ドライバーと聞くと「仕事がきつい」「スキマ時間を活用して稼げない」といったネガティブなイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。しかし実際には未経験でも挑戦可能であり、副業に向いている仕事といえます。
本記事では、ドライバーの実情について副業の観点から解説します。この記事を最後まで読めば「未経験で挑戦できるのか」「副業として成り立つのか」といった不安・疑問は払拭されるでしょう。
代表的な仕事・メリット・効率よく稼ぐコツなども含めて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ドライバーの副業はぶっちゃけ稼げる?

ドライバーの実態について、副業の観点から解説します。
【結論】ドライバーの副業は稼げる!
ドライバーは、やり方次第で十分に稼げる副業です。特に、インターネット通販の需要増加に伴い、宅配やフードデリバリーの分野では常に人手不足が続いています。このような背景から、副業として参入しやすい環境といえるでしょう。
スポット便やチャーター便などさまざまな働き方があるため、本業の勤務時間やプライベートの予定に合わせて無理なくスケジュールを組むことが可能です。自身の都合に合わせて仕事量も調整できるため、副業として堅実に収入を増やせるでしょう。さらに業務委託という形で働く場合が多いため、頑張った分だけ収入につながりやすいのも魅力です。
厚生労働省が運営しているjob tagにおけるルート配送ドライバーの例をあげると、短時間労働者の平均時給は1,258円と公開されています。これは全国平均であり、条件などによってはさらに高額な報酬が得られるケースも少なくありません。


ドライバーが副業を行う際の収入の目安とは
| 代表例 | 時給 | 月額 |
| 軽貨物 | 1,627円 | 28.7万円 |
| フードデリバリー | 1,258円 | 23.2万円 |
| タクシー | 1,401円 | 20万円 |
| 送迎 | 1,419円 | 21.3万円 |
(参考:https://shigoto.mhlw.go.jp/User)
上記は、ドライバーのなかでも代表的な職種の時給と月額の一覧表です。あくまでも全国平均であり、すべての場所において上記のような報酬が得られるとは限りません。
例えば軽貨物の場合、出来高制と固定給制の2種類があります。報酬体系・契約内容によって月額28.7万円を超えることもあれば、低くなることもあるでしょう。
またフードデリバリーは、ピークタイムには報酬が高くなる傾向があります。しかしその時間を過ぎると思うように稼げないことも少なくありません。


ドライバーの副業に向いている仕事とは?代表的な4種類を解説

ドライバーの副業として代表的な仕事を紹介します。
【軽貨物配送】自分のペースで働ける!ECサイトの荷物配達
ドライバーの副業の中でも、軽貨物配送は近年特に需要が伸びている分野です。ECサイトの普及により、個人宅や企業への荷物配達の仕事が豊富にあります。
主な仕事内容は、ECサイトの商品や企業の荷物を個人宅や指定の企業に届けることです。持ち込みまたはレンタル軽バンなどの車両を使い指定されたエリアを回って荷物を届けます。
この仕事の大きな魅力は、一人で黙々と作業できることです。人間関係のストレスが少なく、自分のペースで仕事を進めやすいでしょう。運転が好きで、一人で行動するのが好きな人には最適です。また、荷物の積み下ろしなどで体力も必要となるため、健康な人におすすめします。頑張った分だけ報酬も増えるため、効率よく稼ぎたい人にも向いている仕事といえるでしょう。
【フードデリバリー】スキマ時間を活用!自転車やバイクでもOK
ドライバーの副業の中でも、最も手軽に始められるのがフードデリバリーです。主な仕事内容として、以下のようなものがあげられます。
- スマートフォンアプリを通じて注文受け
- 提携している飲食店で料理を受け取り
- 指定された個人宅まで配達する
この副業の大きな魅力は、専用車両が不要な点です。普段利用している自転車・原付バイク・軽自動車などで始められるため、初期投資が大幅に抑えられます。また働く時間も自由に選べるため、仕事の休憩時間や休日の数時間だけといったスキマ時間を有効活用して稼ぐことが可能です。
地理に詳しく、新しい道やお店を探すのが好きな人に向いています。また、短時間で働きたい人や、本業の合間に少しでも収入を増やしたいと考えている人にも最適です。サービスによっては、インセンティブがつく場合もあり、モチベーションを保ちながら楽しく働けるでしょう。


【タクシードライバー】高収入も狙える!二種免許取得支援も
ドライバーの副業の中でも、タクシードライバーは、高い収入を目指せる魅力的な選択肢です。主な仕事内容として、お客様を目的地まで安全に送り届けることがあげられます。接客業の側面も強く、丁寧な言葉遣いや気持ちのよい対応が欠かせません。
この仕事には、お客様を乗せて運賃を受け取るために必要な第二種運転免許という専門資格が必要です。しかし多くのタクシー会社では、この免許取得を支援する制度を設けています。普通自動車免許さえあれば、未経験からでも挑戦可能なところも多いでしょう。
働く時間も柔軟に選べるため、週末や夜間だけといった本業と両立しやすい働き方ができます。特に、都心部では夜間に需要が高まるため、夜型の人にとっては効率よく稼ぐチャンスです。接客が好きで人とのコミュニケーションを楽しめる人、そして自分の頑張りが収入に直結する仕事で高収入を目指したい人には最適な副業といえるでしょう。地理に詳しいとお客様をよりスムーズに目的地へお送りできるため、さらに有利になります。
【送迎ドライバー】短時間勤務が中心!安定した働き方が魅力
【送迎ドライバー】は、決まったルートを運転するため、未経験でも始めやすい副業です。
主な仕事として、以下のようなものがあげられます。
- 介護施設の利用者の送迎
- 学習塾の生徒の送り迎え
- 企業の役員送迎
勤務時間は朝夕の短時間勤務が中心で、本業や家庭との両立がしやすいのが大きな魅力です。ルートは固定されていることがほとんどであり、毎回違う場所へ行くわけではありません。そのため一度道を覚えてしまえば、落ち着いて運転に集中できます。
派手さはありませんが、安定したスケジュールで働きたい人にはぴったりです。また年配の人・子供たち・ビジネスパーソンといったさまざまな人と接するため、コミュニケーションが苦にならない人にも向いています。堅実にコツコツと働きたい人におすすめの仕事でしょう。
【本業との両立も◎】ドライバーの副業で稼ぐ5つのメリット

ドライバーの副業で稼ぐメリットを紹介します。
①未経験から始めやすい
ドライバーの副業は、特別なスキルや職歴が不要なため、未経験からでも始めやすい点が大きなメリットです。多くの求人情報で「未経験歓迎」と謳われているのは、このためでしょう。普通自動車運転免許さえあれば、誰でも挑戦できる間口の広さが魅力といえます。
運転スキルは、普段の生活で培ったもので基本的には十分です。さらに多くの企業では、安心して業務を始められるように研修制度が充実しています。例えば先輩ドライバーが同乗してルートの回り方や接客方法を教えてくれる同乗研修は、未経験者にとって非常に心強いサポートです。最初は不安かもしれません。しかしこうしたサポート体制が整っているため、着実に仕事を覚えて安心して働けます。
新しいことにチャレンジしたいけれど専門的なスキルがないという人にとって、ドライバーの副業は最適な選択肢のひとつでしょう。
②働く時間や曜日を自由に選べる
ドライバーの副業が本業を持つ会社員に最適な理由として、スケジュールの柔軟性もあげられます。働く時間や曜日を自由に選べる求人が多く、自分のライフスタイルに合わせて無理なく働ける点が最大の魅力です。
近年、ギグワークと呼ばれる単発や短期間の仕事を請け負う働き方が普及しています。フードデリバリーや、配送代行サービスなどがその代表例です。これらの仕事はスマートフォンアプリで仕事を受注するため、「土日だけ」「平日夜の数時間だけ」といった空いた時間を有効活用して収入を得られます。
またアルバイトやパートの求人でも、柔軟なシフト制を採用している企業が増加中です。「週1日からOK」や「1日3時間から勤務可能」といった求人も珍しくありません。自分の都合を優先してシフトを組めるのが特徴です。
本業の繁忙期には休みを多くするといった自分でコントロールしながら働けるため、長く続けやすい副業といえます。

③人間関係のストレスが少ない
ドライバーの副業は、人間関係のストレスが少ない点も大きなメリットです。基本的に一人で運転する時間が長いため、職場での複雑な人間関係に悩まされることがほとんどありません。上司や同僚と密にコミュニケーションを取る必要がなく、自分のペースで黙々と仕事に集中できます。
特に配送ドライバーやフードデリバリーのような業務が一人で完結する仕事は、この傾向が顕著です。依頼を受けて荷物を届けたり料理を配達したりする一連の流れを、他者に干渉されることなく進められます。
お客様や受け取り先の人と接する機会はありますが、挨拶や簡単なやり取りが中心です。深い人間関係を築く必要はありません。対人関係で疲れやすい人や、仕事とプライベートをきっちり分けたい人にとって理想的な働き方といえるでしょう。自分の時間を大切にしながら働きたい人にとって、ドライバーの副業は最適な選択肢のひとつになりえます。
④頑張り次第で高収入を目指せる
ドライバーの副業は、頑張り次第で高収入を目指せる点も大きな魅力です。特に歩合制や出来高制を採用している仕事では、働いた分だけ収入が直接的に増える仕組みになっています。例えば、フードデリバリーや宅配便の仕事では、配達件数が増えるほど報酬も上がる仕組みです。
自分の努力が明確な数字となって給与に反映されるため、仕事へのモチベーションを高く保つことにつながります。「もっと稼ぎたい」という気持ちがそのまま収入アップに直結するので、やりがいを感じやすいでしょう。
自分のペースで働ける自由さと、頑張りが報われる達成感は、他の副業にはない大きなメリットです。本業の収入にプラスアルファでしっかりと稼ぎたい人や、明確な目標を持って働きたい方にとって非常に魅力的な選択肢といえます。
⑤普通免許以外に特別な資格が不要なものが多い
ドライバーの副業は、普通自動車運転免許さえあれば始められる仕事が多くあります。
新たな資格取得の手間やコストがかからない点は、大きなメリットです。タクシー運転手のように二種免許が必要なケースもあります。しかし宅配・フードデリバリー・送迎ドライバーなど、多くの仕事は特別な資格を求められません。
副業を始めたい人にとっては、参入障壁の低さにつながります。さらに近年販売されている多くの自動車がオートマチック車(AT)であることから、AT限定免許でも問題なく働ける求人が増加中です。
新たなスキルや知識を習得する時間がない人やすぐにでも副業を始めたい人にとって、この手軽さは非常に魅力的でしょう。普段から運転をしている人であれば、その経験をそのまま活かして収入が得られます。

ドライバーが副業を始める前に知るべき3つのデメリット

副業ドライバーを始める前に知っておくべきデメリットについて確認していきましょう。
①体力的な負担と事故のリスクがある
副業ドライバーには、体力的な負担と事故のリスクというデメリットも理解しておく必要があります。長時間にわたる運転は座りっぱなしの姿勢から腰痛や肩こりを引き起こしやすく、荷物の積み下ろしが伴う仕事では身体的な疲労が蓄積しがちです。
また、常に交通事故に遭うリスクが伴います。自分が加害者になる可能性もあれば、被害者になる可能性もゼロではありません。一度事故を起こしてしまうと精神的・金銭的に大きな負担となるため、徹底した対策が不可欠です。
これらのデメリットを軽減するためには、こまめな休憩を取ってストレッチを行うことで身体の不調を防ぎましょう。また、安全運転の徹底・タイヤの空気圧のチェック・ブレーキの効き具合の確認なども怠らないことが重要です。
②収入が天候や時期に左右されやすい
副業ドライバーとして働くうえで、収入が天候や時期に左右されやすい点はデメリットのひとつです。特にフードデリバリーや軽貨物配送のような出来高制の仕事では、この傾向が顕著といえるでしょう。
大雨や大雪などの悪天候時には、注文が減少したり配達に時間がかかったりすることが少なくありません。その結果、効率的に稼ぐことが難しくなります。また、路面状況の悪化による事故のリスクも考慮しなければなりません。
一方で、年末年始やイベント時期は注文が増えるため高収入が期待できます。しかし、それ以外の閑散期には収入が落ち込む可能性があるので注意しましょう。
こうした収入の変動リスクに備えるためには、複数の仕事を掛け持ちしたりシフト制で時給が保証される仕事を選んだりするなどの対策が有効です。収入が変動する可能性を事前に理解し、無理のない働き方を選ぶことが重要といえます。
③車両の維持費やガソリン代は自己負担になるケースもある
副業ドライバーを始める際、車両の維持費やガソリン代が自己負担になるケースが多いことを理解しておいたほうがよいでしょう。自家用車を使用する場合、売上からガソリン代・駐車場代・車両保険料・車検代・さらには車両の減価償却費といった経費を差し引いた金額が、実質的な手取り収入となります。
このため事前に経費を正確に把握し、収入からどれだけ引かれるかを計算しておくことが重要です。対策としては燃費のよい車を選ぶことや、確定申告で経費をしっかり計上することがあげられます。
また、会社から車両が貸与される求人も珍しくありません。初期費用や維持費を抑えたい場合は、そうした仕事を選ぶのも一つの方法です。経費計算を怠ると予想以上に手取りが少なくなる可能性があるため、事前の準備を行っておきましょう。


ドライバーが副業で効率よく稼ぐためのコツ3選

ドライバーの副業で効率よく稼ぐコツを紹介します。
需要が高まる時間帯・エリアを狙う
ドライバーの副業で効率よく稼ぐには、需要が高まる時間帯やエリアを狙うことが重要です。特にフードデリバリーでは昼食時の11〜13時、夕食時の18〜20時といったピークタイムに稼働しましょう。注文が集中するため、時給換算の報酬が格段にアップします。
軽貨物配送も同様です。ECセール時期や年末のギフトシーズンなどは、荷物量が増加するため高収入が期待できます。エリアによっても需要は異なるので、意識したほうがよいでしょう。ビジネス街や繁華街ではランチやディナーの注文が多く、住宅街では家族向けの大口注文が増える傾向があります。
アプリの需要予測機能を活用したり、過去の経験から需要の高い時間帯・エリアを把握したりするなど、工夫しましょう。
複数のサービスに登録し条件の良い案件を選ぶ
ドライバーの副業で効率よく稼ぐには、複数のサービスに登録して状況に応じて条件の良い案件を選ぶことが重要です。ひとつのプラットフォームだけに依存すると、依頼が少ない時間帯やエリアで収入が伸び悩むリスクがあります。
例えばある時間帯にA社のフードデリバリーで依頼がなくても、B社のアプリではボーナス(インセンティブ)が発生しているかもしれません。このような場合、アプリを切り替えることで収入の機会を最大化できます。またフードデリバリーの閑散期にDIAqのようなモノの配送サービスを併用することで、安定した収入を確保することも可能です。
複数のサービスを使い分けて最も効率よく稼げる仕事を選ぶという立ち回りが、収入アップの鍵となります。
丁寧な仕事で評価を上げリピートや好条件の案件につなげる
ドライバーの副業では、丁寧な仕事で評価を上げることが、効率よく稼ぐための重要なコツです。多くの場合、利用者からの評価(レーティング)が次の仕事の量や質に影響します。
例えばハイヤーや送迎ドライバーでは、丁寧な言葉遣い・清潔感のある身だしなみ・時間厳守を心がけることが重要です。これにより特定の顧客からのリピート依頼や、一般には公開されない優良な案件を紹介される可能性が高まります。
基本的なことですが、お客様とのコミュニケーションを大切にして信頼を積み重ねることで、安定して高収入を得られる道が開けます。

ドライバーの副業におすすめのマッチングサービス3選

ドライバーの副業におすすめのマッチングサービスを確認していきましょう。
【軽貨物特化型】自分の裁量でがっつり稼ぐなら「ピックゴー(PickGo)」
軽貨物専門のマッチングプラットフォーム「ピックゴー」は、荷主とドライバーを直接つなぎ、自分のスキルと努力で高収入を目指したい人におすすめです。
緊急チャーター便・定期配送・EC宅配など多様な案件が豊富に掲載されており、24時間365日好きな時間に仕事を探せます。特に緊急性の高い案件は高単価が期待でき、頑張った分だけ報酬が跳ね上がる点はメリットです。
車両を所有しているか用意できる人で、プロのドライバーとして独立を視野に入れている人には最適なサービスでしょう。
【デリバリー特化型】スキマ時間に手軽に始めるなら「出前館」
日本最大級のフードデリバリーサービス「出前館」は、手軽に副業を始めたい人に最適です。業務委託配達員として登録すれば自転車や原付バイクで配達ができるため、初期投資を抑えてスタートできます。
専用アプリで好きな時間にオンラインにするだけで、配達依頼を受けられる自由度の高さが魅力です。服装や髪型も自由なので、自分のスタイルで働けます。
報酬は配達距離に応じた金額に、需要が高い時間帯やエリアで発生するインセンティブ(ブースト)が加算される仕組みが基本です。また、特定のエリアでは時給制や固定報酬制の場合もあります。
本業が忙しくて決まったシフトに入れない人や運動がてら収入を得たい人にとって、柔軟に働ける出前館はぴったりの選択肢となるでしょう。
【クラウドソーシング型】自転車や徒歩でもOK!「DIAq(ダイヤク)」
配送のクラウドソーシング(マッチング)プラットフォーム「DIAq(ダイヤク)」は「荷物を届けたい人」と「届けられる人(アンカー)」をつなぐ、新しいタイプのサービスです。アンカーとして登録すれば専用アプリで書類や忘れ物など、フードデリバリーとは異なる多様な「モノ」の配送依頼を受けられます。
大きな魅力は自転車や徒歩でも登録可能なため、初期投資がほとんどかからない点です。ウォーキングや散歩ついでに、気軽にお小遣い稼ぎがしたい人にもおすすめします。
報酬は、案件ごとに提示される固定報酬制が基本です。距離や荷物の種類によって、報酬額は変動します。
フードデリバリーの閑散時間にも仕事が見つかる可能性があるため、複数のギグワークを組み合わせたい人にも最適です。新しいサービスを試してみたい人や、手軽に副業を始めたい人にぴったりの選択肢といえるでしょう。

ドライバーの副業でよくある質問(確定申告・保険・事故対応など)

ドライバーの副業でよくある質問を紹介します。
Q. 副業の収入が20万円を超えたら確定申告は必要?
副業ドライバーとして会社員が収入を得る場合、年間所得が20万円を超えると確定申告が必要です。ここでの「所得」とは、売上からガソリン代や車両の減価償却費などの経費を差し引いた金額を指します。
所得が20万円以下であれば、原則として確定申告は必要ありません。しかし、住民税の申告は必要です。
確定申告には「白色申告」と「青色申告」の2種類があり、青色申告の方が控除額が大きく節税メリットがあります。ただし、事前の申請と複雑な帳簿付けが必要です。
副業収入を正確に計算して経費をきちんと計上することで、納税額を適正に抑えられるでしょう。
Q. 副業中の事故!任意保険(自動車保険)は使える?
ドライバーの副業中の事故で任意保険が適用されるかは、保険会社への「使用目的」の告知内容によって異なります。自家用車保険は、「日常・レジャー」や「通勤・通学」での使用を前提としていることがほとんどです。業務使用を告知していない場合、事故を起こしても保険金が支払われないリスクがあります。
特にフードデリバリーや軽貨物配送のように継続的に業務として車を使用する場合、保険会社に「業務使用」であることを必ず伝えて契約内容を変更しなければなりません。
一方で一部のフードデリバリーサービスは、業務中の事故に備えて配達員向けの傷害保険を提供していることもあります。しかしこれらはあくまで限定的な補償であり、万全とは言えません。
Q. 会社に副業がバレない方法はありますか?
副業ドライバーの仕事が会社にバレる最大の理由は、住民税の金額です。副業の所得が増えると、住民税の額も増えます。会社が受け取る住民税の通知書から、本業以外の収入があることが知られてしまう可能性はゼロではありません。
これを防ぐためには、確定申告をする際に住民税の徴収方法を「普通徴収」を選択するという方法があります。副業分の住民税の納付書が自宅に郵送されるので、会社に副業の収入額が伝わるリスクは軽減できるでしょう。
最も重要なのはそもそも会社の就業規則を確認し、副業が認められているかどうかを事前に確認しておくことです。バレることを恐れる前に、会社に事情を説明して了承を得ておきましょう。


まとめ

ドライバーの副業について解説しました。
一部ではドライバーの副業は「きつい」との声があるようですが、これは正しいとはいえません。限られた時間内で副業収入をしっかり得たい人にとって、ドライバーは最適な副業といえるでしょう。
本記事では、代表的な仕事・メリット・効率よく稼ぐコツ・おすすめのサービスなどを紹介しました。これらを参考にして、ライフスタイルにマッチしたドライバーの副業を始めてみてください。

