精神保健福祉士で副業はできる?おすすめの副業5選を徹底解説!

副業

2018年の副業解禁を受けて、さまざまな業種で働く人も副業を考える傾向にあります。精神保健福祉士もそのような業種のひとつであり、収入増加なども目的から副業を始めようかと考えている人も多いのが現状です。

しかしその一方で、「精神保健福祉士は副業してもよいのか」「どのような職種が副業として向いているのか」といった疑問・不安を感じている人も少なくありません。

本記事では、精神保健福祉士の副業事情について紹介します。副業の可否・おすすめの副業・注意点なども含めて網羅的に解説するので、ぜひ参考にしてください。

▼ 副業について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!

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精神保健福祉士は実際に副業できるの?

精神保健福祉士に従事しながら、副業を始めたいと考える一方で、「副業してもよいのか」と不安を感じている人も少なくありません。

結論から申し上げますと、法律上は精神保健福祉士が副業をしても問題ありません。そのため、原則としては精神保健福祉士も副業が可能です。

ただし、勤務先によっては副業を禁じているケースがあります。基本的に精神保健福祉士は勤務先の規則に従わなければならないため、法律上では問題がなくても、副業を禁じている場合はできません。

精神保健福祉士が副業を始める動機

精神保健福祉士が副業を始める動機を紹介します。

平均年収を底上げできる

精神保健福祉士が副業を始める動機として最も多いのが、平均年収の底上げです。

厚生労働省が公開している「令和6年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果」によると、精神保健福祉士の2024年9月時点での平均給与は約371万円でした。前年の平均給与は約350万円だったため、1年で20万円程度上がったといえます。

しかし国税庁が公開している「令和5年分 民間給与実態統計調査」を確認すると、2024年12月31日時点での給与所得者の平均年収は460万円でした。同年の精神保健福祉士の平均年収は約350万円だったため、約100万円の差があります。

このように精神保健福祉士の平均年収は、決して高いとはいえません。この収入差を補う手段として、副業を検討する精神保健福祉士が増えています。

スキルを活かせる仕事が多い

スキルを活かせる仕事が多い点も、副業の動機としてあげられるでしょう。

精神保健福祉士の業務で習得できる知識・スキルは種類が多く、幅も広い点が特徴です。それらを活用できる仕事として、主に以下のようなものがあげられます。

・カウンセラー
・コンサルティング
・講師
・ライター

スキルを活かした仕事が多いことから副業としての選択肢も幅が広いため、副業を始めようと考える人が多いのです。

精神保健福祉士が副業を始めたい場合

精神保健福祉士が副業を始めたい場合に考えられるケースを紹介します。

職場の就業規則に従って副業する

会社をはじめとする組織に属して精神保健福祉士に従事している場合は、職場の就業規則に従って副業しなければなりません。

国は、副業を推進する方向にかじを切っています。しかし労働状況・情報漏洩などの観点から問題があると雇用主側が判断した場合には、就業規則にて副業の禁止が可能です。

また仮に就業規則にて副業が認められていても、さまざまな制限が設けられていることも少なくありません。

組織に属している場合は職場の就業規則に従い、その範囲内で副業を行いましょう。

フリーランスとして稼ぐ

フリーランスとして、精神保健福祉士に従事する道もあります。この場合は前述のように組織に属して勤務しているわけではないので、就業規則を気にする必要はありません。

精神保健福祉士は、相談支援専門員として起業して業務に従事することが可能です。このような方法をとれば、就業規則を気にする必要はなく、自由に副業もできます。

組織に属さずにフリーで精神保健福祉士として活躍している人もいるので、自由に働きたい場合はこういう道もありかもね!

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精神保健福祉士におすすめの副業6選!

精神保健福祉士におすすめの副業を紹介します。

成年後見人

成年後見人とは、判断能力が充分ではない人の代理人となって法律・財産・生活に関連した支援を行う人のことです。

精神保健福祉士が成年後見人になるためには、日本精神保健福祉協会が主催する認定成年後見人養成研修を受講して、研修認定精神保健福祉士の資格を取得しなければなりません。

副業として手軽に始められる仕事ではありませんが、高齢化社会が叫ばれている昨今、成年後見人を求める声は高まっていくでしょう。将来を見据えた場合には、需要の高い副業といえるかもしれません。

オンラインカウンセラー

オンラインカウンセラーとは、オンラインツールを活用してさまざまな人の心に寄り添い、悩み・問題解決のサポートをする仕事です。

カウンセラー関連の資格は多数ありますが、特に資格を保有していなくても問題ありません。相談者・依頼者の心に寄り添うという点では業務内容が、精神保健福祉士のそれと酷似しています。

またオンラインカウンセラーの場合、安定したインターネット環境とパソコンがあれば手軽に始められる副業です。場所・時間を自由に選択できる点も、精神保健福祉士の副業として向いている仕事といえるでしょう。

大学講師・教員

教員免許を取得していれば、本業として精神保健福祉士に従事しながら大学の講師・教員の副業が可能です。

大学の講師・教員は大学の規模・講義の回数などにも左右されますが、ある程度の収入が見込めます。本業とは別に充分な副業収入を得たい人には、大学の講師・教員はうってつけの副業といえるでしょう。

ただし大学講師になるためには、博士号を取らなければなりません。簡単に取得できるものではないため、副業として目指すには時間・労力がかかりすぎると感じる人もいるでしょう。しかしその分、副業収入としてのリターンは大きいので挑戦してみる価値はあるかもしれません。

セミナーなどの開講

精神保健福祉士としてセミナーなどを開講すれば、収入が得られます。

セミナーといっても企業などで開催されるものばかりとは限りません。動画配信サービスなどを活用して、独自に開講することも可能です。

企業などを主体としたセミナーの場合、ある程度の知名度がなければ依頼は舞い込まないでしょう。積極的に営業活動しても、それに見合うだけの収入は得られないかもしれません。

一方の動画配信サービスを利用する方法は、不特定多数の人が聴講してくれます。一定数のフォロワーを集めなければなりませんが、継続して活動すれば収益化が見込めるでしょう。

執筆活動

執筆活動も、精神保健福祉士の副業としておすすめです。

執筆活動は好きな場所・時間にできる副業であるため、スキマ時間を活用して副業したい人には最適な仕事といえます。依頼内容によっては、精神保健福祉士として培ってきた知識・スキルも活用できるでしょう。専門性の高い内容であれば、高額報酬も期待できます。

しかしその一方で、精神保健福祉士に特化した執筆の依頼はあまり多くありません。そのため、精神保健福祉士の専門性に特化した執筆依頼は限られており、案件を見つけにくいこともあります。

また依頼内容によって文字単価にも差があるため、思うように収入が安定しないかもしれません。

このようなデメリットも考慮して、検討してください。

その他に考えられる副業

ここまで紹介した以外にも、精神保健福祉士の知識・経験を活かしてできる副業があります。

・医療機関での相談員
・介護施設の生活相談員
・就労移行支援事務所での支援員
・児童発達支援・放課後等デイサービスでのスタッフ

これらは短時間勤務が可能であり、本業のスキマ時間を活用して副業したい人におすすめです。精神保健福祉士としてのスキルも活かせるので、やりがいも感じられるでしょう。

精神保健福祉士が副業を始めるときの注意点

精神保健福祉士が副業を始める際の注意点を紹介します。

就業規則の確認をしっかりする

副業を始める前に、勤務先の就業規則を確認してください。企業・事業所によっては、就業規則にて副業を禁止しているケースがあるからです。

厚生労働省が公開している副業・兼業に関するガイドラインでは、従業員の副業を推奨する一方で、理由・状況によっては禁止することも認めています。そのため、就業規則によって副業を禁じている雇用主が少なくありません。

禁止しているにもかかわらず副業を行い、その事実が明るみになると減給・懲戒解雇といったペナルティが科せられる可能性があります。

このようなリスクを未然に回避するためにも、事前に就業規則を確認してください。

本業と良いバランスで兼業する

本業とのバランスにも注意が必要です。

本業あっての副業であることを忘れてはなりません。副業を始めたことで本業のパフォーマンスが落ちたり、体調を崩したりしては本末転倒です。

メインは本業であることを忘れず、休息の時間も確保して副業を行ってください。

確定申告には注意する

副業での年間所得が20万円を超えると、確定申告が必要です。確定申告が必要であるにもかかわらず申告をしなかった場合、無申告加算税などの罰金が科せられます。

確定申告が必要な場合は、忘れず申告および納税を行いましょう。

▼ なお副業の確定申告については、以下のサイトで詳しく解説しています。

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まとめ

精神保健福祉士の副業事情について解説しました。

法律上、精神保健福祉士の副業は認められており、行っても問題ありません。精神保健福祉士は業務上、さまざまなスキル・経験が身につくため、副業の選択肢が多い仕事といえるでしょう。

しかし、就業規則・本業とのバランスを考慮しなければならない点は注意してください。

本記事で紹介した精神保健福祉士におすすめの仕事・動機などを参考にして、ライフスタイルにあった副業を始めてください。

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この記事の監修者SOKKIN MATCH事業責任者/倉田 裕貴
SOKKIN MATCH事業責任者:倉田裕貴 株式会社SOKKIN 人材事業責任者

株式会社サイバーエージェント、シニアアカウントプレイヤーとして大手企業のコンサルに従事。WEB・アプリ問わず、運用ディレクションをメインに幅広い業種のお客様の課題へ対応してきた実績を持つ。また、マネージャーとして育成業務にも従事。
2022年、株式会社SOKKIN入社後、SOKKIN MATCH事業責任者に従事。

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