介護福祉士は副業できる?おすすめの副業や難しい「本業との両立」についても徹底解説!

副業

収入面での不安・スキルアップ・キャリアパスなどの理由を抱えた介護福祉士のなかには、副業を考える人もいるでしょう。

しかしその一方で、「介護福祉士は副業しても問題ないのか」「介護福祉士ができる副業はあるのか」「本業との両立はできるのか」といった疑問・不安を抱えている人も少なくありません。これらが解決されない限り、副業への第一歩は踏み出せないと感じている人もいるようです。

本記事では、介護福祉士を含めた介護業界全体の副業事情について解説します。副業のメリット・デメリット・おすすめの副業なども含めて網羅的に紹介するので、参考にしてください。

▼ 副業について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!

  1. 介護福祉士で副業はできる?
    1. コラム:副業と兼業、この2つは何が違う?
  2. 実際に副業をしている人ってどのくらいいる?
    1. 副業を実際にしている人の割合
    2. 副業をしている人が選んでいる業種
    3. 副業の動機
  3. 介護福祉士で副業をするメリット・デメリットは?
    1. メリット①:得た資格、経験をそのまま活かせる
    2. メリット②:他の業種を経験することができる
    3. メリット③:収入を増やすことができる
    4. デメリット①:本業との両立が難しい
    5. デメリット②:体力をより多く使う
  4. 実際に副業を始めるとき、必要な手続きなどはある?
    1. 確定申告の手続き
    2. 社会保険への加入手続き
    3. ③各種本業、副業の就業先で定められている手続き
  5. コラム:「何故副業したいのか」の動機をしっかりと言葉に表してみよう
  6. 介護福祉士におすすめの副業をカテゴリ別で紹介!
    1. 【介護職関連】:日勤・夜勤の登録ヘルパー
    2. 【介護職関連】:生活相談員や介護講師
    3. 【介護職関連】:地域活動支援センター
    4. 【アルバイト】:夜勤帯のアルバイト
    5. 【アルバイト】:日雇いのスキマバイト
    6. 【アルバイト】:自分の興味のある職種のアルバイト
    7. 【在宅ワーク】:Webライター
    8. 【在宅ワーク】:アンケートモニター
    9. 【在宅ワーク】:ハンドメイド系の内職
  7. 副業はどこで探す?おすすめの求人サイト4選!
    1. ①カイゴジョブエージェント
    2. ②マイナビ介護職
    3. ③バイトル・タウンワークなどのアルバイト求人サイト
    4. ④タイミー・シェアフルなどのスキマバイトアプリ
  8. 介護福祉士が副業をする上で気をつけるべき注意点とは?
    1. 体調管理を徹底する
    2. 副業に関しての就業規則を確認する
    3. 社会保険への加入が必要かを確認する
    4. むやみやたらに同僚に言わない
    5. 確定申告をきちんと行う
  9. 介護福祉士が副業する場合、確定申告は必要?基準は?
    1. 確定申告が必要になる基準
    2. 確定申告のやり方について
  10. コラム:介護福祉士で副業した場合、本業の職場にはバレる?
  11. 介護福祉士の副業に関するQ&Aをご紹介!
    1. 介護職×介護職のダブルワークはできる?
    2. 介護職で夜勤の副業は実際できる?
  12. まとめ

介護福祉士で副業はできる?

介護福祉士のなかには、さまざまな理由・事情から副業を考える人がいます。しかし第一歩を踏み出す前に頭をよぎるのが、介護福祉士は副業できるのかという点です。

結論から申し上げますと、法律上は介護福祉士が副業をしても問題ありません。ただし、以下のような条件を満たす必要があります。

・職場での就業規則に副業に関する禁止事項・制限がない
・副業先にて本業が別にある点の合意が得られている

副業をする際には、本業での勤務先にて就業規則による副業の禁止・制限がないことが前提です。

さらに副業先の雇用主から、副業として業務に従事する点の合意も得られていなければなりません。

コラム:副業と兼業、この2つは何が違う?

副業と混同されがちな言葉に、兼業があります。この2つの言葉は何が違うのか、疑問に感じている人もいるでしょう。

副業と兼業のそれぞれに、明確な定義はありません。ただし本業とのバランスにおいては、この2つは多少の違いがあります。

副業と本業のバランスは本業のほうが大きく、兼業と本業のバランスはほぼ同等です。図にしてあらわすと、以下のようになります。

本業=兼業>副業

本業と兼業を比較した場合、どちらがメインの仕事であるか明確にならないケースもあります。例えば兼業で農家をしていた場合、農家の繁忙期が訪れると一方の仕事を休んで農業に専念するケースも少なくありません。

一方の副業は、本業の収入を上回らない程度の収入と考えるとよいでしょう。仕事のメインは本業であり、スキマ時間を活用して副業を行うスタイルが一般的です。副業のために本業を休むケースは、あまり多くないでしょう。

実際に副業をしている人ってどのくらいいる?

実際に副業をしている人は、どれくらいいるのでしょう。医療・福祉業界も含めて、全体的な副業をしている人の割合を解説します。

副業を実際にしている人の割合

厚生労働省が2020年8月19日に公開した「副業・兼業に係る実態把握の内容等について」によると、副業をしている人の割合は全体で9.7%でした。

このうち業種別の副業をしている人の割合は、農林漁業・鉱業の16.6%がもっとも高く、医療・福祉の割合は9.9%です。一見、医療・福祉の副業をしている人の割合は少なく見えるかもしれません。しかし全体と比較した場合この割合は高く、多くの人が副業しているといえます。

ちなみにこのデータは2020年の調査結果であり、最新のものではありません。

厚生労働省は2018年1月から、大々的に副業・兼業を推進する方向にかじを切りました。その2年後の調査時点で、医療・福祉は副業をしている人の割合が全体と比較して多めです。わずか2年ですでに多くの医療・福祉業界に従事する人たちが副業していることは、注目すべき要因といえるでしょう。

副業をしている人が選んでいる業種

副業をしている人が選んでいる業種については、その人の背景・状況にもよるので一概にはいえません。

例えば介護福祉士が副業をする際、必ずしも副業も同業種を選択しているとは限らず、異なる職種・業界を選んでいるケースもあります。

同業種を選んだほうがスキル・知識面での活用ができるので、メリットは多いでしょう。

しかし利益相反・競業避止といった問題があるので、あえて異なる業種を選ぶケースも少なくありません。

副業の動機

副業・兼業に係る実態把握の内容等について」では、副業の動機についても調査しています。その結果、最も多かったのが本業での収入面の不満でした。

・本業の収入だけでは生活自体ができない
・収入を増やしたい

上記のような理由で、副業をしている人が多く、回答した割合の30%を超えています。

介護福祉士も含めて多くの人が収入面に不安・問題を抱え、それを解決するために副業していることがわかるでしょう。

介護福祉士で副業をするメリット・デメリットは?

介護福祉士が副業をするメリットおよびデメリットを紹介するので、参考にしてください。

メリット①:得た資格、経験をそのまま活かせる

同業種を副業として選択した場合、資格・経験がそのまま活かせる点はメリットといえるでしょう。副業をするために、時間と労力をかけて知識・スキルを学習する必要がないからです。

介護福祉士は介護業界のなかでは唯一の国家資格であり、資格が活かせる副業が豊富にあります。副業を始める際には、案件受注で苦労することも少なくありません。資格・経験が活かせる同業種なら、短期間で副業先が見つかるでしょう。

メリット②:他の業種を経験することができる

介護福祉士としての資格・経験を活かさない方向で副業をする場合、他業種の経験を積むことが可能です。

副業として選択できる業界・職種は豊富にあり、好きな仕事を選択できます。例えば飲食店でのアルバイトを副業として選択した場合は、接客業・飲食業としての業務・実態を経験できるでしょう。

他業種での経験は、本業でのパフォーマンス・クオリティの向上に役立つケースも多々あります。これは介護福祉士も同様です。例えば接客業を経験すれば、介護福祉士としての接し方も変わってくるかもしれません。

このように副業で他業種を選択した際には、さまざまなメリットが得られます。

メリット③:収入を増やすことができる

収入増加は、副業の最大のメリットといえるでしょう。

副業の動機でも紹介しましたが、その理由の大半が収入増加です。副業をすれば本業とは別の収入源が増えるため、単純に全体的な収入も増加します。

経済的なゆとりが生まれれば、遊興費・貯蓄・資産運用・スキルアップといったさまざまな選択肢が増えるでしょう。

収入による生活の豊かさは精神面での安心感にもつながるので、副業をするメリットは大きいといえます。

デメリット①:本業との両立が難しい

本業との両立が難しい点は、副業のデメリットとしてあげられるでしょう。介護職は、さまざまな制約があるケースが多いからです。

例えば時間的な制約では、勤務時間の長さや残業の多さがあげられます。本業での拘束時間の長さは、副業での稼働時間に直結するため、重要な要素です。副業での稼働時間が少なければ、選べる仕事も限られてしまいます。

また、業務内容の制約にも注意しなければなりません。同業種で副業する場合は、利益相反・競業避止に触れないようにする必要があります。他業種であったとしても、情報漏えいなどを考慮しなければなりません。

このように介護福祉士はその立場上、さまざまな制約が発生する可能性が高く、本業との両立が難しいケースも少なくないのです。

デメリット②:体力をより多く使う

体力面での問題も、副業のデメリットといえるでしょう。介護職は、全体的に体力を必要とする仕事が多いからです。

介護福祉士を含む介護職は拘束時間が長いうえに体力も必要であり、本業だけで疲れ切ってしまうことも少なくありません。

そのうえさらに副業をすれば休息時間が少なくなり、疲労・体力が回復しないこともあるでしょう。

副業の稼働時間を減らしたり、在宅ワークで対応できる仕事を選んだりするなど、工夫することをおすすめします。

実際に副業を始めるとき、必要な手続きなどはある?

副業に関連した必要な手続きについて確認していきましょう。

確定申告の手続き

副業での年間所得額が20万円を超えると、確定申告をしなければなりません。

20万円というボーダーラインは、年間総収入額から経費を差し引いた残額のことです。その残額が20万円を超えると確定申告をしなければならないので、忘れないようにしましょう。

確定申告については後半で解説するので、そちらも参考にしてください。

▼ なおこちらで副業の確定申告について詳しく解説しております。

副業はいくらまで稼いで良いの?確定申告・住民税・扶養などいろんな制約を徹底解説!
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社会保険への加入手続き

副業先で社会保険の加入手続きが必要になるかもしれません。

社会保険の加入条件は、以下の通りです。

・週の勤務が20時間以上
・給与が月給8.8万円以上
・2カ月以上働く予定あり
・学生以外

(出典:従業員のみなさま | 社会保険の加入条件やメリットについて|厚生労働省|社会保険適用拡大 特設サイト

上記すべての条件を満たしている場合は、勤務先が副業であったとしても社会保険に加入しなければなりません。

副業先で社会保険の加入条件を満たした場合、加入手続きを行ってから10日以内に、「健康保険・厚生年金保険 被保険者所属選択・二以上事業所勤務届」を日本年金機構に提出します。

③各種本業、副業の就業先で定められている手続き

法律上の手続きとは別に、本業・副業で必要な手続きが定められているケースもあるので、事前に確認しておくことが重要です。

例えば本業の場合、就業規則にて副業を認めてはいるが、事前に申請書を提出しなければならないといった文言が添えられていることがあります。

また副業先でも就業前に、書類への記入といった手続きが必要なことが少なくありません。

特に本業での手続きを知らないで副業をしてしまうと、ペナルティの対象になる可能性があります。

事前に必要な手続きを確認し、ルールに則って完了させておきましょう。

コラム:「何故副業したいのか」の動機をしっかりと言葉に表してみよう

副業をする際には、なぜ副業をしたいのか動機を明確にしておくことが重要です。

すべての副業で、必ずしも収入が得られるとは限りません。職種によっては、収益が発生するまで時間がかかるものもあります。

思うように副業収入が得られないと、継続は難しくなるでしょう。副業で安定した収入を得るためには、継続が欠かせません。その継続力を保持するために、動機を明確にしておく必要があります。

動機を紙に書き出して目立つ場所に貼り、定期的に言葉にして発してみてください。自分の声は自分が一番よく聞いているので、モチベーションの維持に役立つでしょう。

介護福祉士におすすめの副業をカテゴリ別で紹介!

介護福祉士におすすめの副業を、以下のカテゴリにわけて紹介します。

・介護関連
・アルバイト
・在宅ワーク

特徴・始め方なども含めて解説するので、参考にしてください。

【介護職関連】:日勤・夜勤の登録ヘルパー

特徴 勤務したい時間や曜日にあわせて稼働
・訪問介護事業所のヘルパーとして勤務
・ダブルワークや育児などとの両立が可能
・利用者の身体介助や生活支援
資格・スキルなど ・介護福祉士としての資格や経験の活用が可能
・介護職員初任者研修以上の資格が必要
主な勤務先 ・利用者の自宅
・介護施設
など
始め方 ・介護専門の求人サイトや転職エージェントを利用
・訪問介護事業者に登録
・希望する曜日や時間帯に仕事を紹介
注意点 事前に介護職員初任者研修の資格を取得しておくこと
・収入が安定しない可能性あり

【介護職関連】:生活相談員や介護講師

特徴 ・高齢者や障害者の相談や援助など
・利用者の生活援助を行う場合あり
・介護講師の場合は介護に関する講演を行う
資格・スキルなど ・介護福祉士としての資格が活かせる
普通自動車運転免許は必須
・精神保健福祉士などもあったほうが有利
主な勤務先 ・介護老人福祉施設
・有料老人ホーム
・デイサービスセンター
・障害者福祉施設
など
始め方 ・自治体のWebサイトや求人サイトを利用
・ハローワークでも求人を掲載している可能性あり
・書類選考や面接を通過して採用されれば稼働可能
注意点 ・地域によって単発での募集が少ない可能性あり
介護講師は経験と知名度重視

【介護職関連】:地域活動支援センター

特徴 ・障害のある人を対象とした支援施設
・生産活動や社会との交流促進の場として機能
・1型~3型まで3種類あり
短時間での勤務も可能
資格・スキルなど ・介護福祉士の資格や経験が活かせる
社会福祉士やホームヘルパーの資格を持っていると有利
始め方 ・介護専門の求人サイトなどを利用
・書類選考や面接を経て採用されれば稼働可能
注意点 ・地域によって募集が少ない可能性あり

【アルバイト】:夜勤帯のアルバイト

特徴 ・日勤帯のアルバイトに比べて時給は高め
夜勤帯は応募者が少ないので重宝される可能性あり
・勤務する時間や曜日が限られていても収入が安定する可能性あり
資格・スキルなど ・基本的には特になし
・介護関連の場合は介護福祉士としての資格や経験が活かせる可能性あり
主な勤務先 ・介護職関連
・コンビニ
・飲食店
・清掃
・警備
・コールセンター
・宿泊施設
など
探し方 ・求人サイトや求人アプリを利用
・単発系の求人アプリなら即日稼働可能な場合あり
注意点 ・交通機関の利用が困難な場合あり
・体力に負担がかかる可能性が高い点はデメリット

【アルバイト】:日雇いのスキマバイト

特徴 数時間や1日のみなど限られた勤務が前提
・スキマ時間の有効活用が可能
・本業と両立しやすい点がメリット
・面接や書類選考が不要なケース多め
・即日契約勤務のスタイルが増加中
資格・スキルなど 基本的には不要
・介護関連の場合は介護福祉士の資格が活かせる可能性あり
主な勤務先 ・軽作業
・飲食店
・販売や接客業
・配達やポスティング
・介護食関連
など
探し方 ・単発系の求人サイト
・単発系アルバイトのアプリ
など
注意点 ・収入が安定しない可能性あり
・希望する日時に仕事がない場合あり
スキルアップにつながらない傾向あり

【アルバイト】:自分の興味のある職種のアルバイト

自分の興味のある職種のアルバイトも、副業としておすすめです。

特に医療・福祉とは違った業界・職種を選ぶことで、介護福祉士としての本業では得られないスキル・経験が身につくでしょう。また興味のある職種なら仮に収入が不安定であったとしても、以下のようなメリットがあります。

・ストレス解消
・モチベーションの維持と向上
・新たなキャリアパスの発見
・新たな人脈の形成

上記のメリットは副業全般にいえることですが、特に興味のある職種のアルバイトを副業として選んだ場合はその効果が大きくなるでしょう。

副業の目的は、収入面に限ったことではありません。好きなことを副業にすることで、上記のようなメリットも得られます。

副業の職種が決められない場合は、興味の有無を基準に考えてみてください。

【在宅ワーク】:Webライター

特徴 ・Web上に公開する記事の作成や校正など
・クライアントからの依頼に基づいて作成や校正
在宅ワークやリモートワークが可能・稼働時間や勤務時間に制限なし
資格・スキルなど ・特になし
SEOの知識やスキルはあったほうが有利
・依頼内容によっては介護福祉士の資格や経験が活かせる可能性あり
探し方 ・クラウドソーシングサイト
・スキルシェアサイト
・SNSを活用した営業活動
など
注意点 ・経験数によっては報酬が低い可能性あり
・収入が安定しない可能性あり
・インターネットの環境とパソコンが必要

【在宅ワーク】:アンケートモニター

特徴 ・企業や調査会社からのアンケートに回答して報酬を得る副業
報酬は現金ではなくポイント
・ポイントを現金に換金できるサイトあり
・スマホがあれば手軽に始められる副業
・スキマ時間の活用が可能
資格・スキルなど 特になし
探し方 ・クラウドソーシングサイト
・大手アンケートサイトに登録
・アンケートモニターのまとめサイトを活用
など
注意点 ・登録内容によってはアンケートがこない可能性あり
・一定のポイントが貯まらないと換金できないケースあり
1ポイント=1円とは限らない

【在宅ワーク】:ハンドメイド系の内職

特徴 趣味で作成したハンドメイドの販売が可能
・自由な価格設定が可能
・スキマ時間の活用が可能
資格・スキルなど 特になし
始め方 ・販売するハンドメイド作品を作成
・ECサイトなどに登録
・販売するハンドメイドの作品の価格を設定
注意点 著作権の関係上、オリジナル作品を販売すること
・価格設定を高くし過ぎると売れない可能性あり
・サイトによって販売手数料が発生

副業はどこで探す?おすすめの求人サイト4選!

副業を探す際のおすすめ求人サイトを紹介します。

①カイゴジョブエージェント

運営会社 株式会社エス・エム・エス
特徴 ・介護職に特化した人材紹介サービス
・厚生労働省が認定した転職支援サービスとして展開
介護福祉士の求人多め
メリット プロの専任パートナーがサポート
・勤務先への給与交渉サポートあり
・退職交渉のサポートあり
・非公開求人の紹介や提案あり
・無料でキャリア相談が可能
注意点 希望条件とあわない求人を紹介される可能性あり
担当者からの連絡が途絶えることあり
公式サイト https://www.kaigoagent.com/

②マイナビ介護職

運営会社 株式会社マイナビ
特徴 ・介護職に特化した求人サイト
・介護福祉士の資格に絞り込んだ求人検索が可能
・希望に応じた求人をピックアップして紹介
紹介と応募の両方からアプローチが可能
メリット 介護福祉士の求人は多め
・キャリアアドバイザーがマッチング率の高い求人を紹介
・専属のアドバイザーが勤務中もサポート
注意点 希望に沿わない求人を提案される場合あり
エージェントの返信が遅い場合あり
公式サイト https://kaigoshoku.mynavi.jp/

③バイトル・タウンワークなどのアルバイト求人サイト

アルバイト求人サイトでも、介護系の求人は多数掲載されています。アルバイト求人サイトのなかでも代表的なものとして、以下のようなサイトがあげられるでしょう。

・バイトル
・タウンワーク
・Indeed

介護福祉士の資格・経験を活かしたアルバイトをしたい場合は、条件に介護福祉士を設定して検索してください。資格を活かす場合は訪問勤務が多いため、地域も限定しておくとよいでしょう。

また副業の選択項目が用意されているサイトも多数あります。その場合は、忘れず副業欄にチェックを入れておいてください。

④タイミー・シェアフルなどのスキマバイトアプリ

スキマバイトアプリは、単発でアルバイトをしたい場合におすすめのアプリです。代表的なものとして、以下のようなサービスがあります。

・タイミー
・シェアフル
・マッハバイト

面接・履歴書は不要なので、このような手順を踏まずにスキマバイトがしたい人におすすめです。

ただし、スキマバイトアプリは不特定多数の人が利用しています。1つの案件に多数の応募者が集中するため、競争率は高めです。

スキマバイトができる確率を上げるために、複数のアプリに登録しておくことをおすすめします。

介護福祉士が副業をする上で気をつけるべき注意点とは?

介護福祉士が副業するうえでの注意点を確認していきましょう。

体調管理を徹底する

体調管理は徹底して行ってください。介護職は、心身ともに疲弊することが多い仕事だからです。

仮に副業で介護とは別の職種を選択したとしても、本業ですでに疲労・ストレスが溜まっている可能性は高いでしょう。

その状態でさらに副業をすれば労働時間が長くなるため、身体的に疲弊してしまうリスクがあります。ストレス解消のつもりで副業をしていたとしても疲れが蓄積し続け、体調を崩す確率はゼロではありません。

本業・副業に支障をきたさないためにも、休息時間を考慮するなどして体調管理を徹底しましょう。

副業に関しての就業規則を確認する

本業の就業規則の確認も忘れてはいけません。

介護福祉士の場合、情報漏洩・労働時間などの観点から就業規則にて副業を禁止または制限している可能性があります。

禁止している場合は副業をすれば、減給などのペナルティ対象になる可能性が高いでしょう。

制限している場合は条件などを確認したうえで、事前準備をしなければなりません。これを怠ると禁止のケース同様、ペナルティが科せられる可能性があります。

副業を始める前に、就業規則を確認しておくことが重要です。

社会保険への加入が必要かを確認する

社会保険への加入が必要になるかの確認も、事前にしておく必要があります。

社会保険の加入条件については、加入手続きの項目で紹介しました。週の勤務時間や月給の金額といった条件を満たしている場合、副業先でも社会保険に加入しなければなりません。

副業先でも社会保険に加入しなければならない場合、手続きが必要になるので忘れないようにしましょう。

むやみやたらに同僚に言わない

同僚にいわないことも、副業をする際の注意点としてあげられるかもしれません。

仮に本業の勤務先で副業を禁止していた場合、同僚に話してしまうとその事実が明るみに出るリスクが高まります。同僚が、必ずしも副業に対して寛大であるとは限らないからです。また同僚に話している内容を、誰が聞いているのかもわかりません。

トラブルを避けるためにも、副業をしていることはあまり話さないほうがよいでしょう。

確定申告をきちんと行う

確定申告が必要な場合は、忘れず手続きおよび納税を行ってください。

副業で得た収入の金額によっては、確定申告が不要になるケースもあります。副業をしているからといって、必ずしも確定申告が必要になるわけではありません。

しかし必要であるにもかかわらず申告および納税をしなかった場合、無申告加算税・延滞税といった罰金が科せられます。

確定申告が必要になる条件などについては次の見出しで解説するので、あわせて参考にしてください。

▼ 確定申告のやり方についてはこちらの記事で解説しています。

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介護福祉士が副業する場合、確定申告は必要?基準は?

介護福祉士が副業する場合、確定申告が必要になる可能性があります。

その条件と確定申告の方法について紹介するので、参考にしてください。

確定申告が必要になる基準

介護福祉士が副業した際に確定申告が必要になるのは、副業での年間所得額が20万円を超えた場合です。

所得額とは収入から経費を差し引いた金額であり、年間の総収入額ではありません。例えば、副業で年間30万円の収入を得たとしましょう。この副業収入を得るために、経費として11万円支出しました。この場合の所得額は、30万円から11万円を差し引いた19万円です。所得額は20万円を下回っているため、確定申告をする必要はありません。

このように基準となる金額は所得額であり、そのボーダーラインは20万円なので覚えておきましょう。

確定申告のやり方について

確定申告の方法には、以下のように複数あります。

・申告書を使用
・確定申告書作成コーナーを利用
・確定申告ソフトを使用
・税理士に依頼
なお、確定申告ソフトや税理士に依頼する場合は料金がかかるので注意してください。

コラム:介護福祉士で副業した場合、本業の職場にはバレる?

副業収入分の住民税を普通徴収にすれば、住民税から本業に副業の事実がバレるリスクは軽減されます。

なかには、マイナンバーカードから副業の事実がバレると考えている人もいるようです。マイナンバーカードにはさまざまな情報が紐づけられていますが、その内容が一般企業に開示されることはありません。

ただし副業の事実がバレる要因として、SNS・職場の同僚といったさまざまな可能性が考えられます。

バレるリスクを最小限に抑えることは可能ですが、ゼロにはならないので注意しましょう。

介護福祉士の副業に関するQ&Aをご紹介!

介護福祉士の副業に関するQ&Aを紹介します。

介護職×介護職のダブルワークはできる?

本業として介護職に従事しながら、介護職のダブルワークは可能です。

例えば介護施設で本業として従事する一方で、訪問介護事業所にヘルパーとして登録しておけば副業でも介護職に従事できます。

同業種の副業を選択しておけば、双方で経験・スキルが活かせるので継続しやすいでしょう。

介護職で夜勤の副業は実際できる?

介護職で夜勤の副業は可能です。

夜勤の副業は、業務内容が身体的にきつい傾向があります。体調を崩して、本業にも悪影響を与えてしまうリスクが高まるので注意が必要です。

夜勤の副業をする際は、体調管理を徹底してください。

まとめ

介護福祉士の副業事情について解説しました。

法律上は介護福祉士の副業は問題ありません。しかし情報漏洩・労働環境などの観点から、本業の勤務先にて禁止しているケースも少なくありません。

また心身ともに疲労がたまりやすくなるため、徹底した体調管理が必要でしょう。

本記事で紹介したデメリット・おすすめの副業・注意点などを参考に、ライフスタイルに適した副業を行ってください。

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この記事の監修者SOKKIN MATCH事業責任者/倉田 裕貴
SOKKIN MATCH事業責任者:倉田裕貴 株式会社SOKKIN 人材事業責任者

株式会社サイバーエージェント、シニアアカウントプレイヤーとして大手企業のコンサルに従事。WEB・アプリ問わず、運用ディレクションをメインに幅広い業種のお客様の課題へ対応してきた実績を持つ。また、マネージャーとして育成業務にも従事。
2022年、株式会社SOKKIN入社後、SOKKIN MATCH事業責任者に従事。

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