不動産業界で副業しよう!「不動産仲介業」で稼ぐ方法やポイントを解説!

副業
今回は、不動産仲介業の副業について詳しく解説していきますね。副業として不動産業界に挑戦したい方は、ぜひ参考にしてください。

多種多様な業界があるなかでも、コンスタントに仕事があるのが不動産業界です。これは副業でも同様であり、このような背景から副業で不動産仲介業に挑戦してみようと思う人は一定数存在します。

しかしその一方で、「副業で不動産仲介業を始めて収入が得られるのか」「不動産仲介業の副業の始め方がわからない」といった疑問・悩みを抱えている人は少なくありません。

本記事では、不動産仲介業を中心に副業事情について解説します。具体的な仕事内容・始め方・メリット・デメリットなども含めて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

不動産業界で副業がしたい!営業・仲介の仕事とは

不動産営業・仲介の仕事は、土地・戸建て・マンションなどの不動産を「売りたい」人と「買いたい」人、「貸したい」人と「借りたい」人を結びつけることが主な業務です。

具体的として、以下のようなものがあげられます。

  • 顧客の要望をヒアリング
  • 物件の選定や内覧の手配
  • 契約条件の交渉
  • 重要事項説明
  • 契約手続きのサポート

上記にあげた業務を一貫して行うのが一般的です。

不動産の仕事って、いろいろな業務があるんですね!

この仕事は、顧客の人生における大きな買い物・決断をサポートします。そのため不動産の専門知識はもちろん、高いコミュニケーション能力交渉力誠実さも必要です。

売買や賃貸契約が成立した際に得られる仲介手数料が主な収益源となり、個人の営業力や成果が収入に直結しやすい点が特徴といえるでしょう。

不動産仲介・営業の始め方にはどんなものがある?

不動産仲介・営業の始め方について解説します。

個人開設

不動産仲介業を個人で始めるには、まず宅地建物取引業の免許を取得しなければなりません。都道府県知事または国土交通大臣に申請して交付を受けるもので、免許を取得せずに仲介業務を行うと宅地建物取引業法違反となります。免許取得には事務所の設置が必須となりますが、自宅の一部を事務所として申請することも可能です。

法人を設立するか、個人事業主として開業するかの選択をします。個人事業主として開業する場合は、税務署へ開業届を提出しなければなりません。さらに開業にあたっては、不動産流通機構(レインズ)への登録や、不動産会社の団体への加入が求められることが一般的です。

これらの手続きを経て、ようやく個人事業主として不動産仲介業務を開始できます。

エージェント契約

不動産エージェント契約とは、不動産仲介会社に所属しながら個人事業主として独立して働く新しい働き方です。雇用契約ではなく業務委託契約を結び、会社の看板を利用して自由に仲介業務を行えます。この働き方の最大のメリットは出社義務やノルマがなく自分のペースで仕事を進められる点です。

出社義務やノルマがないなんて、副業にぴったりですね!
その通りです。エージェント契約は自由度が高いので、本業との両立がしやすいですよ。

報酬体系は完全歩合制が主流で、仲介手数料から事前に決められた高い割合のコミッションを受け取ります。成果を出せば出すほど収入が大きく増加するので、やりがいを持って続けられるでしょう。

宅地建物取引士の資格を持っていなくても、所属する会社が契約業務を代行してくれます。資格がなくてもできる点は、副業や未経験者でも始めやすいという利点です。

ただし、自己管理能力や集客力が求められます。受け身ではなく、積極的に行動できる人に向いているといえるでしょう。

不動産の副業における「エージェント契約」とは?

不動産エージェント契約は、副業として不動産業界に参入するうえで非常に魅力的な選択肢です。この働き方は本業を持ちながら不動産会社と業務委託契約を結び、個人事業主として活動します。

最大のメリットは、時間と場所に縛られずに働ける点です。一般的な不動産会社の社員と違い、出社義務やノルマはありません。平日の夜間や週末など、本業の空き時間を活用して自由に営業活動ができます。本業の収入を維持しつつ、新たな収益源を確保できる点は副業にとってのメリットといえるでしょう。

報酬体系は、完全歩合制(フルコミッション)が中心です。頑張りがそのまま収入に直結するため、副業でありながら高いモチベーションを保てます。

また、未経験者でも参入しやすい点も魅力です。所属する会社が宅地建物取引士の資格が必要な重要事項説明などの専門業務を代行してくれるため、資格がなくても安心して始められます。

資格がなくても始められるんですか?
はい、エージェント契約なら会社が資格が必要な業務を代行してくれるので、資格がなくても大丈夫ですよ。

本業で得た人脈や知識を活かして無理のない範囲で不動産事業に挑戦できる、まさに副業に最適な働き方といえるでしょう。

コラム:不動産営業での頻出ワード「フルコミッション」って?

不動産業界でよく耳にする「フルコミッション」という言葉、ご存知ですか?これは「完全歩合制」のことで固定給が一切なく、自分の成果がそのまま収入になる働き方のことを指します。

例えば物件の売買や賃貸契約が成立した際に発生する仲介手数料から、あらかじめ決められた高い割合の報酬をもらうという仕組みです。

この働き方の最大の魅力は、なんといっても収入の上限がないことでしょう。正社員のように月給が決まっているわけではないので、頑張れば頑張るほど収入が青天井に増えていく可能性があります。まさに自分の努力がダイレクトに収入に反映されるので、高いモチベーションの維持が可能です。

ただ、メリットばかりではありません。成果が出なければ収入はゼロ、というシビアな側面もあります。契約がなかなか取れない時期は、収入が不安定になってしまうリスクも。

本業で安定した収入があるなら、副業としてフルコミッションに挑戦してみるのはアリかもしれません。金銭的なプレッシャーが少ない分、不動産の知識やスキルをじっくり磨く機会になりますよ。

不動産仲介を副業にするメリット・デメリットをそれぞれ解説

不動産仲介を副業にするメリットとデメリットを解説します。

【メリット①】フルコミッションのため成果の分だけ報酬が手に入る

不動産仲介を副業にする最大のメリットのひとつが、フルコミッション(完全歩合制)という報酬体系です。この報酬体系は、固定給がありません。成果が、直接収入に反映される仕組みです。

正社員のように月給に縛られることがないため、頑張り次第で収入は青天井に増えていきます。例えば本業で得た人脈を活かして契約を成立させれば、その仲介手数料から高率のコミッションを得ることが可能です。

副業として始めることで本業で得られる安定した収入を確保しつつ、不動産仲介の仕事でプラスアルファの収入を得られます。金銭的なリスクを抑えながら、高収入を目指せる点は、大きな魅力といえるでしょう。

【メリット②】週末の有効活用ができる

不動産仲介の副業は、週末の時間を有効活用できるという大きなメリットがあります。一般的な正社員とは異なり、エージェント契約では出社義務や厳格な勤務時間が定められていません。そのため、本業が休みの週末に集中して営業活動を行うことが可能です。

例えば平日は本業に専念し、週末に内見の案内や顧客との打ち合わせを行うといった働き方ができます。また顧客の多くも週末に物件を探すことが多いため、彼らの都合に合わせて活動することで効率的に仕事を進められる点もメリットです。

平日の時間を削ることなく、週末を有効活用して副収入を得られます

【メリット③】自分の裁量で柔軟に働ける

不動産仲介の副業は、自分の裁量で柔軟に働ける点が大きなメリットです。一般的な会社員とは異なりエージェント契約は業務委託契約が基本のため、勤務時間や場所に縛られることがありません

本業のスケジュールに合わせて、平日の夜間や週末など、都合の良い時間だけ働くことが可能です。また、週に何日働くか、月に何件の契約を目指すかなども自由に決められます。自分のペースやライフスタイルに合わせて仕事が進められる点は、一般的な会社員では味わえない利点でしょう。

本業に支障をきたすことなく、無理のない範囲で副収入を得られます。

自由度が高くて、メリットがたくさんあるんですね!

【デメリット①】継続的な市場予測が必要になる

不動産仲介の副業では、継続的な市場予測が不可欠です。不動産市場は、景気動向・金利・人口動態、法改正など、さまざまな要因によって常に変動しています。この継続的な予測・学習を負担に感じる人は少なくありません。

成功するためにはこれらの情報を常にキャッチアップし、物件価格の動向や賃貸需要の変化を正確に予測する知識が求められます。しかし本業で忙しいなか、最新情報を常に追いかけるのは時間と労力が負担になりかねません。

この学習を怠ると適切な価格設定や売却・賃貸のタイミングを逃し、収益を上げられなくなるリスクがあります。常に市場に目を光らせる努力をしなければならない点は、デメリットといえるでしょう。

【デメリット②】収入が不安定になる

不動産仲介の副業では、収入が不安定になるというデメリットがあります。フルコミッション(完全歩合制)の報酬体系が主流であるため、契約が成立しなければ収入は発生しません

例えば契約が順調に進む月もあれば、なかなか契約に至らない月もあります。月ごとの収入に大きなばらつきが生じる点は、避けられないでしょう。特に不動産市場の動向は景気や金利に左右されやすく、予測が難しい側面もあります。

収入が不安定だと、少し不安ですね…
だからこそ、本業の安定収入があることが前提の副業なんです。計画的な資金管理が大切ですよ。

不動産仲介は、本業の安定収入があるからこそ挑戦できる副業です。しかし収入の変動が大きいことを理解し、計画的に資金管理をする必要があります。安定した収入を期待している人には、この点は大きなリスクとなるでしょう。

不動産仲介の副業にはどんな資格が必要?

不動産仲介の副業に必要な資格を紹介します。

①個人開設を行う場合

不動産仲介業を個人で開業し副業として始める場合、宅地建物取引業の免許宅地建物取引士の資格が必須です。

不動産の売買や賃貸の仲介業務を行うには、「宅地建物取引業」の免許を都道府県知事または国土交通大臣から取得する必要があります。この免許がなければ、仲介業務を行うことは法律で禁じられているためできません。

免許を取得するためには、事務所に一定数の「宅地建物取引士」を設置する義務があります。具体的には、従業員5人につき1人以上の割合で、専任の宅地建物取引士を置かなければなりません。個人で開業する場合、事業主自身がこの資格を保有していることが不可欠となります。

宅地建物取引士の資格は国家資格であり、合格率は例年15%~17%程度の難関です。この資格を取得し、さらに都道府県知事の登録を受けて初めて「宅地建物取引士」として業務に従事できます。

資格取得から開業までには、多くの手続き・時間・費用が必要です。副業として始めるには、高いハードルがあるといえるでしょう。

②エージェント契約を行う場合

不動産仲介の副業をエージェント契約で始める場合、必須の資格はありません。所属する不動産会社が宅地建物取引業の免許を保有しており、契約業務を代行してくれるためです。

一般的に不動産取引における重要事項説明などは、宅地建物取引士の資格を持つ人が行わなければなりません。しかしエージェント契約では、会社の専任宅地建物取引士が担当します。

ただし宅地建物取引士の資格を持っていれば、不動産に関する専門知識の証明が可能です。顧客からの信頼も得やすくなるため、営業活動において非常に有利になります。また資格手当や報酬率のアップといった優遇されるケースもあるため、取得しておいて損はありません

不動産仲介の副業をモノにするために!意識するポイントを解説

不動産仲介の副業で意識するポイントを解説します。

時間管理と効率化を常に徹底する

不動産仲介を副業で行う際は、時間管理と効率化を徹底することが成功の鍵です。本業の合間を縫って活動するため、いかに無駄な時間をなくすかが重要といえるでしょう。

例えば、顧客とのやり取りはレスポンスが早いほど信頼につながります。メールやメッセージはこまめにチェックし、テンプレートを準備しておくなどして返信にかかる時間を短縮してください。また内覧の日程調整はオンラインツールを活用し、本業のスケジュールと重複しないように工夫することも大切です。

業務代行サービスやITツールを積極的に活用することで事務作業の負担を減らし、営業活動により多くの時間を割くことが可能になります。

地道な人脈構築と情報発信を意識する

不動産仲介の副業では、地道な人脈構築と情報発信が成功を左右するといっても過言ではありません。エージェント契約では、自分で顧客を見つける必要があります。日頃から友人や知人に副業で不動産仲介をしていることを伝え、売買や賃貸の相談に乗れる体制を整えておくことが大切です。

また、ブログやSNSを活用した情報発信も有効です。地域の不動産市場の動向や、住宅購入・賃貸に関する役立つ情報を定期的に発信しましょう。潜在的な顧客からの信頼を獲得できます。

日々の生活やオンラインでの活動を通じて地道に人脈を広げる努力を続けることが、副業での安定的な収益につながります。

守秘義務を遵守する

不動産仲介を副業で行ううえで、最も重要なポイントの一つが守秘義務の遵守です。具体的には、以下のようなものがあげられます。

  • 顧客の個人情報
  • 物件情報
  • 取引条件
  • 価格交渉の内容

上記のような業務を通じて知り得たあらゆる情報は、すべて機密性が高いものです。これらの情報を安易に第三者へ漏らすことは、顧客との信頼関係を損なうだけでなく、法律違反にもなりかねません

本業での人脈を活かして副業をする場合、情報漏洩のリスクが高まります。たとえ悪意がなくても、会話の中でうっかり情報を漏らしてしまう可能性もあります。常に意識して行動しましょう。

不動産関連の知識を常に学び続ける

不動産仲介を副業で成功させるには、常に不動産関連の知識を学び続ける姿勢が不可欠です。不動産市場は法改正・経済情勢・金利の変動など、さまざまな要因によって常に変化しています。

これらの最新情報をキャッチアップして顧客に正確な情報を提供できなければ、契約につながりません。幅広い知識があれば、顧客の多様な相談に対応できます。専門家としての価値も高められるでしょう。

学習する際には、以下のような方法をおすすめします。

  • 不動産関連のニュースをこまめにチェックする
  • セミナーに参加する
  • 資格の勉強を続ける

このような地道な努力が、副業での成功を確実なものにします。

常に顧客ファーストの意識を忘れない

不動産仲介の副業では、常に顧客ファーストの意識を忘れないことが最も重要です。顧客は、人生で数少ない大きな決断をしようとしています。そのため、単に物件を紹介するだけでは、十分とはいえません。顧客の家族構成・ライフスタイル・将来のビジョンなどを深くヒアリングし、最適な選択肢を提案する姿勢が不可欠です。

目先の利益に囚われず、顧客にとって本当に必要な情報を正直に伝えることで信頼関係が築けます。顧客からの信頼を得られれば次の取引や新たな顧客の紹介にもつながり、結果として長期的な成功も期待できるでしょう。

意識すべきポイントがたくさんあるんですね。とても勉強になります!

成功のポイントまとめ

  • 時間管理と効率化を徹底する
  • 地道な人脈構築と情報発信を続ける
  • 守秘義務を厳守する
  • 不動産知識を常に学び続ける
  • 顧客ファーストの意識を忘れない

コラム:不動産仲介以外の不動産業界の副業って?

不動産仲介業以外にも、不動産業界で副業をする方法はいくつかあります。そのなかでも、「不動産投資」は人気の選択肢です。マンション・アパート・戸建てなどを購入し、第三者に貸し出すことで家賃収入を得ます。

「投資」と聞くと、難しそうに感じるかもしれません。しかし実は、初心者でも始めやすい方法があります。例えば、中古のワンルームマンションから始める方法です。物件価格が比較的安く、管理会社に運営を任せれば手間もかかりません。本業が忙しい人でも、無理なく続けられます。

ただし、不動産投資は専門知識を多く必要とする分野です。物件選びを間違えれば、空室リスクや修繕費用の負担で赤字になる可能性もあります。また、金利上昇や災害時のリスクも考慮しなければなりません。

いきなり大きな投資をするのではなく、まずは本やセミナーで知識を深めることが大切です。不動産投資は長期的な視点でじっくり取り組むことで安定した副収入と資産形成を目指せる、魅力的な副業といえるでしょう。

まとめ

不動産仲介業を中心に、不動産業界の副業について解説しました。

さまざまな事情を抱えた人が不動産を売りたい、買いたいと考えています。そのような人たちのサポートをする不動産仲介業の需要は増加傾向にあるため、副業としては最適といえるでしょう。ただし、継続的な学習などデメリットもあるので注意が必要です。

本記事で紹介したメリット・デメリット・意識するポイントなどを参考にして、無理のない範囲で不動産仲介業の副業に挑戦してみてくださいね。
ありがとうございました!とても参考になりました!

 

               
  • class="cat-item cat-item-"
  • //子カテゴリーのidを入れる        
この記事の監修者SOKKIN MATCH事業責任者/倉田 裕貴
SOKKIN MATCH事業責任者:倉田裕貴 株式会社SOKKIN 人材事業責任者

株式会社サイバーエージェントでは、シニアアカウントプレイヤーとして大手企業のコンサルに従事。WEB・アプリ問わず、運用ディレクションをメインに幅広い業種のお客様の課題へ対応してきた実績を持つ。また、マネージャーとして育成業務にも従事。
2022年、株式会社SOKKIN入社後、SOKKIN MATCH事業責任者に従事。

副業
タイトルとURLをコピーしました