【徹底解説】Webエンジニアの副業について 未経験から副業にするまでの流れや案件獲得の方法まで解説!

副業

インターネットの普及や人材不足解消のITツール導入などの背景から、Webエンジニアの需要が高まりを見せています。この状況は雇用形態にも影響を及ぼしており、フルタイム勤務とあわせて短時間・短期間での契約も増加中です。

この現状を受けてWebエンジニアの副業を目指す人は少なくありません。しかし具体的にどのように始めれば良いのかわからない人もいるでしょう。

本記事では、スキル・経験のレベルが初心者・中級者向けのWebエンジニアの副業について解説します。必要なスキル・案件獲得までの流れなどを網羅的に紹介するので、参考にしてください。

▼ 副業について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!

  1. Webエンジニアとは?
    1. Webエンジニアって何をする仕事?
    2. Webエンジニアの将来性は?
  2. Webエンジニア副業のメリット
    1. 収入を増やせる
    2. スキルアップを目指せる
    3. 人脈の拡大
  3. Webエンジニアの副業の種類について
    1. フロントエンド開発業務
    2. バックエンド開発業務
    3. マークアップ開発業務
    4. アプリ開発業務
    5. Webデザイン業務
    6. プログラミング講師
  4. 未経験者がWebエンジニアの副業で稼げるようになるまでの流れ
    1. ①言語を学習
    2. ②実際にWebサイトを作ってみる
    3. ③資格を取得する
    4. ④案件に応募する
    5. プログラミングスクールに通うメリット
    6. プログラミングスクールに通う上で注意すべきポイント
  5. Webエンジニアに必要なスキル
    1. プログラミングのスキル
    2. データベースについてのスキル
    3. セキュリティについてのスキル
    4. コミュニケーションスキル
  6. Webエンジニアの副業におすすめな資格
    1. 情報処理技術者試験(基本、応用)
    2. ITパスポート
    3. PHP技術者認定試験
    4. HTML5プロフェッショナル認定試験
  7. 注意するポイント
    1. 本業の就業規則について
    2. 確定申告など納税について
    3. 本業へ影響を及ぼす可能性
  8. より稼ぐためのポイント
    1. スキルアップする
    2. 高単価な案件を選ぶ
    3. ポートフォリオを作成する
  9. 案件を獲得する方法
    1. フリーランスエージェントとは?
    2. エージェントを利用せずに案件を獲得する方法
    3. 案件応募型サイトを利用する
    4. スキルシェア型サービスを利用する
    5. クラウドソーシングで案件を探す
    6. 人脈づてに案件を探す
    7. SNSに出ている案件を探す
  10. よくある質問
    1. Webエンジニアの副業は月にどれくらい稼げる?
    2. フルリモート勤務は可能?
    3. Webエンジニア未経験でも目指せる?
    4. やっぱり大変なの?
    5. どのくらいのスキルがあれば副業を目指せる?
  11. まとめ

Webエンジニアとは?

インターネット普及率・ITツール導入率などの上昇により、Webエンジニアの注目度・需要が上昇傾向にあります。フルタイム・短期間などの募集も多く見られることから、副業として始めたいと考える人もいるでしょう。

しかしWebエンジニアとはどのような仕事に従事する人のことを指すのか分からない、または明確に答えられない人もいると思います。そこでWebエンジニアの業務内容と将来性について確認していきましょう。

Webエンジニアって何をする仕事?

Webエンジニアとは、Web上で公開されているサイトの作成やWebシステムのプログラムなどを書く仕事に従事している人のことです。

例えば、ネットショッピングサイトで買い物をするとしましょう。ネットショップにはサイトの表示・購入品のショッピングカートへの自動保存・支払いの手続きなど、さまざまなシステムが導入されています。これらの見た目・システムの開発・運営を行うのが、Webエンジニアです。

Webエンジニアの将来性は?

副業としてウェブエンジニアを選択する際には、その将来性が気になる人もいるでしょう。

深刻な社会問題のひとつとして少子高齢化があり、これに伴う各業界での人手不足が深刻化しています。この問題の解決策として政府が打ち出したのがDX推進です。

DX推進とはデジタル技術を取り入れて業務の効率化を図り、人手不足を解消しようという政策のことで、推し進めるためにはWebエンジニアの力が欠かせません。

生成AIや業務の自動化を図るITツールを導入するためには、各業界・企業ごとに独自のシステムが必要であり、これらの開発・運用を担うのがWebエンジニアです。

今後も少子高齢化・人手不足の深刻化は進む傾向にあり、このような背景からWebエンジニアの需要率はますます高まると予想できます。

なお副業の観点から考えた場合、LAPRAS株式会社が2023年3月に公表した「エンジニア副業実態調査」によると、副業をしたことがあると答えたエンジニアの割合は55.5%でした。調査期間は2022年であり、最新のデータとはいえませんが、すでにこの時点で半数以上の人が副業経験者であったことは事実です。これは言い換えるなら、この時点でエンジニア関連の副業案件が多かったことを意味しています。

Webエンジニアの需要率の高まりに比例して、副業案件も増加していくことが予想されるので、将来性は明るいといえるでしょう。

Webエンジニア副業のメリット

副業としてwebエンジニアを選択する主なメリットは、以下の3つです。

・収入の増加
・スキルアップ
・人脈拡大

それぞれのメリットを詳しく確認していきましょう。

収入を増やせる

副業でWebエンジニアを選択するメリットとして、収入の増加があげられます。

副業として選択可能な職種は幅が広く、得られる報酬にも差がありますが、なかでもWebエンジニアは高額報酬に分類されるのでおすすめです。

例えばクラウドソーシング系のサイトとして登録者数の多いクラウドワークスでは、「クラウドワークスの発注相場一覧表」が公開されています。これによると各業務内容の相場は以下の通りです。

業務内容 相場 納期目安
サイト構築・web構築 既存サイトへの単機能追加(PCのみ、スクラッチサイト) 10万円~ 20日前後
データベース設計・構築 会員登録情報の管理用データベース構築 30万円~ 30日前後
Webプログラミング 既存システムの機能追加(AWS、PHPの経験) 50万円~ 15日前後

※2025年2月10日時点

(出典:クラウドワークス発注相場【クラウドワークス】

短時間・土日祝などに限定すると上記の相場を下回る可能性もありますが、ほかの職種と比較した場合には大幅な収入アップが期待できます。

スキルアップを目指せる

スキルアップが目指せる点も、Webエンジニアを副業に選ぶメリットといえるでしょう。

副業としての案件・仕事を得るためには、応募・交渉・契約などをすべてこなさなければなりません。会社・企業に所属する場合とは異なり、仕事の手配から報酬を得るまでの一連の事務作業も副業に含まれます。

交渉術・契約などの事務作業は、フリーランス・個人事業主として発展させる際の礎となるため必要不可欠なスキルです。

副業としてスタートさせたばかりのころは考慮していなくても、将来的に独立を視野に入れた際にはこのようなスキルアップが役に立ってくれるでしょう。

人脈の拡大

人脈の拡大も、Webエンジニアを副業とする際のメリットです。

LAPRAS株式会社が2023年3月に公表した「エンジニア副業実態調査」では、副業率だけではなく副業の見つけ方についても調査を行っています。そのなかで最も多かった回答が「知人からの紹介」であり、52.4%という結果でした。

人脈を拡大させることは、Webエンジニアとしての仕事・案件の受注率の向上につながることが垣間見える結果といえるでしょう。

副業から独立する際にも人脈の拡大は大きな後ろ盾になってくれるので、メリットといえます。

Webエンジニアの副業の種類について

Webエンジニアといっても、副業として募集される案件・仕事にはさまざまな種類があります。

その具体的な種類について確認していきましょう。

フロントエンド開発業務

フロントエンド開発業務とは、ユーザーが直接触れるシステム・アプリケーションの開発・実装のことです。

ユーザー目線でのデザイン性・操作性を考慮して開発・実装を行わなければならないので、あらゆるシーンを想定する能力が求められます。

例えば20代の若年層と70代以上の高齢者では、システム・アプリケーションの利便性が高いと感じるポイントは同一ではありません。

あらかじめ性別・年齢などのターゲット層を明確にしたうえで、幅広い層でも利用可能な知識・スキルが必要といえるでしょう。

バックエンド開発業務

バックエンド開発業務とは、ユーザーから見えない機能・システムなどの開発・実装・調整などを行う業務のことです。具体的には、以下のようなものがあげられます。

・データの保存・管理
・セキュリティの確保
・サーバーリソースの最適化

ユーザーが安心安全かつスムーズにシステム・アプリケーションを利用するためには、上記のような機能・システムの開発・調整が欠かせません。

バックエンド開発業務はWebエンジニアのなかでも縁の下の力持ちといえるでしょう。

マークアップ開発業務

マークアップ開発業務とは、Web上に公開されるサイトのデザイン・レイアウトをHTML・CSSなどの言語にて構築することです。

一般的には後述するWebデザイン業務従事者によって提出されたデザインを、さまざまな言語を使用して構築する仕事を担っています。

近年、Webサイトはパソコン・携帯・タブレットなど多種多様なデバイスで閲覧されることが多く、すべてのデバイスで同様に表示されるわけではありません。

あらゆるデバイスでの表示を想定して構築しなければならないので、高度なスキルと経験が必要とされる業務といえるでしょう。

アプリ開発業務

アプリ開発業務とは、携帯・タブレット向けのアプリケーションを開発することです。

アプリといっても実際には以下の3種類があり、システムなどの中身も同一ではありません。

種類 概要
Webアプリ ・主にWebブラウザで動作
・パソコンで利用されることが多い
ネイティブアプリ ・携帯にて利用されるアプリ
・iOSとAndroidの2種類あり
ハイブリッドアプリ ・さまざまなデバイスで利用可能
・見え方などが異なるので注意が必要

いずれのアプリを開発するかによって、システムなどの設計を変えなければなりません。

Webデザイン業務

Webデザイン業務とは、Web上に表示されるサイト・サービスなどのデザインを作成する仕事のことです。

サイト全般のデザインを担当することもあれば、バナーのみの作成やLPなどの案件もあります。

どのような業務をどこまで担当するかによっても求められるスキルが異なりますが、言語などのスキルも高めておくことで幅広い案件・仕事の受注が可能になるでしょう。

プログラミング講師

プログラミング講師は、プログラミングスクールの講師として生徒に教える仕事です。

プログラミングスクールには通学型とオンライン型の2種類があり、さらには制作物・課題などの添削のみを担当する案件もあります。

レベルもビジネスマンから子ども向けのものまでさまざまなので、保有するプログラミングの知識レベルに合わせて案件・仕事を選択・受注するとよいでしょう。

未経験者がWebエンジニアの副業で稼げるようになるまでの流れ

未経験者が、Webエンジニアとして副業で稼げるようになるまでの主な流れは以下の通りです。

1. 言語の学習
2. Webサイトの作成
3. 資格取得
4. 案件応募

それぞれの手順・流れを詳しく確認していくので、参考にしてください。

①言語を学習

Webエンジニアとして副業案件を受注するためには、言語の習得をしておかなければなりません。必要とする言語は、どのようなWebエンジニアとして活躍するかによって以下のように異なります。

Webエンジニアの種類 主な必要言語
フロントエンド開発 HTML、CSS、JavaScriptなど
バックエンド開発 Python、Java、PHPなど
マークアップ開発 HTML、CSSなど
アプリ開発 HTML、CSS、JavaScript、Swift、Javaなど

上記のなかでも複数の種類で共通している必要言語は、HTML・CSS・JavaScriptの3つです。

言語 概要
HTML ・Webページを作成するための言語
・表示した文章や写真などの情報を形成
CSS ・Webページのレイアウトやデザインを調整するための言語
・文字の大きさや色、表作成など
・HTMLとセットで使用
JavaScript ・Webページに動作をつけるための言語
・ポップアップやスライドショーが代表的

これら3つの言語はWebエンジニアの基本なので、専門書籍・Webサイト・解説動画などを参考に学習しておきましょう。

②実際にWebサイトを作ってみる

数ある言語のなかでもHTML・CSS・JavaScriptについてひととおりの知識をえたら、実際にWebサイトを作ってみてください。

言語は学習するだけではピンとこない部分も多く、実際に作成して動かしてみることでより知識が浸透します。

「想像していたような表示にならない」「思い通りに動かない」などの不具合をさらに学習して修正していくことで、言語の習得に磨きがかかるでしょう。

③資格を取得する

学習した言語で思い通りのWebサイトが作成できるようになったら、資格取得を目指してみてください。

未経験から副業でWebエンジニアとして活躍する場合、思うように案件・仕事が得られない可能性は高いでしょう。多くの仕事・案件は仮に副業であっても、ある程度の知識・スキルレベルを求めているからです。

実務経験のない未経験者が副業として案件を獲得するためには、視覚があったほうが有利に働きます。

④案件に応募する

資格が取得できたら、案件に応募してみましょう。

クラウドソーシングサイトでは、初心者・未経験者の案件が豊富に掲載されています。

Webエンジニアの世界は実力主義であることから、資格所持者よりも経験者の方が優遇されるのでさらに実績を積まなければなりません。

クラウドソーシングサイトなら初心者・未経験者であっても資格所持者の場合は、優遇してもらえる案件・仕事もあるので探して挑戦してみてください。

プログラミングスクールに通うメリット

未経験者が副業としてWebエンジニアを選択する際には、プログラミングスクールへ通うことも近道のひとつです。

・学習のモチベーション維持
・案件紹介
・独学での不安払拭

上記はプログラミングスクールに通うメリットですが、同時に未経験者がWebエンジニアの副業案件を獲得する近道でもあります。

特に案件紹介はスクールに通っている人限定であり、受注して依頼された成果物を納品すれば実績としての利用も可能です。

すべてのプログラミングスクールで、案件紹介のサービスが実施されているわけではありません。スクールにはさまざまな種類・学習形態があるので、ライフスタイルにあったものを選択して学習することをおすすめします。

プログラミングスクールに通う上で注意すべきポイント

プログラミングスクールに通うことは、未経験者が副業Webエンジニアを成功するための近道のひとつではありますが、得られるのはメリットだけではありません。特に以下のような点に注意してください。

・費用設定が高め
・自分に合っているかの見極めが困難
・希望する案件を紹介してもらえない可能性あり

Webエンジニアは使用する言語ひとつをみても多種多様であり、これらすべてを習得するには時間と費用を要します。目指しているWebエンジニアの種類によっては追加で講座申し込みが必要なケースもあり、予定していた費用を大幅に超えることもあるでしょう。

またプログラミング言語には向き不向きがあり、途中で挫折する人も少なくありません。

さらにプログラミングスクールで紹介してもらえる案件が、希望に沿わない可能性もあります。どのような案件・仕事を取り扱っているのかは非公開になっているケースが多く、実際に受講して紹介してもらわないとわからない点はデメリットといえるでしょう。

プログラミングスクールを利用する際には上記のような可能性が考えられるので、実際に受講する前に体験学習などを利用してみてください。

Webエンジニアに必要なスキル

Webエンジニアに必要なスキルとして、主に以下の4つがあげられます。

・プログラミング
・データベース
・セキュリティ
・コミュニケーション

それぞれの必要なスキルについて確認していきましょう。

プログラミングのスキル

Webエンジニアにおいて、プログラミングのスキルは欠かせません。主な業務内容にはプログラムを書くことや実装など幅広くありますが、契約によってはこれら一連の作業を一括で担当することもあるからです。

プログラミング言語の見出しでも紹介したHTML・CSS・JavaScriptの知識・スキルは必要不可欠であり、それとは別に必要に応じてPHP・Rubyなどの知識・スキルも習得しておくと仕事の幅が広がるでしょう。

データベースについてのスキル

データベースもWebエンジニアに必要なスキルのひとつです。

契約内容によってはデータベースを触らない業務もありますが、知識・スキルを習得しておけばプログラミング言語を使用したWeb開発がスムーズに進みます。

自社で開発・運用しているデータをクラウドに移行する際には、データベースのスキルが必要不可欠です。このような移行作業を希望する企業・会社が増加しているのでスキルを習得しておけば重宝されるでしょう。

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セキュリティについてのスキル

セキュリティに関するスキルも必要です。

セキュリティはすべての業界・業務全般で重視されるスキルですが、特にWebエンジニアにとっては必要不可欠なスキルといえます。開発したシステム・プログラムのサイバー攻撃に対する脆弱性を確認しなければならないからです。

Web上で公開されるサイト・システムはすべてサイバー攻撃にさらされているため、セキュリティに関する高いレベルのスキル・知識が求められます。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルもあったほうがよいでしょう。Webエンジニアは、クライアントが希望するシステム・プログラムを構築しなければならないからです。

クライアントがどのような点に問題点・課題点を抱え、解決したいと考えているのか明確に知らなければなりません。そのためには会話を通じて把握することが重要であり、コミュニケーションスキルを必要とします。

またさまざまな開発者・エンジニアとの連携を取りながら仕事を進めることもあり、この際にもコミュニケーションスキルは欠かせません。

Webエンジニアの副業におすすめな資格

初心者・未経験者がWebエンジニアで副業案件を取得する手順として、資格取得を紹介しました。しかし、どのような資格を取得すればよいのかわからない人もいるでしょう。

Webエンジニアの副業におすすめの資格を4つ紹介するので、参考にしてください。

情報処理技術者試験(基本、応用)

情報処理技術者試験とは、経済産業省が「情報処理の促進に関する法律」に基づいて情報処理技術者としての知識・技能が一定以上あることを認定する国家資格です。

主催 独立行政法人 情報処理推進機構
試験時間 基本 90分+100分=190分
応用 150分+150分=300分
受験方式 基本 CBT方式(テストセンター)
応用 筆記試験(試験会場)
受験費用 基本 7,500円(税込)
応用
合格率 基本 非公開
応用 28.5%(令和6年度秋期分)
公式サイト https://www.ipa.go.jp/shiken/index.html

 

ITパスポート

ITパスポートとはITに関する基礎知識のレベルを証明するための試験であり、IT業界を目指す人にとっての登竜門でもあります。

主催 独立行政法人 情報処理推進機構
試験時間 120分
受験方式 CBT方式(試験会場)
受験費用 7,500円(税込)
合格率 約50.0%
公式サイト https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/

 

PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験とは、使用するプログラミング言語にPHPが含まれているエンジニアを目指す人向けの資格です。

試験は初級・準上級・上級の3つに分類され、さらにPHPのバージョン別に試験が用意されています。

試験区分 初級(PHP5・7・8) 上級・準上級(PHP5・8)
主催 PHP技術者認定機構
試験時間 1時間 2時間
受験方式 選択式(テストセンター)
受験費用 13,200円(税込) 16,500円(税込)
合格ライン 7割正解 7割以上の正解
公式サイト https://www.phpexam.jp/summary

 

HTML5プロフェッショナル認定試験

HTML5プロフェッショナル認定試験とは、Webエンジニアとして必須言語でもあるHTML・CSS・JavaScriptに関する知識を確認・証明するための試験です。

試験内容は初心者・未経験者向けなので、ファーストステップとして取得しておくとよいでしょう。

試験レベル レベル1&レベル2
主催者 特定非営利活動法人エルピーアイジャパン
試験時間 90分
受験方式 CBT(テストセンター)
受験費用 16,500円(税込)
公式サイト https://html5exam.jp/

注意するポイント

Webエンジニアに限らず、副業をする際に注意しなければならないポイントを紹介します。

本業の就業規則について

副業する前に、本業の就業規則を確認してください。

2018年に厚生労働省は副業・兼業に関するガイドラインを公表しました。これは国が副業・兼業を解禁・推奨する方向にかじを切ったことを意味しています。そのため本業とは別に副業・兼業をしても法律的な罪には問われず、罰則もありません。

しかしすべての企業・会社が国の方針に賛同しているわけではなく、就業規則によって副業を禁止しているところもあるのが現状です。

就業規則で禁止しているにもかかわらず副業をした場合、法律的な罰則はありません。しかし就業規則には禁止事項に従わなかった場合に科すペナルティについても明記されており、副業も同様です。

具体的なペナルティの例として、減給・降格・一定期間の休職処分などがあげられますが、なかには懲戒解雇といった厳しいペナルティを設けているところもあります。

副業をしたことで、本業を退職することになっては意味がありません。就業規則は従業員なら誰でも好きなときに確認できるようになってるので、事前にチェックしておきましょう。

確定申告など納税について

副業をした場合には、確定申告などにも注意が必要です。

給与所得者が副業で収入を得た場合、年間所得額が20万円を超えると確定申告をしなければなりません。ボーダーラインは経費を差し引いた所得額であり、収入額ではない点に注意してください。

また所得額が20万円を超えていなくても、副業で所得が発生した場合には住民税の申告が必要です。ボーダーライン以下だった場合は、各自治体の窓口にて住民税の申告を行ってください。

▼ こちらで副業の確定申告について詳しく解説しています。

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本業へ影響を及ぼす可能性

本業へ及ぼす影響も考慮したほうがよいでしょう。

Webエンジニアの副業案件のなかには、作業工程が多いわりに納期がタイトなものも多数あります。このような案件を複数受注してしまうと、多くの時間を副業の稼働時間に割かなければなりません。睡眠時間を削ったり休日も休みなく稼働したりする必要性も出てくるでしょう。

充分な休息を取らないことで体調不良になるなどの影響が出る可能性は高く、本業で充分なパフォーマンスがあげられなくなります。

副業案件は、受注したからにはクオリティ・納期などを守って従事しなければなりません。しかし主軸は本業であり、副業はあくまでサブの仕事です。くれぐれも本業に影響を及ぼすことがないよう、副業のほうの案件・仕事を調整してください。

より稼ぐためのポイント

副業でより稼ぐための主なポイントは以下の通りです。

・スキルアップ
・高単価な案件選び
・ポートフォリオの作成

上記3つのポイントを確認していきましょう。

スキルアップする

Webエンジニアの副業でより稼ぐためには、継続的なスキルアップが欠かせません。Webエンジニアも含めて多くの副業案件は、実力メインだからです。

副業案件では、求める作業のクオリティ・スキルなどを一定レベルまで保有していることが前提です。これは言い換えるならスキルアップを継続して行い、Webエンジニアとしての能力・技術力を磨き続ければ案件受注が止まってしまうリスクは軽減されることを意味しています。

Webエンジニアの作業範囲は広く、それらに対応する必要スキルは異なるのが特徴です。広範囲にわたる作業の受注が可能になれば継続して副業での収入が得られるので、資格取得なども選択肢のひとつに入れながら、スキルアップを目指してください

高単価な案件を選ぶ

高単価な案件を選ぶことも、より稼ぐためのポイントです。

Webエンジニアの仕事・案件は幅が広く、業務内容によって支払われる報酬額には差があります。報酬額が10万円以上の案件も多数あり、このようなものを受注すれば副業での収入は増加するでしょう。

Webエンジニア関連の仕事・案件を取り扱うサイト・サービスは多数あり、その代表的なものとしてクラウドソーシング・エージェントがあげられます。取扱件数が多く、幅広いスキルレベル・条件に対応している点が特徴です。

仕事・案件探しのために複数のサイト・サービスに登録することは、違法ではありません。特にクラウドソーシング・エージェントは登録料がかからないところが多いので、複数登録して探すと高額案件が見つけやすいでしょう。

ただし一部登録料を必要とするサイト・サービスもあるので、利用する前に事前に確認してください。

ポートフォリオを作成する

ポートフォリオの作成も、より稼ぐための重要なポイントです。

Webエンジニアの副業案件を獲得するためには、保有しているスキルとあわせてレベルも知ってもらわなければなりません。その際、クライアントの多くが基準にするのがポートフォリオです。

ポートフォリオはどのようなものを開発・作成したのかなどが明確にわかるので、クライアントが希望するシステム・プログラムの作成・管理などをしてもらえるかどうか確認する際に利用します。

どのような案件・仕事を手掛けたのかもポートフォリオにはなりますが、納品した成果物のポートフォリオ利用を禁じているケースも少なくありません。

副業としての稼ぎを増やしたい場合は、ポートフォリオ用のシステム・プログラムなどを作成しておくのもひとつの方法でしょう。

案件を獲得する方法

案件を獲得するにはさまざまな方法がありますが、条件・レベルに合致した高額案件を獲得したい場合にはエージェントの利用がおすすめです。

エージェントとはどういうサービスなのかとあわせて、エージェント以外の案件獲得方法も紹介します。

フリーランスエージェントとは?

フリーランスエージェントとは、副業をはじめとする働きたい人と特定のスキル・経験を持った人に仕事を依頼したい企業・会社などをマッチングさせるサービスのことです。

Webエンジニアの副業案件を探す際には、フリーランスエージェントに登録するところから始まります。このとき、登録料を必要とするエージェントサービスもあるので注意してください。無料の場合は、登録ページへ誘導するリンクボタンなどに「無料」などの文言が明記されているので確認しましょう。

登録が完了すると、一般的には担当者がスキルチェックを行います。保有スキルとレベルを確認するために行う者であり、このスキルチェックをもとに案件・仕事を紹介してもらえる重要な手順です。

さらに紹介する案件・仕事に求める条件などの確認が行われます。土日のみ・平日の20時以降2時間だけなど、本業との兼ね合いも考慮しながら担当者に条件を伝えましょう

スキルチェックと条件確認が完了したら、あとは担当者からの仕事・案件紹介を待つだけです。エージェントサービスによっては募集案件が公開されており、応募が可能なケースもあります。しかし担当者からの紹介案件はスキルレベル・条件に合致しているので、応募する案件よりも働きやすいでしょう。

フリーランスエージェントはスキル・レベル・条件にマッチした案件を紹介してもらえる便利なサービスです。ただし、仲介などのマージンが発生する場合もあるので事前に確認してください。

SOKKIN MATCHでは、Webエンジニアの案件も取り扱っていますので、興味のある方は無料登録してみてください。

エージェントを利用せずに案件を獲得する方法

エージェントを利用せずに案件を獲得する方法もあります。

・案件応募型サイト
・スキルシェア型サービス
・クラウドソーシング
・人脈
・SNS利用

上記5つの案件獲得方法を確認していきましょう。

案件応募型サイトを利用する

案件応募型サイトとは、求人・案件のマッチングプラットフォームのことです。仕事を依頼したい企業・会社などの案件を掲載しており、明記されている条件などを確認して働きたい側が応募します。

以下は、副業・フリーランスに特化した案件応募型サイトの一例です。

サイト名 Anycrew Workship
利用料(マージンなど) 0円 0円
公式サイト https://app.any-crew.com/ https://goworkship.com/

上記のサイトは、マージンなどの利用料がかかりません。その理由は、仕事を発注する側が費用を支払っているためです。無料で利用できる点は、少しでも支出を抑えて副業収入を増やしたい人にとってメリットといえるでしょう。

スキルシェア型サービスを利用する

スキルシェア型サービスとは、保有しているスキルを販売できるスキルマーケットです。サイト内に掲載されている案件への応募も可能ですが、並行してスキル販売もできます。条件・料金などをあらかじめ設定して募集をかければ、利用者が購入するシステムです。「案件を探す時間が惜しい」「受身形で副業したい」などに該当する人におすすめします。

スキルシェア型サービスの一例として、以下のようなサイトがあるので参考にしてください。

サイト名 ココナラ Time Ticket
利用料(マージンなど) ・登録料無料
・販売金額の22%の手数料発生
・登録料無料
・販売価格の15~25%の手数料発生
公式サイト https://coconala.com/ https://www.timeticket.jp/

 

クラウドソーシングで案件を探す

クラウドソーシングとは、企業・個人がネット上で不特定多数に特定の業務を依頼するビジネス形態のことです。

Webエンジニアに関連した案件も多数あり、求めるスキルレベル・業務内容によって報酬額も異なります。初心者・未経験者に特化した案件もあることから、実績を稼ぐ際には便利なサービスといえるでしょう。

サイト名 クラウドワークス ランサーズ
利用料(マージンなど) ・登録料無料
・報酬額の5~20%の手数料発生
・登録料無料
・契約金額(税込)の16.5%の手数料発生
公式サイト https://crowdworks.jp/ https://www.lancers.jp/

 

人脈づてに案件を探す

人脈を用いて案件を探す方法もあります。

友人知人にwebエンジニアの副業をしていることを知ってもらい、システム・プログラムなどの開発・運営を依頼したいと思っている人を紹介してもらう方法です。

ただしこの方法は、あらかじめWebエンジニアの副業をしていることを多方面に知らせておかなければなりません。本業が副業を禁止している場合は、噂話などから知られてしまう可能性があるでしょう。

また仮に本業が副業を推奨していたとしても、同業種であった場合には注意が必要です。本業での取引先から個人的に仕事の依頼を受けてしまうと、本業の売上に影響を及ぼしかねません。これを利益相反といい、副業は推奨していてもこのようなケースは禁止している場合があります。

SNSに出ている案件を探す

SNSに出ている案件を探す方法もあるでしょう。

Instagram・Xなどの普及率の増加に伴い、SNSにて仕事・案件を依頼するケースも増えてきました。「Webエンジニア」などのハッシュタグ・キーワードで検索すれば、募集している人が見つかるかもしれません。

しかしSNSは不特定多数の人が利用しており、なかには仕事の依頼だけして報酬を支払わない人もいます。安全性は高いとはいえないので、注意しましょう。

よくある質問

 

よくある質問とその回答を紹介します。

Webエンジニアの副業は月にどれくらい稼げる?

Webエンジニアの副業は月にどれくらい稼げるのか、気になる人は多いでしょう。

具体的な月収は、仕事内容・スキルレベル・稼働時間によって異なるので一概にはいえません。

「収入を増やせる」の見出しでも紹介しましたが、大手クラウドソーシングサイトのクラウドワークスでは発注相場が公開されており、業務内容・範囲などによって相場の目安が確認できます。

業務内容 相場 納期目安
サイト構築・Web構築 既存サイトへの単機能追加(パソコンのみ、スクラッチサイト) 10万円~ 20日前後
データベース設計・構築 会員登録情報の管理用データベース構築 30万円~ 30日前後
Webプログラミング 既存システムの機能追加(AWS、PHPの経験) 50万円~ 15日前後

※2025年2月10日現在

(出典:クラウドワークス発注相場【クラウドワークス】

これらは一例であり、上記の業務内容を担当したからといって必ず相場の金額以上の収入が得られるとは限りません。

ただしWebエンジニアは実力・実績が重視される職種であることから、資格取得・実績増加などを継続すれば着実に収入は上がっていくでしょう。

フルリモート勤務は可能?

Webエンジニアの副業をする際、スキマ時間を活用したい人も多いことからフルリモート勤務を希望するケースは多くあります。

こちらも月収同様に担当する業務内容によって異なりますが、フルリモート勤務は可能です。ただし、その際にはZoomなどの会議用ツールの利用が必須であり、安定したインターネット環境を整えておかなければなりません。

また出勤型とは異なり、リアルタイムでのやり取りが困難なケースもあります。そのほかにも意思の疎通が取りにくいなどのデメリットの発生が考えられるので、報連相はこまめに行うなどの工夫が必要でしょう。

Webエンジニア未経験でも目指せる?

Webエンジニアは未経験でも目指せます。すでにWebエンジニアとして活躍している人も、始めは未経験・初心者でした。資格取得・実務経験などを経て活躍しているのであり、初めからプロとして仕事をしているわけではありません。

未経験・初心者向けのWebエンジニア関連の書籍は多数出版されており、オンラインスクールも開講されています。これらを活用してWebエンジニアとしての知識・理解を深めていきましょう。

また近年ではYouTubeなどの動画サイトで、Webエンジニア向けの無料動画を配信しているケースもあります。オンラインスクールなどの利用にハードルを感じる場合は、このような動画を参考に基礎知識を身につけることも可能です。

未経験・初心者だからと諦めたり甘えたりせず、本格的に勉強すると覚悟を決めて取り組みましょう。

やっぱり大変なの?

Webエンジニアに限らず、どのような職種にも苦労はついて回ります。

Webエンジニアの場合、新しいシステム・ツールなどの開発・発表のスピードが速いことから、勉強・スキルアップをし続けなければなりません。古い知識・スキルでは、業務に支障が出るからです。

継続してスキルアップを目指さなければならない点では、大変といえるかもしれません。

どのくらいのスキルがあれば副業を目指せる?

Webエンジニアの副業で必要とされるスキルレベルは、受注する案件・仕事によって異なります。特にクラウドソーシング系のサイトを利用する場合、プロレベルのスキルを求めているものもあれば、初心者・未経験者向けの案件も掲載されているので、一概にはいえません。

ただしWebエンジニアとして受注する多くの業務ではプログラム言語を使用し、そのなかでも共通点が多いのがHTML・CSS・JavaScriptです。初心者・未経験者向けであったとしても、この3つの言語のスキルレベルはあげておいたほうがよいでしょう。

またWebエンジニアの専門スキルとは別に、コミュニケーション能力・柔軟性は案件を受注するうえで重要なスキルです。これらのレベルが高ければより多くの案件受注が可能になるので、日頃からさまざまな人とコミュニケーションを取り、本業でも柔軟な対応を意識しましょう。

まとめ

Webエンジニアの副業について解説しました。

さまざまな副業案件があるなかでも、Webエンジニア関連のものは平均して単価が高く、高額収入を得たい人におすすめです。しかしその分、日頃の学習意欲・スキルのレベルアップは欠かせません。

未経験・初心者でもWebエンジニアとして副業案件の受注は可能ですが、言語の学習・資格取得・実績の積み上げと段階的に手順をこなす必要があります。

本記事で紹介した副業までの流れ・おすすめの資格などを参考に時間をかけてスキルレベルあげ、webエンジニアの副業を成功させてください。

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この記事の監修者SOKKIN MATCH事業責任者/倉田 裕貴
SOKKIN MATCH事業責任者:倉田裕貴 株式会社SOKKIN 人材事業責任者

株式会社サイバーエージェント、シニアアカウントプレイヤーとして大手企業のコンサルに従事。WEB・アプリ問わず、運用ディレクションをメインに幅広い業種のお客様の課題へ対応してきた実績を持つ。また、マネージャーとして育成業務にも従事。
2022年、株式会社SOKKIN入社後、SOKKIN MATCH事業責任者に従事。

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