Pythonの主な資格を紹介！資格を取るメリットや勉強法も解説します！

Pythonの主な資格を紹介！資格を取るメリットや勉強法も解説します！

近年、Pythonの資格にチャレンジする人が増えています。

その背景には、AIをはじめとする幅広い分野でPythonが活用されていることにあります。

今後、さらに需要が拡大すると予想されるため、資格について早めに理解を深めておくことが大切です。

本記事では、国内外の主要なPythonの資格をまとめました。合わせて、資格を取得するメリットや初学者向けの学習方法についても解説します。

Pythonの資格に興味のある方は、ぜひ内容を参考にしてみてください。

Pythonとは？

「Python（パイソン）」とは、1991年にオランダ人のグイド・ヴァン・ロッサムによって開発されたプログラミング言語です。イギリスBBCの人気コメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン（Monty Python’s Flying Circus）」から名付けられました。

Pythonの最大の特徴は「シンプルで読みやすく書きやすいこと」です。

従来のプログラミング言語は複雑で、人によってコードの書き方が異なることもありました。一方で、Pythonはだれが書いても同じコードになりやすいため、初心者でも学びやすく、多くの人に支持されています。

さらに、近年のAI開発やデータ分析での活用により、世界中で需要が急増しています。教材や学習サイトも豊富にそろっており、これからプログラミングを始めたい方に最適な言語といえるでしょう。

Pythonの特徴

プログラミング言語には、それぞれ特徴があります。

たとえば、Pythonの特徴は以下の通りです。

• 初心者でも学びやすい
• AI開発やデータ分析に強い
• 世界的に需要が高い

これらの特徴から汎用性が高く、将来性のある言語といえます。特に文法がシンプルで理解しやすいため、これまでプログラミングに触れたことがない人でも学習を始めやすいのが魅力です。

さっそく、それぞれの特徴を順番に見ていきましょう。

初心者でも学びやすい

プログラミング言語には、英語などの語学と同じで「覚えやすいもの」と「難しいもの」があります。Pythonはそのなかでも、シンプルで学びやすい言語です。

もともとPythonは、読みやすく書きやすいことを目的に設計されたため、コードを直感的に理解しやすいのが特徴です。たとえば、C言語は習得難易度が高いといわれますが、Pythonは文法が少なく、初心者でもスムーズに学習を始められます。

こうした扱いやすさが、多くの入門者に選ばれる理由であり、人気を支えている大きな要因となっています。

AI開発に適している

Pythonは、AI開発にもっともよく使われているプログラミング言語のひとつです。

その理由は、AIに関する豊富なライブラリやフレームワークがそろっており、機械学習や自然言語処理、画像認識など、幅広い分野に対応できるからです。

世界中のエンジニアや研究者がPythonを使っており、学習環境や情報も豊富にそろっています。AIに興味があるなら、まずPythonから学び始めるのがおすすめです。

データ分析に向いている

Pythonはデータ分析にも適したプログラミング言語です。

PandasやNumPy、Matplotlibといった専用ライブラリを使うことで、データの整理や集計、グラフ作成まで簡単に行えます。

また、シンプルでわかりやすい文法は、データ分析の際にも役に立ちます。こちらもAI開発と同じく、豊富な学習教材やサンプルコードが公開されているため、データ分析を学ぶ入口として最適なプログラミング言語といえるでしょう。

需要が高い言語である

Pythonは、現在もっとも需要の高いプログラミング言語のひとつです。

もともと読みやすく書きやすい言語として人気でしたが、近年はAIやデータ分析の分野で活用が広がり、さらに注目度が高まっています。

そのため、Pythonを学ぶことは就職や転職、キャリア形成にも大きなプラスとなるでしょう。

数ある言語のなかで、どれを学ぶべきか悩んでいるなら、まずPythonを選んで間違いありません。

Pythonの資格は意味がない？

Pythonの資格は、民間資格がメインで国家資格はありません。

こうした背景もあり、「取得しても意味がない」という意見が散見されます。また、民間資格の取得難易度も低いため、厳しい意見が出ているようです。

ここでは、「Python関連の資格は本当に意味がないのか？」という点について、解説していきます。

試験の難易度があまり高くない

Pythonの関連資格は、比較的やさしい部類に入ります。

たとえば、「Python3エンジニア認定基礎試験」の2024年の合格率は76%と、資格試験としては高めです。

そのため、初級者向けの試験では、基礎をしっかり理解していれば、合格できる可能性が高いといえます。

ただし、こうした合格率の高さゆえに、実務上でのスキルの証明にならない可能性があります。もちろん、学習を始めるきっかけとしての受験はおすすめです。資格が知識の整理や入口であることを意識して活用しましょう。

実務で使えるとは限らない

Pythonの資格に合格しても、実務で通用するわけではありません。

英語学習で単語や文法を覚えても会話できないのと同じで、実践力は別に身につける必要があります。

資格勉強と並行してコードを書き、継続的に学ぶことが大切です。

民間の資格しかない

Pythonの関連資格は、民間資格のみで国家資格はありません。

弁護士や税理士のような士業ではないため、「独占業務」を持たない点には注意しましょう。資格取得はあくまで基礎の証明であり、技術の証明ではないのです。

なお、IT分野には「基本情報技術者」や「応用情報技術者」などの国家資格があります。

大企業では、こうした国家資格を社員に取得させるケースもあり、Pythonの資格はこれらに比べて認知度が低い傾向にあります。

Pythonの資格を取得するメリット

ここでは、Pythonの資格を取得するメリットを解説します。

前章では、国家資格ではないので、取得する意味は少ないとご紹介しましたが、実はメリットもあります。

主なメリットは、以下の通りです。

• 就職・転職を有利に進めることができる
• スキルアップにつながる
• 年収アップにつながる可能性がある
• キャリアの道が広がる
• 自分のスキルに自信を持つことができる

さっそく、それぞれのメリットについて確認していきましょう。

就職・転職を有利に進めることができる

Pythonの資格は、就職・転職活動に役立ちます。

資格の内容が基礎的でも、取得まで至った過程は評価されやすいです。特に、業界未経験者の場合は、数少ないアピール材料として機能します。資格取得が直接、採用に至る材料にはなりませんが、ほかのアピールとともに熱意を伝える際に有効です。

もし、未経験かつ学ぶきっかけが欲しいなら、民間資格の取得は考えうる選択肢のひとつになるでしょう。

スキルアップにつながる

Pythonの資格は、スキルアップに役立ちます。

各資格では、基礎力が試されるので、未経験から基本を抑える際に役立ちます。また、資格取得という目的がある方が短期的に集中しやすく、合格につながればモチベーションの維持にもつながります。

さらに各資格には、上位資格もあるため、レベルに合わせてスキルアップできる点も魅力です。体系的に学びを深めたい方に、資格取得はおすすめです。

年収アップにつながる可能性がある

企業のなかには、Pythonの資格を評価するケースも存在します。

入社後に資格取得を推奨する会社も多く、その際には、資格手当や報酬金が支給されるかもしれません。もちろん、入社前に取得しておけば、年収の増額にも期待が持てます。

キャリアの道が広がる

Pythonの資格を取得しておけば、今後のキャリアの選択も広がりやすいです。

Pythonを扱った業務はもちろん、それ以外のプログラミング言語に挑戦する際にも、基礎力の証明になります。特にAI分野に近い業務であるほど、資格を持っていることが、最新技術を扱える証明となりやすいです。

資格がキャリアアップの決定打になることは少ないですが、それでも、キャリアの道を広げるという意味では役に立ちます。

自分のスキルに自信を持つことができる

基本的に資格取得は、対外的な知識・技術の証明となります。

資格勉強の計画を立て、スキマ時間を活用して学習を続けた経験は、達成感を生み出し自己成長につながります。

どんな資格でも計画的な勉強・復習、アウトプットが大切です。こうしたプロセスの積み重ねは、自分のスキルに対する自信にもなります。

社会人になると、勉強時間の捻出が難しいです。そんななか、スキマ時間で効率的に学習した経験は、いずれ自身のキャリアの役に立つでしょう。

Pythonの国内の主な資格

Pythonの国内資格で有名なのは、「一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会」が提供する資格です。

レベル別に合わせて、以下の資格を提供しています。

• Python3エンジニア認定データ分析試験
• Python3エンジニア認定基礎試験
• Python3エンジニア認定実践試験

ここでは、3つの資格の内容について紹介していきます。

Python3エンジニア認定データ分析試験

「Python3エンジニア認定データ分析試験 」は、主にデータ分析の分野に特化した資格です。出題範囲は「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」（翔泳社）がベースとなっています。

基礎試験に比べて専門的な内容ですが、あくまで入門レベルのデータ分析が中心です。そのため、データ分析の経験がない初学者でも、公式テキストをもとに学習を進めれば十分に合格を目指せます。

また、問題は選択式なので、基本の理解と復習を繰り返すことが合格への近道です。合格基準も7割以上ということで、そこまで難しくありません。きちんと対策をして試験に挑むことで合格できる水準です。

Python3エンジニア認定基礎試験

「Python3エンジニア認定基礎試験 」は、主にPythonの基本的な文法や使い方に特化した資格です。出題範囲は「Pythonチュートリアル 第4版」（オライリー・ジャパン）がベースとなっています。

本資格は、Pythonの基礎的な内容です。未経験の場合、多少の苦労があるかもしれませんが、少しでもプログラミング言語を学んだ経験のある方は、比較的簡単に合格できるでしょう。

問題数や時間、合格の基準を見ても、そこまで難易度は高くありません。未経験者のみ、テキストや問題集を活用して、きちんと対策をとってください。

Python3エンジニア認定実践試験

「Python3エンジニア認定実践試験 」は、主にPythonの実践的な問題に特化した資格です。出題範囲は「Pythonチュートリアル実践レシピ」（技術論評社）がベースとなっています。

本資格は、Pythonの実践的な内容となります。基礎試験に比べると、少しだけ難易度が高いです。試験時間も15分拡大しており、選択式でありながら、考えさせる問題が登場します。

また、本資格の合格基準は7割ですが、一定の水準を超えた方には特別な呼称が与えられます。たとえば、900点以上なら「Python Super Engineer」、満点の場合は「Python Super Engineer PERFECT SCORE」が与えられます。

こうした呼称は、履歴書やポートフォリオにも記載できるため、合格へのモチベーションにもつながるでしょう。

Pythonの海外の主な資格

Pythonには、国内資格以外にも海外の資格が存在します。

代表的なのは、ポーランドの非営利団体「OpenEDG Python Institute」が提供する「Python Certifications」です。

主に、PCEP（入門）、PCAP（中級）、PCPP1（上級）、PCPP2（最上級）というレベルに分かれています。ここでは、各資格の詳細を解説していきます。

PCEP

「PCEP（Certified Entry-Level Python Programmer）」は、Pythonの入門レベルに当たる資格です。

出題内容は、基本的な構文や変数、条件分岐、ループや関数など、プログラミングの基礎的な内容が問われます。

試験問題は30問で、正答率70%以上で合格となります。出題形式は選択式なので、基本をしっかりと理解していれば高得点を狙えます。

Pythonを学び始めたばかりの方は、まずこの資格に挑戦するのがおすすめです。公式サイトでは、無料テキストや模擬試験が公開されているため、英語に不安がある人でも事前に学習を進められます。

Pythonの理解度を客観的に把握する意味でも有効なので、最初の実力チェックとして最適な資格といえるでしょう。

PCAP

「PCAP（Certified Associate Python Programmer）」は、Pythonの中級レベルに当たる資格です。PCEPに合格した人の次のステップとして位置づけられています。

出題内容は、オブジェクト指向の基礎やモジュール・パッケージの扱い、標準ライブラリの活用など、実践的な内容が中心です。

試験問題は40問で、正答率70%以上で合格となります。こちらも公式サイトに無料で利用できるテキストや模擬試験が用意されているので、まずは内容を確認してみましょう。

Pythonの実務的なスキルを証明したい方は、積極的に受けるべき資格のひとつといえます。

PCPP1

「PCPP1（Certified Professional Python Programmer Level 1）」は、Pythonの上級レベルに当たる資格です。受験するには、PCAPの合格が必須で、いきなり受けることはできません。

出題範囲は、プロジェクト設計や正規表現、マルチスレッド処理など、高度な実務的スキルです。

試験問題は45問で、正答率70%以上で合格となります。これまでの資格に比べて難易度が高いので、公式テキストを何度も往復して、きちんと試験対策を行いましょう。

また、問題は選択式なので、消去法を活用できる知識があれば合格は可能です。基本事項の暗記が重要であり、十分な学習時間を確保することが合格への近道といえるでしょう。

PCPP2

「PCPP2（Certified Professional Python Programmer Level 2）」は、Pythonの最上級レベルに当たる資格です。PCPP1の合格者だけに受験の資格が与えられます。

出題範囲は、さらに高度な設計や幅広い知識、正確な応用力が求められます。

試験問題は45問で、正答率70%以上で合格です。PCPP2に合格すれば、Pythonのプロフェッショナルとしてのスキル証明になります。海外企業を含め、幅広い場面で評価されやすいため、キャリアアップを目指す人には大きなメリットがあります。

これまでの資格と同様に公式テキストを活用して、繰り返し学習しながら合格を目指しましょう。

Pythonの資格を取得するための勉強法

ここでは、Pythonの資格を取得するための勉強法を紹介します。

主な勉強法は、一般的な勉強法と変わりません。基本的には、参考書や動画教材、スクールといった勉強法があります。

さっそく、それぞれの詳細を確認していきましょう。

参考書を使って勉強する

前章で紹介した「一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会」の主な資格には、それぞれ認定テキストが用意されています。

問題の出題も、基本的に認定テキストがベースとなっているため、まずはこれらを使って勉強しましょう。

もし、わからない部分があれば、別の参考書や動画教材、スクールなどでの勉強をおすすめします。ただし、出題範囲は認定テキストの各章からなので、基本的にはこちらで勉強を進めてください。

動画を使って勉強する

Pythonについて体系的に理解したい方は、動画学習がおすすめです。

YouTubeなどでは、Pythonに関するわかりやすい動画が数多く投稿されているため、体系的な勉強の役に立ちます。

また、より詳しく学習したい方には、eラーニングがおすすめです。学習に特化したコンテンツかつ、一定の品質が担保されているため、視覚的に理解しやすいです。

参考書と動画教材を組み合わせて利用すれば、スキマ時間を有効に活用できます。

スクールで勉強する

Pythonをはじめとするプログラミング言語が未経験で、独学での勉強に不安がある方にはスクールをおすすめします。

スクールでは、資格取得へ向けた効果的な勉強法を実践できるため、より確実に合格に近づけます。また、わからない点があれば、直接講師に質問できる点も魅力です。

もし、参考書や動画教材に不安のある方は、ぜひ認定スクールを活用してみてください。

Pythonの資格を保有している人におすすめの職業

Pythonの資格を取得すると、就職やキャリアアップに役立ちます。

特にAI開発やデータ分析では、標準的に使われているため、資格取得は大きなアピール材料となります。

ここでは、資格保有者におすすめの職業を紹介していきます。

• データアナリスト
• AIエンジニア
• Webエンジニア
• ソフトウェアエンジニア
• 自動化エンジニア（SRE）

今後のキャリアアップの参考にしてみてください。

データアナリスト

データアナリストは、データ分析の専門家です。

企業の持つ膨大なデータを収集・整理し、統計や機械学習を用いて分析を行い、経営判断やマーケティング施策に活かしていきます。

この職業では、Pythonを活用することが一般的です。特に「pandas」や「NumPy」などのライブラリはデータ分析の定番であり、資格を通じて理解を深めておくことが大切です。

データアナリストは、数字を使った分析が好きで、論理的思考力に自信のある方に向いています。資格の取得をきっかけに、データアナリストへの第一歩を踏み出してください。

AIエンジニア

近年、AIの普及に伴い、AIエンジニアが注目されています。

AIエンジニアが扱うプログラミング言語のなかでも、Pythonは利用者の多い言語です。

そのため、資格の取得は、AIエンジニアを目指す基礎的なステップとなります。ただし、AIエンジニアは覚えることが多く、常に最新情報をチェックする必要があります。好奇心旺盛で、学び続けることを苦にしない人におすすめの職業です。

AI分野は今後も需要が伸び続けると予想されるため、資格の取得をきっかけに目指すのはひとつの選択肢です。

Webエンジニア

Webエンジニアは、Webサイトやサービスの開発を行う職業です。

Pythonは、主にフレームワークを利用したWeb開発で多く使われています。資格を取得しておけば、基礎的なプログラミングスキルの証明となるため、Webエンジニアを目指す際のアピール材料となります。

ほかの職種に比べて専門性はそこまで高くないため、未経験者でも学習を積み重ねれば挑戦しやすいのが特徴です。Webサービスやアプリ開発に興味のある方におすすめの職業といえます。

ソフトウェアエンジニア

ソフトウェアエンジニアは、Webアプリケーションや業務システムの開発をする職業です。

Pythonは柔軟で汎用性の高いプログラミング言語のため、業務効率化ツールや自動化プログラムなど、多くの現場で利用されています。

資格を取得しておけば、言語に対する基礎力を示せるので、就職や転職で有利に働く可能性が高いです。Webエンジニアより幅広い分野で活躍できるため、長期的なキャリアを考えるうえで選択肢に入れておきたい職業です。

自動化エンジニア（SRE）

自動化エンジニアという言葉を初めて聞いた方は多いかもしれません。

自動化エンジニアは、「SRE（Site Reliability engineering）」とも呼ばれており、システムの安定した運用を実現するエンジニアのことです。Pythonを使ってツールやスクリプトを開発し、システムの運用効率を高めます。

今後も需要が高まる分野とされていますが、幅広い知識が求められるため、ネットワークやクラウドの知識も必須です。ある程度、プログラミング経験がある人におすすめの職業です。

Pythonの資格以外で持っているとよいスキル

Pythonの資格以外にも、持っているとよいスキルは存在します。

こうしたスキルを資格の取得と同時に身につけておけば、キャリアの選択肢が広がります。

ここでは、Pythonの資格以外で持っていると役立つスキルを4つ紹介します。

膨大なデータ処理の経験

未経験では難しいですが、膨大なデータ処理の経験の有無は今後のキャリアを左右します。特にデータアナリストなどの職業を目指す場合には、こうした処理経験の豊富さが評価につながります。

Pythonを扱うエンジニアとしてステップアップするためにも、膨大なデータ処理の経験をもとに、専門知識や技術を身につけておきましょう。ただし、前述した通り、未経験の場合は、まずは基礎知識や技術を優先することをおすすめします。

開発の経験

Pythonを扱うエンジニアになるためには、開発経験が大切です。

Pythonでの開発経験は、資格以上に企業の評価につながります。開発経験が豊富なほど、現場での評価が高くなる傾向にあります。こうした開発経験を積むためには、自分自身で調べながら成果物を作ることが大切です。

資格取得をきっかけに、ポートフォリオのひとつとして小さな開発を経験しましょう。未経験でもとにかく形にすることが肝心です。

情報収集力

Pythonを扱ううえで情報収集能力は大切です。

自分から能動的に調べる癖をつけない限り、キャリアとして食べ続けていくのは難しいでしょう。積極的に英語も理解し、だれよりも早く最新情報を手に入れることが大切です。

また、Pythonを用いた情報収集も大切です。いわゆるデータのスクレイピングなどは実務でも役立ちます。デジタルとアナログを上手に組み合わせて、魅力的なスキルを身につけていきましょう。

コミュニケーション能力

意外に思われるかもしれませんが、コミュニケーション能力は大切です。

エンジニアにおいて、コミュニケーションは不要に感じますが、実際は多くの人とコミュニケーションをとる職業です。開発を進めるなかでのミーティングや顧客対応、トラブル対応など、あらゆる面でコミュニケーションが武器となります。

また、マネジメント業務へキャリアアップすれば、さらなるコミュニケーションスキルが必要となります。

今回紹介したスキルの中でも、コミュニケーション能力は実践を通じて身につけられるものです。

まとめ

ここまで、Pythonの資格について解説してきました。

Pythonには、国内外にさまざまな資格が存在します。こうした資格取得は意味がないといわれていますが、実際には、就職や転職、スキルアップ、キャリア形成に役立つメリットが豊富です。

資格取得を目指すなら、参考書やオンライン講座、スクールなどで、基礎から知識を深めることが大切です。資格保有者になれば、データアナリストやAIエンジニア、Webエンジニアといったキャリアへの道が開けるかもしれません。

ぜひ、本記事でPythonの資格への理解を深めて、資格取得を目指してみましょう。