グローバル化が進み、海外とのやりとりを行う個人事業主の方も増えているのではないでしょうか。英語で「個人事業主」や「自営業」と説明する際に、なんて言えばいいかわからないと困ってしまいますよね。
そこで今回の記事では、「個人事業主」など働き方についての英語表記をご紹介します。
【今回の記事でわかること】
・まず日本語での用語の意味解説
・「個人事業主」「フリーランス」「自営業」の英語表記
・職種の英語表記
・「屋号」の英語表記
・「肩書き」の英語表記
「そもそも個人事業主とは?」「会社員で副業をしているけど個人事業主として開業をする必要があるの?」という疑問を抱えている方は以下の関連記事をご一読ください。
【関連記事】個人事業主とは?副業をしている会社員は個人事業主としての開業が必要?
まずは日本語での用語の意味を確認
英語表記を確認する前に、まずは簡単に日本語での用語の意味を確認しておきましょう。
個人事業主の定義
個人事業主とは、自ら独立した事業を行う個人のことです。
事業とは、反復・継続・独立という3つの要素を全て満たして行なっている仕事のことを言います。個人業主の大きな特徴は「独立」しているということです。独立とは、どこの組織にも所属していないことを指します。サラリーマンは会社という組織に属しているので、事業を行なっているとは言えません。また、継続して行う必要があるので、サラリーマンの副業も一時的である場合は事業にはなりません。
個人事業主と法人の違いは?
法人とは、法律により自然人と同じ権利義務を認められた組織のことです。株式会社・合同会社・有限会社・合資会社などのさまざまな種類があります。
個人事業主に比べて、法人の方が信用が得やすいなどのメリットがあります。また、設立時の違いとして個人事業は、税務省に「開業届」を掲出すればOKなのに対し、法人は登記などの作業や設立費用が必要です。
フリーランスの定義
フリーランスとは簡単にいうと、業務委託契約を結んで個人で仕事をする人のことを指します。
会社員と大きく違う点は、雇用契約ではなく業務委託契約を結ぶ点にあります。企業との雇用契約が存在しないため、勤務場所や労働時間に縛られず柔軟性のある働き方ができます。
おもにデザイナー・編集者・Webライター・プログラマー等の職種をしている場合が多いです。
個人事業主とフリーランスの違いは?
フリーランスと個人事業主の大きな違いは、「開業届」を出しているかどうかです。開業届を出した場合は、個人事業主とされます。
また、根本的な違いとして個人事業主は税務上の言葉であり、フリーランスとは働き方を指す言葉であるという違いがあります。
【関連記事】個人事業主とは?副業をしている会社員は個人事業主としての開業が必要?
自営業の定義
自営業は、自ら事業を営んでいることを指します。自分で店舗や事務所を持ち、会社員とは異なる働き方をします。農家や漁師、フリーランスのデザイナーなど自身で事業を営んでいる人は自営業者に該当します。
個人事業主と、自営業の違いとは?
個人事業主と自営業にはほとんど違いがありません。違いがあるとすれば、自営業は個人事業主よりも幅広い範囲を指すということです。
自営業の中に個人事業主は含まれますが、個人事業主の中に自営業は含まれません。自営業は、規模によっては法人化して事業を営む場合があります。一方で、個人事業主とは、法人化をせずに事業を営んでいることを指すので、会社を設立した場合は個人事業主となりません。
両者の違いについては、以下の表のように分かれています。
「個人事業主」の英語表記
個人事業主の英語表記についてご紹介します。
Sole proprietorship
個人事業主の英語表記の1つに「Sole proprietorship」があります。直訳すると、「個人事業の所有者」です。
この英語表記は、契約書などの公的文章で使われる場面が多いです。
Small business owner
従業員がいる個人事業主の場合、「small business owner」という表現を使う場合もあります。
Self employed
個人事業主は、大きな括りで見れば自営業に含まれるので、自営業を表す「self employed」を使用する場合もあります。
「フリーランス」の英語表記
フリーランスの英語表記についてご紹介します。
Freelance
フリーランスは英語でそのまま「Freelance」と表します。
フリーランス(Freelance)は、「Free(自由)」と「Lance(槍)」を組み合わせた言葉です。中世ヨーロッパ時代に、個人で雇われた兵士(兵士=槍を持って戦う人)がフリーランスと呼ばれていたことが起源とされています。
Freelancer
フリーランスとして働くことを選択した人のことを、「フリーランサー=Freelancer」と言います。
「自営業」の英語表記
自営業の英語表記についてご紹介します。
Sole proprietorship
「Sole proprietorship」は先ほど、個人事業主の英語表記でも紹介したように、「自営業、個人事業主」両方の日本語の意味を持ちます。
「proprietorship」とは所有権のことを指します。
self-employed / self-employment
自営業は、自ら事業を営んでいることを指すため、「self-employed」と表します。
職種の英語表記
ここでは、個人事業主等における具体的な職種の英語表記をご紹介します。今回は個人事業主の職種として多い、「デザイナー」と「アーティスト」についてご紹介します。
デザイナー=「Designer」
・ポスター・ロゴ等のデザイナー=「Graphic Designer」
・ウェブサイトのデザイナー=「Web Designer」
・商品のデザイナー=「Product Designer」
・工業製品のデザイナー=「Industrial Designer」
・衣装のデザイナー=「Fashion Designer」
・服の生地やカーテン・カーペットなどのインテリア素材のデザイナー=「Textile Designer」
アーティスト=「Artist」
・デジタルツールを駆使してWEBサイトやCMなどを作成する仕事=「Digital Artist」
・漫画家=「Comic artist」
・アニメーター=「Anime Artist」
・(日本の)漫画家=「Manga artist」(日本の漫画スタイルを使う場合は、「Comic artist」ではなく、「Manga artist」を用います。)
・画家=「Painter」
・油絵画家=「Oil painter」
・水彩画家=「Watercolor artist」
・イラストレーター=「Illustrator」
・写真家=「Photographer」
「屋号」の英語表記
個人事業主・フリーランスの屋号とは、簡単にいうと「ビジネスネーム」のことを指します。作家における「ペンネーム」、企業における「企業名」のようなものと考えれば良いです。
屋号は英語で「Business name」と言います。(「Trade name」、「Store name」という場合もあります。)
屋号の例
具体的な屋号の英語表記の一例をご紹介します。
・〇〇事務所=「〇〇 office」
・〇〇商店/屋=「〇〇 store」
・〇〇研究所=「〇〇 laboratory」
・〇〇デザイン=「〇〇 design」
【関連記事】個人事業主・フリーランスの屋号とは?必ずつけなければいけないの?
「肩書き」の英語表記
肩書きとは、名詞や印刷物などで氏名の近くに、添えて書く職名のことを指します。以下に肩書きの英語表記の一例をご紹介します。
肩書きの例
・社長 =「President/ Representative of Director 」
・副社長=「 Executive Vice President / Senior Vice President」
・代表取締役 =「Representative Director」
・取締役=「 Director」
・店長 =「shopkeeper / store manager」
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事では、「個人事業主」などの英語表記についてご紹介しました。本記事を読んで、海外との取引もスムーズに行えるようにしましょう。
みなさんの海外での活躍に、本記事が少しでも参考となれば幸いです。
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