NFTとは?
NFT(Non-Fungible Token)は、最近注目を集めているデジタルアセットの一形態で、デジタルアート、音楽、動画などの作品を独自のトークンとしてブロックチェーン上に登録し、保証するための技術です。
NFTの基本的な概念
NFTは、非代替性(Non-Fungible)を持つトークンであり、他のトークンと交換することはできません。これは、一般的な仮想通貨とは異なり、一つのNFTが独自の価値を持っているということを示しています。例えば、あなたが手に入れたデジタルアートのNFTは、他のアートと同じくらいの価値があるわけではなく、唯一無二であるという点が重要です。
NFTの魅力
NFTの最大の魅力の一つは、アーティストやクリエイターにとっての新しい収益源の提供です。ブロックチェーン技術を活用することで、作品の著作権を確実にし、オンラインでの販売やトレードを可能にします。これにより、アーティストは自身の作品に対する正当な報酬を得ることができ、創造的な活動を支えることができます。
NFTにおける収益の可能性
NFTを活用して収益を上げる方法は多岐にわたります。デジタルアートや音楽、動画を制作し、それをNFTとして発行することで、アートファンやコレクターからの需要に応えることができます。また、他のNFTとのトークン交換やマーケットプレイスでの販売も一般的な手段となっています。
NFTの仕組み
NFTでは、簡単にコピーできるデジタルデータにブロックチェーンというシステムを使って鍵を掛けることで、唯一無二のデジタルデータを生み出しています。
NFTで使われるブロックチェーンには、パブリック型ブロックチェーンとプライベート型ブロックチェーン等が存在します。三菱UFJが2022年6月23日に行った「NFTの動向整理」調査によると
プライベート型ブロックチェーンは特定の管理者により運用される。
その他、複数の管理者によるコンソーシアム型ブロックチェーンも存在する。
三菱UFJ「NFTの動向整理」
パブリック型ブロックチェーンでは、データが複数のコンピュータ間で共有されます。コンピュータ同士で監視しあっているので、改ざんはほぼ不可能です。その代わりに、取引を積み重ねるほどデータを更新する処理に時間がかかるようになります。また、ガス代というブロックチェーンの処理料金(手数料)がかかります。
プライベート型ブロックチェーンには、管理者が存在します。管理者の許可を受けた人だけが参加することができます。管理者だけは改ざんが可能ですが、ガス代は基本的にかかりません。また、処理が重くなることもないので、スムーズに取引を行うことができます。プライベート型ブロックチェーンは、中央集権型とも言われ、ブロックチェーン以外のシステムでも頻繁に扱われています。
NFTには互換性がある
オンラインゲームやソーシャルゲームでは、サービスが終了すると今まで築いたデータは全て失われます。ですが、NFTゲームの場合は、サービスが終了したとしても、ゲーム内のアイテムやキャラクターを保持し続けることができます。そして、互換性のあるゲームがあれば、そのゲームに自分の持つNFTを移すことが可能になります。
NFTジャンルの紹介
NFTアート
NFTアートは、アーティストやクリエイターが自身の作品をNFTとして発行し、オンラインで取引されるジャンルです。NFT化することによって、デジタルアートの本物と偽物の違いが簡単に見分けられるようになりました。アート愛好者は、所有するNFTアートに独自の価値を見出し、それがブロックチェーン上で透明かつ永続的に確認可能になります。
NFTコンテンツ
NFTコンテンツは、音楽、動画、書籍、ポッドキャストなどのデジタルメディアがNFTとして発行されるジャンルです。アーティストやクリエイターは、自身の作品に独自の価値を与え、支持者と直接つながりながら収益を上げることができます。これにより、コンテンツ制作者は仲介者を排除し、ファンとの直接的な関係を構築できるようになっています。
NFTゲーム
NFTゲームは、仮想アセットやキャラクターがNFTとして発行され、プレイヤーはこれらを取引することで収益を得ることができるジャンルです。ゲーム内での所有物が現実においても価値を持つため、プレイヤーはより熱心にゲームに取り組みます。NFTゲームでは、新たな経済モデルを提供し、プレイヤーと開発者の双方が利益を享受できる独自の生態系を築いています。
その他のNFTジャンル
NFTの利用はこれに留まりません。デジタルアセットの所有権や独自性をトークンとして表現するアイディアは、多岐にわたります。不動産、チケット、特定のプロジェクトへの参加権など、様々な領域でNFTが活用されています。これらは従来の所有権や契約の形態を変え、新たな価値の創造を促進しています。
NFTで稼ぐ方法5選
NFTで稼ぐ方法の基本
NFTで稼ぐ方法は多岐にわたりますが、その基本的な考え方は「デジタルアセットの独自性と需要を活かすこと」です。NFTは不換性があり、デジタルアセットに一意の価値を与えます。これを活かして、アート、音楽、仮想アイテムなど様々なものをNFTとして発行し、それを取引することで利益を上げることが可能です。
①アートやコンテンツのNFT化して稼ぐ
アートやコンテンツ制作はNFTで稼ぐ代表的な手法の一つです。自分の作品をNFTとして発行し、それをオンラインのNFTマーケットプレイスで販売することで、アーティストやクリエイターは自身の才能を評価されつつ収益を上げることができます。これにより、従来のアート市場の枠を越えて、新たな支持を得ることが可能です。
②NFTゲームを遊んで稼ぐ
NFTゲームは、プレイヤーがゲーム内で所有する仮想アセットがNFTとして発行される仕組みを持っています。ゲーム内でアイテムやキャラクターを所有し、それを他のプレイヤーと取引することで収益を得ることができます。これは、ゲームの楽しみと同時に、NFTを通じた経済的な活動を可能にします。
③NFTの売買で稼ぐ
NFTの売買も稼ぐ手法の一つです。市場で需要が高まるNFTを購入し、その価値が上がった際に再び売却することで差額を得ることができます。ただし、市場の変動が激しいため、リスク管理が重要になります。
④NFTの権利を購入して稼ぐ
NFTの権利を購入することで、特定のサービスやプロジェクトにおいて収益を得ることができます。例えば、特定のNFTプロジェクトにおいて、将来的な収益の一部を持つNFTを購入することで、プロジェクトが成功すればその成功に応じて収益が期待できます。
⑤その他の方法で稼ぐ
その他にも、NFTと絡めた様々な方法で収益を上げることが可能です。これには、NFTマーケットプレイスの運営や、NFTに関するコミュニティの活動、イベントの主催、ブログ制作などが含まれます。
NFTは本当に稼げるの?
NFTはお金を稼ぐことができるデジタルアセットですが、必ず稼げることが保証されているものではありません。アートやコンテンツをNFT化したとしても、買い手が付かなければかけた労力に見合わない結果になる可能性があります。NFTの売買やゲームで稼ぐ場合でも、購入後にNFTの価値が上がらなければ、差額を儲けることはできません。どのNFTに価値が付くのかを嗅ぎ分ける必要があります。権利の購入も同じで、プロジェクトが失敗すれば報酬を貰うことはできません。
これを見ると、稼ぐのは難しそうに見えるかもしれません。ですが、どんなものに価値が付くかはヒト次第です。意外なものに価値が付く可能性もあるので、自信がなくてもチャレンジすることで得られるものがあるかもしれません。
NFTで稼いだ事例
では、実際にNFTではどんなものが取引されているのでしょうか。事例を5つ取り上げていきます。
1. Beepleの「Everydays: The First 5000 Days」
アーティストであるBeepleが制作した「Everydays: The First 5000 Days」は、NFTオークションサービスに出品され、約6935万ドルで落札されました。この金額はNFTを通じた売上で、アーティスト史上最高額を記録しました。
引用:Beeple「Everydays: The First 5000 Days」より一部抜粋
2. Jack Dorseyの世界で初めてのツイート
Twitterの創設者であるJack Dorseyが自身の最初のツイート(Twitterで初めて呟かれた文章)をNFTとして競売にかけた結果、290万ドルで取引されました。このように、過去のログを販売することはNFTにしかできない行為だと言えるでしょう。NFTでは、今まで価値を持たせることができなかったモノゴトに、価値を与えることができるのです。なお、このNFTツイートは再出品されましたが、数千ドルの値段しか付きませんでした。大きく価値が変動した事例となっています。
引用:Jack Dorsey Twitter(現X)「世界で初めてのツイート」
3. せきぐちあいみの「Alternate dimension 幻想絢爛」
VRアーティストであるせきぐちあいみさんが制作した「Alternate dimension 幻想絢爛」は、NFTオークションサービスに出品され、1300万円で落札されました。このアートはVRアートと呼ばれ、仮想空間に立体的な絵を描いていきます。VRアートでは、仮想空間に入れば360°様々な角度から絵を楽しむことができます。もはや絵というより空間を創造しているに近いと言えるでしょう。
引用:note せきぐちあいみさん「私のVRアート作品がNFTアートオークションで約1300万円で落札されたお話」
小学生3年生の自由研究「Zombie Zoo Keeper」
日本の小学生が夏休みの自由研究で作ったドット絵が、高額で取引されています。母親である草野絵美さんはデジタルアーティストで、NFTにも精通しています。NFTに興味を持った子どもがNFTマーケットプレイスのOpenSeaにドット絵を出品したところ、世界的に有名なDJが購入しアイコンにしたことをきっかけに、大きな価値が生まれました。
引用:note 草野絵美さん「小学生NFTアーティストZombie Zoo Keeper 2600万円で売りに出されてるって本当? 当事者の母親による、NFTの投機熱、これからの話。」
インドネシアの大学生の自撮り「Ghozali Everyday」
インドネシアの大学に通うGhozali(ゴザリ)さんは、5年間撮り溜めていた自撮り写真をNFTアートとして出品しました。有名シェフが購入したことを皮切りに価格は高騰し、合計売上金額は100万ドルを突破しました。本人もどうして自分の自撮りがそこまで売れるのか分かっていないみたいです。
引用:OpenSea Ghozali_Ghozalu「Ghozali Everyday」
NFTの始め方
続いて、NFTの始め方や流れについて解説します。NFTのジャンルによって違いがあるため、それぞれ詳しく解説していきます。
NFTゲームの始め方
1. ゲームに対応した仮想通貨とウォレットを確認する
NFTゲームは基本的に、特定の仮想通貨を使用します。通貨は開発の基盤になっているブロックチェーンによって変わるので、ゲームの公式ウェブサイトやソーシャルメディアで使用される仮想通貨とウォレットを確認しましょう。
2. 仮想通貨取引所で口座を開設する
仮想通貨を取得するためには、仮想通貨取引所で口座を開設する必要があります。ゲームに対応している仮想通貨を取り扱っている仮想通貨取引所で口座を開設しましょう。
3. ウォレットを作成する
取引所で購入した仮想通貨は、セキュリティの観点からウォレットに保管することが推奨されます。ウォレットには支払い機能も搭載されているため、管理と取引を合わせて行うことができます。
4. NFTゲームにウォレットを接続する
各ゲームには、プレイヤーのウォレットをゲームに接続する手順が用意されています。これにより、ゲーム内で保有する仮想アセットがウォレットと連動し、取引が可能になります。
5. ゲームを遊ぶ
最後にアカウントを作成すれば、準備完了です。ゲームを遊んでアイテムを集めたり、キャラクターを育てたりして、価値のあるデータを作ったり、アセットの売買をして差額を儲けましょう。
NFT売買の始め方
1. 仮想通貨取引所で口座を開設する
前述の通り、仮想通貨取引所で口座を開設し、取引所で利用する仮想通貨を購入します。
2. ウォレットを作成する
こちらも前述の通り、仮想通貨の取引と保管が可能なウォレットを作成します。
3. マーケットプレイスとウォレットを接続する
NFTを取引するためには、そのNFTが取引されるマーケットプレイスとウォレットを接続させる必要があります。各マーケットプレイスには独自の手順があるため、公式ガイドを参照してください。
4. NFTを購入・転売する
マーケットプレイスにアクセスして、気になるNFTを購入したり、価値の上がったNFTを転売したりしましょう。NFTには価値変動が激しいモノもあるので、売り時を間違えないように気をつけましょう。
NFTを発行して販売する方法
次に、NFTを発行する場合の手順を紹介します。購入する側とは手順が大きく異なるので、注意してご覧ください。
1. マーケットプレイスでNFTを発行する
NFTのマーケットプレイスでは、NFTの発行が対応していないものも存在します。また、サイトに認められないと一次販売ができない場合もあるので、注意が必要です。
2. 出品するNFTを作成する
マーケットプレイスを選んだら、出品するNFTを制作しましょう。ここでも注意が必要で、デジタルデータの全てがNFTに対応しているわけではなかったり、容量に規定があったり、ファイルの指定があったりします。マーケットプレイスによっても異なりますので、自分に合った場所を選んでおきましょう。
3. NFTを発行・出品する
データが完成したら、マーケットプレイスでNFT化を行います。作品名、どのブロックチェーンで発行するのか、販売条件など、必要な情報を記載しましょう。発行が完了したら、NFTを出品することができます。
NFTの取引ができるおすすめのマーケットプレイス
NFTの取引は、「マーケットプレイス」と呼ばれる専用のプラットフォームで行われます。マーケットプレイスでは、NFTの作成、購入、販売、オークションなどを行うことができ、マーケットプレイスによっては、NFTのレンタルやローン、ステーキングなど、さらに多様なサービスを提供しているものもあります。
NFTのマーケットプレイスは数多く存在し、それぞれによって特徴や利用方法が異なります。そこで、ここではNFTの取引ができるおすすめのマーケットプレイスを紹介します。
Coincheck
Coincheckは、日本最大級の仮想通貨取引所です。
2021年3月にNFTのマーケットプレイスを開設しました。Coincheckでは、日本の有名なアニメやゲームのNFTを購入することができます。例えば「進撃の巨人」「名探偵コナン」「パズル&ドラゴンズ」などのNFTが販売されています。
Coincheckは、日本円でNFTを購入できるところが特徴的です。ほとんどのマーケットプレイスでは、仮想通貨での決済が必要ですが、Coincheckでは、日本円でのクレジットカード決済や銀行振込ができます。これにより、仮想通貨に慣れていない人でも、気軽にNFTの取引を行えます。また、国内の大手企業が運営しているため、セキュリティも万全です。安心して取引を行うことができます。
Coincheckの利用方法は、以下の通りです。
2. 本人確認や資金決済法に基づく確認を行います。
3. NFTのマーケットプレイスにアクセスし、購入したいNFTを選択します。
4. 決済方法を選択し、購入手続きを完了します。
5. 購入したNFTは、Coincheckのウォレットに保管されます。
DOSI(元LINE NFT)
DOSIは元々、海外向けのNFTマーケットプレイスでした。2024年1月にLINE NFTと統合され、新DOSIとして生まれ変わり、日本でも利用できるようになりました。DOSIでは、様々なブランドの商品を取り扱っています。
DOSIは、LINEなどのSNSアカウントでログインできるところが特徴的です。LINEを運営している会社が運営しているマーケットプレイスなので、LINEアカウントを持っていれば誰でも簡単に始めることができます。また、支払い方法も仮想通貨だけに限らず、LINE PayやGoogle Pay、Apple Payなど、様々な支払い方法に対応しています。
DOSIの利用方法は、以下の通りです。
2. DOSI WalletにLINEやFacebook、GoogleなどのSNSアカウントを連携します。
3. DOSI StoreやDOSI Gameなどのカテゴリーから、購入したいNFTを選びます。
4. 決済方法を選択し、LINE PayやApple Pay、Google Pay、Naver Pay、仮想通貨(FNSA、ETH)などで支払います。
5. 購入したNFTは、DOSI Walletに保管されます。
SBINFT Market
SBINFT Marketは、SBIグループが運営するNFTのマーケットプレイスです。SBINFT Marketでは、日本の伝統文化や芸術作品などのNFTを購入することができます。例えば、『源氏物語』や『平家物語』、『浮世絵』などのNFTが販売されています。
SBINFT Marketは、SBIグループの他のサービスとの連携ができるところが特徴的です。SBINFT Marketでは、SBI VCトレードやBITPOINTという仮想通貨取引所で購入した仮想通貨を使って、NFTを購入することができます。また、SBINFT Marketで購入したNFTは、SBI VCトレードやBITPOINTのウォレットに送ることができます。これにより、SBIグループのサービスを利用している人は、スムーズにNFTの取引することが可能です。
SBINFT Marketの利用方法は、以下の通りです。
2. SBI VCトレードやBITPOINTのアカウントを持っている場合は、それらと連携します。持っていない場合は、新規で作成します。
3. SBI VCトレードやBITPOINTで、BTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)などの仮想通貨を購入します。
4. NFTのマーケットプレイスにアクセスし、購入したいNFTを選択します。
5. 仮想通貨で決済し、購入手続きを完了します。
6. 購入したNFTは、SBINFT Marketのウォレットに保管されます。また、SBI VCトレードやBITPOINTのウォレットに送ることもできます。
OpenSea
OpenSeaは、NFTと暗号コレクティブル向けの世界最大級のNFTマーケットプレイスです。OpenSeaでは、様々なカテゴリーのNFTを閲覧、作成、購入、販売、オークションにかけることができます。
OpenSeaの特徴は3つあります。
1つ目はNFTの種類と数が豊富なところです。OpenSeaでは、アート、ゲーム、メンバーシップ、PFP(プロフィール画像)、写真、音楽など、多様なカテゴリーのNFTを取り扱っています。また、OpenSeaには、約200万件以上のNFTが登録されており、その数は日々増え続けています。
2つ目は、NFTの作成を誰もが行えるところです。OpenSeaのウェブサイトにアクセスし、MetaMaskなどのウォレットを接続するだけで、NFTの作成ページに移動できます。そこで、NFTの名前、説明、画像、価格などを設定し、作成ボタンを押すと、NFTが作成されます。作成したNFTは、OpenSeaのマーケットプレイスで販売することができます。
3つ目は、手数料が安いところです。OpenSeaでは、NFTの作成や販売にかかる手数料が安いため、収益が上げやすくなっています。OpenSeaは、イーサリアムネットワーク上のLayer2ソリューションであるImmutable Xを採用しており、これによって、NFTの作成や販売にガス代がかからなくなりました。ガス代とは、簡単に言うとブロックチェーンを作る時に必要な費用のことで、これが高いとNFTの取引に大きなコストがかかります。OpenSeaでは、ガス代を気にせずにNFTの取引ができるので、初心者にもおすすめです。
OpenSeaの利用方法は、以下の通りです。
MetaMaskというブラウザ拡張機能をインストールし、ウォレットを作成します。
取引所からウォレットにETHを送金します。
OpenSeaとMetaMaskを接続します。
OpenSeaの公式サイトから、アカウントを作成します。
OpenSeaでの取引ができるようになります。NFTの発行や出品、購入や転売を行いましょう。
購入したNFTは、ウォレットに保管されます。
NFTで稼ぐコツ
価値が上がりそうなものを購入しておく
NFTの稼ぎ方として、購入金額より高い金額でNFTを売却することで、差額を儲ける方法があります。価値が上がりそうなものをあらかじめ購入しておけば、価値が上がった場合、収益を出すことが可能になります。どのNFTの価値が上がるかを考察して、購入するNFTを選びましょう。
売れているものを分析する
価値が上がりそうなものを考察すると言っても、どんなNFTの価値が上がっているのかを理解していなければ考察はできないので、まずは分析から始めましょう。価値の上がっているNFTや売れているNFTを分析して、傾向を掴みましょう。売れているものの共通点が見つかれば、おのずと価値の上がりそうなNFTも分かってくるでしょう。一時販売者としてNFTを発行する場合も、どんなものが売れているのかを分析することは重要になります。
成功者の真似をする
一時販売者の稼ぎ方としては、成功者の真似をするというものがあります。これも分析に通じるものがありますが、成功者の稼ぎ方を分析して真似をすることで、同じように稼げるようになる可能性が考えられます。さらに、そのやり方に合った追加要素を加えることで、もっと良いNFTにブラッシュアップできる可能性もあります。同質化だけではなく、差別化も行うことで、独自的な要素を付け加えることができるでしょう。
毎日ゲームをプレイする
NFTゲームを使って稼ぐ場合は、毎日の積み重ねが重要になります。価値変動をすぐに読み取ったり、仮想アセットをコツコツと集めたりしましょう。ただ、義務感に駆られないように注意しましょう。楽しみながらプレイして、さらにはお金も稼いでしまおうというのがNFTゲームの特徴です。飽きてしまったら辛い思いをしながらゲームをすることになってしまいます。ですが、もしそうなってしまってもゲーム内のNFTを全て売却してしまえば換金できますし、一旦辞めても手に入れたNFTは無くならないので無理をする必要はありません。
NFTの注意点
NFTの取引にはガス代(手数料)がかかる
NFTの取引にはブロックチェーン上で発生するガス代と呼ばれる手数料がかかります。これはトランザクションを処理するための費用で、取引額やネットワークの混雑具合によって異なります。ブロックチェーンのような複数のコンピュータ間で相互に作用するデータを処理する場合、全てのコンピュータのデータを処理する必要があります。トランザンクションとは、そのデータ処理の工程の処理単位のことを指します。
特に人気のあるNFTマーケットプレイスで取引を行う場合、高いガス代が発生する可能性があります。取引前にガス代を確認し、予算を考慮した上で取引を行いましょう。逆に、ガス代がかからないことを売りにしているNFTマーケットプレイスも存在しています。自分にあった取引場所を探しましょう。
詐欺プロジェクトが多く存在する
NFT市場には急速な成長に伴い、法の整備やシステムの対応が間に合わず、多くの詐欺プロジェクトが存在しています。偽のNFTを販売する詐欺者や、存在しないプロジェクトへの投資を募る悪徳な詐欺が報告されています。安全な取引を行うためには、信頼性のあるマーケットプレイスやプロジェクトに参加することが不可欠です。甘い言葉に誘惑されないように、常に疑いの目を持って詳細な調査やレビューを確認し、慎重に取引を進めましょう。
損をする可能性がある
NFTの価格は市場の需要と供給によって変動します。価格の急激な上昇や下落があるため、投資を行う際には慎重な計画が必要です。価格が高騰しているからといって、無理に購入することは危険です。大きな損害が出る可能性があります。逆に、その行動によって大きな利益が生まれる可能性もありますが、過度な期待や投機的な行動には注意して、自身のリスク許容度を考慮した上で取引を行うようにしましょう。また、NFTを発行して販売する場合にも、買い手が付かなければ時間と労力を失う可能性があります。ファンが増えて安定した収益を得ることができていれば、大きな問題がないかもしれません。ですが、始めたばかりの時は、売れるかも分からないNFTに頼りすぎないようにしましょう。
著作権に対する留意
NFTがデジタルアートやコンテンツを取引対象とするため、著作権に関する問題が発生する可能性があります。作品を販売する前に、そのデジタルアセットが適切な著作権の下で利用されているか確認することが重要です。著作物を購入した場合も、扱いには十分に気をつけましょう。NFTを購入したからといって、全て自分の自由に扱っていいとは限りません。著作権の侵害が発覚した場合、法的な問題に巻き込まれる可能性がありますので、慎重に取引を行いましょう。
NFTで稼ぐために必要な道具や事前知識
スマートフォンやパソコン
NFTの取引は主にオンライン上で行われます。そのため、スマートフォンやパソコンが必要です。これらのデバイスを利用して、NFTマーケットプレイスにアクセスし、取引や情報収集を行います。パソコンがあった方がNFTの取引はやりやすいかもしれませんが、最近では便利なNFTマーケットプレイスのスマホアプリもリリースされているので、スマートフォンかパソコンがあれば、手軽にNFTの世界にアクセスすることができるでしょう。
仮想通貨に関する知識
NFTの取引には仮想通貨が使用される場合が多いです。なので、基本的な仮想通貨の知識が必要になります。特にEthereum(イーサリアム)ブロックチェーン上で発行されるNFTは多く存在するため、ETHに関する基本的な理解が求められます。仮想通貨の購入方法や取引所の利用法を学ぶことで、スムーズな取引が可能になります。
NFTのシステムに対する理解
NFTの取引はブロックチェーン上で行われるため、そのシステムに対する理解も重要です。スマートコントラクトやウォレットの使い方、トランザクションの確認方法など、基本的なブロックチェーン技術の理解がNFT取引において役立ちます。NFT市場が急速に変化していく中で、最新の技術動向にも注意を払いましょう。
その他の事前知識
NFT取引においては、アートやエンターテインメント、仮想空間など、様々な分野にわたる事前知識が有益です。例えば、NFTアートの評価方法や将来のトレンド、特定のプロジェクトの詳細な情報などを把握することで、戦略的な投資や取引が可能になります。業界のニュースやコミュニティの情報を積極的に追いかけ、トピックに敏感になりましょう。
よくある質問
初心者におすすめのマーケットプレイスは?
NFTを売買する場合は、おすすめできるのは先ほども紹介したCoincheckです。日本円を利用することができるので、仮想通貨に詳しくなくても簡単に取引を行うことができます。また、稼いだお金を日本円に換金することも可能なので、余計な手間がかかりません。そして、国内企業が運営していることもあり、セキュリティも万全です。初心者にはうってつけのマーケットプレイスになっています。
NFTを発行して、出品したい場合はOpenSeaがおすすめできます。特に国内のマーケットプレイスでよくあるのが、NFTの発行が可能なマーケットプレイスであったとしても、公式に認められた公認プレイヤーでなければ発行できないパターンです。これによって安全性などが担保されますが、NFTを発行するためにはそれなりの活動実績や、NFTのクオリティが必要になるため、新規の一次出品者には優しくありません。OpenSeaは世界最大級のマーケットプレイスで、誰でもNFTを発行することができます。初めて出品する初心者の方は、ひとまずOpenSeaでNFTを発行し、出品してみることをおすすめします。
NFTって税金はかかるの?
国税庁の「NFTやFTを用いた取引を行った場合の課税関係」には
※ 財産的価値を有する資産と交換できないNFTやFTを用いた取引については、所得税の課税対象となりません。
国税庁「NFTやFTを用いた取引を行った場合の課税関係」
と記載されています。つまり、NFTの取引において、所得税がかかるかどうかは、その取引が経済的価値の取得に当たるかどうかによります。経済的価値の取得に当たる場合は、所得税の課税対象となりますが、当たらない場合は、課税対象となりません。
経済的価値の取得に当たる場合の所得区分は、取引の内容や性質によって異なります。例えば、役務提供などによりNFTやFTを取得した場合は、事業所得、給与所得または雑所得になります。また、NFTを譲渡した場合は、譲渡所得または雑所得(規模等によっては事業所得)になります。
NFTやFTの取引に関する税務上の取り扱いは、まだ法整備が進められている段階です。そのため、判断に迷ったり、詳細な情報が必要な場合は、税務署や税理士などの専門家に相談することをお勧めします。
MetaMaskって何?
MetaMaskとは、ETHやその派生トークンを管理できるウォレットの一種です。Webブラウザの拡張機能として利用できるほか、スマホアプリも存在しています。MetaMaskを使うと、NFTなどのブロックチェーンを活用したサービスに簡単に接続することができます。また、ガス代の設定やトークンのスワップなどの便利な機能も備えています。NFTを利用する上で欠かせないサービスとなっています。
まとめ
いかがだったでしょうか。この記事では、NFTについての解説、ジャンルの紹介、稼ぐ方法、稼げるのか?、事例、始め方、NFTの発行方法、おすすめのマーケットプレイス、稼ぐコツ、注意点、必要な道具や事前知識、よくある質問の14項目を解説してきました。下記に今回の記事のポイントをまとめました。
・稼ぎ方としては、NFTを発行して販売する方法と、購入して転売する方法がある
・ガス代や詐欺プロジェクトがある点や、著作権などの扱いについても十分に注意する
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