副業の職種・職業にはさまざまなものがありますが、そのなかでもスポット的な案件・仕事が得られやすいのがコンサルタント業です。コンサルタント業は高収入が得られる仕事として、多くの副業者・フリーランスなどから注目を集めています。
しかし、「フリーランスとはどんな仕事なのかわからない」「どんなふうに案件を獲得すればよいのかわからない」といった疑問・不安を抱いている人もいるでしょう。
▼ 副業について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!
コンサルタントの副業はどんな働き方?
副業をしたいと考える人の多くは、本業での勤務形態が平日のみの1日7時間勤務であり、自由な時間は限られていると思います。そのなかで確実に副業で稼ぐことは困難と感じている人は少なくないでしょう。
コンサルタントと聞くと「平日勤務」「勤務時間が本業並」と思う人もいるかもしれませんが、副業案件として募集されている勤務形態は自由なものが多くあります。
具体的な副業としてのコンサルタント業の働き方・報酬型を確認していきましょう。
時間報酬型
時間報酬型とは、稼働時間に応じて報酬が支払われる契約のことです。スポットコンサル契約とも呼ばれており、スキマ時間を活用して案件・仕事の受注ができます。
主な契約方法としては時間単位・1回のみ・月に数回などがあり、交渉・条件によっては対応時間のある程度の指定も可能です。
本業終了後・土日祝のみといった働き方を希望する際には、時間報酬型は便利な契約方法といえるでしょう。
また案件・仕事の多くは、完全リモートのケースが多く、会社・企業に赴く必要はありません。自宅やカフェのような好きな場所から稼働できる点も、副業に向いている契約です。
固定報酬型
コンサルタント副業には、固定報酬型という契約方法もあります。
固定報酬型とは、1つの案件またはプロジェクトに対してあらかじめ決まった報酬額が支払われる契約方法です。
例えば税金関連のサイトをWordPressで構築するプロジェクトに対して固定報酬設定されている、などの案件があります。
クライアントが依頼する内容まで完遂できた時点での支払いになるため、稼働時間に応じて報酬額が変動することはありません。極端なケースで例えるなら、2~3日のコンサルタント業務で数十万円の報酬を得ることも可能です。
固定報酬型の場合、幅広い業務内容を依頼されることが多いので専門的な知識を要することが多いでしょう。時間報酬型と比較して単価は高めに設定されていますが、求められる知識・スキルのレベルは高く、ある程度の実務経験がある人に向いている契約方法といえます。
コンサルタントの副業案件例
コンサルタントといっても対応する職種・支援領域によって、求められるスキル・知識はさまざまです。具体的な案件例として、以下の5つのジャンルに分類されます。
・人材コンサルタント
・ITコンサルタント
・Webコンサルタント
・医療コンサルタント
それぞれの案件例で求められるスキル・知識とあわせて実際の案件も紹介するので、参考にしてください。
経営コンサルタント
経営コンサルタントとは、会社・企業が抱える経営に関する課題・問題点を浮き彫りにして解決のためのアドバイスをする仕事です。
主な業務内容
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・経営状態の調査と分析 ・課題点や問題点の洗い出し ・解決法の提案と実行 ・検証と解決策の再提案 |
主な募集条件
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・営業または経営戦略経験者 ・コンサルタント経験者 |
求められるスキルなど
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・プレゼンテーション能力 ・企業経営全般における知識と経験 |
関連資格
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公認会計士、税理士、中小企業診断士、経営士 |
案件例
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・既存ビジネスの他領域への連動と拡大 ・コスト削減プロジェクトの支援 ・事業計画策定の支援 |
経営コンサルタントは会社・企業の経営関連全般を取り扱う仕事なので、幅広い知識・スキルが求められます。
副業として案件・仕事を探す場合、経営コンサルタントのなかでも得意分野に特定すれば限定定期な知識・経験であっても受注は可能です。しかし得意分野が広くなればなるほど募集可能な案件・仕事は多くなり、高額報酬が得られます。
人材コンサルタント
人材コンサルタントとは、求職者と人材を求める企業・会社をマッチングさせる仕事です。
主な業務内容
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企業・会社向け | ・リクルーティングのヒアリング ・市場や競合の調査と分析 ・求職者とのスケジュール調整 ・契約関連のアドバイス |
求職者向け | ・キャリアプランなどのカウンセリング ・必要書類のチェック ・企業や会社との交渉 |
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主な募集条件
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・採用経験者 ・人材育成経験者 |
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求められるスキルなど
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・コミュニケーションスキル ・ヒアリング力 ・情報収集能力 |
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関連資格
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・キャリアコンサルタント ・コンサルタント資格 |
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案件例
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・キャリアアドバイザー ・キャリアカウンセリング ・キャリアコーチング |
人材コンサルタントと混同されがちな職種・業種として、人事コンサルタントがあげられます。
人事コンサルタントは企業・会社が抱える経営課題を人事の面から洗い出し、解決へ導く仕事です。
採用・キャリアアドバイザーを主軸とする人材コンサルタントとは異なるので、混同しないようにしましょう。
ITコンサルタント
ITコンサルタントとは、企業の課題点・問題点をITを活用して解決・アドバイスする専門家のことです。
主な業務内容
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・情報収集や分析 ・意思決定と問題解決 ・コンピュータを用いた作業全般など |
主な募集条件
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・セキュリティおよびプロジェクトマネジメント経験者 ・ネットワークの構成設計や実装経験者 |
求められるスキルなど
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・情報解析能力 ・最新技術の把握力 ・コミュニケーション能力 |
関連資格
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ITストラテジスト、ITコーディネータ、中小企業診断士 |
案件例
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・システムの導入とプロジェクト支援 ・新規プロジェクトのアドバイザリー支援 ・業務改善支援 |
ITコンサルタントはIT関連全般における課題・問題点を解決することを主軸としているため、ITに関する幅広い知識・スキルが求められます。
しかし実際の案件ではIT関連の実務的な作業だけではなく、コンサルタントとして能力も必要不可欠です。そのため、経営に関するマネジメント知識も身につけておいたほうがよいでしょう。
ITコンサルタントの需要が増えている!
国は深刻な少子化・人手不足解消の手段として、DX推進を積極的に行っています。
DX推進とは、デジタル技術を取り入れて業務などの人的作業の代行・効率化を含む変革させることを目的とした取り組みのことです。
この取り組みにのっとって人手不足の解消を行う際には、ITシステムの導入が必要であり、専門的な知識を有したITコンサルタントの存在が欠かせません。
少子化・人手不足は短期間で解消できる問題ではなく、多くの企業・会社でも深刻な人材不足・確保の困難が拡大するでしょう。既存の従業員の作業負担・労働時間を減少させるという意味でもITシステムの導入はひとつの手段としてあげられます。
これまでITシステムを扱ったことがない企業・会社の場合、DX推進にのっとったシステムの導入・扱いは容易ではなく、ITコンサルタントのフォロー・アドバイスが必要です。しかしその一方でITコンサルタントとして活躍できる知識・スキルレベルを有した人材は少なく、需要に対して供給が追い付いていません。
このような背景からITコンサルタントを求める声が高まっています。
Webコンサルタント
Webコンサルタントとは、Web領域に限定した課題・問題点の洗い出しと解決およびアドバイスをする仕事です。
主な業務内容
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・Web領域における課題や問題点の洗い出し ・具体的な解決策およびアドバイス ・解決策の実行と検証 ・Webサイトの制作や運営 ・コンテンツ制作 |
主な募集条件
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・Webサイトの制作および運用経験者 ・マーケティング経験者 |
求められるスキルなど
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・Web関連の専門知識 ・SEO関連の知識 ・リサーチ能力 |
関連資格
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Googleアナリティクス認定資格、ウェブ解析士、SEOマーケティングアドバイザーなど |
案件例
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・ECサイト全体の集客数の改善 ・WebサイトのSEO責任者 |
Webコンサルタントは企業・会社のWebサイトにおける全般を担当することが多いため、制作・運用に関する知識は欠かせません。また主な相談内容は集客数・アクセス数の向上であるため、これらを伸ばすためにはSEOの知識も必要です。
Webコンサルタントと呼ばれていますが、業務内容はWebサイトに限らず、SNSの運用などを依頼されることもあります。
医療コンサルタント
医療コンサルタントとは、医療機関・介護施設・医療機器を販売するメーカーなどの経営課題を解決へ導く仕事です。
主な業務内容
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・開業や集患の支援 ・業務効率化のアドバイス ・人材の確保や育成 |
主な募集条件
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・医療機関または医療関連メーカーでの勤務経験者 ・経営に関する経験と実績がある人 |
求められるスキルなど
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・観察力 ・ヒアリング力 ・データ分析能力 |
関連資格
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MBA、公認会計士、中小企業診断士など |
案件例
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・ヘルスケア領域算入を目的とした新規事業支援 ・クリニック運営の事業構想案の策定 |
医療コンサルタントは他のコンサルタントとは異なり、経営やIT関連とあわせて医療関連の知識も持っていなければなりません。これに付随して、医療に関連した法律の知識力が求められることもあります。
医療という特殊な分野であることから、コンサルタントのなかでも異彩を放つジャンルといえるでしょう。必要とされる知識・スキルは幅広く、すべてにおいて高いレベルが求められます。
コンサルタントの副業のメリット
副業でコンサルタントを選択する主なメリットは以下の通りです。
・スキルアップ
・人脈づくり
・未知の領域案件への挑戦
それぞれのメリットを詳しく確認していきましょう。
空き時間に稼ぐことができる
副業でコンサルタントを選択するメリットとして、空き時間の利用があげられます。
副業で契約をする場合、支払われる報酬は時間報酬型と固定報酬型の2種類です。いずれのケースでも副業で募集されている場合には、本業のような長時間拘束の契約はありません。
以下は、クラウドソーシングサイトの大手クラウドワークスで公開されている相場です。
職種
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主な業務内容
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単価
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ECコンサルティング | ECサイト運用等のコンサルティング | 10万円〜 |
Webコンサルタント | オウンドメディアの改善点レポート資料10枚ほど | 5,000円~/時間 |
Webディレクション・プロデュース | サイト改修や発注対応等のディレクション | 2,000円~/時間 |
セールス・営業支援 | BtoBサービスの在宅テレアポ業務など | 1,200円~/時間 |
副業は稼働時間が限られているため、実際にコンサルタントの仕事・案件を受注する際にはスポット的なものが多くなると予想されます。その際の報酬の目安を、上記一覧表にまとめました。
ただし報酬額はあくまでも目安であり、業務内容や対応期間によって変動するので注意してください。
スキルアップにつながる
スキルアップにつながる点も、副業コンサルタントのメリットです。
コンサルタント業のみで注目した場合には、以下のようなスキルアップが期待できるでしょう。
・問題点・課題点の洗い出しと解決能力
・応用力
・提案力
・担当する職種・業種における専門知識
コンサルタントの仕事に従事する際には、上記のようなスキルが必要不可欠です。副業という形で業務に携わるなかで、これらのスキルは身に付いていきます。また、案件・仕事の受注と完了を繰り返していくことで、経験を積むことができ、スキルアップも可能です。
さらに副業という観点で考えた場合には、以下のようなスキルも身につきます。
・リスクマネジメント能力
・スケジュール管理能力
上記のスキルが身につく理由は、フリーランスとして活動するからです。副業として仕事をこなす場合、本業で会社・企業側が行っていることもすべて対応しなければなりません。継続してフリーランスとして仕事をこなしていけば、リスクマネジメント能力なども身についていくでしょう。
人脈づくりができる
人脈づくりができる点も、副業コンサルタントのメリットのひとつです。
コンサルタントに限らず副業の多くは、スポット的な仕事・案件の受注からスタートします。さまざまなクライアントの依頼をこなすなかで増していくのは、スキル・経験・実績だけではありません。
「この人は信頼性の高い」「依頼した仕事を的確にこなしてくれる」などの信頼度が高まり、さらなる依頼が舞い込む可能性があります。
フリーランス協会が公開した「フリーランス白書2023」によると、仕事の獲得経路として人脈が全体の3割を占める結果でした。また過去・現在の取引先が2番目に多くなっており、人脈とあわせると3分の2を占めています。
単発的な仕事の受注であっても、そこから新たな人脈が広がる可能性はゼロではありません。本業とは異なる業界・職種での人脈づくりができる点も、副業コンサルタントの魅力といえます。
あらゆる領域の案件に挑戦できる
あらゆる領域の案件に挑戦できる点も、メリットとしてあげられるでしょう。副業コンサルタントの案件は複数の業界・職種にわたっているからです。
例えば、Webコンサルタントの副業案件を探していたとしましょう。Webコンサルタントの案件は、業務内容の性質からWeb系・IT系に集中していると感じる人もいるかもしれません。しかし実際には小売業・製造業などでも、Webコンサルタントに関する案件は豊富です。
業界・職種に関係なく会社・企業が抱える課題・問題点は似通っており、解決したいと考えています。コンサルタントはその解決策の提案・実行を行う役目を担っていることから、業界などに関係なく仕事の受注が可能です。
また副業は本業とは異なりスポット的な依頼が可能であり、その手軽さから多種多様な領域の案件が豊富にあります。副業コンサルタントという仕事を通して、多方面での知識・スキルを身につけるチャンスにあふれているといえるでしょう。
コンサルタントの副業の始め方
コンサルタント副業の主な始め方は以下の通りです。
2. スキル・経験の整理
3. 案件を探す
始め方の各手順を詳しく確認していきましょう。
1.副業のための時間を確保する
副業のための時間を確保してください。
副業とはいえ仕事として受注するのであり、対応するための時間を確保しなければなりません。時給報酬型の場合は稼働時間が報酬額に反映されるので、その重要性は理解しやすいでしょう。一方の固定報酬型も本業と副業の両立という観点から、対応できる時間の確保と把握が必要です。
平日の対応可否と時間、1週間分の副業稼働時間などを記録して明確化しておきましょう。
2.自分のスキル・経験について整理する
自分のスキル・経験も整理しておく必要があります。副業コンサルタントの案件・仕事は、すでに保有しているスキル・経験を活用したほうが受注しやすいからです。
コンサルタント業全般で求められるスキル・経験の有無とあわせて、これまでの経験・実績を振り返り、身につけたことなどを紙に書き出しましょう。
どのようなスキル・経験が副業コンサルタントで役に立つかは、実際に仕事・案件を探してみなければわかりません。意外なスキル・経験が役に立つ可能性もあるので、さまざまな視点で洗い出して明確化しておくことをおすすめします。
コンサルタントの副業に必要なスキル
コンサルタントを副業にするうえで必要なスキルは、主に以下の4つです。
スキル
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理由・概要
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コミュニケーション能力 | ・クライアントとの信頼関係の構築 ・問題点や課題、意図を正確に把握 ・解決策を提案するための情報収集 |
論理的思考 | ・会話で得られた情報や現状の整理 ・課題や問題点の客観的な分析 ・合理的な問題解決 |
問題解決能力 | ・最終目標は課題や問題点の解決 ・クライアントの悩みや不安の本質の見極め ・解決策の実行支援も必要 |
プレゼンテーション能力 | ・具体的な解決策の説明 ・クライアントに納得してもらえるような表現 ・内容を正しく伝える解説力 |
また上記のプラスアルファとして、担当する業界・職種の専門的な知識も身につけておかなければなりません。専門領域の知識がなければクライアントがどのような課題・問題を抱えているのかの正確な把握が困難であり、的確な提案も難しいでしょう。
専門知識を身につけるためには、その業界・分野でのある程度の実績・実務経験があったほうがよいといえます。
3.案件を探す
副業時間の確保とスキル・経験の洗い出しが完了した後は、副業コンサルタントの案件探しです。
具体的な案件探しの方法と注意点を紹介するので、参考にしてください。
マッチングエージェントを利用する
マッチングエージェントを利用した案件探しの方法があります。
マッチングエージェントとは、求職者と雇用を希望する会社・企業を結び付けるサービスです。
コンサルタント関連の案件・仕事を専門に取り扱うエージェント会社に登録することで、条件にあったものを提案してもらえます。多くのエージェント会社では事前にスキルチェックと希望・要望の確認が行われるので、希望にそぐわない仕事・案件が提案されることはないでしょう。
ただし何らかの専門的な知識・経験がないと、案内してもらえない可能性があるので注意してください。
副業案件サイトを利用する
副業案件サイトを利用する方法もおすすめです。
副業案件を専門に取り扱うサイト・プラットフォームは多数あり、これらに登録して自分でコンサルタント関連の仕事を探して応募します。
副業案件サイトに掲載されている案件・仕事の内容は多種多様であり、求められる知識・スキルレベルも同一ではありません。
なかには「初心者歓迎」「未経験者の応募可能」といったものもあるので、副業としての実績・経験を積む際にはこのような案件からスタートするとよいでしょう。
ただし、なかには相場以下の報酬で依頼したり、報酬を支払わなかったりする悪質なクライアントも存在するので、良質案件を見極める力も必要といえます。
人脈を活用する
人脈の活用も、副業コンサルタントにおける案件探しの方法のひとつです。
友人知人に声をかけて、副業コンサルタントの仕事を探していることをアピールしておくとよいでしょう。すでに縁のある人からの紹介なら、悪質なクライアントの仕事を受注してしまうリスクは軽減されます。また、口コミが広がってさらなるコンサルタントとしての仕事が舞い込む可能性もゼロではありません。
ただしすぐに結果が得られるものではなく、仕事・案件の依頼があるまで長期戦になる点に注意してください。
SNSやブログなどで集客する
SNS・ブログなどで集客する方法もあります。
副業コンサルタント用のSNS・ブログを開設し、自らの経験・実績などをアピールするとともに案件を募集する方法です。複数回にわけてどのようなスキルがあるのか、どんな経験をしてきたのかを掲載すれば、すでに保有している知識・スキルに関連したコンサルタントの依頼が舞い込むかもしれません。
ただしSNS・ブログでのアクセス数がある程度多くなければ、コンサルタントの依頼が舞い込む可能性は低いでしょう。
土日のみ、フルリモート案件は非公開になっている!
副業コンサルタントの依頼のなかには、土日のみに限定しているものはフルリモートが可能な案件も多数あります。
しかしこのような案件には多くの応募者が殺到することから、非公開になっていることが一般的です。無料登録をしなければ人気の高い案件・仕事の閲覧ができないように設定しているところは多く、登録すれば条件などを細かく設定して検索できます。
副業コンサルタントの仕事を希望する人のなかには、本業との兼ね合いから限定的な条件下のもとで探さなければならないこともあるでしょう。その場合は、エージェント・案件サイトへの無料登録をしましょう。
コンサルタント向けマッチングエージェント
コンサルタントの副業を探す際におすすめのマッチングエージェントとして、以下の8社を紹介します。
・Experty
・BIZ-directors
・ハイパフォコンサル
・POD
・コンサルキャリアナビ
・デジタル人材バンク
各マッチングエージェントの特徴・強み・案件例などを確認していきましょう。
SOKKIN MATCH
SOKKIN MATCHは、業務委託・フリーランスのマーケター・クリエイターを対象とした、復業エージェントサービスです。プロ向けなので大きく稼ぎたい人におすすめできます。また、運営事務局が優秀なプロマーケターで構成されているため、最適な案件にアサインすることが可能で、自身の得意領域で勝負することができます。
特徴
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・自身のスキルセットに合わせて、最適な案件とマッチング ・プロ向けなので、基本的に高単価 ・マッチング後も、運営事務局がサポートしてくれる |
強み
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・自分で案件を探す必要がない ・自分のコンサル能力を最大限に活かせる場が提供される ・運営事務局が企業に対して報酬アップの打診をしてくれる |
案件例
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・SEOのコンサルタント ・広告運用のコンサルタント ・広告戦略の立案・分析のコンサルタント |
公式サイト
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https://sokkin-match.me/partner_talent/ |
「フリーコンサルタント.jp」
フリーコンサルタント.jpは、業務委託・フリーランスを対象としたコンサルタントエージェントです。取り扱う案件の多くはプロ向けであり、専門的な知識・経験が求められます。案件・仕事のレベルは高めですが、その分高額報酬が期待できるでしょう。
特徴
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・フリーランスコンサルタントが対象 ・登録者数2万名以上(2024年9月時点) ・フリーコンサルタントの案件探しを代行 |
強み
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・現場責任者との強いパイプライン ・独自の日公開案件多数 ・短期やスポット案件あり |
案件例
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・マーケティング業務の改善コンサルタント ・新規事業立ち上げの企画コンサルタント ・食品小売り会社のデータ分析コンサルタント |
公式サイト
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https://freeconsultant.jp/ |
「Experty」
Expertyは、フリーランスのエンジニア・コンサルタントの仕事・案件に特化したマッチングエージェントです。高待遇・フルリモートなどの案件を多く取り扱っており、ライフスタイル・要望に沿った紹介をしてもらえます。
特徴
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・週1時間~5日間など多様な働き方が可能 ・運営会社は大手企業とコンサルティングプロジェクトを展開中 ・新規事業開発案件が豊富 |
強み
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・安定稼働のための給与保証 ・面談~転職支援まで手厚いサポート体制 ・大手企業案件が豊富 |
案件例
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・海外法人との戦略検討支援 ・データガバナンスコンサルティング支援 ・要件定義支援 |
公式サイト
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https://qolony.co.jp/experty/freelance/ |
「BIZ-directors」
BIZ-directorsは、平日週1日からの稼働も可能なフリーランス・副業者のためのマッチングエージェントです。非エンジニア案件も多数取り扱っていることから、ITエンジニアとしての経験がないまたはスキルに不安がある人でも仕事を紹介してもらえる可能性があります。
特徴
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・稼働工数や勤務スタイルなどの選択可能 ・案件紹介~契約内容の交渉などはすべて代行 ・詳細な事前打ち合わせで契約を締結 |
強み
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・本業と両立させたい人向けの案件が豊富 ・30~40代のビジネスパーソン向け ・副業型の参画方法あり |
案件例
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・ポータルサイト化企画のコンサルティング ・インサイドセールスのオペレーション設計や運用のアドバイス提供 ・新規事業開発のコンサルティング |
公式サイト
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https://biz-directors.jp/worker/ |
「ハイパフォコンサル」
ハイパフォコンサルとは、フリーランスでコンサルタントの仕事に従事したい人向けの案件紹介サービスです。案件を探す際には稼働率の条件設定も可能なので、週1からの副業コンサルタントの案件を探している人にもおすすめします。
特徴
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・職種や業界、地域に限定した案件検索が可能 ・リモート案件が豊富 ・登録者数4.3万人以上 |
強み
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・一部上場企業や外資企業などの案件を多数保有 ・紹介実績は20年以上 ・高待遇案件が多数 |
案件例
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・システム運用の保守支援 ・基幹システムのクラウド移行の提案業務 ・システム開発PJ支援 |
公式サイト
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https://www.high-performer.jp/consultant/ |
「POD」
PODは、ハイクラスなコンサルタント案件を取り扱うフリーランスのためのマッチングエージェントです。IT系・戦略系の案件が豊富ですが、オペレーション系・バックオフィス系の案件もあるのでIT系・戦略系の経験がない場合でも登録すれば紹介してもらえる可能性があります。
特徴
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・幅広い分野のプロジェクトの案件あり ・エージェントの担当者とともに企業面談を実施 ・事務作業全般を支援 |
強み
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・コンサルタントサポーターが個別にサポート ・直請け案件あり ・独自ルート開拓の非公開案件85%以上 |
案件例
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・フィールドセールス支援 ・業務開拓支援 ・社員代替支援 |
公式サイト
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https://professional-agent.lancers.jp/ |
「コンサルキャリアナビ」
コンサルキャリアナビは、フリーランスだけではなく副業コンサルを目指す人にも対応したマッチングエージェントです。低稼働でも高額収入が期待できる案件もあるので、副業コンサルタントでの高額収入を狙う人にもおすすめします。
特徴
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・条件や要望に寄り添った案件紹介サポート ・カジュアル面談当日に案件紹介される可能性あり ・IT、戦略、マーケティングなどのコンサルティング案件を紹介 |
強み
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・独自の高額非公開案件が豊富 ・副業に適した低稼働やリモート案件多数 ・独立支援やキャリアサポートあり |
案件例
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・プロジェクトのPMO支援 ・DX構想およびロードマップの策定支援 ・データ利活用の構想策定支援 |
公式サイト
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https://navi.consul-career.com/ |
「デジタル人財バンク」
デジタル人材バンクは、高単価なデジタル関連のコンサルタント案件を豊富に取り扱うマッチングプラットフォームです。コンサルファームやソフトウェア会社にて勤務経験がある人を対象としており、専門的な知識・経験が活かせるエージェント会社といえます。
特徴
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・完全リモートワーク案件豊富(一部出社案件あり) ・業務委託案件を紹介 ・高単価な案件が豊富 |
強み
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・企業経験者やキャリアカウンセリング、コーチングの有資格者が在籍 ・起業やお金などキャリア相談が可能 ・DXやデジタル化に特化したサービス |
案件例
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・データ整備支援 ・DX戦略や構想の策定 ・営業戦略策定のマネージャー |
公式サイト
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https://consultant.digital.hr-bank.co.jp/ |
コンサルタントの副業をする注意点
コンサルタントを副業にする際には以下の点に注意してください。
・確定申告の有無
・結果の質
・データ等の機密保持
上記にあげた注意点を詳しく確認していきましょう。
本業の就業規則を確認する
コンサルタントに限らず、副業を開始する前に本業の就業規則を確認してください。
2018年以降、国は副業・兼業を推進する動きに方向転換しました。そのため法律上では副業をしても罪に問われることはなく、罰則もありません。
しかしさまざまな理由から、企業・会社では就業規則にて副業を禁止しているケースがあります。禁止にしている企業・会社では、あわせて副業が発覚した場合の具体的なペナルティなども明記されているので、これもあわせて確認しておいたほうがよいでしょう。

副業って自由にできるってわけじゃないんですね…。

そうだね。たとえOKでも、本業がおろそかになるとペナルティがあるかもしれないから注意が必要だよ。ワークバランスを考慮しようね!
確定申告が必要になる可能性がある
確定申告が必要になる可能性がある点も、考慮しましょう。
一般的に給与所得者の場合、副業での年間所得額が20万円以下の場合は確定申告をする必要はありません。しかし、このボーダーラインの金額を超えると確定申告が必要です。
またボーダーラインを超えていなくても、副業の業務形態によっては報酬額から源泉徴収される可能性があります。自分で確定申告をすれば、多くのケースで還付金として戻されるので支払われる報酬額にも注目しておきましょう。
▼ 確定申告についてはコチラ!

結果の質を重視する
結果の質を重視することも重要なポイントです。
副業として依頼されている案件・仕事の多くは、一定レベルの成果・結果を求めています。そのレベルに達していなかった場合、クライアントからクレームが寄せられたり報酬を支払ってもらえなかったりするかもしれません。
コンサルタント業務の最終目標は、クライアントが満足する結果に導くことです。課題・問題点の解決はもちろん、その後のアフターフォローも忘れてはなりません。
クライアントファーストで考え、結果の質を重視しましょう。
データの機密性を保持する
データの機密性を保持することも、重要な注意点のひとつです。
コンサルタント業務は、クライアントの企業・会社の機密情報に触れる機会が多くあります。
例えば、新規事業立ち上げの際の提案・運用のコンサルタント業務を担当したとしましょう。事業を成功に導くためのアイデア・予算・フローチャートなどは、コンサルタントの担当者にも共有されます。これらはクライアントの企業・会社の売上・業績を左右する重要な機密情報です。
別のクライアントに他社の機密情報を漏らしてしまうと、企業・会社にダメージを与えると同時に信用も失ってしまいます。状況によっては賠償請求が発生するかもしれません。
このようなトラブルを回避するうえでも、データの機密保持には特に注意しましょう。
副業は禁止されていない?
国の方針では副業は禁止されておらず、むしろ推奨の方向が強いといえます。
その一方で企業・会社では副業を禁止しているところも多いのが現状です。なかには就業規則に反したという理由で、減給などのペナルティを科しているところもあります。
国の方針では推奨しているのに、勤務先で禁止しているのはおかしいと思う人もいるでしょう。しかし企業・会社で給与を受け取って仕事をするからには、就業規則は守らなければなりません。また次の項目で紹介しますが、禁止するからにはそれなりの理由もあるのです。
法律上と実際の勤務先との間には、副業に関する考え方・捉え方に大きな差異があるので注意したほうがよいでしょう。
副業を禁止する理由って
国は推奨しているのに、なぜ会社・企業では副業を禁止しているところが多いのか、疑問に感じている人もいるかもしれません。その主な理由として、以下のような点があげられます。
・利益相反
・業種・会社・企業のイメージ
イメージという理由については、ピンとこない人もいるかもしれません。例えば公務員は原則として副業を禁止していますが、その主な理由はイメージが関係しています。
会社・起業が副業を禁止する理由については、本サイトの別の記事にて詳しく解説しているので、そちらもあわせて参考にしてください。
▼ 副業禁止についての記事はコチラ!

副業はバレる?
副業がバレる原因として、主に以下の2パターンが考えられます。
・住民税の納税額
同僚・先輩・後輩などがあなたが副業をしていることを誰かに話してしまうケースは、副業がバレる多くの原因といえるでしょう。自分が他の人に共有したくなるように、話を聞いた人も他の人に共有したくなるものです。バレたくない場合は、自分から副業に関する話題に触れないこと、他人に副業をやっていることを話さないことが重要です。
また住民税の納税額からバレるケースもあります。この場合は、確定申告時に住民税の徴収方法で普通徴収を選択してください。副業分は、納付書を利用した徴収方法が適用されるので、バレるリスクは軽減されるでしょう。
▼ 副業のバレない方法についてはコチラ!

まとめ
コンサルタントの副業について解説しました。
コンサルタントの副業を始める際には、自分の強み・スキルなどを明確化することから始めてください。これらを明確に把握することで、どの分野ならコンサルタントの副業ができるかがわかります。
案件・仕事探しにはエージェントへの登録・副業サイトの利用など、その方法はさまざまです。紹介した探し方も参考に、複数の方法を活用して幅広く探してみることをおすすめします。

本記事で紹介したコンサルタントの副業をするうえでの注意点なども参考にして、ライフスタイルにあった方法で行ってください。
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