[リモート型副業12選] 細かく分析|注意点や副業成功のコツも解説

副業

働き方改革や新型コロナウイルスの影響などもあり、近年ではリモートワークを活用した副業が注目されています。リモートワーク・テレワークであれば、働くために移動する手間もなく、自宅にいながら副業を行うことが可能です。また、成果に応じて報酬が確定するタイプであれば、自由な時間に働くこともできます。そのため、本業終わりやスキマ時間、休日などを活用して副業を始めるユーザーも増加傾向にあります。

また、リモートワークによる副業ニーズの高まりに伴い、企業側も依頼する案件が増えつつあります。パソコンやスマホ一つで出来る仕事も多く、経験やスキルを活かして副業で本業以上に稼ぐ人も少なくありません。

そこで今回は、リモートワークでおすすめの副業について、注意点や成功のコツなどとあわせて紹介していきます。

リモートワークでおすすめの副業12選

働き方改革をはじめIT技術の発展などに伴い、リモートワークで働ける仕事は増加傾向にあります。とはいえ、誰でも簡単に始められる一方で、案件によっては専門知識が求められるものも多くあります。

その中でもおすすめの副業について紹介していきます。

自分のスキルを活かせる副業

まず、自分のスキルを活かせる副業について紹介していきます。リモートワークで働ける副業には、IT技術が求められるものが多くあります。これらは、専門性が高いゆえに報酬も高くなる傾向にあるため、稼ぐ上でおすすめの副業です。

エンジニア

エンジニアは、プログラミング言語を用いてシステム開発やデータベース設計、アプリケーションの構築などを行う仕事のことを指します。また、サーバーやネットワークなどのインフラ周りを構築・整備・運用していく業務も含まれます。このように、企業のニーズによって案件は様々存在し、プロジェクト単位で企業と業務を遂行するケースが多くなります。専門性が求められるゆえに、報酬単価も高くなる傾向にあり、1件あたり30万円から50万円程度の報酬が得られるケースもあります。とはいえ、エンジニアといっても対応する業務範囲は広く、自身で対応しきれない領域のものも少なくありません。例えば、プログラミング言語も一つではなく、JavascriptやPHP、Pythonなど多岐に渡ります。データベースやサーバー環境も、一から構築する場合には相当の工数がかかる場合もあります。そのため、企業が求める意図と自分のスキルがマッチするのか見極めた上で、案件に取り組むことが重要です。

リモートワークで対応することも可能ですが、企業と連携を図る上で定期的にコミュニケーションを取る能力なども求められます。実際にエンジニアとして働く人の中には、主に中小企業やスタートアップ向けにウェブサイトの構築やカスタマイズ、特定機能の追加などを担当するケースが多くあります。収入としては、夜間や週末を中心に週15時間程度業務にあたり、月に30万程度稼ぐ結果につながっています。また、本業とは異なる新しい技術やツールに触れる機会が増え、やりがいを感じることも多いようです。

・実際にやっている人の声 27歳/男性 本職:ソフトウェアエンジニア

副業を始めたきっかけ 私は10年以上ソフトウェアエンジニアとして働いていますが、数年前から収入を増やすだけでなく、自分のスキルをさらに広げたいと考えていました。そこで、友人から副業としてのフリーランスの仕事を紹介されたのがきっかけで、副業を始めることにしました。 主に中小企業やスタートアップ向けにウェブサイトの構築やカスタマイズ、特定の機能の追加などを行っています。週に15~20時間ほどを作業に充てており、週末や夜間に作業することが多いです。
最初は時間の管理が大変でした。本業のプロジェクトが忙しくなると、副業の締め切りに間に合うか心配になることもありました。しかし、カレンダーアプリやタスク管理ツールを駆使して、スケジュールをしっかり管理することで、徐々に両立がうまくできるようになりました。 副業を通じて得られた最大の学びは、新しい技術やツールに触れる機会が増えたことです。本業では使用しないフレームワークやライブラリを使うこともあり、それが本業のプロジェクトでも役立つことがありました。また、クライアントとの直接のやり取りを通じて、プロジェクトマネジメントや顧客対応のスキルも向上しました。

アフィリエイター

アフィリエイターとは、自身のブログやホームページ上に広告主からのバナーを掲載し、そのクリックや成果に応じた報酬を得る働き方です。ITニーズの高まりに伴いアフィリエイト需要も増加し、収入アップを目指してホームページを運用するブロガーなども多くいます。

ただ、アフィリエイトによって収入を得るためには、自身のサイトにユーザーを訪れさせなければなりません。PV数が少なければ成果にもつながらず、報酬を得ることもできません。

そのため、いかに多くのユーザーが集まる魅力的なコンテンツを発信できるかが重要になります。

ある程度のユーザーが集まるまで、初動の面では工数や労力がかかりますが、一定の集客につながれば、安定した収入を得ることも可能になります。アフィリエイターとして活躍する方の多くは、マーケティングや投資、プログラミングなどの専門知識が必要な情報を中心に、過去の実績や経験とともに日々紹介するケースが多くあります。

その結果、広告収入として月に20万円程度稼ぐことができています。とはいえ、PV数が少なければ収益にはつながらず、月1万円未満の収入のケースも少なくありません。

ただ、中には専門性に特化して月100万円以上稼ぎだすユーザーもいます。

Webマーケター

Webマーケターは、企業のWebマーケティングにおいて最適な提案を行う仕事のことを指します。広告代理店や制作会社、Webコンサルティングを行う会社などに従事している場合には、そこでの実績や経験・ノウハウなどをもとに指南することで、企業から報酬を得ることが可能です。

Webマーケターとしての業務は、ホームページの運用から広告出稿・管理、SNS対応、SEO施策など多岐に渡ります。これらをクライアントとなる企業を訪れアドバイスするケースが多くありましたが、近年ではリモートワークによって対応することも少なくありません。

とはいえ、Webマーケティング施策に関しては常に変化し続けています。クライアント企業の業種や規模などによってもマーケティング要素は異なるため、コンサルティングによって収入を得るためには、最新情報にもとづく分析力や提案力なども求められます。数値やデータによって情報が可視化できるWebだからこそ、根拠のある提案を行うことで、クライアントから信頼を勝ち取ることができれば収入増加につなげることも期待できます。Webマーケターとして働くユーザーの多くは、過去に広告代理店や制作会社として働いていた際の人脈などをもとに一から企業に提案を行うケースが多くなります。中小企業やスタートアップ企業を対象に月5社程度コンサルティングを行うことで、50万円程度の収入につなげています。

いきなり大きな案件の受注は難しいため、小さな案件を徐々に広げていく提案力などが欠かせません。

とはいえ、コンサルによって企業の売上増加などにつなげることで、信頼感を強めることができ、やりがいも感じることができます。

投資家(株式・FX・暗号資産)

投資家とは、株やFX、暗号資産などに投資を行い、価値が上がったタイミングで売買することで収入を得る仕事のことを指します。投資対象には、先ほどの株やFX、暗号資産の他にも不動産や金、外貨なども対象に含まれます。

投資に関しては、国からのつみたてNISAの情報案内などもあり、個人であっても手軽に始められるようになりつつあります。

また、リモートワークやスマートフォン一つで展開できる利便性も投資を始めるユーザーが増加している要因の一つとして挙げられます。

とはいえ、一定の利益を得るためには専門的な知識やノウハウが求められます。必ずしも儲かるという訳ではなく、一つ間違えると損失にもつながるリスクもあります。そのため、収入につなげるためには十分リスクを考慮した上で検討していくことが重要です。

実際に副業として投資を行うユーザーの中には、月5万円程度の安定した収入を得るケースも少なくありません。とはいえ、いきなり5万円の収益を得るのではなく、まずは1万円、次に3万円などと目標を設定しながら利益を増やしていくことが多くなります。

また、不動産投資などでは家賃収入として毎月100万円以上収入を得るケースもあります。投資内容によってはすぐに効果が分かるものもあるため、まずは少額で試してみるユーザーも多くいます。

翻訳

翻訳は、外国語を日本語に翻訳したり、逆に日本語を外国語に翻訳する仕事のことを指します。グローバル化が進む昨今において、翻訳ニーズは高まりつつあり、特に英語や中国語などの需要が多い傾向にあります。翻訳の対象は、企業のホームページ用のコンテンツをはじめ、チラシやパンフレットなど用途は多岐に渡ります。翻訳専門のツールやサービスも多くありますが、これらは自然な言語にならないケースもまだまだあるため、人間による翻訳需要は高く、リモートワークであっても語学力を活かして収入につなげることが可能です。

また、中には医療や化学、法律などの分野における専門的な文章の翻訳案件もあります。このような翻訳業務では、語学力に加えて専門的な知識も求められ、その分だけ報酬も高くなる傾向にあります翻訳で働くユーザーの多くは、文章の翻訳だけでなく映像の翻訳にも対応しています。映像翻訳の方が文章翻訳よりも単価が高くなる傾向にあり、1時間程度の動画を翻訳する費用は10万円から30万円程度が一般的です。

納期はあるものの自由な時間に対応することができるため、外国語が得意な場合には特に苦に感じずこなすことが可能です。

自分のスキル+クリエイティブ性が求められる副業

続いて、自分のスキルに加えてクリエイティブ性が求められる副業について紹介していきます。クリエイティブ性が求められる仕事は、正解が無いケースが多く、その分だけ工数や労力がかかる傾向にありますが、一方で多くの収入につなげることも可能です。

Webデザイナー

Webデザイナーとは、企業のホームページ用のデザインや広告用のクリエイティブなどを作成する仕事のことを指します。パソコン一つで作成することができ、リモートワークの副業としても人気が高い仕事内容でもあります。

この案件は、クラウドソーシングなどを介して企業から受注することで対応可能です。作成するデザインやクリエイティブは、企業の売上や認知拡大などに影響を及ぼすため、目的やターゲット、ニーズなどをヒアリングした上で、効果につなげる制作物を作成する必要があります。

Webデザイナーとして活躍するためには、デザインに関する知識をはじめ、PhotoshopIllustratorといった専門ツールを使いこなすスキルなども求められます。また、デザインには正解が無いため、企業側が納得しなければ何度も作り直しになり、工数だけが発生してしまう可能性もあります。

効率よく収入につなげていくためには、企業と綿密な打ち合わせを持ちながら、適宜確認していくことも重要です。Webデザイナーとして活躍するユーザーは、主に中小企業向けに、ウェブサイトのデザインやリニューアル、バナー広告の制作などを週10時間程度かけて対応しています。

収入としては30万円程度が多くなりますが、実際にデザインしたクリエイティブが成果につながることで企業側との信頼が構築され、スキルアップとあわせ安定した案件を受注することが可能です。一方でフレームワークの構築などの際に食い違いが発生するケースもあり、コミュニケーション能力が問われることも少なくありません。

実際にやっている人の声  25歳/女性 本職:グラフィックデザイナー

副業を始めたきっかけ 私は広告代理店でグラフィックデザイナーとして働いていますが、ウェブデザインに対する興味が高まり、スキルを磨きたいと考えるようになりました。友人からウェブサイトのリニューアルを頼まれたのがきっかけで、副業としてのウェブデザインを始めました。 副業では主に個人事業主や小規模な企業向けに、ウェブサイトのデザインやリニューアル、バナー広告の制作などを手掛けています。週に10〜15時間程度、副業に充てており、平日の夜や週末に作業することが多いです。
最初の頃は、時間の管理が非常に難しかったです。本業の仕事が忙しくなると、副業に使える時間が限られてしまい、納期に追われることがありました。しかし、プロジェクト管理ツールを使ってタスクを細分化し、毎日のスケジュールに組み込むことで効率的に作業を進められるようになりました。 副業を通じて得られた最大の学びは、自分のデザインスキルが大幅に向上したことです。本業では主に紙媒体のデザインを担当していますが、副業ではウェブ特有のUX/UIデザインに取り組むことで、ユーザー視点を意識したデザインの重要性を学びました。 特に印象深かったプロジェクトは、地元のベーカリーのウェブサイトをデザインしたことです。オーナーから「ホームページを見て来店してくれるお客様が増えた」と感謝の言葉をいただきました。シンプルで使いやすいデザインにすることで、ユーザーの満足度を高め、ビジネスにも貢献できたと感じました。 一方で、クライアントの要望が明確でない場合や、頻繁に変更が発生する場合は苦労しました。これを解決するために、プロジェクトの初期段階で詳細なヒアリングを行い、ワイヤーフレームやプロトタイプを使って事前にイメージを共有するようにしています。また、契約書に修正回数の制限を明記することで、お互いの期待値を管理しています。

動画編集

YouTubeやTikTokなど、動画共有プラットフォームの普及に伴い、動画編集に関する仕事も副業として需要が高まりつつあります。動画編集では、企業が撮影した動画のカットやつなぎ合わせ、テロップ入れ、BGMの設定などを行います。こちらもWebデザイナーと同様にパソコン一つで展開できるため、リモートワークの副業として収入につなげるユーザーは多くいます。

また、企業からの受注以外にも、ウェディングムービーの作成や個人で活躍するYouTuberなどの手伝いなど、幅広い案件の依頼が多くあります。対応する秒数や編集レベルなどに応じて報酬単価は異なりますが、一般的に15秒程度の動画編集であれば3万円程度の収入を得ることが可能です。

とはいえ、こちらもクライアントのニーズを踏まえ作成する必要があり、編集方法には明確な正解が無いため、適宜確認しながら進めることが重要です。動画編集で活躍する方は、主に中小企業や個人向けにYouTube動画の編集を週10時間程度かけて実施するケースが多くなります。納期が短いケースもあるため、迅速な対応が求められますが、収入としては月30万円以上稼ぐことができます。

また、個人の場合には特に目的や意図が不明瞭な場合も多く、あらかじめイメージを共有しておくことで、効率よく納品につなげることが可能になります。

 

実際にやっている人の声  30歳/女性 本職:マーケティング

通信会社でマーケティング業務に携わる中で、プロモーションビデオやSNS広告動画の需要が増えていることに気付きました。もともと動画編集に興味があり、自己学習でスキルを磨いていたため、副業として始めることにしました。
主に中小企業や個人クリエイター向けに、プロモーションビデオやYouTube動画の編集を行っています。週に15時間程度、副業に充てており、平日の夜や週末に作業することが多いです。 体験談: 副業を始めた当初は、時間管理が難しく、納期に追われることもありました。特に、クライアントからのフィードバックを迅速に反映することが求められるため、柔軟な対応が必要でした。しかし、プロジェクト管理ツールを導入し、タスクを細分化することで効率的に作業を進めることができるようになりました。 副業を通じて最も大きな学びは、クライアントの要望を正確に理解し、期待に応えるスキルが身に付いたことです。また、新しい編集ソフトやエフェクトを試す機会が増え、技術的なスキルも向上しました。 特に印象に残っているのは、地元のイベント会社のプロモーションビデオを制作したプロジェクトです。クライアントから「動画のおかげでイベントの集客が大幅に増えた」とのフィードバックをいただき、非常に達成感を感じました。視覚的に魅力的なコンテンツを提供することで、ビジネスの成功に貢献できたことが嬉しかったです。 苦労した点としては、クライアントの要望が曖昧で、何度も修正が必要になる場合がありました。これを防ぐために、プロジェクト開始時に詳細な打ち合わせを行い、要望を明確に把握することを心掛けています。また、修正回数の制限や追加料金についても事前に合意しておくことで、お互いの期待を調整しています。

ライター

ライターとは、企業からの要望に応じて商品の紹介やサービスの訴求文章などを作成する仕事のことを指します。ある程度の情報をもらい、リモートワークにて文章化することで対応可能ですが、場合によっては現場にてインタビューやヒアリングを行うケースもあります。

一から文章を作成していくため、語彙力や文章力などが問われますが、未経験からでも始められるため、副業としても人気が高い仕事です。

また、近年ではホームページにおけるSEO対策として、コンテンツマーケティングと呼ばれる特定の情報に特化したブログやコラムがマーケティングにおいて重要視されています。その背景もあり、コンテンツ作成用にライター需要は高まっており、収入につなげるユーザーも増加傾向にあります。ただ、中には医療や法律など専門性が高いライティングを求められることもあり、その場合には文章力に加えて専門的な知識も欠かせないため注意が必要です。

ライターの案件は、レベル感に応じて報酬も様々存在します。活躍されている方でも、初めは短い文章を安い単価で請け負うケースが多くあります。一般的には1文字1円程度が多いため、5,000文字書いて5,000円を得る案件を月10本程度こなすことで、月5万円程度の収入を得ることができます。

ただ、その後に実績を重ねることで高単価の案件を受注できるようになると、ライティングのやりがいも感じやすくなり、効率よく収入につなげることも可能になります。

イラストレーター

イラストレーターは、Webデザイナーとは異なりWeb上に展開するイラストを作成する仕事のことを指します。企業のプロモーション用にキャラクターを作成したり、ロゴやアイコンなどを作成することもイラストレーターの仕事に含まれます。

また、昨今ではSNSの浸透などもあり、FacebookやInstagram用の素材を個人から依頼を受けるケースも少なくありません。デザイン力があればオリジナルのイラストによって収入につなげることができるため、リモートワークの副業としても人気が高い仕事です。

とはいえ、いくらイラストを作成しても企業や個人に気に入ってもらえなければ収入にはつながらないため、デザイン力とともに提案力や宣伝力なども求められます。イラストレーターとして活躍する方の多くは、スタートアップ企業などのロゴや広告用キャラクターをデザインするケースが一般的です。

経験や実績に応じて報酬が変わるケースが多く、未経験だと1件あたり1,000円程度なのが、経験を積むことで1件あたり1万円以上の収入につなげることも可能です。とはいえ案件受注のためにはコンペになることも多く、いかにクライアントのニーズをふまえた提案ができるかが重要となります。

YouTuber

YouTuberは、YouTube上にて専用のチャンネルを開設し、情報配信を行う仕事のことを指します。チャンネル数登録者数や動画の再生回数、視聴時間などが長ければ、プラットフォーム側から広告配信の対象となり、その広告視聴状況に応じて収入を得ることができます。

近年では小学生のなりたい職業ランキングにも登場するほどYouTuberは人気が集まり、多くのユーザーが日々何かしらの動画を配信しています。そのため、収入を得るためにはいかに話題性の高い動画を投稿し、多くのユーザーに視聴してもらえるかが重要になります。

とはいえ、YouTuberが飽和化している中において、後発で話題性を集めることは難しく、動画を撮影・投稿しても無駄に終わってしまうケースも少なくありません。安定した収入につなげるためには、戦略的に企画立案していくことが重要です。

人気のYouTuberともなると、月に稼げる金額は1000万円近くなるケースも少なくありません。そこまでいかなくとも、話題性を集めた動画を配信することで、月100万円程度稼ぐことも可能です。とはいえ、より興味を惹く動画を作成するためには毎日何かしらの動画を配信する必要もあり、見せ方よりも企画やネタを創出することが大変でもあります。

作曲・オンライン音楽講師

作曲・オンライン音楽講師とは、オンライン上で作曲したり音楽教師を請け負う仕事のことを指します。YouTuberに代表されるように、動画需要が高まることで、動画内のBGMも重要になります。そこで、BGMや効果音などをオリジナルで作曲依頼したいニーズが高まり、クラウドソーシング上にも多くの案件が募集されています。特に、企業用の動画においては著作権の問題もあるため、オリジナルの音源を作曲できれば収入増加につなげることも可能です。

また、新型コロナウイルスの影響もあり自宅期間が長くなった背景から、音楽を新たに趣味として始めたいユーザーが、音楽教師を求めるニーズも高まりつつあります。オンラインであれば、自宅から通う必要もないため、ギターやピアノ、バイオリンなどを中心に音楽教師を副業として活躍するユーザーも増えています。オンライン音楽講師の多くは、月謝制で生徒を集めることで収益につなげています。

指導する楽器にもよりますが、一般的に月謝は週1回の指導で1万円程度が多くなります。そのため、20人集めれば20万円の収入となります。

とはいえ、20人の場合には週20時間拘束されることになるため、副業としてどこまで対応できるかが重要となります。

3dモデリング/3dモデリング講師

最後に、3dモデリング/3dモデリング講師という副業もあります。3dモデリングとは、企業から依頼されたデザインやキャラクター、商品などを3D化する仕事のことを指します。

3D化は、3D化専用のプリンターなどがあればリモートワークでも対応することができます。企業側で3D化ニーズは単発であることが多く、それ用に機材を揃えることは無いため、外部に委託する上で案件は業種問わず多くあります。

また、3D化するためにはモデリング用にデータを用意する必要もあり、このデータ構築から対応する上でモデリング講師として活躍する道もあります。技術者として活躍することができるため、新しい分野で手に職を付けたいニーズも多く、安定した収入につなげることも期待できます。

3dモデリングは、企業からの依頼に対して報酬単価が異なりますが、一般的にはキャラクター1体を制作するにあたって3万円から5万円程度が多くなります。データさえあればプリンターが勝手に制作してくれるため、特に大きな手間が発生するわけではありません。とはいえ、企業からの単発ニーズが多いため、収入につなげるためには常に案件を求める必要があります。

リモートワークの副業を見つける方法

続いて、リモートワークの副業を見つける方法について紹介していきます。現在、リモートワークの副業は多岐に渡り、様々な場所で募集されています。業種によって特化しているケースもあるため、働きたい案件に応じて効率よく探していくことが重要です。

求人サイトで探す

まず、リモートワークの副業は求人サイトで探すことができます。近年では、副業ニーズの拡大もあり多くの企業が副業として働くユーザーを求め、様々な案件を募集しています。この求人サイトも、用途やニーズに応じて様々登場してきています。

例えば、広く多くの案件を募集しているポータル系のサイトから、IT関連の案件に特化したもの、主婦層向けの案件を多く紹介するサイト、リモートワークの副業専門のサイトなどもあります。このような中から自身の目的に応じた求人サイトに登録しておけば、効率よく案件を見つけることも可能になります。

自身を企業に売り込んで受注する

求人サイトで探す以外に、自身を直接企業に売り込む方法もあります。従来であれば企業への直接アプローチはハードルが高い傾向にありましたが、現在ではSNSなどを介して手軽にアピールすることが可能です。

過去の事例や制作物などをSNSに投稿していれば、企業側の目に留まり、逆に声がけしてもらう可能性も高まります。また、企業と副業を行うユーザーを結びつけるマッチングサービスなどを活用すれば、より自身のスキルや経験、ノウハウなどをアピールしやすく、効率よく案件を受注することも可能です。

ブログやSNSを通して声をかけてもらう

企業への売り込みと同じく、ブログやSNSで実績をアピールすることは個人からの案件依頼にもつながる可能性があります。例えば、ウェディングムービーなどの編集実績を、実際の動画付きで紹介していると、自分も同じような動画編集を依頼したいと考えるユーザーから声がかかる場合もあります。

とはいえ、ただ実績を掲載していたとしてもターゲットとなるユーザーに見てもらえなければ受注にはつながりません。そのため、ブログであればPV数などの集客増加、SNSであればフォロワー獲得などを意識しながらアピールしていくことが重要です。

知り合いなど身近な人から受注する

また、案件を受注するには知り合いの紹介も有効な手段です。リモートワークの副業では、意外と横のつながりで案件を受注しあうケースが少なくありません。

特に、IT業界においては人脈が受注につなげる上で重要になります。そのため、身近な人から声掛けを行い、人脈を広げながら案件を受注していくことも効果的です。

オンラインのフリーランスプラットフォームや仕事紹介サイトをチェックする

最後に、オンライン上にはクラウドソーシングなどの効率的に案件受注へとつなげるプラットフォームがいくつかあります。これらに登録し、募集されている仕事内容を日々チェックすることも効果的です。

リモートワークの浸透や副業ニーズの高まりに伴い、業種問わず様々な案件が日々クラウドソーシング上に集まっています。レベルに応じて報酬も異なるため、スキルに合った仕事を受注することで、収入増加につなげることも期待できます。

リモートワーク副業における注意点

次に、リモートワークの副業における注意点について紹介していきます。働き方改革などもあり、副業が主流になる昨今ではありますが、実施の際には以下の点を考慮しておく必要があります。

職場に副業可能かどうか確認する

多くの企業が副業に寛容になる昨今ではあるものの、中には企業として副業を禁止しているケースもあります。特に、リモートワークの場合には業務時間内にどのような業務を行っているかが不透明になりがちなため、副業をNGにしている場合が多くあります。

このような場合に副業を行うと、最悪の場合にはクビになる可能性もあります。そのため、副業を行う前にあらかじめ本業の雇用契約などを確認しておき、了承いただいた上で始めることが重要です。

体調面などで本業に影響の出ないようにする

また、副業は本業の就業後や休日などに行います。そのため、十分な休息時間が取れなくなり、体調を崩してしまう可能性もあります。寝不足や体調不良によって本業に支障が出るようであれば本末転倒です。特に、リモートワークであっても新しい案件などでは精神的なストレスや疲労がたまる傾向にあります。

そのため、本業とあわせ体調管理を万全に行いながら副業に取り組む必要があります。

チャットなどの連絡はこまめに返す

リモートワークの副業においては、専用のツールを活用しながら発注者と密にコミュニケーションを取る必要があります。この連絡を疎かにすると、いくら良い制作物を作成したとしても相手側に伝わらず、継続的な受注につながらない可能性もあります。

リモートワークの副業だからこそ、発注先との信頼関係が重要です。そのため、チャットやメールなどの連絡はこまめに返し、進捗状況などを適宜報告していくと効果的です。特に、副業の場合には本業のタイミングに相手方から連絡が入る場合もあります。チャットの状況などは定期的に確認する癖をつけておくと効果的です。

ポートフォリオを準備する

ポートフォリオとは、自身のスキルや実績、経験、ノウハウなどをまとめた資料のことを指します。
案件を受注するためには、企業や個人などのクライアントに対して自身を売り込む必要があります。

その際に、箇条書きにして訴求するよりは、一目で発注したいと思わせる資料があると効果的です。
発注者側も、案件を依頼するために日々多くのユーザーを選定しています。

そのため、発注者に響くポートフォリオをあらかじめ準備しておくと効果的です。

税金などの支払に注意する

副業を行う際には、税金などの支払いにも注意が必要です。企業に勤めている場合には、収入に対する税金処理は人事・経理などの部署が対応してくれます。

これに対し副業によって得た収入は、個人で税金対応しなければなりません。少額であればまだしも、収入が増えれば確定申告の対象となり、所得税や住民税などにも影響を及ぼします。

そのため、収入に応じて適切に対応していくことが重要です。

▼ 詳しい注意点に関してはこちらの記事も参考になります
副業を始めたい方必見|副業の基礎知識と注意点

リモートワーク副業において失敗しがちなこと

続いて、リモートワークの副業において失敗しがちなことについて紹介していきます。以下の要素は副業を始める際の注意点として押さえておくと効果的です。

マルチタスクができない

副業は、本業とは別に仕事をこなす必要があります。そのため、複数の仕事を同時に並行するマルチタスクができない場合には、副業が向かない可能性があります。

例えば、副業の中でもWebデザイナーとイラストレーターを同時に受注するケースもあります。似通った業種であればまだしも、翻訳と音楽教師のように異なる業種を同時にこなすには、マルチタスクの要素が求められます。

慣れない内にはあまり多くの案件を受注せず、一つひとつを確実にこなすことも考慮して対応していくことも重要です。

コミュニケーション不足

リモートワークの副業であっても、コミュニケーション能力は求められます。特に、進捗報告や不明点の確認などは、リモートワークの場合にはチャットなどで連絡を取り合う必要があるため、対面以上にコミュニケーションを取る必要があります。

このようなコミュニケーションが苦手な場合には、受注したとしても満足にこなすことができず、収入アップにもつなげられません。

スケジュールの衝突

また、副業の収入アップにつなげるためにはスケジュール管理も重要です。無闇に案件を受注しすぎてしまっても、納期に間に合わなければ相手方に迷惑が掛かり、継続した受注にもつなげられません。本業がある手前、副業に割ける時間には限りがあります。

そのため、納期を踏まえ対応可能な範囲を試算しながら受注していくことが重要です。

ワークライフバランスの偏りによるストレスの増加

本業と別に副業を行っていると、常に仕事に追われ休息時間や自由な時間が取れずに過ごすことが多くなります。

収入増加を目指すなど目的が明確化されていればいいですが、やみくもに仕事だけをこなす生活をしていると、ワークライフバランスを崩しストレスを感じやすくなります。リモートワークの場合では、特にオンオフの切り替えが難しくもなります。

そのため、体調面などとあわせバランスよく副業に取り組むことが重要です。

スキルや経験の不足

リモートワークの副業は、業種問わず様々な案件があります。得られる収入は案件によって異なるため、いかに高単価の案件を受注できるかが収入増加につなげるカギでもあります。とはいえ、高単価の案件は当然ながらスキルや経験などが求められます。

そのため、安易に受注しても対応できなければクライアントに迷惑を掛けて終わることにもなりかねません。

あらかじめ案件の詳細を確認した上で、自身で対応可能なものを選択しながら受注していき、その上で徐々にスキルアップにつなげると効果的です。

▼ 本記事では詳しく触れていませんが、保険の取り扱いについてはこちらの記事で紹介しています。
副業時の雇用保険はどうしたらいい?雇用保険についてやその加入条件、失業手当の注意点を紹介します!

副業成功のコツ

最後に、リモートワークの副業を成功に導くコツについて紹介していきます。以下の点を考慮しながら副業を進めることで、効率的に収入増加へとつなげることが期待できます。

定期的なチームミーティングや週次の進捗報告を行う

失敗しがちな要素でもふれたように、リモートワークの副業では定期的なチームミーティングや週次の進捗報告といったコミュニケーションが必要不可欠です。気になる点や不安なことを先送りにすると、一から作り直しなど余計な手間が増えることにもなりかねません。

納期を踏まえ適切に対応していく上でも、発注先とこまめな連絡を取ることが重要です。

オンラインコースやトレーニングプログラムを受講

副業による収入アップにつなげるためには、高単価の案件を受注していく必要があります。とはいえ、高単価の案件は専門的な知識やスキル、経験などが求められます。

これらを身につけるためには、オンラインコースやトレーニングプログラムを受講することも効果的です。実績としてポートフォリオに組み込むことができれば、より案件を受注しやすくもなります。

自己管理をする

また、収入アップには体調面や精神面における自己管理も重要です。リモートワークでは特に、仕事をこなすことに手一杯になり、体調を崩してしまう可能性もあります。

体調不良によって本業に支障をきたすようであれば、収入アップどころではありません。ワークライフバランスを意識し、効率よく副業に取り組むことが重要です。

新しいことにチャレンジする気持ちを持つ

最後に、新しいことにチャレンジする気持ちを持つことも重要です。リモートワークの副業は、常に同じ案件や発注先ではなく、毎回異なるケースが多くなります。人間関係や仕事におけるルール・レギュレーションなども異なるため、常に新しい気持ちで取り組む心掛けが求められます。

その中で、良好な関係性を築くことができれば、自然と収入アップにもつなげやすくなります。

自分に合った選択をしよう

リモートワークの普及に伴い、自宅で副業を始めるユーザーは増加傾向にあります。空いた時間を有効活用できれば、本業の給料以外に収入増加につなげることも期待できます。とはいえ、むやみに副業を始めてもスキルが足らずに納品できずに終わる可能性もあります。

また、受注しすぎることでワークライフバランスを崩し、本業にも影響を及ぼすケースも少なくありません。リモートワークの副業は、業種問わず様々存在します。

今回紹介した内容も参考に、自分に合った副業を選択し、納期を踏まえ体調面などとも相談しながら適切に対応することで、効率的に収入増加へとつなげていきましょう。

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この記事の監修者SOKKIN MATCH事業責任者/坂口 綾太
SOKKIN 人材支援統括本部/本部統括:坂口綾太 株式会社SOKKIN 執行役員

2019年に株式会社サイバーエージェントに新卒で入社し、歴代最速でシニアアカウントプランナーに昇格。人材・不動産業界マーケを経験し、株式会社サイバーエージェントTOP3顧客になる不動産企業様にて責任者を担当していた実績を持つ。2024年、株式会社SOKKIN入社後、SOKKIN 人材支援統括本部/本部統括に従事。

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