」と考える人もいるかもしれません。しかし副業であっても、本業同様に仕事です。よって手を抜いていいわけではありません。

経理は副業であっても、依頼する側の会社・企業にとっては重要な根幹部分です。受注する側が副業だからといって手を抜いて業務に携わると、クライアント側に多大な損失を与えかねません。

例えば、経理の副業案件として確定申告があります。手を抜いて適当な処理・手続きを行ったために内容に誤りがあり、本来の所得税納税額よりも少なく申告してしまったとしましょう。

法定期限外にこのような事実が発覚すると、状況によっては過少申告加算税という追徴課税が課せられます。依頼者である会社側にとっては信頼を失うことになるかもしれない事態です。

副業だからといって手を抜くとこのような事態を招きかねないので、本業以上に慎重に業務にあたりましょう。

まずは副業に割ける時間はあるかチェック!

副業の稼働時間の確認も、経理の副業を始める前の注意点です。

経理の副業には繁忙期があり、案件を受注するタイミングによっては多くの稼働時間を要するかもしれません。

メインは本業であるため、副業が本業を圧迫するようなことは避けたほうがよいでしょう。しかし反対に本業が忙しいからといって、副業で受注した案件業務をおろそかにすることはおすすめしません。

経理の副業案件は、時期・業務内容によって必要とされる稼働時間が異なります。本業の状況を考慮したうえで、副業の稼働時間がどれくらいになるのか正確に見積もってから受注しましょう。

経理の副業をする上でおすすめなツール10選

経理の副業をするうえでおすすめのツールを紹介します。

おすすめのクラウド会計ソフト2選

クラウド会計ソフトでおすすなものは、以下の2つです。

・freee会計
・マネーフォワードクラウド会計

それぞれの特徴・費用などを確認していきましょう。

freee会計

特徴
・法人および個人事業主のどちらにも対応
・日常業務から確定申告書類まで一気通貫
・無料のお試し期間あり
費用(税込)
・スターター:1,780円/月
・スタンダード:2,980円/月
・プレミアム:39,800円/年(年払いのみ)
公式サイト
https://www.freee.co.jp/

マネーフォワード クラウド会計

特徴
・データの磁土児童取得や自動仕訳機能あり
・初期費用および解約料0円
・1カ月間の無料トライアルサービスあり
費用(税込)
・スモールビジネス:3,980円/月
・ビジネス:5,980円/月
公式サイト
https://biz.moneyforward.com/accounting/

おすすめの請求書・見積書作成ツール2選

請求書・見積書作成ツールとしておすすめのサービスとして、以下の2つがあります。

・Misoca
・Square インボイス

上記2つのサービスについて、特徴・費用などを中心に紹介するので参考にしてください。

Misoca

特徴
・請求書業務のペーパレス化を実現
・会社のロゴや印影登録が可能
・月10枚までは永久に無料(月11枚以上は初年度無償でお試し可能)
費用(税込)
・無料プラン:0円(月間請求書作成10通まで)
・プラン15:9,680円/年(月間請求書作成15通まで)
・プラン100:36,850円/年(月間請求書作成100通まで)
・プラン1000:125,400円/年(玄関請求書作成1,000通まで)
公式サイト
https://www.yayoi-kk.co.jp/seikyusho/

Square インボイス

特徴
・請求書の送付および決済もオンライン操作が可能
・請求書の作成および送付は無料で無制限
・請求書の支払状況をリアルタイムで確認可能
費用(税込)
・フリープラン:0円
・プラスプラン:3,000円/月(30日間の無料トライアルあり)
公式サイト
https://squareup.com/jp/ja/invoices

おすすめの経費精算ツール2選

経費精算ツールとしておすすめのサービスは、主に以下の2つです。

・Staple
・マネーフォワード クラウド経費

上記2つの特徴・費用などを紹介します。

Staple

特徴
・従業員ごとの支払限度額などの定義が可能
・不正検知による利用状況確認と安全性の確保
・すべての支出のリアルタイム管理が可能
費用(税込)
・スタンダード:660円/月
・フリートライアル:0円(30日間限定)
公式サイト
https://staple.jp/ja/expense

マネーフォワード クラウド経費

特徴
・データ連携で手入力時の手間やミスを削減
・スマホアプリやWebでの申請および承認が可能
・重複アラートにて二重申請の事前検知可能
・コミュニケーション用のチャット機能あり
費用(税込)
・各プランの基本料金+従量課金+オプション料金にて決定
・1ヶ月無料のトライアルプランあり
公式サイト
https://biz.moneyforward.com/expense/

おすすめのデータ管理・ファイル共有ツール2選

経理の副業を行う際には、データ管理・ファイル共有ツールが欠かせません。おすすめのサービスは以下の2つです。

・Googleスプレッドシート
・Google drive

上記2つのサービス・ツールの特徴などを確認していきましょう。

Googleスプレッドシート

特徴
・Googleが開発および運営する表計算ソフト
・Web版とモバイル版とChromeOS版の3種類あり
・ほかのユーザーとリアルタイムで共同作業可能
・Microsoft ExcelやOpenDocumentのファイル形式サポートあり
・Google Chromeの拡張機能の使用可能
費用(税込)
無料
公式サイト
https://docs.google.com/spreadsheets/create?hl=ja

Google drive

特徴
・Googleが提供および運営するオンラインストレージサービス
・ファイルの保存、共有、編集が可能
・パソコン、スマートフォン、タブレットなどさまざまデバイスに対応
・Googleが提供する各種サービスとの連携が可能
費用(税込)
・Googleアカウント1つにつき15GBまで無料
・100GB:290円/月
・200GB:440円/月
公式サイト
https://drive.google.com/

クライアントとのコミュニケーションツール2選

クライアントとのコミュニケーションツールには、以下の2つがおすすめです。

・Slack
・Chatwork

上記2つのツールの特徴などを紹介します。

Slack

特徴
・社内外問わず文字や音声などでコミュニケーションが可能
・タスクやプロジェクトの管理までをすべて完結
・Slackと連携可能なアプリは2,000個以上
費用(税込)
・フリー:0円
・プロ:1,050円/月
・ビジネスプラス:1,800円/月
公式サイト
https://slack.com/intl/ja-jp/

Chatwork

特徴
・社内外のユーザーとグループでの会話が可能
・オフィスファイルや画像のアップロードが可能
・通知機能あり
費用(税込)
・フリー:0円
・ビジネス:840円/月
・エンタープライズ:1,440円/月
公式サイト
https://go.chatwork.com/

まとめ

今回は、経理の副業について解説しました。

経理は、業界を問わずさまざまな会社・企業に欠かせない職種です。また仕事内容も幅広いので、副業案件は豊富にあります。

本記事で紹介した必要な資格・スキルなどを参考にして、経理の副業案件に調整してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者SOKKIN MATCH事業責任者/倉田 裕貴
SOKKIN MATCH事業責任者:倉田裕貴 株式会社SOKKIN 人材事業責任者

株式会社サイバーエージェント、シニアアカウントプレイヤーとして大手企業のコンサルに従事。WEB・アプリ問わず、運用ディレクションをメインに幅広い業種のお客様の課題へ対応してきた実績を持つ。また、マネージャーとして育成業務にも従事。
2022年、株式会社SOKKIN入社後、SOKKIN MATCH事業責任者に従事。

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